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トヨタ スープラとは?令和の時代に帰ってきた名スポーツカー

トヨタ スープラとは?令和の時代に帰ってきた名スポーツカー

トヨタ スープラは90年代に高い人気を誇り、惜しまれつつも姿を消しましたが、21世紀に再び復活しました。この記事ではスープラの歴代モデルの紹介や、現行モデルのラインナップ、走行性能などについても紹介します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


トヨタ スープラとは

≪写真提供:response≫トヨタ スープラ(海外仕様)

現在SUVが非常に高い人気を誇っているのと同じように、それぞれに時代に流行したカテゴリーというものが存在します。80〜90年代に流行したカテゴリーのひとつとしてスポーツカーが挙げられます。さまざまなメーカーがパワーやスピードを競い合ってさまざまなスポーツカーを開発、販売してきました。

しかし、2000年代に入るとパワー競争も頭打ちになり、世界的にパワーよりもエコを求める傾向となったこともあって、スポーツカーの人気は衰えて行くことになります。もちろん、一部の根強いファンにスポーツカーは愛され続けていましたが、エコカーの人気に伴って多くのメーカーがスポーツカーから撤退していきました。

90年代後半から2000年代にかけて、さまざまな名車と呼ばれたスポーツカーが姿を消してしまいましたが、中でも多くの車ファンに強い印象を残したのがトヨタのスープラです。長年にわたってトヨタのフラッグシップスポーツカーとして君臨し続け、多くの車ファンの憧れのモデルでもありました。

そんなスープラでしたが2002年に一旦その歴史の幕を閉じました。それからスポーツカーブームが来ることもなく、このままスープラは忘れられてしまうものだと考えていた方も多いでしょう。しかし、令和の時代になってスープラは復活したのです。

ここではこれまでのスープラの歴史や新型スープラの魅力についてご紹介します。

長い沈黙の後、令和に蘇った名車

スープラは昭和から平成にかけてのトヨタを代表するスポーツカーでした。

そんなスープラが突如復活を遂げました。最初に登場したのは2018年のモーターショーです。コンセプトモデルとしての発表でしたが、年内に市販モデルが発売されるという噂が流れ、大きな話題を呼んでいます。

その後、正式に発売が発表されて2019年5月、令和の時代になって復活したのです。

歴代のスープラ

スープラが誕生したのは1978年のことでした。北米市場をメインターゲットに開発されており、日本市場ではセリカの上位モデルセリカXXとしてデビューしています。当時、北米市場で高い人気を誇っていたフェアレディZを強く意識しており、2L、2.6Lの直列6気筒エンジンを搭載していました。

この初代モデルは北米市場でも人気を集め、そのわずか3年後の81年には2代目が発売されました。この2代目からはよりスポーツ路線が強調されており、現在のイメージに近い形となっています。

この時代、スポーツカーの人気が高かったこともあり、ニューモデル開発のピッチも速く、また5年後の86年に3代目モデルが発売されます。このモデルから日本での名称もスープラに統一されました。セリカとの関係を断ち切り、独立したモデルというイメージを強調するという意図がありました。日本においてスープラというと、この3代目モデルを思い浮かべる方が多いでしょう。

そして、トヨタが生産した最終モデルにあたる4代目は1993年に発売されました。このモデルではスポーティなGTカーから、本格スポーツカーへと変貌し、3L直6DOHCエンジンを搭載し、高いパワーを実現しました。先代に引き続き、4代目スープラにはツインターボも設定されました。このモデルも多くのスポーツカーファンの間で高い支持を集めることに成功し、ロングセラーモデルとなっています。しかし、2002年に排ガス規制に対応できないことを理由に販売が終了しました。

BMWとの共同開発

20年近くもの時を経て復活することになったスープラですが、この5代目モデルはトヨタのみで開発されたものではありません。BMWとの共同開発によって誕生しました。
トヨタとBMWは2012年に包括提携の契約を結んでおり、共同開発が行えるようになっていました。その提携によってはじめて作られたモデルがこのスープラです。

純トヨタ製スポーツカーというわけではありませんが、4代目以前のスープラのイメージもしっかりと守られており、最上位のRZモデルには直6 3L直噴ターボエンジンを搭載しており、最高出力は387PSを誇ります。

デザインも現代風に大胆にアレンジされていますが、どこか4代目スープラを思わせるフロントフェイスなどが採用されており、名前だけでなく車として「スープラの後継車」であることをしっかりと感じさせてくれます。

スープラの魅力

≪写真提供:response≫トヨタ スープラ

過去のスープラもとても魅力的なモデルばかりでした。ですが、新型モデルもそれ以上の大きな魅力を放っています。

そこで、ここからはスープラの魅力について詳しくご紹介します。

洗練されたスタイリング

デザインもスポーツカーの魅力のひとつです。どんなに速くてもデザインがイマイチなスポーツカーは魅力的とは言えません。新型スープラはデザインもしっかりとこだわって設計されています。特に注目したいのはコンパクトなキャビンです。

2シーターモデルならではのタイトなデザインが採用されており、スポーツカーらしさがより強調されています。フロントフェイスは曲線がうまく使われており、とても美しく仕上がっています。

このデザインは美しさのみでなく性能にも大きく貢献しているという点もポイントです。徹底して揚力の発生低減を目指してデザインされていますので、高速走行時の安定性が高まっています。

また、フロントとリアの空力バランスもしっかりと取られており、まさに計算されつくした美しさを感じることができるでしょう。

運転する楽しさを味わえる操作性

新型スープラはピュアスポーツカーを目指して設計されており、しっかりと運転する楽しさを味合わせてくれます。特にこだったのはハンドリングです。ホイールベースをコンパクトスポーツカーである86よりもさらに短くすることによって、機動性を高め、ハンドリングに対して鋭く反応してくれます。

また、前後重量バランスも理想とされる50:50を達成しており、コーナリング性能をさらに高めることに成功。曲がるのが楽しくなる車です。

安定した走行性能

安定した走行性能を実現する上で、欠かせないのが剛性です。骨格構造の中でアルミと鉄をそれぞれ適した場所に使用し、同時に異なる素材の接合強度を高めることによって非常に高いボディ剛性を実現しました。その強度は同じくトヨタのコンパクトスポーツカーである86の2.5倍、さらにはレクサスのLFAをも上回ります。

さらに足周りも徹底してチューニングを行うことによって、あらゆるコンディションの路面でも安定した走行が可能となっています。

スープラの価格、燃費は?

≪写真提供:response≫トヨタ スープラ

前述の通り、スープラは非常に魅力的なスポーツカーに仕上がっていますが、実際に購入するとなれば、気になるのは価格です。また、日常的に乗ることを考えると燃費も気になるところです。

そこで、ここではスープラの価格や燃費などのコスト面についてご紹介します。

グレード別の新車価格

スープラには3つのグレードが用意されています。エントリーモデルにあたるSZは2Lエンジンを搭載したモデルとなっており、価格は4,540,909円(税抜)です。ミドルグレードのSZ-Rも2Lエンジン搭載で価格は5,466,364円(税抜)となっています。最上級グレードのRZでは4代目スープラからさらに進化した3Lエンジンを搭載しており価格は6,648,182円(税抜)です。

エントリーグレードと最上位グレードでは200万円ほどの差がありますが、エンジンもまったく異なっていますので、納得の価格差と言えるでしょう。いずれのモデルも決して安いとは言えませんがトヨタのフラッグシップスポーツであり、徹底して作り込まれたピュアスポーツカーであることを考えるとコストパフォーマンスは悪くないでしょう。

何よりも、ほとんど「伝説」と化していたスープラが現在の最新の技術で蘇ったと考えるとそれだけで大きな価値を感じることができるかもしれません。

※価格は公式サイトより(2021年5月時点)

スープラの中古車市場価格

歴代モデルを含めるとかなりの台数が中古車市場に出回っています。価格的に最も安く購入できるのは3代目モデルです。現在でも人気が高いこともあって、極端に価格が落ちているわけではありませんが、状態がいいモデルでも100万円前後から購入可能です。

4代目モデルになると状態がいいものは300〜500万円と、現行モデルの新車に手が届く価格になってしまいます。人気が高く、販売終了から20年近くが経過していることもあり、今後台数は減る一方なのでさらに値段が上がる可能性もあります。

現行モデルについてはまだ発売から2年ほどしか経過していないこともあって、それほど台数は出ていません。価格も500万円前後と高価で、新車価格と比較してもそれほどお買い得感はありません。

スープラの燃費

一昔前であれば、スポーツカーの燃費を気にするのはナンセンスなことだと言われていましたが、やはり日常的に乗りたいのであれば気になるポイントです。

スープラのWLTCモード燃費は、グレードのよっても異なりますが、12.0〜13.1km/Lとなっています。80〜90年代に人気を集めたスポーツカーの多くが一桁台の燃費だったことを考えると、かなり優秀な燃費性能であると言えます。特にRZの最大出力を考えると驚異的と言えます。

まとめ

≪写真提供:response≫トヨタ スープラ

昭和から平成の時代にかけて高い人気を集めてきたトヨタ スープラ。時代の流れとともに販売終了してしまいましたが令和の時代になって復活しました。

今回はそんなスープラの歴代モデルや、最新モデルの魅力についてご紹介しました。これからスープラや、スポーツカーの購入を検討しているのであれば参考にしてみてください。

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