トヨタのセダン全8車種の特徴や評価
車のボディ形状では、SUVが人気となっており、多くの自動車メーカーから販売されています。一方でセダンの人気は以前ほどありませんが、トヨタは豊富なラインナップを取り揃えているので、セダンの選択肢が多いです。
コンパクトなモデルから、ハイブリッド車のように低燃費なモデルも選択できます。ベーシックなセダンだけでなく、センチュリーのような高級車もあるので、自分の使い方に合ったセダンを見つけられるでしょう。
■トヨタ カローラ セダン
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ カローラ
トヨタが1966年から現在まで、長く製造・販売しているのがカローラシリーズ。基本形となるセダン以外にも、クーペやバン、ハッチバック、SUVなど、様々なボディタイプが存在します。
カローラシリーズをしては、世界累計販売台数で1997年にギネス世界記録を樹立するなど、国内のみならず世界で愛される車に。
ここでは伝統的な3BOX形状の“カローラ”について紹介します。
現在販売されているのは、2018年に登場した12代目。2022年10月には、主にパワートレインを刷新した一部改良が行われ、現在の姿となっています。
ボディサイズは、全長4,495mm×全幅1,745mm×全高1,435mm、ホイールベースは2,640mmと扱いやすいサイズ感。
エクステリアは、ハッチバックやツーリング同様で、シャープな印象のヘッドランプや大型のグリルがスポーティで精悍な印象を与えます。
インテリアは、無駄のない比較的シンプルなデザインですが、液晶のメーターディスプレイなど、クラス以上の高級感が演出されています。
パワートレインに、新たに採用された最高出力120馬力・最大トルク145Nmを発揮する1.5リッター直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを搭載するガソリンエンジンモデルと、全ての電動モジュールが刷新された直列4気筒1.8リッターエンジン+モーターのハイブリッドモデルの2種類を用意しています。
トランスミッションは、ガソリンエンジンモデルでCVT、ハイブリッドモデルで電気式無段変速機となり、2022年10月以前まであったMTの設定はなくなってしまいました。
燃費は、ガソリンエンジンモデルで18.1~19.4km/L(WLTC)、ハイブリッドモデルで25.3~30.2km/L(WLTC)とかなり良好。
先進安全装備に、最新のToyota Safety Senseが搭載されるほか、ドライブレコーダー(前方)とバックガイドモニターを標準装備。何も考えず選んでも絶対に間違いのない1台に仕上がっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,495mm×1,745mm×1,435mm |
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ホイールベース | 2,640mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | ハイブリッド車(2WD):1,330kg ハイブリッド車(4WD):1,390kg ガソリン車:1,230kg |
燃費 | ハイブリッド車(2WD):WLTCモード:30.2km/L ハイブリッド(4WD):WLTCモード:28.1km/L ガソリン車:WLTCモード:19.4km/L |
エンジン種類 | ハイブリッド車:直列4気筒 ガソリン 1,797cc ガソリン車:直列3気筒 ガソリン 1,490cc |
エンジン最高出力 | ハイブリッド車:72kW(98ps)/5,200rpm ガソリン車:88kW(120ps)/6,600rpm |
エンジン最大トルク | ハイブリッド車:142N・m(14.5kgf・m)/3,600rpm ガソリン車:145N・m(14.8kgf・m)/4,800-5,200rpm |
モーター種類 | ハイブリッド車:交流同期電動機 |
モーター最高出力 | ハイブリッド車:70kW(95ps) |
モーター最大トルク | ハイブリッド車:185N・m(18.9kgf・m) |
駆動方式 | 2WD/4WD(E-Four) |
トランスミッション | ハイブリッド車:電気式無段変速機 ガソリン車:Direct Shift-CVT(ギヤ機構付自動無段変速機) |
新車価格 | ハイブリッド車(2WD):2,163,636円(消費税抜) ハイブリッド車(4WD):2,343,636円(消費税抜) ガソリン車:1,809,091円(消費税抜) |
■トヨタ カムリ
カムリ 改良新型
トヨタが発売している高級FF駆動セダンです。世界で販売台数を伸ばしており、特に海外市場で人気があるモデルです。上質な内装や優れた走行安定性などが魅力となっていますが、国内においてはプリウスやカローラがあるので、存在感は低めと言えるかもしれません。
しかし海外での人気が理解できるほど、洗練されたデザインはカムリの魅力です。ハイブリッド専用車種となり、世界トップクラスの熱効率を誇るハイブリッドシステムの「THS II」が搭載されており、ダイレクトな加速感と燃費向上に貢献しています。
カムリの特徴
《写真提供:response》トヨタ カムリ Gレザーパッケージ
カムリのエクステリアはエンジンや居住空間のレイアウトが下げられることで、低重心になっています。これにより、低重心の美しいデザインやワイドで存在感のあるスタイルになっています。上級な車を感じさせるデザインになっているのが大きな特徴です。
また後席には大人3人が座っても十分なスペースもあります。十分な居住空間があるので、後席に座った人も快適に乗車できます。大容量のラゲージスペースは、ハイブリッド車にありがちなバッテリーが荷室空間を妨げることを防いでおり、たくさん荷物を積載したい方も満足です。
カムリの評価
《写真提供:response》トヨタ カムリ Gレザーパッケージ
上質なセダンということから、低く長いプロポーションとなっており、巧なデザインになっていることが評価されます。もちろんデザインに好みはありますが、上質なセダンに乗りたい方におすすめの車です。
大型のハイブリッド車というだけでなく、人とは違う車に乗りたい方からも評価されているモデル。車両価格とのバランスや走りの性能が期待以上に実現されているので、競合車種と比較しても素晴らしい車です。2021年2月には一部改良されて販売されており、安全性能などを向上させているのも良いですね。
一部改良前のモデルになりますが、試乗記では以下のように評価されています。
シャシー性能も高く、コーナーに入っていく際のステアリング操作に対するクルマの動きの反応も俊敏だ。しかも決してセダンの性能を裏切るような急激な動きではなく、ある程度のゆったりさを持たせたもの。セダンらしいスポーティさで乗り心地を犠牲にはしていない。
セダンらしい乗り心地を失っておらず、またスポーティさも体感できる車ということが評価されています。
そんなカムリですが、2023年4月10日に“12月下旬で生産終了”となることが発表されました。1980年に初代モデルが登場したカムリの43年の歴史は幕を下ろすことになってしまいます。
理由は明示されていませんが、ミドルサイズセダンの人気低迷により販売台数が低下していたことが大きな原因の一つと推察されます。購入を検討されている方は、早めの行動が必要となるでしょう。
ただし、生産終了はあくまで国内向けモデルの話のようで、国外での生産終了は報じられていません。2024年以降はどうしても欲しいとなったら並行輸入車を購入するしかなさそうです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,885mm×1,840mm×1,445mm |
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ホイールベース | 2,825mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,550kg |
燃費 | WLTCモード:27.1km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ガソリン 2,487cc |
エンジン最高出力 | 131kW(178ps)/5,700rpm |
エンジン最大トルク | 221N・m(22.5kgf・m)/3,600-5,200rpm |
モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | フロント:88kW(120ps) リヤ:5.3kW(7.2ps) |
モーター最大トルク | フロント:202N・m(20.6kgf・m) リヤ:55N・m(5.6kgf・m) |
駆動方式 | 2WD(前輪駆動方式)/E-Four(電気式4輪駆動方式) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
新車価格 | 2WD:3,177,273円(消費税抜) 4WD:3,357,273円(消費税抜) |
■トヨタ カローラアクシオ
カローラアクシオ
現行モデルのカローラが3ナンバーサイズになって大型化した一方で、旧型ともいえるカローラアクシオは法人需要が大きなモデルです。またレンタカーなどさまざまな需要を陰で支えているモデルともいえるでしょう。
法人の営業車として、また駐車場の問題で3ナンバーは難しいという方のニーズを埋めているモデルです。販売されているグレードはベーシックなものになりますが、一定の支持を集めている車なのです。
カローラアクシオの特徴
《写真提供:response》カローラアクシオ
カローラアクシオはビジネス向けモデルとして販売されているモデルらしく、ベーシックな機能を持ちながらも、使い勝手の良さが特徴となっています。安全装備のToyota Safety Senseが標準装備されており、社員の方が安全に運転できるようにサポート。
また大容量のトランクルームは大きさによってはゴルフバッグが4個も収納できるほどです。仕事に必要なものを積載しないといけないときでも、余裕のスペースがありますね。
カローラアクシオの評価
《写真提供:response》カローラアクシオ
大型化するモデルが多くある中で、5ナンバーサイズのセダンは貴重な存在となります。シンプルでありながら、通常の使用には十分な質感を備えているので、街乗りにぴったりでしょう。手軽に使えること、また実用性の高さ、さらに運転のしやすさが評価されます。
セダンは車の基本の形でもあり、見切りの良さや取り回しのしやすさに優れています。5ナンバーで日本の道路事情にも適しているカローラアクシオは実用性を求める方にぴったりのセダンです。
試乗車は「ハイブリッドG」。ステアリングがわずかに軽い印象ももつが、モーター駆動からのエンジンの始動もかなりスムースで、ドライバビリティは上々だ。エコタイヤは乗り味と接地感に少しそれを意識させる。けれど街中と高速道路と山道少々とをサラッと走り(エアコン使用、必要な再加速なども実行)、最低限、写真に収めたような平均燃費はこなすようで、エコ性能は十分といえる。
基本的な性能が高く、まさに毎日仕事に使うのにぴったりのセダンといえるでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,400mm×1,695mm×1,460(4WD1,485)mm | |
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ホイールベース | 2,600mm | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンエンジン 直列4気筒ガソリンエンジンハイブリッド | |
WLTCモード燃費帯 | 15.6~27.8km/L | |
車両価格 | 約141万円~193万円 |
※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格は税抜き価格です
■トヨタ クラウン
《写真提供:response》トヨタ クラウン
トヨタのクラウンは高級セダンの代名詞ともなっているモデル。現行モデルになって流行のデザインを取り入れて、若返りを果たしています。クラウン初の6ライトウィンドウを採用しており、ロングノーズで流れるようなフォルムです。
大人でスポーティなデザインとなっているので、高級車でありながらスポーティな走行を楽しめるモデルになりました。トヨタの最新の技術と性能を搭載しており、高級セダンにふさわしい装備があるセダンです。
クラウンの特徴
《写真提供:response》トヨタ クラウンRS
現行モデルのクラウンの特徴として、スポーティな走行性能があるでしょう。ドイツのニュルブルクリンクサーキットでも開発を行ったことにより、欧州車とそん色ない走行性能を実現しています。
特にプラットフォームが一新されたことにより、優れた走行性能を見せており、これまでの保守的なモデルというよりもスポーティセダンに生まれ変わりました。
クラウンの評価
《写真提供:response》トヨタ クラウンRS
車の基本性能を高めた高級セダンとして、モデルチェンジしてから販売台数も増えましたが、2020年の年間の販売台数は22,173台で全体の32位となっています。販売台数では人気モデルに及びませんが、それでも安全装備が充実していたり、質の良い内装から国産高級セダンとして一定の需要があります。
ハイブリッドはモーターとの組み合わせで、走り出しが軽快なのはもちろんだが、顕著なのは足のよさ。カーブを曲がりながら、右側のタイヤだけ凸凹のある路面を走るときによくわかるのだが、サスペンションがしなやかに動いて衝撃を吸収し、シートまで伝わってこない。いや、多少は伝わるものの、頭がゆらされることがなく視点がぶれにくいのである。これは、乗りやすい。
サーキットを走りこんで開発された足回りの評価も高くなっており、路面の凹凸を上手にいなして、車内に不快な振動が伝わりにくくなっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,910mm×1,800mm×1,455(4WD1,465)mm | |
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ホイールベース | 2,920mm | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンエンジンハイブリッド V型6気筒ガソリンエンジンハイブリッド 直列4気筒ガソリンターボ | |
WLTCモード燃費帯 | 12.4~20.0km/L | |
車両価格 | 約445万円~約672万円 |
※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格は税抜き価格です
■トヨタ プリウス
トヨタ プリウス
トヨタのハイブリッドカーとして有名なプリウスは、初代は1997年に登場してから現行の4代目モデルまでロングセラーとなっています。世界初の量産ハイブリッド専用車として登場してから、燃費の良さや充実した安全装備が特徴となっています。
派生車種としてプラグインハイブリッドのプリウスαなども発売されていました。快適に運転できるハイブリッドセダンの定番モデルといえるでしょう。
プリウスの特徴
《写真提供:response》プリウス ハイブリッドシステム「THS II」
プリウスの特徴は、なんといってもハイブリッドで燃費が良いことです。ハイブリッド車の中でも、上位を争うほどの燃費なので家計にも優しいですね。ハイブリッド車ということは低燃費だけでなく、環境にも優しい車ということ。排出ガスが少ない車なので、できる限り環境に優しい車に乗りたい方におすすめです。
低燃費なだけでなく、優れた静粛性により静かに走行できます。吸音材や遮音材が配置されているので、高速走行の際も静かです。もちろんトヨタの安全装備であるToyota Safety Senseも標準装備しており、安心して走行できます。マイカーSecurityやヘルプネットなどなど、さらに安心して走行できる装備も用意されています。
プリウスの評価
《写真提供:response》トヨタ プリウス
現行モデルのプリウスは、インテリアも上質になっており、快適に乗車できます。また専用通信機の「DCM」が標準装備されて、コネクティッドカーになっています。必要な装備が十分にあり、燃費がよくてそれなりの走りが楽しめることも評価されているポイントです。
走行性能では、従来型に比べて後輪の接地性が向上した。機敏に曲がるスポーティな印象は薄れたが、直進時を含めて安心感が増している。乗り心地も少し向上した。
乗り心地も十分によく、安心して走行できると評価されています。プリウスは燃費の良い車の定番とされていますが、マイナーチェンジ後の充実した装備は魅力的。コスパの良さからもセダンを選びたい方におすすめできます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,575mm×1,760mm×1,470mm | |
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ホイールベース | 2,700mm | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンエンジンハイブリッド | |
WLTCモード燃費帯 | 25.4~32.1km/L | |
車両価格 | 約236万円~約331万円 |
※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格は税抜き価格です
■トヨタ プリウスPHV
《写真提供:response》トヨタ プリウスPHV
プリウスPHVは車名にあるように、プラグインハイブリッドシステムを搭載したモデルです。大容量のリチウムイオン電池を搭載しており、ハイブリッドシステムを利用して走行できるだけでなく、EV走行も可能となりました。
オプションでは量産車初となるソーラー充電システムが搭載できます。ハイブリッド車であるプリウスと差別化させるデザインになっているのも特徴です。
プリウスPHVの特徴
トヨタ プリウスPHV
充電ケーブルは200Vと100Vの電源に対応しているので、使用するコンセントに合わせて充電できます。自宅の通常の配線を利用しても、街中にある急速充電器を利用しても充電ができるので、気軽に充電できます。また車内にあるコンセントは、100Vの外部給電用のコンセントになるので、非常時の電源にも利用可能です。
プリウスのハイブリッドシステムがベースとなり、EVモードでもガソリン走行でも燃費の良い走りが楽しめます。効率的に、またパワフルに走れるので、環境に優しくても楽しく走れます。プリウスPHVなら、よりスポーティなモデルであるGR SPORTも選択可能です。
プリウスPHVの評価
《写真提供:response》トヨタ プリウスPHV
ハイブリッド車ということもあり、燃費の良さは評価できるでしょう。満充電の場合には、EV走行距離が60kmとなっているので、街中の走行であれば電気のみで事足りる方もおられるでしょう。また電力が無くなっても、トップレベルのWLTCモード30.3km/Lの低燃費なので、ガソリン代を気にすることなく走行できますね。
走りのポイントとしては、バッテリーから出される電力で、加速がよくなったということだ。アクセルを踏み込むと、さすがに最初のリアクションはいい。おおっ、加速がするどい! しかし、喜んだのもつかの間、その後の盛り上がりに欠ける。モーターアシストのトルク感が最初だけで終わってしまい、その後は物足りないのである。
モーターによるアシストが加速の良さを実現させていますが、電気自動車ではないのでトルクある走りが続くというわけではないようですね。もちろんプリウス同様にハイブリッドシステムの良さを活かした低燃費な走りは評価されています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,645mm×1,760mm×1,470mm | |
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ホイールベース | 2,700mm | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンエンジンハイブリッド | |
WLTCモードハイブリッド燃費消費率 | 30.3km/L | |
車両価格 | 約308万円~約365万円 |
※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格は税抜き価格です
■トヨタ MIRAI
トヨタ MIRAI
MIRAIはトヨタが発売している高級セダン型の燃料電池自動車です。燃料電池自動車なので、エンジンを搭載していません。高圧力で圧縮した水素がタンクに蓄積されており、燃料電池ユニットで電気を発生させて、高出力モーターで駆動させます。
最高出力は182PSとなっており、アクセルを踏み込んだときからパワフルな発進が可能です。減速時には回生エネルギーで充電しており、高効率な走りになっています。
MIRAIの特徴
《写真提供:response》MIRAI FCスタック
燃料電池車は、水素と酸素をFCスタックに取り込んで発電し、その電気でモーターを駆動させる仕組みです。走行中に二酸化炭素を排出することなく、発電のための空気はフィルターでろ過させるので、浄化された空気を排出します。
ガソリンエンジンを搭載していないということは、マフラーもありません。すっきりとした後ろ姿もMIRAIの特徴です。また1回の充填で850kmも走行できるので、ロングドライブも可能です。
MIRAIの評価
《写真提供:response》トヨタ MIRAI Advanced Drive(プレシャスメタル)
新型MIRAIになって、アクセルを踏み込むとしっかり加速する特別な走行感覚が楽しめます。高級感のある走りになっているので、環境に優しい車というだけでなく、高級セダンにふさわしい走りです。
走りは、アクセルペダルを踏んだ瞬間から、するりと滑らかな走りっぷり。しかも全体的にずっしりとした重心の低い安定感を感じながらも、加速はことごとく軽快で、全身で感じる特別な走行感はクセになる。
水素ステーションの数などの課題はありますが、環境に優しい車として注目すべき車といえるでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,975mm×1,885mm×1,470mm | |
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ホイールベース | 2,920mm | |
種類 | 燃料電池システム | |
WLTCモード燃費帯 | 燃料電池車135km/kg | |
車両価格 | 約645万円~約782万円 |
※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格は税抜き価格です
■トヨタ センチュリー
トヨタ センチュリー
トヨタのセンチュリーは、政府の要人や企業の役員などに使用されることが多い高級セダンです。1967年から登場しており、皇室も利用するほどの最上級な車として販売され続けています。
他の多くの車と異なり、センチュリーは特別なクラフトマンによる手作りとなっています。ボディの数mmのずれを修正したり、ボディ塗装は7層構造になっているなど、まさに匠の技が詰まったモデルです。
センチュリーの特徴
《写真提供:response》トヨタ センチュリー
現行モデルはV型8気筒エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせて、高出力なスペックを誇ります。先代モデルはV型12気筒エンジンが搭載されていたことが特徴でした。現行モデルはハイブリッドシステムを搭載していることもあり、カタログ燃費も排気量の割にはよいといえるでしょう。
センチュリーは後席に座る車なので、後席の快適性に優れています。贅沢なソファーのようにソフトな座り心地のシートなので、移動中も快適でしょう。他の高級セダンと比較すると、華やかさは薄いものの、上質な車内空間に仕上がっています。
センチュリーの評価
《写真提供:response》トヨタ センチュリー
日本を代表するショーファーカーとして、高級さと静粛性を高い基準で実現していることが評価されています。
「セダンの根幹はここに。自然な操縦性、滑らかな乗り味、高級とは静粛性の高さである事を再認識させられる。50対50の重量配分が産む優れたハンドリングは要人御用達だからこそ必要な要素である」
車両価格から気軽に購入できるモデルではありませんが、日本を代表する高級セダンの走りを体験してみたいものです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,335mm×1,930mm×1,505mm | |
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ホイールベース | 3,990mm | |
エンジン種類 | V型8気筒エンジンハイブリッド | |
WLTCモード燃費帯 | 12.4km/L | |
車両価格 | 約1825万円 |
※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格は税抜き価格です
まとめ
トヨタが発売しているセダンをご紹介してきました。トヨタはセダンも豊富なラインナップを取り揃えており、コンパクトで法人向けのモデルから、スポーティな走りを楽しめるセダンまであります。
車の基本的な形状でもあり、乗り心地の良さを重視するならセダンといえるでしょう。予算や希望するサイズに合わせて車種を選択できるので、次の愛車候補にしてみるのはいかがでしょうか?