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 ピニンファリーナとは?最新作は水素燃料使用?

ピニンファリーナとは?最新作は水素燃料使用?

ピニンファリーナは数々の車をデザインし車業界に激震を与えた人物です。ピニンファリーナ車のエンブレムは人気があり、オークションサイトで高値の取引が行われています。デザインした車も有名な車が多く車好きにはたまりません。ピニンファリーナは現在も画期的なアイデアで魅了しています。


ピニンファリーナとは

ピニンファリーナと聞いてピンときた読者の方は、かなりのクルマ好きに違いありません。

ピニンファリーナ社は1930年、11歳から働いていた兄の経営する店を離れ独立したいと考えたジョバンニ・ピニンファリーナ氏によってイタリアのトリノに産声をあげました。

フェラーリのデザインをメインにイタリア国内外の自動車メーカーのデザインから製造までを多数手がけてきました。そのほとんどが名車として現在まで語り継がれています。

過去には日本人デザイナーのケン・オクヤマ氏も在籍していました。

今回はそんなピニンファリーナの魅力や手がけてきた名車たちについて深く掘り下げていきたいと思います。

ピニンファリーナの特徴は

なんといっても、誰が見ても「かっこいい!」と思えてしまうデザインが最大の特徴であり魅力と言えるでしょう。

創業当時から流線形の美しいボディラインをもつデザインを基本としながら、時代の流れの中で独創的なものや大胆なものを取り入れながら様々なバリエーションのデザインでたくさんの名車たちを手がけています。

その技術の高さを裏付けるのが、ニューヨーク近代美術館に展示されている「チシタリア202クーペ」です。

デザインの美しさが認められ自動車としては唯一永久展示される車両です。そしてピニンファリーナは高いデザイン力を生かし自動車業界だけではなく様々な分野で力を発揮しています。

船舶、電車、トラックなどの輸送機器はもちろんのこと、時計やゴルクラブ、スピーカーやエスプレッソマシンなど挙げるときりがありません。

その中でも特に有名なのは2006年のトリノオリンピックの聖火台とトーチのデザインも手がけていること。ピニンファリーナのデザイン力恐るべしという感じですね!

ピニンファリーナセルジオはすごい人!!

ピニンファリーナを語る上で忘れてはいけないのが、セルジオ・ピニンファリーナ氏の存在です。セルジオ氏は創始者ジョバンニ・ピニンファリーナ氏の息子で、1950年にピニンファリーナ社でのキャリアをスタートさせました。

順調にキャリアを重ねていき、1961年ジョバンニ氏が亡くなり、ピニンファリーナ社を引き継ぐことになります。以降フェラーリのデザインを中心にたくさんの名車のデザインに携わっていて「テスタロッサ」「F40」「エンツォ」「360モデナ」などを含めるほとんどのモデル、それ以外でもプジョーやマセラティ、ボルボ、アルファロメオなど多数のメーカーのデザインを手がけています。また日本メーカーとの関わりもありホンダの「ビート」「NSX」のコンセプトモデルもセルジオ氏が携わったと言われています。

彼にはもうひとつ、政治家としての顔もありました。イタリア経団連の会長や、2005年には終身上院議員にも任命され政治家としても確固たる地位を確立しています。たくさんの功績が認められ2006年にピニンファリーナの名誉会長に就任しますが、2012年7月、惜しまれつつも85歳でその生涯に幕を降ろしました。

ピニンファリーナの代表な車を一挙紹介

数々の名車たちを生んできたピニンファリーナ、その名車たちはどれも素晴らしいデザインです。さすがにこの記事の中で全てを紹介するのは難しいので、「ピニンファリーナといえばこの車!」という有名なモデルを紹介していきます。

ピニンファリーナ車 250GTクーペとは

まずはこちらの250GTクーペからです。フェラーリが1954年のパリ・サロン時に展示した車両になります。

それまでレースの世界や貴族や皇族などの富裕層にしか提供していなかったフェラーリが一般向けに展開しよう規格化した初のモデルです。1958年から製造を開始しますが、ピニンファリーナが製作したのは最初の数台のみで、新工場の建設が間に合わず、他社が製造を請け負うこととなってしまった車両です。

ロングノーズショートデッキの定番のクーペスタイルに、無駄が無い洗練されたデザイン、それでいて力強さをも感じさせる男心をくすぐるデザインに仕上がっています。

ピニンファリーナ車 シボレー・コルベット・ロンディーヌとは

世界に一台の幻の車です。ピニンファリーナがC2コルベットをベースにパリオートショーの為だけにデザインし製作した車両です。

エレガントな見た目からは想像がつきませんが、エンジンルームにはV8型5.4リッターで300馬力をを誇るエンジンを搭載しています。2008年のオークションでは日本円にして約1億8000万円もの値段で落札されました。

こちらは先ほどの250GTクーペと違い、ボディカラーに派手さはあるものの全体的に気品があるように感じられます。ベース車の良さを残しつつもオリジナルの製品に仕上げてしまう、ピニンファリーナの技術力の高さが現れている1台です。

ピニンファリーナ車 日産・ブルーバードとは

今回日本車では唯一の紹介となる車両です。実は日本車の中にもピニンファリーナがデザインを手がけた車両が、種類は多くはないですが存在します。こちらのブルーバードを見る限り、フェラーリと同じデザイナーがデザインしたとは思いませんよね。

しかしこのようにどんな形の車でもデザインできてしまうのが、ピニンファリーナのデザイン力を証明していると思いませんか?当時の日本を象徴するようなこのレトロな感じのデザインなんともたまりませんね。

3台の車両を見ていただきましたが、どれも美しくカッコ良く見とれてしまうようなデザインでしたね。こちらで紹介できない車両がまだたくさんあります。ぜひチェックしてみて下さい。

ピニンファリーナはエンブレムが人気!

車だけではなくメーカーの象徴でもあるエンブレムも、ピニンファリーナファンには大人気です。エンブレムは、多少のマイナーチェンジはあるもののロゴの表記はほとんど変わっていないようです。ロゴ自体は非常にシンプルですが、スタイリッシュで気品も感じられます。

一目見ると記憶から忘れられないインパクトがあり、日本車ではあまり見かけないデザインですよね。こんなにもシンプルなデザインの中にしっかりとピニンファリーナの存在感を残すデザイン力の高さは圧倒的です。

他の分野でのデザイン実績が豊富な理由にも納得できます。冒頭でも触れましたが、ピニンファリーナが手がけたデザインは多岐にわたります。これに関してもチェックしてみる価値は大いにあると思います。ピニンファリーナの別の一面が見ることができ、さらに魅力に引き込まれることでしょう。

ピニンファリーナ H2スピードとは

最初に登場したのは2016年のジュネーブモーターショーでした。当時はまだコンセプトモデルの段階でしたが、水素燃料電池を搭載したレーシングカーとして話題になり「ベストコンセプトカーショー」を受賞しました。

一方で、「実際に実現が可能なのか?」いう指摘も拳がっていました。しかし、2年後の2018年のジュネーブショーにてついにH2スピードの市販モデルを発表しました。気になるスペックの方はモーターを4つ搭載し、最大出力は653馬力、0〜100Km/h加速が3.4秒、最高速は300Km/hとのことです。販売台数は限定12台で、発売日と価格に関しての発表はまだありません。恐らくレーシングカーなので、一般庶民には到底手が出せませんし、万が一買えたとしても一般道で乗ることはできないので実用性は無いですね。どのような方達が手にするのか気になります。

ピニンファリーナ H2スピードのインテリアとエクステリアは?

インテリア、エクステリアともにどこから見ても、レーシングカーにしか見えないようなデザインです。エクステリアはピニンファリーナが得意とする流線形のデザインでカッコいですね。フロント部分には大きな開口部分があり非常にインパクトのある印象です。

ボディ全体は空力を考え空気の流れに無駄が無いように設計されているのでしょう、スッキリとした印象を受けます。車高自体もかなり低いですね。地を這うようなこの低さがレーシーさをより際立たせてくれます。

インテリアもかなりレーシーですね。こちらも無駄なものが一切ありません。軽量化をしつつボディの強度を強化する為にカーボンが使われているのが分かります。

ピニンファリーナ H2スピードのエンジンはモンスター級?

細かいスペックに関しては、先ほど記載した通りになります。数値だけで見ていくと、モンスターには間違いないのですが、水素燃料電池搭載のレーシングカーの実力がまだ未知数なので今後の情報をチェックしていきたいところですね。何よりも、実際に走行している姿を早く見てみたいです。

ピニンファリーナバティスタとは

2020年に販売されることが予想されているEVスーパーカーです。H2スピードとは違いこちらは市販車です。ピニンファリーナの90周年を記念して作られるモデルになります。なにやらこちらはレーシングカーであるH2スピードのスペックを超えてしまうような超モンスターマシンのようです。

価格は約2億3000万円〜2億8000万円との予想が出ています。全世界で150台の販売を予定しているようですが、こちらも一般庶民には手が出せそうに無いですね。所有はできないにせよ、せめて1度でもいいので乗ってみたいものです。

ピニンファリーナバティスタの性能は

120kWh分のバッテリーを搭載し航続可能距離は約450Kmです。パワートレインのスペックは、合計4つのモーターを搭載して最大出力が1900馬力を発揮、最大トルクが2300Nmにまで達します。最高速度はなんと驚異の350km/hというのですから、驚きです。

一体このスペックを一般道でどう使い切るのでしょう。少なくとも日本の道路では確実に無理ですよね。電気やモーターの力はとてつもないポテンシャルを秘めているようです。この先どんどん進化して、次々に新しいモンスターマシンが誕生していくことでしょう。 

まさか!F1をしのぐ加速制動?

ピニンファリーナバティスタの0-100mのタイムが2秒以内という情報があります。参考までに現在世界で市販されている車の中のトップタイムが2秒前半なので、仮にこの記録が正確ならばピニンファリーナバティスタの加速は、異次元の領域ということでしょう。

デザインもカッコよくて、スペックもモンスター、申し分のない夢のスーパーカーと言えますね。日本でもこのスーパーカーを手にする方はいるのでしょうか。今後の情報から目が離せません。

まとめ


ピニンファリーナ特集、楽しんでいただけましたか?ピニンファリーナの魅力を少しでも理解いただけたのであれば幸いです。今回の特集内で紹介しきれなかったピニンファリーナの魅力がまだまだたくさんあります。ぜひご自分でも調べてチェックしていただくこともをおすすめします。実際にデザインされた車や商品を見たり触れたりする機会があれば、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。また最後に紹介したモンスターマシン2台の動向も気になるところです。こちらも要チェックです。伝統がありながらも新しいことに挑戦し進化を続けるピニンファリーナから目が離せませんね。今後の活躍に期待しましょう!

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