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ホンダのスーパースポーツNSX、中古車はお買い得?市場価格と維持費について検証!!

ホンダのスーパースポーツNSX、中古車はお買い得?市場価格と維持費について検証!!

2017年2月に販売開始した2代目NSX。初代NSXの中古車相場と20年以上経過する車両の歴史や特徴について、ご紹介していきます。


憧れた国産スーパーカーNSXの販売に関する歴史について

ご存知、日本の自動車メーカー・ホンダが生み出したスーパースポーツNSXは初代発売より、2019年で29年経過しています。

2006年に初代モデルの販売が終了しましたが、それから約10年後(2017年)に2代目(現行車)が発売されました。

まずはホンダのNSXの歴史や活躍などをご紹介し、その魅力について迫ってみましょう。
きっかけはF1参戦、世界に通ずるホンダの技術をアピールするためでした。

ホンダがはじめてF1に関わったのは1960年代ですが、様々な難関を乗り越え素晴しい成績を残すこともありました。

けれど、レーシングドライバーのジョー・シュレッサーが操縦するホンダ・RA302の死亡事故以後、活動を休止することとなりました。

この活動休止理由としては、一説として当時のマスキー法(アメリカ発の大気浄化法)に対応する市販エンジン開発を理由とされていますが、真相は定かではありません。

NSX開発への大きなきっかけとなるのはホンダ第2期F1参戦によります。1983年、イギリスのスピリット・レーシングへのエンジン提供で復帰を果たしました。第1期の参戦があったからこそ第2期があります。そのチャレンジ精神が生み出したものこそNSXなのです。

NSXの開発コンセプトとしてはF1で蓄積したテクノロジーを基に世界に通用するフラッグシップモデルを持つことです。

いかにホンダが素晴しい自動車メーカーであるかを、極限状態で走行するF1テクノロジーの結晶を市販車に色濃く反映することが、当時の最先端である考えだったのでしょう。

NSXの年表

・1989年(バブル景気絶頂期)に初代NSX発表
・1990年9月14日に販売開始(Ⅰ型)。車体価格は約800万円(AT仕様は60万円高)
・1992年11月に標準モデルに対してエンジンレスポンス向上、120kgの軽量化を行ったタイプRが販売開始(生産期間は約3年)
・1997年2月にマイナーチェンジが行われた。MTのエンジン排気量が3.2Lに変更されたことと、トランスミッション変速段が6速となった
・1999年9月にエンジン改良。平成12年基準排出ガス50%低減車両に認定された
・2001年12月にマイナーチェンジ。外観に大きな変更が加えられ、それまでリトラクタブル・ヘッドライトだった点を固定式ヘッドライトとなった
・2002年5月にタイプRに変わるNSX-Rが販売された。同モデルはこれまで以上に軽量化と空力が高められ、特徴的なのが、ボンネットのエアアウトレットである。公道が走れるシーシングカーと言ったところである
・2006年販売終了
・2016年8月に2代目が発表された
・2017年2月27日に2代目販売開始

簡単にまとめてしまいましたが16年という長い年月で、行われたマイナーチェンジはたったの2回で、他はレーシングタイプが追加されるのみと非常に完成度の高い車両であったことがよく分かります。

初代NSXのレースでの活躍とは

前項でも述べましたが、NSXはホンダがレースで培った技術の粋を凝らしたフラッグシップモデルです。当然完成度が高く、2006年の販売終了までの間レース車両として大いに活躍しました。

とは言え、開発時からレースで使用するベース車両を意識していたわけではないため、発売当初はレースでの目立った活躍はなく、1992年のタイプR発売をきっかけに徐々に日本国内外で、ベース車両として扱われるようになりました。

・1993年頃 ドイツ国内レース(ADAC GT CUP)でエントリー。優勝経験あり
・1994年 ル・マン24時間レースに3台参戦し完走
・1995年 GT1・GT2において複数チームでエントリーし、GT2において優勝(チーム国光)
・1996年 全日本GT選手権にエントリー。2004年までの間で2度チャンピオン車両となる

レース業界でも様々なドラマを残したことでしょう。

スペック紹介 現行車と旧タイプの比較

初代NSXのスペックからご紹介いたします。

標準モデル
エンジン 3.0L(1997年2月に3.2L)自然吸気
最高出力 280ps(ATは265ps)
最大トルク/回転数 294N・m/5400rpm
燃費 9.0km/L
トランスミッション 5速MT(1997年2月以降6速MT) もしくは4速AT
サスペンション 前後ダブルウィッシュボーン
駆動方式 MR
車重 1350kg(ATは1390kg)
全長、全幅、全高 4.43m、1.81m、1.17m
ホイールベース 2.53m
トレッド 前1.51m、後1.53m
乗車定員 2名

続いて現行NSXについてご紹介します。

現行NSX
エンジン 3.5L ツインターボ
最高出力 507ps
最大トルク/回転数 550/6000rpm
燃費 12.4km/L
トランスミッション 9速AT
サスペンション 前後ダブルウィッシュボーン
駆動方式 ハイブリッド4WD(エンジン・ミッドシップレイアウト)
車重 1800kg
全長、全幅、全高 4.49m、1.94m、1.22m
ホイールベース 2.63m
トレッド 前1.66m、後ろ1.62m
乗車定員 2名

2代目の特徴で、初代との大きな違いはやはり前と後ろにハイブリッドモーターが搭載され、4WDとなったことでしょうか。また、排気量も大きくなり過給器も装着されました。

そしてトランスミッションがATのみとなったことも、昨今のスーパースポーツの傾向から納得できるものです。

その一方で燃費の大幅な向上は初代開発から30年近く経過した事による技術革新の成果であることは疑いようがありません。

中古車相場、稀少車の価値は如何に

国産スーパースポーツも初代モデルの初期ものは完全に旧車です。もともと飛ぶように売れるような手頃な価格帯ではないため、そもそもの市場に出回っている台数にも限りがあることでしょう。そんなNSXの中古車相場はいかがでしょうか。2019年4月における車体価格についてご紹介したいと思います。

現行タイプ

さすがに現行タイプは新車販売価格がベースグレードで2300万円に対して中古車平均価格2300万と値落ちしておりません。稀少スーパースポーツらしい傾向ですね。

もちろん走行距離はほとんどが1000~2000km台で、ほぼ未使用車と言って良いほど良好なコンディションが期待できます。

オプション次第では2600万円台もありますので、中古車を探す目的は安さへの期待ではなく、あくまでも即納志向と言ったところでしょう。

Ⅰ型について

初代初期モデルの中古車相場について確認してみましょう。こちらはMTとATに分けてご紹介いたします。

MT仕様について
平均774万円で、走行距離は平均70800km
さすがに年数の経過からして距離が伸びてしまうことはやむを得ないところですが、それにしても未だ800万円弱とはかなり高額です。新車販売時の車体価格が800万円くらいだったため、ほぼ値落ちしておりません。

AT仕様について
平均570万円で、走行距離は平均68000km
走行距離はやはりMTと同じ理由で年数相応です。それでも仮に年間3000km程度の走行になります。ところで、平均価格はMTよりも低いところが、ある意味お買い得かもしれません。スーパーカーはできればMTで乗りたいというニーズがあるからでしょう。

Ⅱ型について

Ⅱ型になるとボディタイプや仕様などでモデルが増えますが、今回は一貫して標準モデルで比較してみたいと思います。
MT仕様について
平均価格1100万円で、平均走行距離は77000km
Ⅱ型の標準モデルは中古車検索サイトで一台しか見つかりませんでした。どの様なオプション、もしくは改造が施されているかなどで、付加価値が付いているのかもしれませんが、新車販売時のベースグレードで910万円くらいなので、プレミアが付いているような印象です。

AT仕様について
平均価格703万円で、平均距離は60500km
やはりⅡ型もATともなれば新車価格940万円よりは価格が下がっております。もちろん決して安くはありませんが、スポーツ走行を目的で買わないのであれば、ATがお勧めかもしれません。

Ⅲ型について

初代最終モデルの中古車相場のご案内です。早速MT仕様から確認してみましょう。

MT仕様について
平均価格1720万円で、平均走行距離は21000km
これまでと同様で、どの様なオプションや改造が成されているかによる影響もあることでしょうが、少なくとも新車価格940万円を軽く超えております。

AT仕様について
平均価格1500万円で、平均走行距離は29000km
MTほどでなくともプレミア価格が付いております。もう理由はこれまで触れたとおりで間違いないでしょう。

旧タイプのNSXをリフレッシュしてみよう

とにかく値落ちしておりません。むしろ当時販売していた価格よりプレミアが付いているくらいです。さすが国産スーパースポーツです。
けれど、経年の影響は必ず受けているはずです。せっかく大金かけて購入したのに乗れないコンディションだったりするとガッカリですよね。また、このような自動車は外観はもちろんとして、走行装置からエンジンミッションに至るまで、きちんと整備して、どれだけ時間が経過しようが本来の性能を保っておきたいものです。

そこでお勧めしたいのが、メーカーのリフレッシュプランです。
・申し込み基本料金(基本手見料含む)・・・\130,000円
・パワートレーンリフレッシュメニュー各種 
例)エンジンオーバーホール・・・¥2,000,000円
例)ミッションオーバーホール・・・¥613,000円
※全て税別価格
スーパーカーですから費用が高いのは当たり前です。けれど、新車同然にリフレッシュすることで、経年を吹き飛ばしてくれることは間違いありません。詳しくはホンダ公式サイトでご確認下さい。

Honda | NSX | NSX Refresh Plan

https://www.honda.co.jp/auto-archive/nsx/2005/special/refresh-plan/menu/

専任のスタッフが、NSXをすみずみまで丹念にリフレッシュ。これからも安心してNSXに乗り続けるための、「NSXリフレッシュプラン」のご案内ページです。

まとめ

夢の国産スーパーカー・NSXを手に入れるなら、お勧めなのがⅠ型のATでしょうか。

MTにこだわる場合もⅠ型でリフレッシュプランを追加したいところです。ただし、あれもこれもとメニューを組むとⅢ型が買えてしまうかもしれませんので、良く吟味しておいた方が良いでしょう。

夢は夢でおいておくのか、実現するのか、それを考えるだけでもわくわくしますね。

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