ジャガーのXFにステーションワゴンタイプが登場・発売は2018年1月から

イメージモデルの錦織圭氏とジャガーXFスポーツブレイク
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ジャガーのEセグメントセダンに分類される『XF』にステーションワゴンタイプの『XFスポーツブレイク』を追加し、2018年モデルとしてサルーンと並行して導入することを発表しました。
納車予定は2018年1月下旬から2月上旬の予定です。

■ジャガー返り咲きの一手。XFスポーツブレイク

ジャガーXFは、「ダイナミックラグジュアリーサルーンであり、多くの賞を受けているクルマだ」と同社代表取締役社長のマグナス・ハンソン氏は語りました。
そこに、今回登場したXFスポーツブレイクを投入することで、「大切なプレミアムセグメントに返り咲く」と意気込みを語っています。
そのポイントは、「洗練されたスタイルを求め、ダイナミックさも求める。静けさを求め、パフォーマンスも求める。スペースを求め、スポーティーさも求めるなど、あらゆる望みを叶えるジャガーだ」とのこと。
■ジャガーが今、XFスポーツブレイクを投入する理由とは

ジャガーが今、あえてXFにスポーツブレイクを導入した理由とは一体何なのでしょうか。
同社マーケティング・広報部プロダクトマネージャーの佐藤健氏によれば、「メルセデス『Eクラスステーションワゴン』やBMW『5シリーズツーリング』が属する市場がとても活性化しているからだ」とのこと。
また、「20年から30年前のステーションワゴンブームの時から、ずっとステーションワゴンを乗り続けている多くの人たちがいる。その人たちは使い勝手などからこのクラスでないと満足してもらえない。そこでジャガーはXFスポーツブレイクを投入した」と説明しました。
しかし、日本市場で、Eクラスや5シリーズのユーザー層を見ると、その多くが基盤客で占められてる。そこに打って出るのはかなりのリスクがあるようにも思う。佐藤さんはその点は認め、「ほぼ8割が自車内の代替えだ。しかし、裏を返すと2割の人が流動しているということ。そこに間違いなくチャンスがあると見て狙ったのだ」ともコメントしています。
改めて知りたい! ジャガーXFとは

ジャガー XF S
高級自動車メーカーであるジャガー(現在、インドのタタ自動車の子会社)が手掛けるのが、ジャガーXF。Eセグメントセダンです。
初代XFは、2009年に発売されました。
2015年より2代目が販売されています。
■ジャガーXF 基本スペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,965×1,880×1,455mm(ホイールベース:2,960mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,760kg | |
燃費 | JC08モード:16.7m/L | |
エンジン種類 | 4気筒 180PS ターボチャージド クリーンディーゼルエンジン | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 180 (132)/4,000 | |
最大トルク(N・m/rpm) | 430/1,750-2,500 | |
タンク容量 | 66L | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 8速オートマチック | |
価格 | 6,150,000円 |
■ジャガーXF 試乗記

新型のXFは先代に比べてホイールベースを10mm短縮、全幅は5mm拡大、全高は5mm短縮された。対してホイールベースは50mm延長されている。搭載されるガソリンエンジンは3リットルのV6スーパーチャージャー付きで340馬力/450Nmの最高出力/最大トルクを誇る。エンジンはしっかりと低速トルクがありながらも、高回転まで気持ちよく吹け上がるフィーリングでジャガーのキャラクターに合っている。
スポーティでありながら、ジェントルでコンフォートな部分もしっかり持っているXF Sは私たちが持っているジャガーに対する先入観…つまりジャガーはかくあるべきという期待に応えてくれるのがXF S。車両本体価格は1000万円オーバーだが、ジャガーらしいジャガーが欲しければ妥当な金額だ。
■ジャガーXF 2018モデル受注開始!!

ジャガーXFですが、2018年モデルの受注を11月27日より開始しています。
2018年モデルでは、自社で手がけた2リットル直列4気筒「INGENIUMガソリンエンジン」3種類(最高出力200ps、250ps、300ps)を新たに導入しました。
また、最高出力180ps、最大トルク430NmのINGENIUMディーゼルエンジンを搭載した「ピュア」と「プレステージ」には全輪駆動(AWD)モデルが加わり、全13機種をラインアップしているとのこと。
機能面も大幅に改良し、インフォテインメントシステム「インコントロール タッチ」には、オプションで通信機能を新たに導入しました。
また、ドアロックや解除、エアコン操作、走行履歴や車両状態の確認などをスマートフォンで遠隔操作できるほか、緊急時にはスマートロードサイドアシスタンスやSOS緊急コールに繋ぐことが可能になります。
安全面では、歩行者検知機能が付いた自動緊急ブレーキ(AEB)のほか、サラウンドカメラシステムを強化したフォワードトラフィックディテクション、車線変更時の衝突回避をサポートするブラインドスポットアシストを新たに採用しています。
さらに2018年モデルでは「XFスポーツブレイク」をラインアップに追加。
最大1700リットルを確保するラゲッジスペースに加え、セルフレベリング機能付リアエアサスペンションや室内空間を快適に保つイオン空気清浄機能、軽く手を振るだけで開閉可能なジェスチャー・ルーフブラインドなど、最新のテクノロジーを多数採用します。
■ジャガーのXF 2018年モデル、気になる価格は価格は605万円から

ジャガーXFの2018年モデル、気になる価格は605万円から1147万円と発表されています。
最後に
「コンパクトSUVのジャガー『Eペイス』や、来年後半にはエレクトリックパフォーマンスSUVの『Iペイス』も控えている」と、ハンソン氏はジャガーの今後についても語っていました。
海外車、というとやはりドイツ車や、ランボルギーニやアルファロメオなどで有名なイタリア車などを思い浮かべてしまうかもしれませんが、イギリス車だって負けないですよ。
ジャガーの今後に期待しましょう!!!