VWの電動SUV『ID.4』最新情報

《photo by VW》フォルクスワーゲン ID.4 のティザーイメージ
フォルクスワーゲンは8月27日、新型電動コンパクトSUVの『ID.4』(Volkswagen ID.4)のデザインの特長を発表しました。
このID.4は、9月末にワールドプレミアする予定となっています。期待の新SUVに関する最新情報をまとめています。
■ID.4とは?

《photo by VW》フォルクスワーゲン ID.4 のプロトタイプ
ID.4はフォルクスワーゲンの新世代EVの「ID.」ファミリーの2番目のモデルです。
第1弾は、小型ハッチバックの『ID.3』でした。
ID.4は、2017年春に発表されたコンセプトカーの『ID.CROZZ』の市販バージョンとして開発され、フォルクスワーゲン初の本格的な電動SUVになります。

【参考】VWの新型EV『ID.3』
■ID.4の、IDとは?
ID.4は、力強いスタイル、先進的な機能、ゼロエミッション走行という特長を持っています。
車名の数字の「4」は、コンパクトSUVセグメントを代表するニューモデルを意味します。
ID.4は『ビートル』・『ゴルフ』に続いて、フォルクスワーゲンにおける重要な歴史の扉を開いた第3のエポックメーキングモデル、ID.3に続く新型車、という意味が込められています。
また、「ID.」とは、インテリジェントなデザイン、アイデンティティ、時代を先取りしたテクノロジーを表しています。
■ID.4は、ID.ファミリーのすべての長所を備える
ID.4は、世界最大の市場セグメントに成長しているコンパクトSUVセグメントに投入するために開発されました。
ID.3と同様、高い拡張性を持つ電動車専用の「モジュラーエレクトリックツールキット(MEB)」プラットフォームをベースにしています。
フォルクスワーゲンによれば、ID.4はコンパクトなサイズ、広い室内、スポーティなキャラクター、直感的な操作方法、完全なコネクテッド機能など、ID.ファミリーのすべての長所を備えているとのこと。
■ID.4のエクステリアデザイン 新しいデザインの幕開け
ID.4のエクステリアデザインは、クリーンで流麗でパワフルなものとなっています。
新しいデザイン言語を導入し、強くて自信に満ちているように見えるデザインを狙います。
さらに、重視されたのは主に、シームレスで空力性能を追求したスタイル。ID.4は力強いプロポーション、流れるようなボディライン、彫刻的なリアデザインなどが特長となっています。
ヘッドライトのデザインも、個性が存分に反映されているといえるでしょう。
フォルクスワーゲンによると、テールライトクラスターと大型のルーフスポイラーが、空気の流れをきれいに分離するようデザインされた、ID.4のエクステリアデザインは、新しい時代の幕開けを明示しているとそうです。
■1回の充電での航続は最大500km!
ID.4では、数多くのモジュラー駆動コンポーネントを利用できます。初めに、後輪駆動モデルが発売され、その後パワフルな4輪駆動モデルが追加される予定です。
モーターは、シングルスピードのトランスミッションを介してパワーを路面に伝達。
よりスポーティな加速を可能にする走行モードや、エネルギー節約に役立つ走行モードを設定することが可能です。様々なモードが、車両の航続を長くするように設計されています。
高電圧バッテリーはパッセンジャーセルの下に設置されていることにより、低い重心とバランスの取れた軸荷重配分を実現。
バッテリーの充電は、AC(交流)、DC(直流)、三相交流で行うことが可能になりました。駆動パッケージによっては、1回の充電で最大500km(WLTP計測)を走行することが可能、としています。