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【9月度新車販売ランキング】N-BOX圧勝の裏で何が起きているのか

【9月度新車販売ランキング】N-BOX圧勝の裏で何が起きているのか

N-BOXの大ヒットが伝えられる2017年9月度の自販連と軽自協が発表した販売速報から、N-BOX以外の車種の浮き沈みを、前年比にスポットをあててみました。N-BOX圧勝の裏で何が起きているのか、年末商戦を迎える新車販売を読み解きます。


N-BOXのライバルはN-BOX

9月度 通称名別新車販売ランキング表 当月台数(前年比)

1位 ホンダ N-BOX 26,983台 (138.5%)   
2位 日産 ノート 15,469台 (278.5%)   
3位 日産 デイズ 15,153台 (138.1%)         
4位 トヨタ プリウス 13,275台 (66.2%)         
5位 トヨタ アクア 12,896台 (83.2%)    
6位 ダイハツ ムーヴ  12,771台 (111.0%)  
7位 スズキ ワゴンR 11,920台 (186.9%)       
8位 ダイハツ タント 11,636台 (96.7%)         
9位 ホンダ フリード 10,808台 (311.8%)       
10位 スズキ スペーシア 9,573台 (114.0%) 

軽乗用車1位 全体1位 ホンダ N-BOX 26,983台 (前年比138.5%) 

2017年9月1日に発売された新型N-BOXは2万6,980台を記録し、全体トップの座に返り咲きました。さらに、累計受注台数は、10月4日現在で5万2千台を超えるとされ、従来モデルを上回る大ヒットの予感を感じさせます。

N-BOXがすごいのは、この結果でさえ前年同月比は138.5%に過ぎず、従来モデルがいかに売れているかを物語っています。ライバル不在の孤高の王者とされるN-BOXですが、本当のライバルは過去の自分なのかも知れません。

トヨタ 絶不調 新型も一年持たず失速

登録乗用車2位
全体4位
トヨタプリウス 
13,275台(前年比66.2%)

9月度登録乗用車販売ランキング表当月台数(前年比)

1位 日産 ノート 15,469台(278.5%)
2位 トヨタ プリウス 13,275台(66.2%)
3位 トヨタ アクア 12,896台(83.2%)
4位 ホンダ フリード 10,808台(311.8%)
5位 ホンダ フィット 8,814台(86.2%)
6位 トヨタ シエンタ  8,679台(70.7%)
7位 日産 セレナ 8,187台(126.2%)
8位 トヨタ ヴォクシー 7,767台(81.5%)
9位 トヨタ C-HR 7,126台
10位 トヨタ ルーミー 7,089台

17位 日産 エクストレイル 5,080台(85.2%)
18位 トヨタ ハリアー 4,956台(129.3%)
22位 マツダ CX-5 4,555台(257.8%)
24位 トヨタ パッソ 4,423台(54.2%)
30位 トヨタ カムリ 3,324台(765.9%)

登録乗用車6位 トヨタ シエンタ  
8,679台(前年比70.7%)

登録乗用車24位
トヨタ パッソ 4,423台(前年比54.2%)

日産 せっかくの快進撃が台無し

登録乗用車1位 全体2位 日産ノート 15,469台 (前年比278.5%)

好調さを示しているのが日産のノートです。一時の勢いは止まったと思われたノートは、9月1日の仕様向上により復活。7月には128%台にまで下がっていた前年比を、9月には278.5%台にまで回復させています。

しかし、ここへきて日産の完成検査違反が発覚し、販売の停止や大量のリコールに追われて新車販売に影響が出るのは間違いなく、日産の販売現場はその対応に追われています。年末に向けて、好調さを示すノートや話題の新型リーフの販売に思わぬ障害が出てしまいました。

ホンダ 好調なフリードと「劇薬」N-BOX

登録乗用車6位 全体9位 ホンダ フリード 10,808台 (前年比311.8%)

2016年のデビュー以来、テコ入れはされていないものの、ライバルのシエンタを振り切り、ミニバンクラストップの座に就いています。その前年比311.8%というノートをも上回る勢いで、アクアをも射程に収めています。

しかし、好調なホンダ車はここまで。N-BOXとフリード以外は全滅と言っていいほどの低迷ぶりで、好調だったフィットも前年比を割り込んでしまい、ヴェゼルは前年比66.7%にまで落ち込んでいます。これを全部N-BOXの余波と言ったら言い過ぎかもしれませんが、新型N-BOXはホンダ車全体にも何らかの影響を及ぼす「劇薬」だったのではないでしょうか。

ホンダの登録車に残るのは、ハイブリッド車が加わったステップワゴン。スパーダ一本に絞ったグレード構成のステップワゴンはヴォクシーやセレナにどこまでせまるのかは、年末商戦に向けて大きな意味を持ちます。

その他の浮き沈み

登録乗用車22位 マツダ CX-5 4,555台(257.8%)

ベスト30の下位でも興味を引く車種としては、17位の日産エクストレイルと18位のトヨタハリアーに迫る、22位のマツダCX-5があげられます。エクストレイルは「プロパイロット」を、ハリアーは2.0L直噴ターボを追加設定して人気を得ていますが、フルモデルチェンジしたCX-5は前年比300%超えを続けてランク外からついに日産とトヨタの看板車種に迫っています。

また、前年比200%超えを持続するスズキのスイフトや、SUBARUのレヴォーグとインプレッサも引き続き
好調さを維持しています。

まとめ

9月度軽乗用車販売ランキング表 当月台数(前年比)

1位 ホンダN-BOX 26,983台(前年比138.5%)
2位 日産デイズ 15,153台(前年比138.1%)
3位 ダイハツムーヴ 12,771台(前年比111.0%)
4位 スズキ ワゴンR 11,920台(前年比186.9%)
5位 ダイハツタント 11,636台(前年比96.7%)
6位 スズキスペーシア 9,573台(前年比114.0%)
7位 ダイハツミラ 8,757台(前年比145.9%)
8位 スズキ  アルト 7,730台(前年比89.6%)
9位 ホンダN-WGN  6,714 台(前年比80.3%)
10位 スズキ  ハスラー 6,540台(前年比78.6%)

N-BOX一色に染まった9月の販売ランキングでしたが、それ以外にも見所がたくさんありました。そして東京モーターショーが開催される10月の販売ランキングが注目されます、

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