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オルタネーターって何?点検方法 故障の際の症状や交換方法について

オルタネーターって何?点検方法 故障の際の症状や交換方法について

オルタネーターは車の始動や、走行に関わる重要な部品です。しかし、どのような仕組み・役割なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。本記事ではオルタネーターの点検方法や故障の際の症状、交換方法や交換に掛かる費用・工賃などについて記載しています。(※2020年5月更新しました)

⏳この記事は約3~4分で読めます。


そもそもオルタネーターとは?

オルタネーター(alternater)とは、自動車の中で使われる電気を生み出すためのパーツです。

交流電流を英語で「alternating current」と言い、交流電流を生み出すための装置なのでその名前がついています。

車は電力でエンジンを始動させ、走行中も計器類の表示などに電力を使っています。

走行中は部品が正常に働き、燃料の続く限り電力を供給できますが、この時になぜ車が必要な電力を確保できるか不思議に思ったことはないでしょうか。それにはこのオルタネーターが重要な役割を果たしています。

オルタネーターの仕組みはちょうどモーターのような作りになっています。

エンジンの動きがファンベルトなどを介してオルタネーターに伝えられると、コイルの中心にある電磁石が回転して電力を生み出せるようになっています。

オルタネーターから生まれた電力は直流電流に変換されたうえでバッテリーに蓄えられ、起動時や運転中に使われる電力として役に立つわけです。

つまり、オルタネーターはエンジンが動く限りは電力を半永久的に供給できます。

オルタネーターは非常に重要な部品であり、もし故障した時には致命的な結果を招きかねません。

ただ、オルタネーターが故障したとしても車はすぐに動かなくなるわけではなく、バッテリーに蓄えられた電力は残り、始動も走行も可能です。

そのまま気づかずに運転を続けバッテリー内の電力を使い果たすと、車はバッテリーが上がった状態に等しくなります。

走行中であれば、パワーステアリングやブレーキ倍力装置も働かなくなるため、取り回しが困難な状態で車を停車させなければいけません。エンジンも止まっているため速度も下がってきますし、ハザードランプも点灯できるかわかりません。

前後に車がいる状態では危険でしょう。さらに故障が夜間に起こったなら、ヘッドライトも使えるか怪しくなります。
このように、オルタネーターの故障は重大な事故につながりかねません。

オルタネーターの点検方法

オルタネーターの点検ではオルタネーターが生み出す電力が正常な値を維持できているかを測ります。点検のために必要な道具は以下の通りです。

・バッテリー&オルタネーターチェッカー
・作業用手袋

バッテリー&オルタネーターチェッカーとは、バッテリーやオルタネーターに流れる電力を計測するための器具です。 計測用の計器にプラス端子とマイナス端子のついたブースターケーブルがつながっています。バッテリー&オルタネーターチェッカーはホームセンターやカー用品店で1,000円から2,000円も出せば購入可能です。

オルタネーターを点検するためには、まず最初にバッテリー&オルタネーターチェッカーの端子をバッテリーにつないでください。

ブースターケーブルの赤い方をバッテリーのプラス端子に、黒い方をマイナス端子につなぐようにします。

バッテリーの端子にブースターケーブルをつなぐと、バッテリーチェックを示す部分のランプが点灯すると思います。この時、ランプが3つとも点灯し、充電量が十分であれば問題ありません。

もしもランプが途中までしか点灯しなかった時は、バッテリーの充電量が十分ではないということです。1つしか点灯しなければ、そのバッテリーは点検が必要な状況にあります。

次に、オルタネーターのチェックに移ります。オルタネーターのチェックのためには、車のエンジンを始動させます。

後はバッテリー&オルタネーターチェッカーの計器にあらわれた結果を読むだけです。ほとんどのバッテリー&オルタネーターチェッカーでは電圧の流量に応じて3段階のランプが設定されているでしょう。

3つあるランプのうち3つともが点灯していたら、流れている電圧量が多すぎるサインです。正常な場合はオレンジだけ、あるいは緑とオレンジのランプだけが点灯します。

オルタネーターのチェックで異常が出た時は業者などに依頼して検査をしてもらった方がいいでしょう。

バッテリーとオルタネーターの点検が終わったら、後は端子を外して終了です。

なお、オルタネーターの動作チェックにはより専門的な計測器具を用いる方法もありますが、一般家庭で行う分にはバッテリー&オルタネーターチェッカーで十分です。

こんな症状が出たら故障かも?

オルタネーターの故障が近い時には、以下のような状態が現れがちです。

もしも乗っている車に次のような状態が確認できたなら、なるべく急いでオルタネーターの点検または交換を行ってください。

まず、故障しかけているオルタネーターからは異音がするようになります。

普段聞き慣れない音がするようなら注意してください。変な音がオルタネーターからするようならば部品が劣化していたり、外れかけている可能性があります。

例えば、「キュルキュル」とこするような音がするようならゴムベルトの劣化、また「カラカラ」と音がするようならばプーリーという回転部分の異常が要因として考えられます。

もしも異音に気づいたなら、ボンネットを開けたままエンジンをかけ、異音がないかどうか確かめてみてください。

次に、オルタネーターが故障しかけていると車内の電装品が正常に動かなくなります。

例えば、電球に問題はないはずなのにヘッドライトや車内等がチカチカ点滅するかもしれません。 スピーカーなどその他の電装品にも異常が出てくる可能性もあります。

さらに、オルタネーターに異常があると、エンジンの出力が思うように出せなくなります。

これはエンジンの制御には電力が使われており、燃料を噴射するインジェクションなどが満足に動かなくなるためです。車にもよりますが、一般道を走っているくらいのエンジン出力では気がつかないこともあるため注意が必要です。

いつもよりパワーがないと感じたら、オルタネーターの異常も考慮しましょう。

もしオルタネーターに異常が出てくると、車の警告灯に表示があらわれます。車によって表示形態は異なりますが、大体の場合はバッテリー警告等が点灯します。

エンジンをかけた後もバッテリー警告灯がずっと表示されているようなら、オルタネーター異常を疑ってみましょう。この時バッテリー自体の異常によってバッテリー警告灯が点灯していることも考えられるため、上記の異常などと合わせてオルタネーターの調子を探ってみてください。

ちなみに、走っている最中にバッテリー警告灯が現れたり消えたりするような時はオルタネーターに連結しているファンベルトに異常がある言われています。

ファンベルトにかかるテンションが十分でないために正常な動作が出来なくなり、警告灯が点灯している状態です。具合を調節したり、新しいファンベルトに交換するなどして対策を取りましょう。

オルタネーターの寿命は?交換方法や費用はどのくらい?

オルタネーターの寿命については、かつて10万km目安に交換するべきと言われていましたが、最近は技術の向上もあってか20万km走っても交換せずに済む場合もあるようです。

そのため、走行距離は1つの目安として捉え、前述したように点検を極力怠らないようにしましょう。

ちなみに、オルタネーターの寿命に最も関係する部分はブラシです。

オルタネーターは内部の電磁石が回転することで電力を発生させており、金属製のブラシを通じて電流を流すことで中心部分の電磁石を作動させています。

もちろんオルタネーターが作動するほどブラシに部品が接触する回数も増えるため、次第にブラシは摩耗します。オルタネーターでは、このブラシ部分が摩耗したため電力を伝えられず作動できないという故障理由がよく見られます。

ブラシが完全にすりへるとエンジンをかけられなくなってしまうため、注意が必要です。 中途半端にブラシがすりへった状態だと、エンジンが切れたりかかったりと不安定な状態になります。

オルタネーターの交換方法

もしもオルタネーターに異常が見つか際には、修理工場やカーディーラ-などに依頼して、取り替えてもらいましょう。

オルタネーターは車の心臓部分とも言え、非常に重要な役割を持っています。もしもの事があれば損害が出かねないため、無理をせずにプロの力を借りましょう。

それでも自分でやってみたい場合には、中古かリビルト品(リビルト品とは劣化したパーツだけを取り換えて作った品)のオルタネーターを購入し、丸ごと交換する方法が一番無難といえます。

中古車でもオルタネーターは問題なく使える場合があるので、そうした問題のないオルタネーターは中古品として流通しています。

中古品もリビルト品もインターネットにて購入することが可能です。

自分でオルタネーターを交換する時の作業手順は、大雑把に言えばオルタネーターを固定しているボルトを外して新しいオルタネーターに交換し、またボルトを締め直すだけです。

ただ、バッテリーや車内配線を付け外しする必要があったりと面倒な作業が必要になるため、費用は掛かりますが、業者に依頼することを勧めます。

この時オルタネーターにはファンベルトが接続されているため、交換に合わせて付け外しする作業も必要です。なお、新しいオルタネーターに交換した時にファンベルトの締め直しもしなければならず、勘がわからなければちょうどいいテンションのかけ方が難しいかもしれません。

自動車修理を請け負うところによっては、中古のオルタネーターを探して取り付けてくれることもあります。また、自分で購入したリビルト品を修理工場に持ち込んで取り付けてもらえる場合もあります。

これらの方法を使えば、新品のオルタネーターをつけるよりもはるかに修理代は節約可能です。

交換に掛かる費用・工賃はどれくらい?

オルタネーターの交換の際に掛かる費用・工賃ですが、全て修理工場に任せ、新品のオルタネーターと交換した場合は、新品のオルタネーターの部品代と工賃を含め、5万~10万円が目安となります。

カーディーラーでの修理の場合、新品が取り付けられるため修理代は割高になります。

交換に使うオルタネーターを中古品かリビルト品でまかなえば、安くあげられます。中古品やリビルト品は1万円~1万5000円くらいの品もあり、高い品物でも新品のオルタネーターよりは安いのが特徴です。

最も費用がかからない方法は中古品かリビルト品のオルタネーターを自分で取り付ける方法です。ただ、この方法は車の知識が必要になる上、経験がない状態で行うと余分な時間がかかるかもしれません。

中古のオルタネーターを自分で購入した上で、修理工場に持ち込んで依頼するというのが最もおすすめできる方法です。

まとめ

オルタネーターは言わば、車の生命線とも言えます。

オルタネーターの異常を見逃して、愛車にもしものことがあっては悔やんでも悔やみきれません。普段から点検をしっかり行い、異常があれば交換を行い良好な状態を保つよう心がけましょう。

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