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チンクエチェントの歴史と歴代モデル|中古価格から評価などの総まとめ

チンクエチェントの歴史と歴代モデル|中古価格から評価などの総まとめ

由緒あるイタリアの名車「チンクエチェント」の歴史や特徴、スペックと全てをご紹介します。中古での購入をお考えの方には参考になると思います。


「フィアット500」のことを「チンクエチェント」と呼ぶ

1936年に誕生した初代モデル500はとても可愛らしく人気のあるクルマで、価格もお手頃だったのが特徴です。

そして2代目になるとNUOVA500という名称と「チンクエチェント」という名前が人々の中で浸透しました。小さなエンジンをリアに積み、リアタイヤを駆動するRRレイアウトを採用し、極端に小さなボディのなかに最大限の空間を確保しているのが特徴です。

また3代目モデルとなるのが、2007年、NUOVA500の誕生50周年を記念してフィアットが送り出したのが、現在も続く新生500です。

NUOVA500を連想させるデザインは、2004年のジュネーブショーに出品されたスタディモデル、トレビウーノをモチーフにしました。

2000年頃は、「フォルクスワーゲン ニュービートル」や、「BMWミニ」など、かつての名車と呼ばれたクルマをトリビュートしたヘリテイジラインと言われるものが続けてデビューしましたが、フィアット 500は懐古趣味のファンカーではなく、パンダよりもさらに小さい欧州Aセグメントモデルとして本気で戦うために、フィアットが社運を賭けたクルマでした。

その結果新生500は大ヒットし、フィアットにとっては救世主となったのです。

初代フィアット500は1936年に2人乗りで誕生

2人乗りの超小型車、初代500は正面から見るとネズミのように見え、トポリーノ(ハツカネズミ)という愛称で親しまれました。(初代モデルは500Aとその改良による系列車両の500Bと500Cが該当しています)。そして小型車なのですが当時としては高度なメカニズムを多数取り入れていて、戦前・戦後を通じて大きな商業的成功を収めました。

500Bのイタリアでの売れ行きは戦後になっても快調で、1949年には近代的デザインチェンジした500Cが登場しています。そして1951年に追加された4座ワゴンタイプの「ベルベデーレ」を含むトポリーノ系列は、生産期間末期まで好調に売れて、後継車種のリアエンジン車600(セイチェント)が発売される1955年まで長きにわたって生産されました。

この初代500は流線型の全鋼製ボディや油圧ブレーキに加え、先端技術である前輪独立懸架を導入し、水冷エンジン、FRを採用するなど、当時の超小型車としては極めてぜいたくなスペックになっていました。

2代目 NUOVA 500より「チンクエチェント」と呼ばれる

2代目モデル NUOVA500です。小さなエンジンをリアに積み、リアタイヤを駆動するRRレイアウトを採用し、極端に小さなボディのなかに最大限の空間を確保しています。このNUOVA500は売れに売れて一般的には「チンクエチェント」と呼ばれるようになりました。

「チンクエチェント」は初代500の直接後継モデルではなく、異なるコンセプトで新規設計された同クラス・別系統車種であることも特徴になっています。「チンクエチェント」は基本的に、600をさらに一回り縮小したモデルとして設計され、600と比べるとスペース的にやや窮屈でしたが4人乗りとしていました。2人乗りだったことで競合車種に顧客を奪われてしまったトポリーノ時代の反省と、スクーターとの大きな差別化を図るという点から重要視され、このようなスタイルで誕生したのです。

レトロでおしゃれな3代目 500も大人気

2007年3月に販売が開始された3代目500は、エクステリアがNUOVA 500 をイメージさせるような丸みのあるボディになっていて、小さくつぶらなヘッドランプや軽くせり出したフロント周り、インテリアのデザインなどもメーターレイアウトなどに NUOVA 500 の名残を感じさせるようになっています。フォルクスワーゲン・ニュービートル、BMWによるミニ、フォード・マスタングなどと同じく「ヘリテイジライン」や「リビングレジェンド」などレトロ調と呼ばれるものになっています。日本では前席に2名、後席に2名の4名が乗車できるようになっています。

それぞれのモデルのスペックについて。

それぞれのスペックについては
2代目 NUOVA 500が
ボディタイプ:2ドアセダン、2ドアコンバーチブル、3ドアワゴン、3ドアバン
駆動方式:RR
変速機:4速MT
全長2,970mm全幅1,320mm全高1,320mm。

3代目2007年型Fiat 500が
ボディタイプ:3ドア ハッチバック
ガソリンエンジン:直列2気筒SOHC 0.9L、直列4気筒SOHC 1.2L、直列4気筒DOHC 1.4L
ディーゼル:直列4気筒SOHC 1.3L
駆動方式:FF
最高出力:ガソリン: 51-73.5kW (69-100PS)5,500-6,000rpm
ディーゼル:70kW (95PS) 4,000rpm
最大トルク:ガソリン: 10.4-14.8kg·m (102-145N·m)1,900-4,250rpm、ディーゼル:20.4kg·m (200N·m) 1,500rpm
変速機:5速MT/5速AT、サスペンション:前: マクファーソンストラット、後: トーションビーム
全長3,545mm全幅1,625mm全高1,515mmとなっています。

アニメでも見たことあるかも知れない「チンクエチェント」!

日本では「ルパン三世の愛車」として有名なのが「チンクエチェント」です。最初ルパンはメルセデス・ベンツSSKに乗っていたものの、設定変更や作画の都合から当時の作画監督であった大塚康生の愛車でもあった「チンクエチェント」が選ばれ、初期シリーズ後半以降は頻繁に登場するようになりました。

特に有名なのは劇場版『カリオストロの城』で登場するクリームイエローの「チンクエチェント」で、現行のモデル500では日本国内限定で同色を模した特別仕様車がたびたび登場するなど、『ルパン三世』がこのクルマの認知に大きく影響していることがわかります。可愛い「チンクエチェント」はルパンによく合っていますよね。

「チンクエチェント」の性能や評価について。

「通勤で田舎道を片道33km走っているため、とても燃費が良いです。最高で21.4km、普段20km程度、19kmを割ることはほとんどありません。ちなみにアイドリングストップは常にoffにしています。瞬間燃費を見ながらマニュアルモードで運転しています。エンジンとタイヤが直結する気持ちよさは格別です。」

「試乗した500Sは、スポーツ色を前面に押し出したグレード。エンジンは最高出力85馬力、最大トルク145Nm(14.8kgm)を発生する排気量875ccの直列2気筒ターボ「ツインエア」。ツインエアは吸気バルブをカムシャフトではなく油圧で自在に駆動する独創的な構造を持っており、普段はスロットルボディを用いず、バルブのリフトとタイミングの量的変化だけで出力を調整している。また、吸気バルブを早く閉じることで出力をコントロールする、量産エンジンとしては世界唯一のバルブ早閉じ型ミラーサイクルエンジンでもある。燃費測定ではCVTに比べて不利な5速手動変速機仕様ながら、JC08モード走行時の公称燃費は26.6km/リットルと、クラストップレベル。」

このように燃費がいいのはもちろん、楽しくドライブが楽しめるところが大きな魅力になっています。

実燃費はどれくらい?

実燃費については、5MTでFFの場合11,80km/Lから14,98km/L。5MTでFFターボの場合、14,44km/Lから16,95km/Lとなっています。

フィアット500の中古価格の相場はいくらくらいから?

チンクエチェント(フィアット500)の場合、18万円から420万円の幅があり、人気が衰えていないのがわかります。相場は150万円から160万円となっています。

まとめ

小さくて可愛い印象が表に出ているチンクエチェントは、性能が良く燃費も良いのでファンが多いのが特徴です。中にはコレクションする人もいるほどの人気です。ルパンを見ていてなんとなく想像できても、実物を見てみたくなりませんか?

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