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【2024年】ミニバン人気おすすめ5選!広々とした室内空間とスライドドアが魅力

【2024年】ミニバン人気おすすめ5選!広々とした室内空間とスライドドアが魅力

一般的には、3列シートで6名乗り以上の1.5BOX、2BOXなどといわれる形状のボディをもつミニバンですが、日本ではファミリーカーとして数多くのユーザーに愛用されています。人気ジャンルが故に、数多くのモデルが存在するミニバン。今回はそんなミニバンの中から、おすすめの車を5台紹介します。

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ミニバンってどんな車?

《画像提供:Response》《写真提供:トヨタ自動車》

ミニバンとは

ミニバンとは、一般的に3列シートで6名乗り以上の1.5BOX、2BOXなどといわれる形状のボディをもつ車のことです。MPVなどともいわれるジャンルで、日本では現在スライドドアを搭載するものが一般的ですが、中にはヒンジドアのものも存在します。

実は明確な定義や規格が存在するわけではなく、その発祥はアメリカといわれており、全長5mを超える「フルサイズバン」というジャンルに対し、全長4.5m級のファミリー向けのバン型車を「ミニバン」と呼んだのが始まりだといいます。

現在国内で展開されているミニバンは、3列シートで6名〜8名乗り、スライドドアを有する箱型形状の車で、トヨタ「ノア」や日産「セレナ」などを指すのが一般的です。

ミニバンの魅力

ミニバンの魅力として挙げられるのは、何といっても乗車人数でしょう。1世帯の家族では4席もあれば十分かもしれませんが、友人家族や、親族など、大人数を乗せる機会が多い人にとっては、セダンやSUV、コンパクトハッチバックなどの5名乗車では足らないという人も多いはず。

また、スライドドアが装備されていることが多いことも優位性の一つです。開口部が広く取れる上に、狭いところでも安心して開閉できます。これにより、ヒンジドアの車と比べると、込み入った駐車場などでも、隣の車にドアをぶつけたりする心配が少ないほか、お子さんや高齢者にとっては乗り降りしやすいなどが、大きなメリットになります。

さらに、スペース効率の良い箱型形状をしているため、車室内も広く、乗員にとって快適な空間が広がることもメリットとして挙げられます。

空間が広い分、剛性は高くしにくく、“スポーティな走り”や“上質な乗り心地”の実現は難しいのが一般的ですが、昨今の技術の発展で、この点は大きく改善されており、特に上質な乗り心地については、高級セダンに負けず劣らずの実力を発揮できるようになってきています。

そのため、ショーファードリブンカーとしてミニバンが注目されてきており、トヨタ「アルファード」を始め、レクサス「LM」のような“超高級ミニバン”も登場しています。

スポーティな走りについても大きく改善されてきてはいますが、さすがに高出力のエンジンを積む意味合いも薄く、高性能スポーツカー並といえるようなミニバンは一般的ではありません。

とはいえ、ほとんど弱点のなくなってきたミニバンは、もはや万能な車といえるかもしれません。

おすすめミニバン5選

トヨタ ノア

《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸〉トヨタ ノア

トヨタ「ノア」は、「タウンエースノア」の後継機として2001年に誕生したモデル。兄弟車として、押し出し感を高めた「ヴォクシー」や、3代目には高級感を高めた「エスクァイア」が存在します。

現行モデルは、2022年に誕生した4代目。“みんなでやりたいことを詰め込んで出かけたくなる「より快適に」「より便利に」「より安心な」ミニバン”として誕生したモデルです。

車の骨格となるプラットフォームに、TNGAプラットフォーム(GA-C)を採用。初代から受け継ぐ、優れた「パッケージング」と「使い勝手」の良さといったうれしさを一層深化させるとともに、最新の先進装備を採用することで、ミニバンとしての魅力をさらに追求しています。

ボディ骨格の最適化によって、左右のCピラー間距離1,295mmを実現。室内高1,405mmと相まった、開放感ある室内空間が特徴的です。

荷室空間は大容量104L。高さのあるものやスーツケースなどの収納に便利な床下収納スペースも確保されています。

パワースライドドア装着車に「ユニバーサルステップ」(助手席側)を設定するほか、ロングアシストグリップを左右のBピラーに標準装備し、高い乗降性を実現しています。

また、発売当時としては最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」が搭載されています。先進的な装備はこれまでフラッグシップセダンなどで導入されていましたが、ミニバンから導入していく試みは、トヨタの底力を見せつけた瞬間だったといえるでしょう。

前述の通り、兄弟車としてヴォクシーも存在しており、デザインを好みに合わせて選べるというのもポイントです。

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【トヨタ ノア X 2WD(7人乗り) ガソリン車】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,695mm×1,730mm×1,895mm
ホイールベース 2,850mm
最大乗車定員 7名
車両重量 1,600kg
燃費 WLTCモード:15.1km/L
エンジン種類 水冷直列4気筒 ガソリン 1,986cc
エンジン最高出力 125kW(170ps)/6,600rpm
エンジン最大トルク 202N・m(20.6kgf・m)/4,900rpm
駆動方式 2WD(前輪駆動方式)
トランスミッション Direct Shift-CVT(ギヤ機構付自動無段変速機)
新車価格 2,427,272円(消費税抜)
(2024年2月現在 トヨタ公式サイトより)

日産 セレナ

《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸〉日産 セレナ(ハイウェイスターV)

日産のミニバン「セレナ」は、1991年にバネットセレナとして誕生。1994年のマイナーチェンジで、現在の名称になりました。

現行モデルは、2022年に誕生した6代目(C28型)で、初代から受け継がれる「BIG」「EASY」「FUN」のコンセプトに代表される室内空間の広さや利便性はそのままに、移動時の快適性を追求。最先端技術の搭載や様々な機能の充実を図ることで、家族との大切な時間を思い切り楽しむことができるミニバンとして、さらなる進化を遂げたモデルです。

室内の静粛性と運転の快適性を実現する、新開発のe-POWER専用エンジンと組み合わせた第2世代「e-POWER」や、クルマ酔いをしにくくするための工夫など、日産の誇る先進技術が詰め込まれています。

また、このとき新たに設定された最上位グレード「e-POWER LUXION(ルキシオン)」には、ミニバン世界初搭載のロングドライブをサポートする先進運転支援システム「プロパイロット2.0」を搭載している点もポイントです。

さらにセレナには、カスタムモデルの「AUTECH」や、車中泊仕様の「マルチベッド」も存在し、好みや用途に応じた多彩なバリエーションも魅力の一つです。

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【日産 セレナ X 2WD】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,690mm×1,695mm×1,870mm
ホイールベース 2,870mm
最大乗車定員 8名
車両重量 1,670kg
燃費 WLTCモード:13.4km/L
エンジン種類 DOHC水冷直列4気筒 ガソリン 1,997cc
エンジン最高出力 110kW(150ps)/6,000rpm
エンジン最大トルク 200N・m(20.4kgf・m)/4,400rpm
駆動方式 2WD
トランスミッション 自動無段変速機(CVT)
新車価格 2,517,000円(消費税抜)
(2024年2月現在 日産公式サイトより)

トヨタ アルファード

《画像提供:Response》〈写真撮影:山内潤也〉トヨタ アルファード エグゼクティブラウンジ ハイブリッド・E-Four

今や高級ミニバンの代名詞ともいえる「アルファード」。その初代モデルは2002年に誕生、2008年に登場した2代目モデルからは、さらなる個性を追求した兄弟車「ヴェルファイア」も登場しています。

現行モデルは、2023年に登場したばかりの4代目。このモデルの開発に際し、開発チームは、「運転する方も、後席にお乗りになる方も、このクルマをお使いになるすべてのお客様が相手を思いやり感謝し合える空間をこのクルマを通じて実現すること」を「快適な移動の幸せ」と定義し、開発を進めたといいます。

「快適な移動の幸せ」の追求のため、プラットフォームを刷新。“高級サルーン”として、振動・騒音対策、燃費や走りといった基本性能を向上させながら、内・外装デザイン、ゆとりの室内空間、使い勝手といったあらゆる面で開発テーマにふさわしい価値をもたせるべく改良が行われています。

「Forceful×IMPACT LUXURY」をキーワードにしたという外装デザインは、さらに力強く高圧的に。インテリアでは、吹き出し口などの機能を天井中央に集約した、スーパーロングオーバーヘッドコンソールや、ユニバーサルステップ、ロングアシストグリップ、ムーンルーフなど「おもてなし」の思想にもとづいた豪華な装備類が搭載されています。

高級セダンに匹敵する快適性を実現したというアルファードですが、その人気の高さから長納期化だけでなく、盗難事件まで発生しています。

一方で、人気が高い=将来の“リセールバリュー”も期待できるということ。本体価格自体は高額ではありますが、売却まで考えれば納得のできる価格ともいえそうそうです。

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【トヨタ アルファード Z(ガソリン車 2WD)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,995mm×1,850mm×1,935mm
ホイールベース 3,000mm
最大乗車定員 7名
車両重量 2,060kg
燃費 WLTCモード:10.6km/L
エンジン種類 直列4気筒 ガソリン 2,493cc
エンジン最高出力 134kW(182ps)/6,000rpm
エンジン最大トルク 235N・m(24.0kgf・m)/4,100rpm
駆動方式 2WD
トランスミッション Super CVT-i(自動無段変速機)
新車価格 4,909,091円(消費税抜)
(2024年2月現在 トヨタ公式サイトより)

三菱 デリカD:5

《画像提供:Response》〈写真撮影:豊崎淳〉三菱 デリカD:5 特別仕様車「シャモニー」

「デリカスペースギア」を先代モデルとし、2007年に誕生した「デリカD:5」。D:5は、デリカシリーズ5代目であるとされていますが、デリカD:2なども存在し、その意味合いは曖昧な部分もあります。

現在販売されるのは、2019年に登場したマイナーチェンジを遂げてデザインが変更されたモデルで、このときにエンジンの設定がディーゼルのみになりました。

直近では、2023年11月に一部改良とともに人気の特別仕様車「CHAMONIX」が復活するなど、継続的に話題がありますが、基本設計は2007年に登場したモデルのまま。そろそろフルモデルチェンジが行われてもいいかもしれません。

そんなデリカD:5最大の特徴は、世界で唯一のオールラウンダーミニバン…車高を高め、有能な4輪駆動モデルを設定した“SUVミニバン”であるという点です。

雪国で暮らす人や、スノーアクテビティを楽しむ人、アウトドアアクティビティを好む人など、その唯一無二性が必要な人にとっては、“他に選択肢がない”といっても過言ではないでしょう。

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【三菱 デリカD:5 M】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,800mm×1,795mm×1,875mm
ホイールベース 2,850mm
最大乗車定員 8名
車両重量 1,930kg
燃費 WLTCモード:12.6km/L
エンジン種類 DOHC 16バルブ・4気筒 ディーゼル 2,267cc
エンジン最高出力 107kW(145ps)/3,500rpm
エンジン最大トルク 380N・m(38.7kgf・m)/2,000rpm
駆動方式 4WD
トランスミッション 8速スポーツモード A/T
新車価格 3,779,000円(消費税抜)
(2024年2月現在 三菱公式サイトより)

レクサス LM

《画像提供:Response》〈写真提供:レクサス〉レクサス LM500h

レクサス「LM」は、アルファード/ヴェルファイアのレクサス版ともいえる最高級ミニバン。2020年に中国やアジア地域で、ショーファードリブンMPVとして販売開始され、当時は日本では販売されない海外専売車種でした。

日本でも熱望する声は多くあり、アルファードをベースにその外装を再現したカスタムモデルが多く存在するほどでした。

そして、2023年10月に2代目となる新型LMが発表。この新型LMについては日本でも販売されることとなり、大きな話題となりました。

新型LMは、近年のラグジュアリーマーケットにおける顧客の価値観の変化をうけ、車名が意味する「ラグジュアリームーバー」としての価値や存在意義をあらためて見直し、全面刷新されているといいます。

すべての乗員が自然体でくつろげる乗り味と居住空間を作り上げることを目指しており、ドライバーは素直で正確な操縦性などにより、気を遣うことなく運転の楽しさを実感できるほか、乗員はノイズや不快な振動を気にすることなく、車内での時間をゆったりと過ごせる快適性と機能性を備えています。

エクステリアデザインは、気品のある存在感と空力性能を考慮した、機能的本質と動的性能がスタイリングからも伝わるレクサスのデザインランゲージに沿ったもの。インテリアデザインは、前席周りは運転に集中できる機能性と上質感を兼ね備え、後席はゆったりと過ごせる広さと仕立てのいいシートやトリム、そしてあらゆる時間の過ごし方に対応できる様々な装備が用意されています。

ミニバンが登場した当時からは考えられないほど、豪華な装備が満載されていて、日本で販売される4人乗り仕様はまさに“リムジン”といった様相です。

もはやミニバンではないのでは…とも思えますが、日本以外の諸外国では、きちんと3列の多人数乗り仕様が用意されており、ショーファードリブンながらファミリーカーとして使えるモデルも残されています。

ミニバンがショーファーカーとして認められるようになり誕生した超豪華なミニバン。まさに現代のミニバンを象徴する1台といえるでしょう。日本での価格はなんと2,000万円…アルファードの倍以上の価格の車になりました。

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【レクサス LM500h】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 5,125mm×1,890mm×1,955mm
ホイールベース 3,000mm
最大乗車定員 4名
車両重量 2,460kg
燃費 WLTCモード:13.5km/L
エンジン種類 直列4気筒インタークーラー付ターボ ガソリン 2,393cc
エンジン最高出力 202kW(275ps)/6,600rpm
エンジン最大トルク 460N・m(46.9kgf・m)/2,000-3,000rpm
モーター種類 交流同期電動機
モーター最高出力 64kW(87ps)
モーター最大トルク 292N・m(29.8kgf・m)
駆動方式 AWD
トランスミッション Direct Shift-6AT
新車価格 18,181,818円(消費税抜)
(2024年2月現在 レクサス公式サイトより)

まとめ

日本には、スライドドア付きのミニバンが多く存在しています。今回は紹介しきれませんでしたが、小さいながら3列シートを備えるコンパクトミニバンではトヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」なども人気です。

ここまで多くのミニバンが揃っている市場は世界で唯一といえるかもしれません。そんな豊富な選択肢の中から自分好みの1台を見つけるのは、少し困難な作業かもしれませんが、今回紹介したおすすめ車種を参考に、ぜひご自身のライフスタイルに合った1台を見つけてください。

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