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ダイナモとは?オルタネーターとの違いについてもわかりやすく解説!

ダイナモとは?オルタネーターとの違いについてもわかりやすく解説!

ダイナモという部品がどういうものか知っていますか?現在はオルタネーターが主流で、ダイナモは昔の自動車に使われていた部品です。今回は、ダイナモの役割をオルタネーターとの違いとあわせて紹介します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


ダイナモとは?

ダイナモは、主に数十年前に製造された“旧車”と呼ばれるような自動車に搭載されている電装系部品で、発電機としての役割を担っています。

ダイナモはエンジンの動力を利用して発電します。発電した電力は、自動車のバッテリーに充電され、各種電装部品に供給されます。バッテリー自体には発電機能はないので、ダイナモがないと自動車は動かすことができません。

ダイナモが故障してしまうと、発電がされずバッテリーへの充電もされないので、バッテリーが上がってしまいます。

ダイナモとオルタネーターの違い

デンソーのオルタネーター

先ほどの説明を読んでいただければ、自動車に詳しい方はわかるかと思いますが、ダイナモは、現在の自動車に搭載されている発電機で主流のオルタネーターと同様の働きをしている部品です。

オルタネーターが普及し始めた1960年代以降の自動車には、ほとんどオルタネーターが使われているといえるでしょう。

しかし、ダイナモに置き換わる形でオルタネーターが普及したことから予想がつくように、これらには明確な性能差があるのです。

ダイナモとオルタネーターの違いとは?

ダイナモとオルタネーターの違いのひとつは電流の種類が異なる点です。

ダイナモ:直流電流(DC:Direct Current)
オルタネーター:三相交流

オルタネーターでも実際に流れるのは、搭載された整流器で整流された直流電流ですが、発電時点では直流と交流という点が決定的な違いです。

ダイナモが機能するプロセス

参考になる動画です。ぜひご覧ください。

ダイナモの動力源はエンジンです。そのため、エンジンがかかるとダイナモも作動して、直流電流が発電される仕組みになっています。

オルタネーターが機能するプロセス

エンジンが始動すると、エンジンを動力源としているオルタネーターが動き始めます。オルタネーターが機能すると発電が行われて交流電流を発生させ、この交流電流はオルタネーターの構成部品のひとつである整流器(シリコンダイオードなどとも呼ばれます)によって、直流電流へと変換されるのです。

自動車が直流電流となっている理由

自動車が直流電流となっているのは、バッテリーに充電できる電流が、直流であることが大きな理由です。

また、電流の流れが一方向の直流電流は、行き来する交流電流と比べても構造的・重量的にメリットが大きいことも関係しています。

オルタネーターが採用されるようになった理由

電力供給を安定させるため

オルタネーターが採用されるようになった理由のひとつは、電力供給を安定させるためです。

ダイナモもオルタネーターも、発電することに変わりはないので役割は同じですが、低回転時の発電量という観点で比較すると、オルタネーターのほうが優れています。

現代の自動車に当てはめて考えてみると、運転中に使用する電力の量が、昔よりも圧倒的に増えています。そのため、アイドリング中なども含む低回転時でも、より発電できるオルタネーターを使うほうが合理的です。

まとめ

デンソーのオルタネーター

ダイナモがどのような役割を果たす部品かについて紹介しました。

基本的に、ダイナモとオルタネーターは同じ役割を持つ部品です。ただし、直流電流か交流電流かという大きな違いがあります。

自動車においてダイナモは、旧車に使われる部品という扱いになりましたが、新旧の部品を比較してみると、歴史を学んでいるようで、興味深く感じられたのではないでしょうか。

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