【破壊的価格】世界一安い車「タタ・ナノ」衝突安全テストで失格の烙印!?

【破壊的価格】世界一安い車「タタ・ナノ」衝突安全テストで失格の烙印!?

世界一高い車も気になりますが、同じくらい世界一安い車も気になりませんか?世界で一番安い車、と呼ばれている車が「タタ・ナノ」です。このタタ・ナノ、実はインドの衝突安全テストに失格していたというから驚きです。今回はそんなタタ・ナノについてまとめてみました。【7月18日更新】


世界一安い車、あなたは知ってる?

タタ・ナノ

タタ・モーターズ公式サイトはこちら(英語です)

みなさんは、「タタ・ナノ」という車の名前を耳にしたことがありますか。

この、タタ・ナノとは、インドの大手自動車メーカー、タタ・モーターズから2008年より発売されている車です。

この、タタ・ナノが一躍有名になった理由。
それは。

破壊的な価格にあります。

2008年に発売された当初は、10万ルピー(当時のレートで約28万円ほど)で販売されることが決定しました。

タタ『ナノ』がジュネーブモーターショーで欧州デビュー。インドの自動車メーカー、タタ(TATA)がリリースした超低価格車。価格は2500ドル(約28万円)で、インドの国産車最安値の半分の値段だという。

一瞬、「あれ…。ゼロ一つ足りない…?」と思わせる驚きの安さですよね。

世界一安い車、タタ・ナノの全貌を暴く!!

約28万円という値段を聞いて、次に気になるのはその外見と中身。

この価格で購入できるタタ・ナノは本当にきちんとした車なのか?

というわけで、2008年のジュネーブモーターショーでのタタ・ナノの画像を見てみたいと思います。

なんでしょうか、割とかわいらしいというか…思った以上に普通の車ですよね

前から見るとこんな感じ

少し、タイヤが小さい印象です

ちゃんとTATAの文字が

世界一安い車、タタ・ナノ。気になるスペックは?安全装備がつかないってほんと!?

■サイズ:全長3.1m×幅1.5m×高さ1.6m(日本の軽自動以下のサイズ)

■重量:約600Kg

■エンジン:アルミ製の623cc・2気筒
(マルチポイント式のインジェクションを採用・24.6kW(33.5PS)を発揮)

■最大出力:35ps/5250rpm

■最大トルク:4.9kgm/3000rpm

■トランスミッション:4速MT

■駆動方式:RR(リアエンジン・リアドライブ)

■グレード:「スタンダード」「CX」「LX」の3グレード

グレード別の仕様の違いですが、最もベーシックな「スタンダード」はボディカラーが3色。
シートはモノトーンで後席は折り畳みが可能です。

「CX」はボディカラーの選択肢がなんと5色に増えます!そして、エアコン&ヒーター、ツートンシート、リアヘッドレスト&シェルフ、ブースターブレーキが装備されます。

最上級の「LX」はボディ同色バンパー、ファブリックシート、パワーウインドウ&集中ドアロック、フォグランプ、リアスポイラー、カップホルダー、電源ソケットなどが標準装備されるそうです。

グレード別の仕様から推測するに、エアコンとヒーターが「スタンダード」にはついていないようなので、そうなると暑い夏や、寒い冬での運転は厳しいかもしれませんね。

また、驚きなのが、エアバッグやABSなどの安全装備もオプションだという点。

さすがに、オーディオなどがオプションになるのは仕方ないにせよ、エアバッグやABSは標準仕様にしてもよかったような気がします。

エンジンはわずか600kgのボディには十分なスペックで、0-60km/h加速8.3秒、最高速105km/hを実現。環境性能も高く、燃費はインド国内ガソリン車で最高の23.6km/リットル。CO2排出量はインドでは最も少ない101g/kmを達成した。インドの排出ガス基準、BS-IVにも適合している。

タタ・ナノのスペックをより知りたい方はこちら

そもそもナノは本当に走るのか?って不安な人はこの動画をどうぞ

タタ・モーターズが公開しているこちらの動画を見る限りでは、軽快に走っている模様です。

また、2012年のCMを見て、大の大人4人がちゃんと乗車できているという点に感動しました。
(少し狭そうではありますが)

【実際の乗り心地はどうなの?】世界一安い車! タタ・ナノに乗ってみた感想は?

鮮やかなイエロー

質感は値段相応。値段を考えればむしろ良くできていると考えるべきだろう。リアエンジンでホイールベースを長く取っている上に高く座らせる工夫をしているだけあって居住性はなかなか。三菱『アイ』並だ(明らかにアイをパッケージングの元ネタとしている節がある)。

だが、本家と明らかに違う点は、現代の安全基準では通用しないであろう異常なドアの薄さ・軽さだ。この軽さからしてドアビームなどというものはないに違いない。

もっと詳しく試乗感想を知りたい方はこちら

【驚愕の低価格】タタ・ナノ、驚愕の価格に対する周りの反応

鈴木修氏

インドのタタ・モーターズが開発した「28万円」の超廉価車『ナノ』について、スズキの鈴木修会長は24日東京で行った新年会見の席上「(報道を通じて)見た感じは立派な車、さぞかし売れると見ている。」とコメントした。

ただ、クルマの価格破壊になるのかという質問に対しては「そういうことにはならない」と述べた。その理由として「世界的な環境や安全規制、さらには原材料の高騰にどう対処していくかという課題がある」と説明した。

タタ・ナノが鈴木修会長からもかなり注目されていたことがわかりますね。
(文章は2008年のもの)

東洋経済新報社から発売されている『週刊東洋経済』では2008年にタタの特集が組まれました。

『週刊東洋経済』 5月24日号
価格:570円 発行:東洋経済新報社

新興小型カー大解剖! なぜ28万円でクルマがつくれる?/世界同時大転換/自動車革命(表紙より)。世界中に衝撃を与えたタタの小型経済車『ナノ』を軸に『週刊東洋経済』が大特集を組んでいる。独自に分析したタタのコスト構成や各社の姿勢が興味深い。

【悲報】タタ・ナノ、インドの衝突安全テストに失格していた…

ぐしゃっといっています

超低価格の車、ナノ。

このナノが、インドの衝突安全テストに「失格」しました。

これは2014年の1月31日、英国に本拠を置くグローバルNCAPが明らかにしたものです。

インドで初の公的な衝突安全テストを、インドで人気のコンパクトカー5車種を対象に実施したところ、ナノは失格に。

実際に衝突テストの動画をご覧ください

今回、行われた衝突テストは、前面衝突のみです。

実施されたのは64km/hで、バリアに車両の前面の40%をぶつけるオフセット衝突テスト。
前席乗員(大人)の保護性能と、後席のチャイルドシートの子どもの保護性能を、5段階で評価しました。

タタ・ナノの結果は、前席乗員の保護性能と、後席のチャイルドシートの子どもの保護性能ともに、5段階評価で最低のゼロ星…。

インド初の衝突安全テストに、失格という結果に終わりました。

タタ・ナノの問題だった点は、やはりエアバッグが未装備なところでした。

価格をおさえるために、不必要なものはすべて取り払ったタタ・モーターズですが、安全面はもう少し注力すべきでしたね。

今後の改善に期待です。

そして、2014年には上級モデルのナノ・ツイストが登場!上級とはいえ相変わらず安さに定評アリ

世界一安い車として誕生した小型自動車『ナノ』ですが、2014年に満を持して上級仕様にあたる『ナノ・ツイスト』が発売されました。

気になる価格は、23万6000ルピー(約40万円)です。
ナノに比べると、二倍近い値段設定のため、少しお高い気がしますが、しかし、小型乗用車が40万円。

とてもお求めやすい価格となっています。

大きく変更されたのは、装備類。

従来なかった電動パワー・ステアリング(EPS)やエンジン・コントロール・ユニット(ECU)が新しく搭載、インテリアはダッシュボードのデザインが一新されました。

また、平均燃費計やLEDの燃料計/水温計なども装備されています!

ナノ・ツイスト ダッシュボードが一新されました!

また、2015年には最新のGenX Nanoが発売されました。

【余談】本気出しすぎィ!?タタ ナノに純金仕様!値段はおよそ3億超!?

2009年7月、日本円で約20万円の価格を引き提げてインドで発売されたタタモーターズの超低価格車、『ナノ』ですが。

同車に、日本円で3億6000万円という純金仕様が発売された過去があったなんて、知っていましたか?

・・・・・・・・・・・・・オオウと思わずうなってしまう価格です

物理的に目がまぶしい

ぴかぴか~

この純金仕様、タタモーターズ自身が製作したワンオフモデルという点が注目できます。

インド財閥のタタグループは、傘下にタタモーターズだけでなく、宝飾専門店の「GOLDPLUS」ブランドを擁しており、このGOLDPLUSの純金が、ナノのデコレーションに使われたそう。

この純金ナノ、19日にインドのムンバイにおいて、タタグループのラタン・タタ会長によって初公開。

その車体には80kgの純金のみならず、15kgの銀、エメラルドやルビー、真珠など、ありとあらゆる宝飾品が散りばめられました。

その推定価格は、2億2500万ルピー(約3億6000万円)以上だったんだとか。

本気出しすぎです。

【悲劇】タタナノ、ただ頑張ってただけナノに…14万台に不具合

しょんぼり

インドのタタモーターズが、日本円で約20万円というプライスで販売している超低価格車、『ナノ』。

なんと14万台以上も不具合があったこと、ご存知でしたか!?


これは当時、タタモーターズが明らかにしたもの。
同社の発表によると、ナノのスターターモーターに品質上の不具合があり、同社はこれを改修部品と無償交換する対応を行っていました。

対象となるのは、2009年から2011年11月のマイナーチェンジ時までに生産されたモデルで、トータル14万台以上に及びました。

この14万台という数字、インド国内で1回に無償交換される台数としては、例を見ない規模とのこと。
タタ ナノ、超低価格で頑張っているがゆえに、とまでは言いませんが、いろいろと大変だったんですね…。



今回は世界一安い車、タタモーターズの、ナノについてまとめました。

2014年には社長のカール・スリム社長が亡くなったり、経営不振に陥ってしまったりと、ここ数年は激動のタタモーターズですが、新たなタタ・ナノが発売される日を心待ちにしています。

個人的には、安全面がもう少し考慮されると嬉しいです。

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