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日産車が消えた!10月度の新車販売台数ランキング

日産車が消えた!10月度の新車販売台数ランキング

10月、日産が完成検査員違反問題で3週間の出荷停止に追い込まれ、年末へ向けた繁忙期に深刻な影響が表面化しました。日産車の中で最も影響を受けたのはどの車種なのか、そして漁夫の利を得たのは?10月度の販売ランキングを読み解きます。


ノートが消えたベスト10ランキング

2017年10月度販売ランキング

1位 ホンダN-BOX   21,234台 前年比152.9%
2位 ダイハツムーヴ 13,972台 前年比111.8%
3位 ダイハツタント 10,660台 前年比101.0%
4位 トヨタアクア 10,031台 前年比80.4%
5位 トヨタプリウス 10,014台 前年比71.3%
6位 スズキワゴンR 8,801台 前年比148.4%
7位 ダイハツミラ 7,483台 前年比146.0%
8位 トヨタ ヴォクシー 7,417台 前年比93.5%
9位 トヨタルーミー 7,090台
10位 ホンダフリード 7,060台 77.1%

自販連(日本自動車販売協会連合会)と軽自協(全国軽自動車協会連合会)は6日、10月度の新車販売台数ランキングを発表しました。それによると、トップは9月に引き続いて21,234台で、前月に続いてホンダのN-BOXでした。

そして、7,000台差の2位はダイハツ「ムーヴ」。3位は同じくダイハツの「タント」で10,660台、4位アクア5位プリウスとようやく登録車が入りました。

というよりも、完成検査の不正が発覚して、3週間の生産停止を余儀なくされた日産車の販売が、どのような影響を受けたのかという点に注目してみましょう。

登録乗用車

2017年10月度登録乗用車販売ランキング

1位 トヨタアクア 10,031台 前年比80.4%
2位 トヨタプリウス 10,014台 前年比71.3%
3位 トヨタヴォクシー 7,417台 前年比93.5%
4位 トヨタルーミー 7,090台
5位 ホンダフリード 7,060台 前年比77.1%
6位 ホンダフィット 7,020台 前年比92.6%
7位 トヨタシエンタ 6,692台 前年比62.1%
8位 トヨタカローラ 6,505台 前年比97.6%
9位 トヨタヴィッツ 5,900台 前年比115.1%
10位 トヨタタンク 6,505台

ノートは大幅減、リーフはかろうじてランク入り、そしてセレナは圏外

結果は前月15,469台を販売し、登録車ではトップだった「ノート」が、2,741台で前月比17.7%という激減により何と25位に交代。フルモデルチェンジして期待された「リーフ」も3,629台に留まり、大事なスタートダッシュに大きな打撃を受けています。さらに、8,187台で12位だった「セレナ」、そして5,080台で17位であった「エクストレイル」までもがベスト30から圏外に消え去ってしまいました。

また、日産車のベスト30入りはこの2車だけに留まっています。

それでも期待したいリーフ

15位 ホンダステップワゴン 当月4,737台 前月4,811台 前月比98.5% 前年比115.2%
19位 日産リーフ 当月3,629台 前年比707.4%
25位 日産ノート 当月2,741台 前月15,469台 前月比17.7% 前年比154.9%



そして、「リーフ」が17位ながらも日産車でトップの販売台数になっていることに注目。2週間の生産停止がなければどれだけ台数を伸ばしたのか、逆に興味がわきます。フル生産が可能になる12月の結果が見ものとなるでしょう。

それでは久しぶりに1位2位に並んだトヨタ勢が、前月に比べて大躍進かというと、前年比、前月比をともに下回っており、日産車のいない間に漁夫の利を得られたわけではなさそうです。また、話題の新型「ステップワゴン」は前年比を上回ったものの、「ヴォクシー」「ノア」には届かず、思わぬ苦戦を強いられています。その他では、前年比4桁の1053%になった「カムリ」が相変わらず好調を維持しています。

ちなみに、日産に続いて不正問題が発覚したスバルですが、対応の評価なども高く、日産車ほどの影響はないようです。

軽自動車  N-BOX2万台超えの連続首位

2017年10月度軽乗用車販売ランキング

1位 ホンダN-BOX 21,234台 前年比152.9%
2位 ダイハツムーヴ 13,972台 前年比111.8%
3位 ダイハツタント 10,660台 前年比101.0%
4位 スズキワゴンR 8,801台 前年比148.4%
5位 ダイハツミラ 7,483台 前年比146.0%
6位 スズキスペーシア 6,865台 前年比111.5%
7位 スズキアルト 6,236台 前年比86.0%
8位 日産デイズ 5,961台 前年比62.8%(前月比39.3%)
9位 ホンダN-WGN 5,440台 前年比89.4%
10位 スズキハスラー 5,232台 前年比81.9%

とばっちりを受けたデイズ

唯一2万台越を達成して全体のトップにもなった「N-BOX」。2位の「ムーヴ」に7,252台差という圧倒的なリードを保って余裕のトップ。しかし、「N-BOX」以外に新規車種がないことも要因の一つとなり、「ムーヴ」以外は軒並み前月を割り込みました。

また、昨年の三菱自動車による燃費偽装問題では、軽自動車の「デイズ」シリーズだけが生産停止による影響を受けましたが、今回、三菱自動車で生産されるため、完成検査問題とは関係のないはずの軽自動車の「デイズ」までもが前月比39.3%と激減、今度は身内の失態によって「日産車」として敬遠されてしまい、前月比39%と大幅に落ち込む”とばっちり”状態。

例外はスズキ製のOEM車である軽商用車のNV100クリッパーだけで、ビジネスユーザーは今回の問題について冷静に受け止めているようです。

まとめ

このランキングが発表された時点で、日産は生産を再開しています。ブランドに大きなダメージを受け、あとはは日産とそのディーラーによる速やかな事後処理にかかっているといえるでしょう。しかし、納期の遅れやキャンセル、ブランドの失墜による不買など、今後の影響ははかり知れません。

11月、そして12月と続く繁忙期に向け、どんな結果が出るのか目が離せません。

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