日本の道に最適解?小回り抜群の「中古コンパクトカー」が安い
《画像提供:Response 》トヨタ パッソ
日本の道路は整備が進んでいるとはいえ、都市部でもまだまだ狭い道も多いです。また、駐車場のスペースも狭い場合があるので、苦労して切り返しを何度もしないと駐車枠に収まらないといった経験がある方も少なくないことでしょう。
近年では大柄なボディを持つSUVやミニバンの人気も高まっていますが、どちらも日常では巨大なボディを持て余すように感じているオーナーも少なくないはずです。
そんな日本だからこそ、車選びの際に気にしておきたい車種が「コンパクトカー」です。
コンパクトカーという分類に具体的な定義があるわけではないものの、多くは全長が4m以内程度、全幅は1.7m以内で、5ナンバーサイズのものをイメージされる場合が多いかと思います。
コンパクトカーなら、見切りがよく狭い道でのすれ違いもしやすいですし、小回りが利くのでUターンなども楽々。駐車スペースへの収まりも抜群な上、ガソリン価格が高騰している現在では低燃費なモデルが多いことも非常に嬉しいポイントですよね。
日本でのカーライフに役立つポイントが満載のコンパクトカーを、愛車候補として探している方も少なくないことでしょう。そんな方にぜひおすすめしたい、中古で狙い目のコンパクトカーを5台まとめてみました。
次期愛車選びに、ぜひ参考にしてみてください。
【2022年】おすすめ中古コンパクトカー 厳選5台はコレだ
今だからこそ中古車でも選びたい、個性あふれるおすすめコンパクトカーを5台ご紹介していきます。
どの車もそのコンパクトなサイズに独自の魅力が詰まっているモデルばかり。お気に入りの車がきっと見つかるはずです。
各車両の中古車価格情報は2021年12月 Response中古車調べの情報に基づきます。
■トヨタ ポルテ:実用的なスライドドアとユニークな外観が個性的!
《画像提供:Response 》トヨタ ポルテ(2代目)
ぷっくりとしたフォルムが愛らしいトヨタ ポルテは、近年コンパクトカークラスで非常に高い人気を誇るトールワゴン系の車種。初代ポルテは2004年から2012年まで、最終型となった2代目ポルテは2012年から2020年まで生産されていたので、まだまだ記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。
現行の人気トールワゴンは後席用にスライドドアを備えることが一般的ですが、こちらのポルテは、助手席ドアが大型電動スライドドアというユニークな設定が見どころです。
2代目モデルでは運転席側に前後2枚のスイングドアを備えるものの、助手席側は初代も2代目もスライドドアが1枚あるのみ。一見不便そうにも見えますが、このスライドドアは開口幅が非常に大きめなので、例えば傘を差したまま乗り降りができたり、助手席を前にスライドさせれば後席への乗り降りもかなり楽にできたりと、使い勝手にも優れていました。
《画像提供:Response 》トヨタ ポルテ(2代目)
スライドドアは、開閉時の張り出し幅が小さく済み、スクエアな開口部で乗り降りがしやすく、電動タイプなら開閉時に力が必要ないなど、ファミリーカーとして最適な使い勝手があります。
そんな便利なスライドドアは、小型車に搭載されるとどうしても開口幅が小さめになりがちなのですが、ポルテでは前後ドアを兼ねた1枚の大型スライドドアとすることで、非常に実用的な開口サイズを確保。ファミリーカーとしての使い勝手の良さと、コンパクトカーならではの取り回し性能が両立されています。
《画像提供:Response 》トヨタ ポルテ(2代目) インテリア
トヨタ ポルテ(2代目) 中古車情報まとめ
税込中古車本体価格平均:66.5万円
税込中古車本体価格帯:16.9〜168.0万円
トヨタ ポルテ(全世代) 中古車情報まとめ
税込中古車本体価格帯:1.0〜168.0万円
トヨタ ポルテのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,995mm×1,695mm×1,690mm | |
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ホイールベース | 2,600mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,170kg | |
燃費 | JC08モード:22.2km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリン 1,496cc | |
エンジン最高出力 | 80kW(109PS)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 136N・m(13.9kgf・m)/4,400rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,831,000円(消費税抜) |
■マツダ ベリーサ:タイムレスな上品さが光る、おすましコンパクト
《画像提供:Response 》マツダ ベリーサ スタイリッシュV
コンパクトカーというと、かわいさ重視だったり、反対にアクティブでスポーティな印象だったりするモデルが多めな印象もありますよね。しかしこちらのマツダ ベリーサは、凛とした上質な印象で、コンパクトカーらしからぬ落ち着きのあるデザインが特徴的です。
2004年にデビューしたベリーサは、改良を重ねられながら2016年まで販売されていた超ロングセラーモデル。しかも、その改良は車内装備やボディカラーなどの更新が主で、エクステリアデザインはほぼ変更されることなく販売が続けられていたことは、ベリーサのエクステリアデザインがタイムレスな魅力にあふれていることの証明となるでしょう。
《画像提供:Response 》マツダ ベリーサ インテリア
同じマツダのコンパクトカーであるデミオとは違う大人のコンパクトを追求したベリーサは、内装にもこだわりが満載。上級者のアテンザから部品を流用したという大型のシートにはなんと本革仕様の設定があったり、遮音性能にこだわっていたりと、乗り心地や快適性面でも高級感が追求されていました。
プレミアムコンパクトという通好みな商品性や、魅力的なデミオの人気に影響されてか、販売台数としては大成功とはならなかったベリーサ。しかしベリーサは、近年のマツダ車に共通する落ち着きながらも存在感のあるデザインや、クラスを超えた高級感やマツダらしい世界観の追求を、いち早く追求していたモデルといえるかもしれません。
《画像提供:Response 》マツダ ベリーサ
マツダ ベリーサ 中古車情報まとめ
税込中古車本体価格平均:31.6万円
税込中古車本体価格帯:2.0〜104.5万円
マツダ ベリーサのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,975mm×1,695mm×1,530mm | |
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ホイールベース | 2,490mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,100kg | |
燃費 | JC08モード:16.4km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリン 1,498cc | |
エンジン最高出力 | 83kW(113PS)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 140N・m(14.3kgf・m)/4,000rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 4速AT | |
新車価格 | 1,576,364円(消費税抜) |
■日産 キューブ:こだわりデザインのトールワゴン、3列シート仕様も
《画像提供:Response 》日産 キューブ(3代目)
サイズ感としてはトールワゴン風ながら、ボンネットの存在感が強めなフォルムが愛らしい日産 キューブ。多くのファンを生み出したこだわりの内外装デザインと広々感のある室内で、日産のコンパクトカーを代表する1台といえるでしょう。特に3代目モデルは、ブルドッグを思わせる「ブサかわ」フェイスが特徴的ですね。
初代モデルは1998年登場、2代目は2002年、3代目は2008年から2020年まで販売が続けられていましたが、惜しまれつつモデル廃止となっており、現在でも後継車種は登場していません。キャラ濃いめなキューブだけに固定ファンも多く、現在でもモデル復活を待っている方も多そうです。
《画像提供:Response 》日産 キューブ(3代目) 15X こもれびグリーンセレクション インテリア
キューブはボンネット長がしっかり取られている分、全長としては現行のトールワゴン系車種よりもやや長めなものの、車内空間のゆとりでは一歩譲る印象もあります。しかし、体感としてはスクエアなキャビンはゆとりが感じられ、見切りの良さもあって運転のしやすさでも定評のあるモデルでした。
室内の使い勝手の良さから、なんと2代目モデルでは3列シートを持つ派生車のキューブキュービックが登場していたほど。わずかにボディサイズは拡大されていたものの、完成度の高いスタイリングでおしゃれ感はそのままでした。
こだわりのスタイルを追求したキューブだけに、特に2代目と3代目では内外装を特別仕立てにした限定仕様車も非常に豊富に設定されました。どれももう新車で手に入れられないのは残念ではありますが、お好みの仕様を見つけ出し、その仕様を中古車で探してみるのも楽しそうですね。
《画像提供:Response 》日産 キューブ(3代目) アクシス
日産 キューブ(3代目) 中古車情報まとめ
税込中古車本体価格平均:41.4万円
税込中古車本体価格帯:6.0〜148.9万円
日産 キューブ(全世代) 中古車情報まとめ
税込中古車本体価格帯:2.0〜148.9万円
日産 キューブキュービック 中古車情報まとめ
税込中古車本体価格平均:25.0万円
税込中古車本体価格帯:5.0〜60.5万円
日産 キューブのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,890mm×1,695mm×1,650mm | |
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ホイールベース | 2,530mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,210kg | |
燃費 | JC08モード:19.0km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリン 1,498cc | |
エンジン最高出力 | 82kW(111PS)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 148N・m(15.1kgf・m)/4,000rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,840,000円(消費税抜) |
■トヨタ iQ:ピカイチな小回り性能、駐車の天才になれる快感
《画像提供:Response 》トヨタ iQ 130G →(ゴー)
全幅は約1.7mとコンパクトカーの範疇ながら、全長はどのモデルでも3m以内と現行の軽自動車規格よりも40cm近く短いという、特異なフォルムを持つ車がトヨタ iQ。全幅がワイドでエンジン排気量も大きめなので普通車登録となっていますが、実際の使い勝手は軽自動車をも上回る小回り性能が魅力的でした。
極めて短い全長とホイールベースを活かし、最小回転半径は驚きの3.9m。ちょっとしたスペースでくるっとUターンができてしまうほどなので、例えば狭めな駐車場の奥側のスペースであっても、躊躇せずスムーズに駐車できること間違いなし。iQのサイズ感や取り回し性能は、入り組んだ路地に路上駐車をする機会も多い欧州でも人気を獲得したようです。
《画像提供:Response 》トヨタ iQ
全長を切り詰めたコンパクトカーというコンセプトは、ドイツの「スマート フォーツー」が先行していましたが、スマートが2人乗りなのに対し、iQはなんとリヤシートを備える4人乗りという点がポイント。さすがに大人4人乗車ではかなり狭めですが、ダッシュボードの助手席側が大きく抉られているなどの工夫で、助手席を前方にスライドすれば大人3人が座れるスペースが確保されていました。
国内仕様のiQに搭載されるエンジンは、極めて優秀なCO2排出量削減を実現していた1.0リッター 直3ガソリンと、余裕のある性能がうれしい1.3リッター 直4ガソリンの2種類。CVTだけでなく6速MTも選べたなど、ドライバーズカーとしての一面も持っていました。
《画像提供:Response 》トヨタ iQ エアバッグ展開イメージ
トヨタ iQ 中古車情報まとめ
税込中古車本体価格平均:40.3万円
税込中古車本体価格帯:9.8〜690.0万円
トヨタ iQのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,000mm×1,680mm×1,500mm | |
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ホイールベース | 2,000mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 950kg | |
燃費 | JC08モード:20.8km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリン 1,329cc | |
エンジン最高出力 | 69kW(94PS)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 118N・m(12.09kgf・m)/4,400rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,695,238円(消費税抜) |
■レクサス CT200h:あのレクサスがこの価格?!上質な車内に注目
《画像提供:Response 》レクサス CT200h
高級車専門ブランドとなるレクサスの中でも、もっともコンパクトなモデルとなるのがこちらのCT200h。もともとはセダン重視、近年ではSUVが非常に充実しているレクサスのラインナップの中では異色のハッチバック車、さらにハイブリッド専用車ということで、レクサスのエントリーカーとして強いキャラクターを持っています。
発売は2011年ですが、2021年12月現在でも新車販売が続けられているなど、異例のロングセラーモデルとなっているCT200h。デザイン言語の入れ替わりに合わせフェイスリフトが続けられており、現在ではスピンドルグリルとL字モチーフのヘッドランプとテールランプが強調されたモダンな表情を獲得しています。
《画像提供:Response 》レクサス CT200h インテリア
CT200hは全幅がややワイドな3ナンバーサイズ。全長も4mを超えてはいるものの、まだ扱いやすいコンパクトクラスと認識される場合が多いでしょう。ロー&ワイドなフォルムで、特に前方から見る限りではレクサスの上級セダンを思わせる存在感がありますし、側方や後方から見ても、ロングルーフの上品なフォルムが際立ちます。
販売期間の長さもあって、レクサスながら中古車価格がお手頃なモデルも多数揃っている点はCT200hの大きな魅力。SUVや上級セダンに比べればコンパクトなボディサイズで取り回し性能もよく、ハイブリッドで低燃費も実現されている上に、レクサスクオリティの内外装や快適装備をリーズナブルに味わうことができます。
《画像提供:Response 》レクサス CT200h
レクサス CT200h 中古車情報まとめ
税込中古車本体価格平均:164.9万円
税込中古車本体価格帯:49.8〜445.0万円
レクサス CT200hのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,355mm×1,765mm×1,460mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,600mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,420kg | |
燃費 | WLTCモード:21.3km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンハイブリッド 1,797cc | |
エンジン最高出力 | 73kW(99PS)/5,200rpm | |
エンジン最大トルク | 142N・m(14.5kgf・m)/4,000rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 60kW(82PS) | |
モーター最大トルク | 207N・m(21.1kgf・m) | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | |
新車価格 | 3,720,909円(消費税抜) |
まとめ
《画像提供:Response 》フォルクスワーゲン up!
中古車でおすすめしたいコンパクトカーを5台ご紹介してきました。
維持費の安さや小回りの利くボディサイズが人気のコンパクトカーですが、中古車でお値段までお手頃になるとさらに魅力的に。非常にたくさんの中古車在庫の中から、お気に入りの一台をぜひ見つけてみてください。
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よくある質問
■コンパクトカーと呼ばれる車の大きさに制限はあるの?
近年では、サイズ的には3ナンバークラスでありながらもキャラクター的にはコンパクトカーに分類される車も多数存在しています。実際に、コンパクトカーと呼ばれる車に具体的なサイズや排気量の上限があるわけではないものの、一般的には全長4m以内程度、排気量2.0リッター以内程度の車がコンパクトカーと認識されることが多いようです。
■中古車に保証をつけることはできるの?
販売店によって異なるものの、中古車であっても購入後の期間や走行距離に応じて保証が付いている場合も増えてきています。元々の車両価格に保証費用をプラスすることで、期間や走行距離の制限を延長したり、保証対象の項目を増やしたりすることができる場合もあります。