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EV祭りだ!北京モーターショー国産車編

EV祭りだ!北京モーターショー国産車編

5月4日まで開催される北京モーターショー2018において、世界最大の自動車市場である中国のEV政策に対応するために、世界中のメーカーが多くのEVやPHVを出展しています。そして日本のメーカーも同様に数々のモデルを投入しています。ではどんなモデルがあったのか見てみましょう。


ホンダ ハイブリッドモデルを次々に投入

ホンダ「理念 EV コンセプト」

ホンダの中国法人は、北京モーターショーにおいて「理念 EVコンセプト」を初公開しています。これは、本田技研科技(中国)有限公司と、ホンダと広汽集団の中国合弁、広汽ホンダが共同開発。中国市場専用に投入する初の量産EVを示唆したコンセプトカーで、エクステリアはコンセプトカー然とした未来感あふれるデザインだが、ボディのデザインには「ヴェゼル」をベースとしたものであることがうかがえます。

また、ホンダは新型「アコード・スポーツハイブリッド」を初公開しています。新型「アコード・スポーツハイブリッド」は、ホンダの新世代の2モーターハイブリッドテクノロジーと、40%以上の熱効率を持つ2.0L直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジンを採用。そして、新開発した電動モーターには、重希土類(レアアース)をまったく使用しない熱間加工ネオジム磁石を採用しているのが特徴です。なお、新型アコード・スポーツハイブリッドは、中国で2018年後半に発売予定とされています。

アキュラCDXスポーツハイブリッドも発表

アキュラ「CDXスポーツハイブリッド」

さらに、「ヴェゼル」をベースにしたアキュラブランドの「CDXスポーツハイブリッド」も発表されており、アトキンソンサイクルの2.0L直列4気筒ガソリン「i-VTEC」エンジンに、高出力モーターを組み合わせた「i-MMD」ハイブリッドシステムを採用し、クラス最高の20km/Lの低燃費と公表されています。

トヨタ ハイブリッドに加え人気車種のPHV化を加速

トヨタ「レビンPHV」

北京モーターショー2018において、2020年までに中国市場へ新たな電動車10車種を追加投入すると発表しているトヨタとその中国法人は、「カローラPHV」と姉妹車の「レビンPHV」を初公開しました。「カローラPHV」と「レビンPHV」は、EVモードの航続として、50km以上を想定。トヨタ初の海外生産となるPHVとして、2019年より中国での現地生産を開始する予定となっています。

「C-HR」をベースとしたEVも

トヨタ「C-HR」と「イゾア」

また、「C-HR」および姉妹車の「イゾア」をベースとしたEVを2020年、中国市場に投入することを発表しています。現在、「C-HR」の電動パワートレーン車はハイブリッドのみですが、トヨタの持つEVの最新テクノロジーを、2020年に発売予定のC-HRのEVに反映させることになります。

トヨタはすでに、現地生産のハイブリッド車を、中国でおよそ14万台販売しており、今回の主力車種へのPHVの導入で、今後もさらにそのラインナップを拡大していく方針としています。

日産 シルフィをEV化、そして「e-POWER」も投入予定

日産「シルフィ・ゼロエミッション」

日産と日産の中国法人は、今後5年間で、日産、ヴェヌーシア、インフィニティ、東風の各ブランドを合わせた合計20車種以上の電動パワートレーン車を、中国市場に投入する計画を発表しています。そして北京モーターショーにおいて注目を集めたのは、「リーフ」の4ドアセダン版ともいえる「シルフィ・ゼロエミッション」でした。

同車は、日産の中国市場における最量販セダン、「シルフィ」をベースに開発されたEV。日産『リーフ』と同じプラットフォームを利用。リーフのコア技術を継承することで、安心感のある安定した走りを追求する。

「シルフィ・ゼロエミッション」は、「リーフ」同様に100%電動パワートレインならではの力強い走行性能に加えて、クラストップの広さを持つレッグルームと、快適で広々としたキャビンを追求し、人間工学に基づいて設計されたシートは、ヒーター機能をオプション設定することで快適性を高め、せだんならではの広い室内空間が特徴となっています。また、航続距離は中国の測定モードで338kmを達成しており、長距離ドライブを楽しむことが可能とされています。

インフィニティは「Qインスピレーションコンセプト」

インフィニティ「Qインスピレーションコンセプト」

さらに、インフィニティ「Qインスピレーションコンセプト」は、自動運転技術や乗員重視のインテリアデザインの採用により、中型セダンセグメントの顧客を満足させるインフィニティならではの豊かなドライビング体験を提案する1台ですが、日産では、この車体をベースとした市販EVも視野に入れています。

また、初公開されたヴェヌーシアブランドのコンセプトカー「The X」は、詳細は公表されていませんが、電動化されたSUVのコンセプトカーであることがうかがえます。さらに日産は、中国における電動化戦略の一環として、「e-POWER」技術を、今後数年以内に中国にも投入する予定です。

まとめ

ホンダ、トヨタ、日産、ともに中国市場に向けたモデルのみの出展であり、直接日本市場に導入されるというアナウンスはありませんでした。しかし、電動化を極端なスピードで推し進める中国市場において投入される車種は、いずれ日本国内でも発売される可能性があり、「カローラPHV」や「シルフィ・ゼロエミッション」などは、すぐにでも国内デビューしてもおかしくない魅力があり、この分野においては中国のユーザーがちょっとうらやましくもありますね。

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