360°動画で疑似体験! 後部座席のシートベルト非着用、水没時の対処方!

360°動画で疑似体験! 後部座席のシートベルト非着用、水没時の対処方!

交通事故を起こしてはならないと、ほとんどのドライバーが気をつけながら車を運転している中、他人の不注意による事故や対策のしようがない災害などに巻き込まれてしまうリスクは決して低くありません。本記事ではそんな時に使える知識を学べる360度動画を紹介します。


JAFで公開中のVRで見る交通事故、疑似体験動画

車は運転する際も、同乗者として乗る際も常に危険と隣り合わせです。しかし、私達は実際に事故を経験することがないため、万が一のことを考えると不安になある、はずです。

そんな不安感を解消できるよう、JAFは衝突事故と水没事故をVR動画で体験できるようYouTube上に動画が投稿されました。今回はそれらの概要を説明しながら紹介します。

シートベルトの着用で後部座席での被害が軽減

運転する際、運転手と助手席に座る人は必ずシートベルトを着用しなくては危険だということはほとんどの人が共通して感じていることでしょう。しかし、それと比べて後部座席に座る時のシートベルトの無着用がどういった結果をもたらすか、着用が義務付けられたとはいえ想像しにくいというのが実情ではないでしょうか?

JAFは、ダミー人形を乗せた車に360度動画を作成するための特殊カメラを設置して実験を行い、その映像を公開しました。

※PC視聴の際は、マウスをドラッグしながら動かすことで視点を変えて視聴することが可能です。

動画の序盤は、実際にドライブレコーダーに写った接触事故の瞬間を捉えた映像が流れます。その後JAFの実験映像が流され、車の外部と内部から見た光景が分かり易くスローモーションで再生されます。

後部座席もシートベルトは締めましょう。

後部座席のシートベルトの着用が義務付けられてはいますが、JAFと警察庁が2016年10月に合同で行ったシートベルトの着用状況全国調査では、一般道路で36.0%、高速道路で71.8%と2002年の調査開始依頼、過去最高となる着用率となったようですが、一般道での着用は依然として3割程度の着用なので決して高いとは言えません。

動画や画像でも見ていただいたように、後部座席であろうとシートベルトの着用と非着用では万が一の交通事故の際の差が歴然です。義務付けられているからというのはもちろんですが、自身の身を守るためにも絶対にシートベルトは着用するようにしましょう。

車の水没時の脱出方法が明らかに!

アクション映画やテレビゲームで主人公が運転している車が海に水没し、格好良く脱出するシーン。誰もが一度は観たことがあるのではないでしょうか。しかし実際に自身が運転する車が水没した際、同じような方法で脱出できるかと問われると、経験したことのない人が圧倒的多数であり、簡単には脱出できないと思うでしょう。

近日、突然のゲリラ豪雨でによって冠水した道路に車が入って水没してしまうという事故が全国で多発しています。車が水没すると中はどのような状態になるのか、車内に閉じ込められてしまった場合にはどのような手段を取れば良いか、その術を知るための訓練などを受けていない私達向けに、JAFは助手席視点で水没する車内を360°見回すことができるVR動画をYouTube上にアップロードしました。

こちらの動画は二部構成になっており、一つ目は助手席から見た光景と共にどういった状態になっていくか解説する字幕が含まれている動画、二つ目は360度見渡せる映像のどの方向を見るかアナウンスを受けながら水没時の状況を丁寧に説明してくれる動画となっています。

VRで見る、助手席から見た水没時の車内映像

まず動画は、冠水した道路に向かって発進するところから動画が始まります。同時にフロントガラス上にタイマーが表示されて時間計測がスタートします。これは実際に水没後何分ぐらいでどういった状況になるか分かり易くするために加えられたようです。

冠水路に入ってから5秒で車体は浮力で浮き上がります。そしてその直後にハンドルとブレーキが効かなくなり、車をコントロールする機能を全て失う状態に。実験開始から1分半が経ち、車体はエンジンの重さによって前方が沈み、傾き始めます。この時、既に車体外部から加わっている水圧によって、ドアは成人男性の力でも開かないくらいになってしまいます。そして30秒も経たない間に車体の隙間から水が浸水し始め、運転手の足元に次第に水が溜まっていきます。

詳しくは下記の動画をご覧下さい。

※PC視聴の際は、マウスをドラッグしながら動かすことで視点を変えて視聴することが可能です。

実験開始から5分経過した時点では、運転手の胸辺りまで水が侵入してきている状態となり、車内の水が加わったことで車体の浸水がペースアップしていきます。ドライバーは、この時運転席側の窓を特殊な道具を使用して浸水した車両から脱出を試みます(この道具については「解説編」の段落で説明してあります)。

また、窓ガラスを割る前にシートベルトを外し速やかに脱出できる準備をするよう字幕によって指示されます。そして窓ガラスが割れた瞬間大量の水が車内に侵入し、どうしてシートベルトを外すよう指示されたかがはっきり理解できるような状態になります。

水没開始から約6分半の時点でドライバー役のスタントマンは車から無事脱出。また最後に冠水路には絶対に入らないよう字幕によって警告されて動画は終了します。

VRで見る、水没した車からの脱出方法!解説編

二つ目の動画は先ほどの一つ目の動画の字幕による説明に加え、脱出方法をステップバイステップに説明する動画となっています。音声は360度映像のどの方向を見るようにと指示するだけでなく、閲覧者に分かり易くするために見て欲しい窓がハイライトされるように設定されています。

そして、動画の途中で何度か小さなウィンドウが表示され、車体が外部から見てどのようになっているかを説明するための映像が流れます。詳細は下記の動画を閲覧下さい。

※PC視聴の際は、マウスをドラッグしながら動かすことで視点を変えて視聴することが可能です。

緊急脱出用ハンマーは備えておくべき!

ちなみに、スタントマンが脱出する際、緊急脱出用ハンマーという道具が使われています。先端は安全ガラスを簡単に割ることができるような形に設計されており、反対側はシートベルトを素早く切断できるカッターになっています。

しかし、動画内でも指摘されているように、シートベルトを着脱する余裕があるのであればカッターに頼らず速やかに外した方が良いでしょう。価格は道具の大きさによって異なっていて、安いもので300円程度、高いもので3500円程で購入することができるようです。

お住まいの近くに冠水しやすい道路がある方は、念のため緊急脱出用のハンマーを備えておくべきかもしれません。

また、車内での保管場所も緊急時にすぐ使用できるようトランク内などに保管するということはせず、運転席から手の届く範囲に保管することをオススメします。

下記の動画では、脱出用ハンマー以外の道具(小銭を入れた袋やビニール傘など車内にあるようなもの)を利用して窓を割ることができるのかを検証した動画です。

動画を見ていただいてもわかるとおり、脱出用ハンマーも備えておくべきといえるでしょう。

最後に

万が一の交通事故や、自然災害。JAFの動画を見ていただいてもお分かりいただけると思いますが、後部座席のシートベルト着用(義務ですが)や、緊急脱出用ハンマーの備え。簡単な備えで万が一の際の被害を軽減することが可能です。

「備えあれば憂いなし」、「腹水盆にかえらず」というごもっともな諺にもあるよう、万が一のことが起きてから後悔しても「時既に遅し」です。そんなことにならないよう万が一に対しての備えはしっかりとするようにしましょう。

JAFに関連する記事はこちらから

今回紹介した動画以外にも、JAFでは多数の動画やアンケートなど、とても興味深い調査などを行っています。レスポンスチャンネルでもいくつかを記事にまとめていますのでご覧下さい。

運転マナーが悪い都道府県ランキング!1位は・・・

http://matome.response.jp/articles/103

2016年の6月15日から30日の16日間、JAFのホームページ内で実施されたアンケート結果です。お住まいの都道府県の運転マナーランキングは・・・!?

【動画も話題】岡山は日本一ウインカーを出さない県!?運転マナー…

http://matome.response.jp/articles/475

こちらの記事では、2016年の6月15日から30日の16日間、JAFのホームページ内で実施された交通マナーに関するアンケート結果を、「ウインカーを出さない車が多い」といった質問別に分けランキング化しました。話題になっている岡山トヨペット作成の動画も合わせて掲載します。

9割以上が守っていない交通ルール!?信号のない横断歩道について

http://matome.response.jp/articles/658

2017年6月9日から、JAFが「信号機のない横断歩道における実態アンケート調査」を実施しています。2016年6月に実施された交通マナーに関するアンケートでも取り上げられていた問題ですが、「横断歩道」に関する法律・ルールを再度知っていただくと共に、関連するデータ等を記事にしています。アンケート結果も随時反映します。

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