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【マツダ・ロードスターがベース】宝石すら嫉妬する光岡「ヒミコ」

【マツダ・ロードスターがベース】宝石すら嫉妬する光岡「ヒミコ」

卑弥呼(ヒミコ)という名を聞いて思い浮かべるのは、歴史の授業で習った天皇や墓(古墳)という漠然とした時代のイメージではないだろうか。この謎のヒミコという人が実在したように車にも女王が実在している。車名の由来もまさに、弥生時代のヒミコという女王から名付けられた。どんな女性「車」であるのか、女王の姿(顔)を見ていく。


ヒミコ降臨 ~個性的な車はワクワクする~

2008年12月3日、光岡自動車は新型のオープン2シーター「ヒミコ」を発表しました。光岡自動車の販売モデルは豪華なクラシックカーというイメージがあるのですが、ヒミコはその中でも特に女性向けの車といえるでしょう。

日本古来の美 ~乱<RAN>~

近年では、ヒミコの限定車「乱」という日本古来の美を意識したデザインの車が登場しています。

ボディカラーは、漆黒(ブラック)と藍鼠(グレー)を用意しており、どちらもボディサイドとリーフパネルには、日本伝統色である朱殷(レッド)が使用され、なんと限定数は4台で、価格は638万円となっています。

そもそもヒミコは、光岡自動車が2008年に発売を開始したオープンカーであり、この名前は日本でよく知られている邪馬台国を治めていた女王「卑弥呼」に由来しています。

ヒミコは、ロードスターRHTをベースにしており、ホイールベースを700㎜のストレッチさせ、2Lの直列4気筒DOHCエンジンに6速ATの組み合わせとなっています。

光岡自動車は、豪華クラシックカーを全体的にイメージしているのだが、その中でもヒミコはキャッチコピー「宝石すら嫉妬する」でも分かる通り、女性を意識しているといえます。

ヒミコの限定車「乱」は、卑弥呼に由来している通り「日本古来の美」=「武の美」をテーマにデザインされています。塗装面には「雪吹雪」と名付けた1%未満の金色のフレークを塗布する技巧を用いています。

この技巧は星々をイメージしており、奥深い立体感のある表現となっており、マットグレー専用の18インチホイールを装着して差別化を図っています。

乱には、さまざまなところに「金」があり、漆黒と朱殷の「片身替」シートを採用し、異なる素材を組み合わせた華やかなデザインは印象的です。

ダッシュボードにも漆黒と朱殷の2色が取り入れられており、専用のインパネデコレーションパネルに金沢の純金箔をちりばめていることも特徴としてあります。

その他にも、専用カラーと金箔を用いることで、特別感を演出しているのが「乱」です。

ヒミコ ~4代目ロードスターをベースにフルモデルチェンジ~

9年ぶりにフルモデルチェンジ(2018年2月22日)したヒミコは、先代に引き続いてマツダロードスターをベースとなっていますが、今回はND型がベースとなっています。

新型のヒミコは変わっていないようで大きく変わりました。ベース車がコンパクト化されたこともあり先代と比べて、

・ホイールベースが120㎜短縮
・リアオーバーハングも15㎜短縮
・フロントオーバーハングを140㎜延長
・リアオーバーハングを15㎜短縮

しています。さらに全高を20㎜低くして、全幅を10㎜増やすことでワイド&ローのスタイルになっており、理想の前後重量配分へと最適化がされています。

リアには、ビンテージカーのようにトランクバッグをくくりつけたようなデザインが採用されています。実際にトランクも装備され、トランクバッグデザインの周囲を含めて開くような構造となっています。

ヒミコは全30色のボディカラーオプションが追加

ヒミコはこれまで、全7色のボディカラーしかなかったのですが、2018年12月6日から10万8000円のボディカラーのオプションを選択することで全30色から選べるようになりました。

さらにフロントフェンダーとトランクリッドのブラックアウト部分をボディカラー同色で仕上げるオプション「ボディ同色フロントフェンダー/トランクフード」も3万2400円で設定されています。

機能面では、

・ブランインド・スポットモニタリング
・車線逸脱警報システム
・オートライトシステム
・レインセンサーワイパー(フロント/感度調節式)
・スマートシティーブレーキサポート(前進・後退時)
・リアパーキングセンサー(センター、コーナー)

などが標準装備となっており安全面の向上が図られています。

特別な車 ~ヒミコの魅力とは~

これだけ色気のなるロングノーズの車で美しいものは中々ないことでしょう。さらに国産という安心感はヒミコだけに与えられたものといっても過言ではないはずです。

光岡自動車・ヒミコの車づくりの3つの条件は、
・他の誰も乗っていない車
・国産でデザインが他よりも飛びぬけている
・ナショナルブランドよりも安価

といえます。ヒミコに乗ると量産車では味わうことができない特別感を得ることができるでしょう。例えば、一般道を走行していて「思わず声をかけたくなる」「写真を撮りたくなる」そんな車がヒミコなのです。

ヒミコに乗っていると「この車はどこの車なの?」とか、「キレイな車ね」といわれることが多くなることでしょう。自分の車を褒められると、まるで自分が褒められたような気持ちになり嬉しくなりますよね。

ヒミコの魅力的なスタイリングで走行していると、心に余裕をもって優雅にドライブすることができ、心が解放されたような体験をすることができます。

ヒミコはマツダのロードスターをベースにしているのですが、光岡自動車の中でも特に作業合工程(ホイールベースの延長やリアスプリング交換)がかかるモデルとなっており、月に2~3台ペースでしか造れません。

このように、ヒミコは国内だけではなく、海外の人にも十分満足できる細かなこだわりで仕上がっています。

クラシックカーヒミコの美と走り

ヒミコは、いつでも麗しく力強い「美」があります。ロングノーズ&ショートデッキで異彩を放つフィルムとしなやかなフェンダーラインは特に美しいです。この装飾美の前では、誰もがヒミコから目を奪われて離すことができなくなるでしょう。

まるで「卑弥呼」が時代を超える翼で降臨したかのような「日本の美」は、解放感に満ちたオープンエアと空と大地を突き抜ける走りを味わうことができ、心を解き放ち季節を感じることができるでしょう。

4代目ロードスターとの違いとは? ~ スペック~

光岡自動車の車は全てが個性的なクラシカルな外観をもっており、手作業で造られています。そのため、フルモデルチェンジしたヒミコを含めて全ての車種が完全受注生産というのは日本では珍しいです。

2015年に4代目へとフルモデルチェンジしたロードスターのこともあり、ヒミコも4代目のロードスターをベースに生まれ変わっています。

基本的なパワートレイン(エンジンやトランスミッション)はロードスターと変わらないのですが、全長とホイールベースは下記のようになっており、ロードスターと大きく異なっています。

・全長4,580×全幅1,740×全高1,235㎜
・ホイールベース:2,910㎜
・最低地上高:135㎜
・エンジン:1.5リッター水冷4気筒DOHC16バルブ(SKYACTIV-G 1.5)
・トランスミッション:SKYACTIV-MT 6MT/6EC-AT
・最高出力:96kw(131PS)/7,000rpm
・最高トルク:150N・m(15.3kgf-m)/4,800rpm
・最小回転半径:5.7m
・乗車定員2名

内装については、ステアリングホイールのロゴが異なるだけで、その他はロードスターと一緒です。

国産車のロングノーズをもつヒミコに乗れることは安心感といえますし、自分だけの個性が欲しいのであればなおさらおすすめすることができます。誰もが乗っているオープン2シーターの車よりも、特別感のある車はヒミコだけといえるでしょう。

光岡自動車は、全面改良したオープン2シーター「ヒミコ」を2018年2月23日から販売を開始すると発表しました。価格は498万円~598万3200円となっており、上記で説明した「乱」の限定車よりも価格が低くなっています。

洗練されたデザインのヒミコ

新型のヒミコは先代のイメージよりもさらに洗練されたクラシックな外観のデザインが採用されています。

車を購入を決める要素として「デザイン」は大きく影響します。ヒミコの細かなデザインを見ていくと従来型と大きく違います。例えば、新型のヒミコはフロント周りにエアインレットとエアアウトレットがいくつも配置されています。

さらに、ヒミコの曲面を複雑に組み合わせたデザインは走行風を逃がす工夫が図られています。

ヒミコは確かにベースとなっていりモデルと似た軽快な走行性能はあるのですが、ヒミコの最大の魅力はデザインであり、安定性や機敏などの走行性能を重視しているわけではないのです。

車の骨格といえるフレームとホイールベースを伸ばしているため車重は重く、加えてボディ剛性は低くことから、当然ゆるやかな動きになります。

さらにいえば、ロードスターと比べて車重が約100キロ増加し、1.5直4のエンジンもそのまま採用していることからハイパワーとはいえないのです。

以上のことから、ロードスターとは全く別の車であり、この性能をスポーティカーと比較するのはナンセンスといえます。

ヒミコには確かにデメリットといえるポイントはあります。しかし、洗練されたデザインという個性は他の車では到底かなわないでしょう。例えば、信号のある交差点で停車すると歩行者の注目の的になることからもいえます。

オープンエアの車は開放的で自然と心を穏やかにし、さらにワクワク感をドライバーに与えます。

車を購入を決める要素は、エンジンパワー、スポーツ性などありますが、ここ最近は「デザイン」が中心といえます。他の人と違う洗練された美しい車に乗ることで、他の人と比べることができます。

「一目で個性を表現できる車」がヒミコといえるでしょう。

まとめ

ヒミコは美しさ「デザイン」で他車を圧倒し、ヒミコ(卑弥呼)の名にふさわしいクラシックカーとなっています。特別な車を求めている人々がいくつく先というのは、他車を圧倒するものではないでしょうか。ヒミコが街中を走れば、誰もが振り向き「日本の美」に魅了されることでしょう。

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