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ロボットカーがグッドウッド名物ヒルクライムに出走?

ロボットカーがグッドウッド名物ヒルクライムに出走?

毎年7月に開催されるイギリスのレーシングカーが集まるグッドウッドフェスティバル2018。同フェスティバルの名物であるヒルクライムに、Roborace社の自動運転を備えたロボットカーが出走することが発表されました。本記事では、出走が発表されたロボットカーについてご紹介します。


グッドウッド名物「ヒルクライム」にロボットカーが出走?

毎年7月初旬にイギリスで開催される、レーシングカーの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)」の名物ヒルクライムにRoborace(ロボレース)社の自動運転ロボットカー「The Robocar」が出走することが発表されました。本記事では「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」やロボットカーについてご紹介します。

「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)」(以下グッドウッド)は、イギリス・リッチモンド公爵家の広大な敷地に、クラシックカーから最新F1マシンが一堂に会します。1993年から開催され、いまでは自動車メーカーによる新モデルの発表があるなどオートフェスのような盛り上がりをみせる一大イベントになっています。

名物ヒルクライム、細長いコースで衝突、大破も

画像は2015年開催時のヒルクライムに出走したマツダ「RX-7」

グッドウッドの中でも最も有名なのが新旧の参加車両が出走する「ヒルクライム」です。全長1.16マイル(約1.867km)、高低差57mの細長く狭い道を1台ずつ順番に走るレースです。コース脇にはガードレールではなく、藁の束が置かれています。

2000年にはロータス「63」に乗ったドライバーの死亡事故が起き、F1マシンのタイム測定は行われていません。

画像は2015年にクラッシュしたマツダ「767B」

毎年、日本から多くのメーカーが「ヒルクライム」に参戦しますが、中には事故を起こして大破してしまうこともあります。

「The Robocar」ヒルクライムに挑戦!本当に大丈夫?

今回ヒルクライムに初挑戦するのはRoborace社の自動運転を搭載したロボットカーです。出走するマシンはこれまでに開発したAI搭載のロボットカー、「The Robocar」です。

画像はRoborace「The Robocar」

「The Robocar」は、975kgの車体に、4つの電動モーターを搭載し、最高時速320kmに達します。ドライバーが乗るコックピットはもちろんなく、そのかわりに5つのLiDAR、18の超音波センサー、2つの視覚センサー、6つのAIカメラが搭載され自動運転が可能になっています。
これらのシステムはすべて毎秒2兆回の人工演算を行うNVIDIA製のDRIVE PX 2コンピュータによって制御されます。

「The Robocar」は過去の「ロボレース」に出走しており2台のうち1台はクラッシュしましたが1台は無事レースを完走しています。

ヒルクライム完走の切り札!テスト用ロボットカー「DevBot」

レースでクラッシュした反省を踏まえて制作されたのが、コックピットにドライバーが乗ることができる「DevBot」です。「DevBot」は人間またはAIでの運転が選択可能なロボットカーです。
プロドライバーが実際のレースコースを運転することで、プロドライバーの運転技術をAIに学習させることを可能にしました。

「DevBot」の重量は1350kgで、パワートレインは電動モーターを4個搭載し合計で550hのパワーを持っています。「The Robocar」と同じくDRIVE PX 2コンピュータが、LiDAR、レーダー、GPS、超音波、カメラセンサーからのデータを処理し自動運転を可能にします。

グッドウッドのヒルクライムの地形やコーナーの学習を「DevBot」で行った後、実際のレースには「The Robocar」が出走すると見られています。

まとめ

いかがでしたか?グッドウッドでの「The Robotcar」のヒルクライムへの挑戦が成功すれば、毎年グッドウッドで各メーカーのロボットカーによるヒルクライムが見られるようになるかもしれません。今後も車とテクノロジーの進化から目が離せませんね!

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