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ダイハツのミラシリーズとは?中古価格から性能まで徹底解説

ダイハツのミラシリーズとは?中古価格から性能まで徹底解説

ダイハツの人気軽自動車シリーズ「ミラ」は発売開始時から今日に至るまで大きな人気を持って迎えられてきた車です。今回はミラのバリエーション車両であるミライース、ミラジーノ、ミラトコットの性能や燃費を紹介していきます。ミラシリーズの魅力を伝える内容となっているので、ダイハツの自動車が気になる方はぜひご一読ください。


ダイハツのミラシリーズ

ダイハツの「ミラ」は国内の軽自動車の中でも特に知名度の高いシリーズです。ミラは1980年6月に初代モデルが発売され、発売当時からスズキのアルトと並んで高い売り上げ台数を誇っていました。

2018年上半期では5万台以上を売り上げており、昔と同じく多くのユーザーに愛されている車です。ミラはその経済的な価格と乗りやすさが大きな評判を呼んだ車でした。

残念ながらミラは2018年3月に生産終了してしまいましたが、そのバリエーション車両であるミライースやミラトコットはシリーズ名を引き継いで現在も販売されています。それぞれのバリエーション車両の概要と特徴は以下の通りです。

ミライ―ス

ミライースは2011年9月に発売された車で、ベースとなるミラよりも環境走行性能を向上させたモデルで、名前の由来ともなっている「イース(e:s)」は環境走行性能向上技術「energy saving technology」の略称です。後述する燃費性能を見てもわかるように、ミライースの燃費は35.2km/Lとミラの燃費24.5km/Lより大きく向上しています。高い燃費性能の数値は軽自動車の中でもベスト4に入るほどで、車に経済性を求めるユーザーから歓迎されています。

ミライースの燃費性能と並ぶ魅力として、ミラ譲りの乗りやすさが挙げられます。ミラもレスポンスが良くステアリングの細かい操作に従って走る車として有名でしたが、ミライースも機敏で細やかな走りが特徴的な車となっています。車体重量は670kgと軽量であるため、カーブや加減速時に車両の重さがストレスになることもありません。

ミライース

ミライース

ミライースのグレードにはB、L、Gの3種類が用意されており、Lが最も廉価なエントリーグレードです。また、それぞれのグレードにFFもしくは4WD車が設定されており、予防安全システム「SAⅢ」の搭載未搭載の区別があります。3種類のグレードを通して走行性能の違いはありません。

それぞれのグレードごとの特色を述べると、Bグレードではパワーウィンドウがフロントにしかついていません。リアウィンドウはスライドできない仕様となっているため注意が必要です。続くLグレードではフロントおよびリヤウィンドウにパワーウインドウが装備されている他、えらべるボディカラーが増えたなどの違いがあります。最後のGグレードでは装備がさらに拡充されており、フルオートエアコンやオートライト、チルトステアリングなどが充実しています。

ミライース その魅力は燃費だけじゃない

ミライースは2011年に初代モデルが発売されてから、2012年5月にエクステリアデザインが変更され、2013年8月および2014年7月には燃費がさらに向上しました。その後、2017年5月にはフルモデルチェンジを受けて2代目が発売されています。フルモデルチェンジにあたっては空力性能の見直しなどが行われ、走行性能およびドライブフィーリングが向上しています。

現在ミライースはミラシリーズの中で最多の販売台数を誇っており、シリーズの中核を占める存在です。今後も優れた燃費性能と走行性能によって、ミラシリーズの人気を引っ張ってくれるでしょう。

ミラジーノ

ミラジーノはミラのバリエーション車両の一つで、クラシックカー風の外見を持った軽自動車というコンセプトで作られました。ミラジーノの発売は1999年3月で、前年にフルモデルチェンジされた5代目ミラのバリエーションとして設定されています。

実は4代目ミラにはミラ・クラシックというクラシックカー風味の軽自動車が発売されており、ミラジーノはミラクラシックの後継車両でもありました。

ミラジーノの魅力!レトロなエクステリアデザイン

ミラジーノ

ミラジーノ

ミラジーノの最大の特徴はそのエクステリアデザインです。昭和期の車を思わせるそのデザインには、独特の美学が光ります。モデル全体を通して曲線が多用されており可愛らしいため、女性ユーザーからの評判も高い車です。

もちろんミラジーノはデザインが優れているだけの車ではありません。走行性能もミラの派生車種として大変優れています。軽量車体が生み出すステアリングの効きの良さは健在で、最小回転半径4.2mという小回りの良さから市街地でのドライビングに向いています。重心も低いため走行時の安定性も良く、路面に吸い付くようなドライブフィーリングが得られるでしょう。

ミラジーノのグレードにはLとXの2種類が設定されている他、グリル内にフォグランプを装備したミニライトというグレードが存在します。

また、上位グレードにあたる1000ccモデルの「ミラジーノ1000」も存在していましたが、2002年8月~2004年7月で販売終了となりました。

ミラジーノは1999年11月にDVS(ダイハツ独自の横滑り防止技術)が実装され、2000年10月にはボディの安全性能が強化されました。

その後、2001年10月には環境性能が向上され、2004年4月にはエンジン性能の引き下げなどの変更が行われました。続く2004年11月にはフルモデルチェンジが行われ、 車体デザインが一新されました。

残念ながらミラジーノは、2009年3月に生産終了となりました。以後、ミラシリーズの中では2009年8月に後継車種としてミラココアが発売されましたが、クラシックカーらしい特徴はミラジーノよりも薄まっています。

この点を残念に思うファンも多いのですが、ミラジーノはミラ系列であったため流通量も非常に多く、現在も中古車市場に数多く存在しています。独特のエクステリアデザインに魅力を覚える方は、オーナーとなってミラジーノをもう1度今の世に蘇らせてあげてはいかがでしょうか。

ミラトコット

ミラトコットは2018年6月に発売されたモデルで、ミラシリーズの中では発売年月が最も新しい車両です。ミラトコットは流行を反映してか四角形を基調としたデザインとなっており、軽トールワゴンを連想させる外観です。

もともとミラトコットは2009年8月から発売されていたミラココアの後継車種という位置づけでした。ミラココアは2009年3月に生産終了したミラジーノの後継車種としての役目も持っており、コンパクトでシックなフォルムが特徴的な車両でした。2018年3月にミラココアは生産終了し、ミラトコットに四角形を基調としたデザインが受け継がれています。

ミラトコットは天井が高めで快適!

ミラトコット

ミラトコット

ミラトコットは天井が高いため、居住性能が良い点が最大の特徴となっています。ミラトコットは車体長はミライースと変わらないものの室内空間は広くなっており、車内に大きな開放感をもたらしています。そのため、気持ちよく運転できることはもちろん、同乗者にとっても居心地のいいくつろぎの空間が生まれます。
もちろんミラの持ち味であった小回りの良さと扱いやすさも活きているため、日常のドライビングもストレスフリーです。
ミラトコットが真価を発揮する時はファミリーカーとしての用途でしょう。

ミラトコットに用意されているグレードはL、X、Gの3種類です。また、それぞれのグレードにはFF車と4WD車の区別があり、LグレードにはSAⅢの搭載非搭載の区別があります。

それぞれのグレードの違いは快適装備の充実が主となっており、エントリーモデルであるLグレードでも一般的なドライバーが不自由を感じることはおそらくありません。

ミライース・ミラトコット・ミラジーノ。オススメは?

ミラシリーズではそろそろの派生車種が個性豊かであるため、それぞれの特色によって欲しい車を決めると良さそうです。まず、車に経済性や燃費性能を求める方はミライースがおすすめです。高い燃費性能は燃料価格が高止まりしがちな昨今の情勢では、重宝するでしょう。

次に、家庭を持っているなどの理由で、ゆとりのある室内空間を車に求める方にはミラトコットがおすすめです。子どもを連れて出かけた時にもミラトコットは十分な車内スペースを提供してくれます。

最後に、エクステリアデザインが気に入った方は他の部分を差し置いてでもミラジーノを購入するべきです。お気に入りの車と過ごす毎日はきっとかけがえのない日々となるでしょう。

ダイハツ ミラシリーズの燃費と基本スペック

「ミライース」(2018年8月発売モデル、Bグレード)
乗員定員:4名
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,500mm
室内長:1,935mm
室内幅:1,345mm
室内高:1,240mm
車両重量:650kg

最高出力:49ps(36kW)/6800rpm
最大トルク:5.8kg・m(57N・m)/5200rpm
エンジンの種類:水冷直列3気筒DOHC12バルブ
エンジン排気量:658cc

燃料タンク容量:28リットル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
燃費(JC08モード):35.2km/L

駆動方式:FF
トランスミッション:CVT(無段変速車)
最小回転半径:4.4m

「ミラジーノ」(2006年9月発売モデル、Lグレード(FF))
乗員定員:4名
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,510mm
室内長:1,850mm
室内幅:1,275mm
室内高:1,250mm
車両重量:780kg

最高出力:58ps(43kW)/7600rpm
最大トルク:6.5kg・m(64N・m)/4000rpm
エンジンの種類:水冷直列3気筒DOHC12バルブ
エンジン排気量:659cc

燃料タンク容量:36リットル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
燃費(JC08モード):20.5km/L

駆動方式:FF
トランスミッション:4速AT
最小回転半径:4.2m

「ミラトコット」(2018年6月発売モデル、Lグレード)
乗員定員:4名
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,530mm
室内長:2,000mm
室内幅:1,305mm
室内高:1,270mm
車両重量:720kg

最高出力:52ps(38kW)/6800rpm
最大トルク:6.1kg・m(60N・m)/5200rpm
エンジンの種類:水冷直列3気筒DOHC12バルブ
エンジン排気量:658cc

燃料タンク容量:30リットル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
燃費(JC08モード):29.8km/L

駆動方式:FF
トランスミッション:CVT(無段変速車)
最小回転半径:4.4m

ミライースのカタログ燃費は35.2km/L、実燃費は20km/L程度です。続いて、ミラジーノのカタログ燃費は20.5km/L、実燃費は14km/L程度で、ミラトコットのカタログ燃費は29.8km/L、実燃費は16km/L程度です。

こうして比べてみると、燃費に関してはミライースが圧倒的な数値を見せています。ただ、3モデルの中では燃費性能が最下位のミラジーノでも軽自動車としては水準程度の性能なので、日常の使用で困ることはありません。

ダイハツ ミラシリーズ 新車・中古車価格

ミライースの新車価格は842,400円(税込)~、中古車価格は約2~129万円です。中古車価格では120万円前後のものは「G SAⅢ」グレードで、SAⅢのついていないモデルなら70万円前後まで安くなります。

中古車の中には年式が2018年と比較的新しいものもあるため、新車価格と比べてかなりお得な買い物ができます。

ミライースは中古車市場でも数多く流通しているため、少し探せば条件の良い車が多く見つかるはずです。最高級グレードを購入しても新車価格の1/10近い値段で済む点はミライースの大きな魅力と言えるでしょう。

ミラジーノの中古車価格は約0.1万円~177.8万円です。一部のカスタム車が存在するために価格が高く思えますが、ほとんどの車両は100万円以下で購入できます。上位価格帯はターボやプレミアムといった上位グレードが占めており、70万円あたりからそれ以外のモデルが出始めてきます。安いモデルは1万円以下で買えるものもあり、そうしたモデルの年式は2000年前後です。

ミラジーノは流通している台数も多かったため、中古車市場では良い条件のものを選べるでしょう。

ミラトコットの新車価格は1,074,600円(税込)~、中古車価格は約79.8万円~151万円です。

ミラトコットの価格帯はミライースやミラジーノと同じく、LグレードのSAⅢ未搭載モデルを底値として、GグレードSAⅢ搭載モデルが最高値になっています。ミラトコットは2018年に発売されたまだ新しい車ですが、最高グレードの車両でも新車価格の1/10で買える点が魅力的です。高い性能も持っているので、非常にお得な買い物ができるでしょう。

まとめ

ダイハツのミラシリーズでは廃止されたモデルもそれなりにありますが、シリーズ全体の勢いは非常に活気付いています。

これまでと同じように、これからもダイハツを代表する自動車モデルの1つであり続けるでしょう。また、今回紹介したようにユーザーの需要に合わせて多様なバリエーションを展開できる点もシリーズの魅力の1つです。今後どのようなバリエーション車両が追加されるか、とても楽しみではないでしょうか。

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