スバル レガシィ アウトバックとは
■意外にも期待されていなかったレガシィの運命…

レガシィと言えば、今でこそ名前が示す通り「後世に受け継がれてゆくもの」「遺産」として、現行型で6世代目となる大ヒット車種と広く認知されていますが、初代が発売された当初は今日の成功を誰も予想していませんでした。
レガシィが広く世に認知されるまでスバルの主力車種と言えば『レオーネ』であり、他メーカーに比べて垢抜けない雪国のおじさん車という印象を持たれていました。

当初はレオーネが世代交代するまでの中継ぎの意味も込めて発売されたレガシィでしたが、発売当初の1989年は折しもバブル経済の真っただ中、これまでより高級な大型車両の需要は高まりつつありました。同年10月にはワゴンに高出力なターボエンジンを搭載し、これまで実用一辺倒だったバン(ワゴン)の世界に「ツーリングワゴン」という新たなジャンルを生み出すことに成功します。
■そもそもレガシィとレガシィ アウトバックって?

スバル レガシィ アウトバック
スバルのレガシィと言えば、今やスバルの看板車種の一つです。
ですので、車に明るくなくても「名前だけは知っている」、という方も多いかもしれません。
ちなみに、よく誤解されがちですが、「レガシー」ではなくて、「レガシィ」です。
今は、セダンタイプのレガシィ B4が発売されていますね。

こちらはスバル レガシィ
本記事でご紹介する、レガシィ アウトバックは、先ほどのレガシィの派生車種。
レガシィが、セダンといったボディタイプなのに対し、レガシィ アウトバックは、レガシィツーリングワゴンをベースにし、最低地上高を200mmにしたステーションワゴン型のSUVという位置づけです。
■スバル レガシィ アウトバック スペック

■全長×全幅×全高(mm):4815×1840×1605
■ホイールベース(mm):2745
■乗車定員(名):5
■燃費:14.6(km/ℓ)(JCO8モード)
■最高出力〔ネット〕[kW(PS)/rpm]:129(175)/5800
■最大トルク〔ネット〕 [N・m(kgf・m)/rpm]:235(24.0)/4000
■スバル レガシィ アウトバック ライバル車はズバリ…

ライバル車は、なんといってもマツダのアテンザでしょう。
マツダの最高級セダン&ワゴンのアテンザ。
レガシィの方が全高が高いため、車内空間はレガシィの方が広く感じます。
一方で燃費はアテンザのほうが優秀です。
■全長×全幅×全高(mm):4,865×1,840×1,450
■燃費:22.4(km/ℓ)(JCO8モード)
■スバル レガシィ アウトバック 気になる口コミ、評価は?

試乗車は同車のベースグレード。上級の「リミテッド」との違いはタイヤが17インチとなりダンパーが非スタブレックス・ライドということ。タイヤはインチダウンしているが、18インチより指定空気圧が高いこともあり、走り始めは案外と“足が締まっている”と感じた。試乗車は9000kmほど走った個体ながら、これから馴染みが出てくる欧州車のような印象というべきか。この点は(その差はセダンのB4も同様だったが)別に試乗済みの「リミテッド」のほうが乗り味がなめらかで好ましいと思う。
一方で装備品目の差は意外と少なく、こちらの標準車はシート表皮が布になったりする程度。基本の快適装備、安全支援機能に差別がないのはいい。布シートはさっぱりとした感触で、いかにも普段使いの道具感を醸し出す。サンルーフ付きでの後席頭上空間はたっぷりで、シードサイズも十分、ラゲッジスペースの使い勝手のよさも変わらない。
スバル レガシィ グレード別価格 中古価格
レガシィ アウトバックのお値段はいくらくらいなのでしょう。
■レガシィ アウトバック 3,207,600円
■レガシィ アウトバック Limited 3,477,600円
一方、レガシィ アウトバックの中古価格は、H26年以降のものは約300万円~ほど、H26年以前の年式のものであれば、200万円以下で購入できます。
6月24日、2018年モデルとして米国で発売する改良新型『レガシィ』と『レガシィアウトバック』の価格を、2万2195ドル(約250万円)からに設定すると発表しています。
2018年モデルも気になりますね。日本のレガシィ アウトバックの今後の動きにも注目です。