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日産ノート、セレナe-POWERモデル5万5千台が「P」で動き出すおそれ!改善対策へ。リコールとの違いは?

日産ノート、セレナe-POWERモデル5万5千台が「P」で動き出すおそれ!改善対策へ。リコールとの違いは?

日産自動車は7月26日付で、「ノート e-POWER」と「セレナ e-POWER」の減速機に不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出ました。対象となる車は2017年8月9日~2018年4月27日に製造された5万5206台となります。詳細と、リコールとの違いについても説明します。

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はじめに

日産自動車は7月26日付で、「ノート e-POWER」と「セレナ e-POWER」の減速機に不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出ました。

対象となる車は2017年8月9日~2018年4月27日に製造された5万5206台となります。

詳細と、リコールとの違いについても説明します。

日産ノートe-POWERやセレナ5万5000台の改善対策届け出内容

国土交通省に改善対策を届け出た内容は日産「ノート e-POWER」および「セレナ e-POWER」の減速機の製造工程で、パーキングロックの作動確認検査方法が不適切なため、パーキングポールのシャフトが変形しているものがあるそうです。
対象となるのは2017年8月9日~2018年4月27日に製造された5万5206台となります

そのため、パーキングレンジでパーキングロックが作動する際にパーキングポールとシャフトの摺動抵抗が高くなり、パーキングロックが作動せず、最悪の場合、駐車ブレーキを掛けていないと車両が動くおそれがあるとのことです。

改善措置として、全車両、パーキングロックの作動確認を行い、作動不良があった場合は減速機を良品と交換する対策を実施するとのことです。

今回の不具合は18件が発生しており、事故は起きていないそうで、市場からの情報により発覚したそうです。

詳細は以下のとおりです。

商品名
ニッサン 
ノート 他
連絡先
日産自動車株式会社
お客さま相談室
TEL 0120-315-232
対応方法
(改善対策)548
■改善対策の内容
全車両、パーキングロックの作動確認を行い、作動不良があった場合は当該減速機を良品と交換する。
対応開始日
2018/07/27
対象の特定情報
ニッサン「ノート」 「セレナ」
(計2 車種)
(製作期間の全体の範囲)平成29年8月9日~平成30年4月27日
  改善対策対象車の車台番号の範囲
  「ノート」
   HE12-092936~HE12-178879
   平成29年8月9日~平成30年4月20日
  「セレナ」
   HFC27-000101~HFC27-007427
   平成29年12月27日~平成30年4月27日
   HC27-000101~HC27-001303
   平成29年12月27日~平成30年4月6日
(計 55,206 台)

公表行政機関

国土交通省
公表行政機関の掲載情報
備考
■不具合の部位(部品名)
減速機

■不具合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
減速機の製造工程において、パーキングロック(Pレンジにした際に車輪を機械的に固定するもの)の作動確認検査方法が不適切なため、パーキングポールのシャフトが変形しているものがある。そのため、Pレンジでパーキングロックが作動する際にパーキングポールとシャフトの摺動抵抗が高くなり、パーキングロックが作動せず、最悪の場合、駐車条件によっては駐車ブレーキを掛けていないと、車両が動くおそれがある。

※対象車の詳細については、以下のリンクから国土交通省の情報をご覧ください。

報道発表資料:改善対策の届出について(ニッサン ノート 他) - 国土交通省

http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003056.html

国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

リコール、改善対策、サービスキャンペーンの違いは?

今回は改善対策でしたが、よく聞くリコールやサービスキャンペーンとの違いについて調べてみました

リコール

リコール制度とは、設計・製造過程に問題があったために、自動車メーカーが自らの判断により、国土交通大臣に事前届出を行った上で回収・修理を行い、事故・トラブルを未然に防止する制度です。

リコールはディーラーなどで対応してもらわないと車検に通りません。
不具合が原因で道路運送車両の保安基準に適合していない又は適合しなくなるおそれがある状態ということで放置すると事故につながるもっとも危険な状態です。

リコール届出があったときは、プレスリリースを行うとともに、国土交通省Twitter公式アカウントや、審査・リコール課Google+公式アカウントにおいて情報発信が行われています

プレスリリース一覧 - 国土交通省

http://www.mlit.go.jp/pressrelease.html

国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

国土交通省 (@MLIT_JAPAN) | Twitter

https://twitter.com/mlit_japan

The latest Tweets from 国土交通省 (@MLIT_JAPAN). 国土交通省公式アカウントです。国土交通省ホームページの新着情報を中心に、 国民の皆さまにお知らせしたい情報を発信していきます。. 東京都千代田区

リコールの流れ

リコールの流れは以下のようになっています。

改善対策

改善対策とは、リコール届出と異なり、道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全の確保及び環境の保全上看過できない状態であって、かつ、その原因が設計又は製作過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、必要な改善措置を行うことをいいます。

車検自体は通りますが、そのまま放置しておいたら危ない状態です。

サービスキャンペーン

サービスキャンペーンとは、リコール届出や改善対策届出に該当しないような不具合で、商品性・品質の改善措置を行うことをいいます。

車検は通りますがし放置しても事故には繋がりませんが無償ですし元々の設計ミスであったりもするのでできれば対応してもらったほうが良いと思います。
サービスキャンペーンっていうとちょっとオトクなイメージがありますがあまりありがたくはないですね。。

ということで
「リコール」>「改善対策」>「サービスキャンペーン」の順番で重要度が変わってくることを頭に入れておくと良いでしょう。

最後に

今回の改善対策ですが、該当車種で不具合が発生すると事故につながる恐れがあるので
点検のタイミングや何かのついでにでもできるだけ早めにディーラーにて確認されると良いのではないでしょうか。

不具合が見つかって報告された車両が18件で幸いまだ事故は起きていないのは何よりです。

対象車種は5万5000台ということで実際に作動不良となる該当車自体は少ないのかもしませんが、対策品の品切れは発注までに時間がかかる可能性もありますので購入されたディーラーに早めに確認されてみることをおすすめします。

ちなみに、以前記事にさせて頂いたステップワゴン、フリードの場合はリコール車種となり、既に物損事故も発生していますので該当車種の方は早めに対策されてくださいね。

【注意】ステップワゴン、フリード20万台リコール!物損事故2件も発生中

https://matome.response.jp/articles/1712

ホンダは5月31日、「ステップワゴン」「フリード」「フリード+」の計3車種に関して国土交通省にリコールを届け出ました。該当台数は20万台。不具合は142件発生、物損事故が2件起きているとのことです。タカタ製エアバックリコール情報も含めてリコールに関してまとめました。

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