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販売台数からみる2017年の自動車業界【登録乗用車編】

販売台数からみる2017年の自動車業界【登録乗用車編】

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が11日に発表した、2017年12月および2017年の車名別販売台数は、トップがホンダの「N-BOX」で、2位のトヨタ「プリウス」に大差をつけたものでした。そこで、その詳細と、ベスト10以外の気になる車種にもスポットを当ててみたいと思います。まずは【登録乗用車編】からです


トヨタ車がトップ3を独占した2017年12月度

12月度第2位 トヨタアクア

第3位 トヨタヴォクシー


12月度ランキング

1位 プリウス 12,175台 (前年比95.3%)
2位 アクア 11,660台 (前年比101.8%)
3位 ヴォクシー 7,545台 (前年比106.3%)
4位 ノート 7,475台 (前年比60.3%)
5位 シエンタ 7,307台 (前年比75.8%)
6位 フィット 7,104台 (前年比114.2%)
7位 カローラ 6,715台 (前年比121.1%)
8位 ヴィッツ 6,619台 (前年比128.4%)
9位 タンク 6,458台 (前年比108.9%)
10位C-HR 6,421台 (前年比138.0%)

12月の販売台数ランキングでは、102,1751台でトヨタの「プリウス」トップ。2位は「アクア」、3位「ヴォクシー」となり、トヨタ車がトップ3を独占しました。トヨタは、この3車以外にも、5位に「シエンタ」、7位に「カローラ」、8位「ヴィッツ」、9位「タンク」、10位「C-HR」が入り、トップ10中、8台を占めることになり、トヨタ車以外では4位の日産「ノート」、6位のホンダ「フィット」が入ってだけという結果です。

9月までは「プリウス」や「アクア」とトップ争いを繰り広げてきた「ノート」は、検査不正問題による出荷停止の影響からまだ回復していないことと、ブランドの失墜による日産離れに歯止めがかからず、5,648台に留まった「セレナ」とともに、トヨタ車のトップ3独占をゆるした要因となっています。

11位~20位  「N-BOX」ヒットの陰に、割を食った「フリード」

第13位 ホンダフリード

11位ルーミー 6,378台(前年比104.6%)
12位セレナ 5,648台 (前年比93.1%)
13位フリード 5,493台(前年比61.9%)
14位デミオ 5,161台 (前年比140.1%)
15位 ノア 4,768台(前年比110.0%)
16位 インプレッサ 4,635台(前年比106.7%)
17位 ステップワゴン 4,607台(前年比166.3%)
18位 ハリアー 4,028台(前年比88.3%)
19位 エクストレイル 3,888台(前年比101.0%)
20位 パッソ 3,793台(前年比72.0%)

もう一台、トヨタの独占状態を許したのがホンダの「フリード」です。10月まではコンパクトミニバン唯一のライバルであるトヨタ「シエンタ」を完全に抑えてベスト10の常連だったのにかかわらず、11月度から販売台数が失速。
「フリード」自体のマイナス要因も、「シエンタ」のプラス要因もないことから、原因は、大ヒットを続ける同社の軽ハイトワゴン「N-BOX」だと思われます。

ユーザー層の被る「N-BOX」に「フリード」を検討する層が、話題の「N-BOX」を見て、「こっちもいいかも」と流れていったことは容易に想像がつきます。

その他、ホンダの「ステップワゴン」が、17位ながらも前年比166.3%と大幅に伸びて「ノア」にせまっています。ハイブリッド車が追加設定された「スパーダ」の人気も高く、ホンダセンシングの標準装備化とともに、シリーズをけん引しています。

マツダの「デミオ」も、前月はベスト30からも姿を消しながらも、前年比140%で復活。「プレミアムカーと同じ安全性能」というCM効果でしょうか。

21位~30位  新型EV「リーフ」も苦戦

第27位 日産リーフ

第28位 スズキスイフト

21位 エスクァイア 3,678台(前年比122.4%)
22位 ヴェゼル 3,409台(前年比69.5%)
23位ソリオ 2,968台(前年比80.6%)
24位 ランドクルーザーワゴン 2,911台(前年比185.3%)
25位 ヴェルファイア 2,806台(前年比60.4%)
26位 アルファード 2,574台(前年比89.3%)
27位 リーフ 2,306台 (前年比187.2%)
28位 スイフト 2,271台(前年比430.1%)
29位 シャトル 2,241台(前年比93.5%)
30位 カムリ 2,203台 (前年比795.3%)

27位にやっと2017年度日産でもっとも期待されたEV「リーフ」が登場します。前年比187.2%の2,306台は順調に見えますが、10月には前年比700%超で19位までポジションを上げ、本当ならベスト10さえ狙える勢いだっただけに残念でなりません。この失速は、日産のみならず、国内のEV市場に及ぼす影響が懸念されます。

その他では、スズキの「スイフト」が28位ながらも、前年比430.1%という驚異的な伸び率を見せています。また、今年に入ってランキングの常連になっていたマツダの「CX-5」が姿を消しています。

フルモデルチェンジ以降、高評価を受け続けていたのに不思議ですが、12月に発売を開始した兄弟車である3列シートSUVの「CX-8」の人気っが予想を上回っており、かなりの潜在ユーザーが流れているようです。今後はこの2車種をどう住み分けることが出来るのかがポイントとなりそうです。

登録乗用車年間ランキング トヨタ圧勝も笑えず 

年間1位 トヨタプリウス

2017年1月~12月累計

1位 プリウス 160,912台 (前年比64.8%)
2位 ノート 138,905台 (前年比135.6%)
3位 アクア 131,615台 (前年比78.2%)
4位 C-HR  117,299台
5位 フリード 104,405台 (前年比200.0%)
6位 フィット 97,939台 (前年比92.7%)
7位 シエンタ 96,847台 (前年比77.0%)
8位 ヴィッツ 90,248台 (前年比125.5%)
9位 ヴォクシー 86,772台 (前年比94.5%)
10位 セレナ 84,433台 (前年比114.9%)

年間ランキングでも、「プリウス」が160,9122台で2年連続のトップとなりましたが、前年比を35.2%減という深刻な状況。「ノート」をはじめとする日産車の自滅状態がなければ、どうなっていたか。2位は9月まで「プリウス」に5千台ほどまで詰め寄っていた「ノート」。3位に「アクア」、4位にSUVの「C-HR」が入り、トヨタ車がトップ10中6台を占めました。

タンクとルーミーが急上昇

年間11位 トヨタルーミー

「プリウス」「アクア」が前年比を落とすのと反対に、急上昇したのがプチバンの「タンク」と姉妹車の「ルーミー」です。合計で約15万台を記録し、トヨタの救世主になり、まだまだ上昇中。2018年はベスト10入り間違いないでしょう。問題は、どのトヨタ車と入れ替わるかですが、「アクア」が最も食われていそうです。

ミニバンでは「ヴォクシー」がトップですが、逆風の中、日産の「セレナ」が約2千台差まで迫っており、信頼を回復すればその座を奪い取ることは十分可能な射程距離。「NISMO」や「オーテック」など、ラインナップを充実させた「セレナ」に目が離せません。その他では、前年比を大きく上回るスズキの「スイフト」、スバルの「インプレッサ」が健闘しています。

まとめ

年間4位 日産ノート

2018年は初頭からスズキの「クロスビー」、そして3月には鳴り物入りの三菱の力作「エクリプスクロス」と、SUVが賑わいを見せています。また、夏には大物「クラウン」のフルモデルチェンジも控えており、話題に事欠かない一年になりそうです。

もちろん、販売ランキングに大きく影響するのは、ニューモデルよりも日産の復調。いつ本来の姿に戻るのか、信頼の回復にはどのくらいかかるのか、2018年の新車販売ランキングは、「やっちゃった日産」次第、というところでしょうか。

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