ごつい車ってどんな車?
ごつい車の多くは、大きなボディサイズと広々とした室内空間を持ち合わせています。外観も頑丈そうなデザインの採用が多く、力強く迫力のある見た目と、それに見合った性能を持ち合わせた車種を指します。
国家の重要人物の護衛目的での利用、会社の重役や芸能人などの送迎車としての利用、軍用車から派生した民生用車種など、ごつい車といっても、その車種やバックボーンは様々です。
例として、フルサイズSUVや悪路走破性に優れた本格SUV、Lサイズ高級ラグジュアリーミニバンなどがごつい車として挙げられます。
今回は大きくて力強く、広い室内を併せ持つ、ごつい車を国産車と外車に分けて紹介します。
【国産車】室内が広くてごつい車5選
国産車に室内が広くてごつい車は少ないイメージがあるかもれませんが、外車に引けを取らないごつい車がしっかりとラインアップされています。
今回は、数あるごつい国産車の中から5車種をピックアップして、その特徴やスペックなどを紹介します。
■トヨタ アルファード
《画像提供:Response》《写真撮影 山内潤也》トヨタ・アルファード 新型
アルファードは、2002年に初代が発売され、2023年6月に4代目が発表されたばかり。日本のミニバン市場で非常に人気のある車種です。堂々たるボディサイズとごついデザインながら、高級感とスタイリッシュな印象も併せ持つ、稀有な車です。
外装
大型のボディサイズで、低く長いボディデザインが特徴で、非常に迫力があり、道路上で目立つ存在です。
内装
インテリアは、ラグジュアリーで質の高い素材や洗練されたデザインが採用され、快適なシート、多機能なエンターテイメントシステム、最新の安全装備などが備わっています。芸能人や重役の移動用としてや、高級タクシー(ハイヤー)としての利用が多いのも頷けます。
パワートレイン
パワフルなエンジンが搭載されており、高速道路や長距離の移動にも適しています。ハイブリッドの設定もあり、パワフルかつ環境性能も考慮されています。また、ミニバンとしてはスムーズな走行性能を持ち、乗り心地も快適です。
現在では日本だけでなく、東アジアや東南アジアでも広く販売されています。トヨタの誇る世界戦略車となったアルファードは、4代目へのフルモデルチェンジを終え、新型モデルでもベストセラーとなることでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,995mm×1,850mm×1,935mm |
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ホイールベース | 3,000mm |
最大乗車定員 | 7名 |
車両重量 | 2,060kg |
燃費 | WLTCモード:10.6km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ガソリン 2,493cc |
エンジン最高出力 | 134kW(182ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 235N・m(24.0kgf・m)/4,100rpm |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | Super CVT-i(自動無段変速機) |
新車価格 | 4,909,091円(消費税抜) |
■トヨタ ランドクルーザー300
《画像提供:Response》《写真提供 トヨタ自動車》トヨタ・ランドクルーザーZX
ランドクルーザー300は、2021年に導入された新しいモデルで、先代のランドクルーザー200に比べ、より力強く頑丈な外観を持っています。以下に、ランドクルーザー300のごつい特徴を挙げます。
マッチョな外観
力強くマッチョなデザインが特徴です。大きなグリルや頑丈なボディライン、ワイドなフェンダーフレアなど、迫力のある外観です。
オフロード性能
トヨタの4WDテクノロジーを搭載しており、卓越したオフロード性能を発揮。高い地上高、ロック式デフ、アクティブトラクションコントロールなどの機能があり、悪路や厳しい環境でも優れた走破性を持っています。
パワフルなエンジン
V型6気筒のガソリンエンジンやV型6気筒のディーゼルエンジンが搭載されており、高い出力とトルクを発揮し、重い負荷を積んでも力強い走行が可能です。
豪華なインテリア
内装は高級感があり、快適な乗り心地を提供。質の高い素材、最新のテクノロジー、快適なシートなどが装備され、乗員の快適性を重視しています。
ごつい外観と高いオフロード能力、故障が少ない頑丈さ、高級感を兼ね備えたランドクルーザー300は、アウトドアや冒険において頼りになるパートナーとなるでしょう。
また、ランドクルーザーシリーズは世界的にも人気で、日本はもちろん、オーストラリアや中東諸国、アフリカ諸国でも販売されるトヨタの世界戦略車です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,985mm×1,980mm×1,925mm |
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ホイールベース | 2,850mm |
最大乗車定員 | 7名 |
車両重量 | 2,500kg |
燃費 | WLTCモード:7.9km/L |
エンジン種類 | V型4気筒インタークーラー付ターボ ガソリン 3,444cc |
エンジン最高出力 | 305kW(415ps)/5,200rpm |
エンジン最大トルク | 650N・m(66.3kgf・m)/2,000-3,600rpm |
駆動方式 | 4輪駆動(フルタイム4WD) |
トランスミッション | Direct Shift-10AT(電子制御10速オートマチック) |
新車価格 | 6,636,364円(消費税抜) |
■トヨタ FJクルーザー
《画像提供:Response》トヨタ FJクルーザー
FJクルーザーは元々、2006年にアメリカで販売開始された本格クロカンSUVでしたが、逆輸入台数も多く、日本でも人気があり2010年に日本でも正規販売されました。
デザインは、1960年代に登場したトヨタのランドクルーザーFJ40にモチーフを得ています。FJ40は、トヨタがアメリカ市場向けに製造したオフロード車で、その特徴的なデザインや堅牢な性能がFJクルーザーに継承されています。FJ40は、角ばったデザインや丸いヘッドランプ、フロントグリルの配置などが特徴的で、アウトドアや冒険に適した車両として人気を博しました。FJクルーザーは、このFJ40のデザイン要素を現代的にアレンジし、より現代の需要に合ったSUVとして再構築されています。
FJクルーザーは、FJ40のモチーフを受け継ぐことで、ユニークな外観と頑丈なオフロード性能を持つ車両として、多くの人々に愛されています。
2018年に惜しまれつつも販売終了してしまいましたが、その独自のスタイリングは、アドベンチャー志向や個性を追求するドライバーにとって魅力的で、レトロでキュートなデザインを採用していながらも堂々たるボディデザインからごつさが表現されています。
優れたオフロード性能
トヨタの4WDテクノロジーを駆使して、優れたオフロード性能を発揮します。高い地上高、アクティブトラクションコントロール、リヤデフロックなどの機能により、悪路や過酷な地形でも頼りになる走破性を持ちます。
高い耐久性
頑丈なボディ構造と耐久性の高いパーツを備えています。フレームボディ構造や補強されたサスペンションなどが、車両の耐久性を向上させています。
快適な乗車性
室内は広々としており、多機能性を備えています。快適なシート、余裕のある収納スペース、使いやすいコンソールなど、乗車性を重視した設計がされています。
豊富な装備
快適性や安全性を向上させるための豊富な装備があります。マルチメディアシステム、バックカメラ、安全運転支援システムなどが搭載されており、利便性と安全性を高めています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,635mm×1,905mm×1,840mm |
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ホイールベース | 2,690mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,940kg |
燃費 | JC08モード:8.0km/L |
エンジン種類 | V型6気筒DOHC ガソリン 3,955cc |
エンジン最高出力 | 203kW(276ps)/5,600rpm |
エンジン最大トルク | 380N・m(38.8kgf・m)/4,400rpm |
駆動方式 | 4輪駆動(パートタイム4WD) |
トランスミッション | 電子制御フレックスロックアップ付スーパーインテリジェント5速オートマチック<5 Super ECT> |
新車価格 | 3,085,714円(消費税抜)※販売終了モデルのため参考価格 |
中古車価格 | 1,361,818円~5,254,545円(消費税抜) |
■三菱 デリカD:5
《画像提供:Response》《写真提供 三菱自動車》三菱 デリカD:5
デリカD:5はミニバンとSUVのいいとこ取りをしたアウトドア派のごつさが特徴で、多目的なミニバンとして知られており、その特徴的な外観と優れた走行性能が人気です。
装甲車のような外観デザイン
スクエアなボディデザインと頑丈なルックスが特徴です。大きな角型ヘッドランプ、力強いフロントグリル、ワイドなフェンダーフレアなどが、ごつさを演出しています。
オフロード性能
4WDシステムや高い地上高、デフロック機能などのオフロードに対する機能を備えており、悪路や未舗装路でも安定した走行性能を発揮できます。
豊富な室内空間
広々とした室内空間を提供します。多人数や荷物を積載する際にも快適な空間を確保できるため、ファミリーカーとしても重宝されます。
強力なエンジン
パワフルなディーゼルエンジンが搭載されており、重い荷物や7~8人乗車でも力強い走行が可能です。
安全性
衝突回避支援システムや車線維持支援システム、ブラインドスポットモニターなど、先進の安全装備を搭載しており、安全性を高めています。
デリカD:5のごつい外観と優れた走行性能は、アウトドアを楽しむドライバーや、大人数での移動の機会が多い方にとっては魅力的な選択肢です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,800mm×1,795mm×1,875mm |
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ホイールベース | 2,850mm |
最大乗車定員 | 7名 |
車両重量 | 1,970kg |
燃費 | WLTCモード:12.6km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC16バルブ インタークーラー付ターボ ディーゼル 2,267cc |
エンジン最高出力 | 107kW(145ps)/3,500rpm |
エンジン最大トルク | 380N・m(38.7kgf・m)/2,000rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 8速スポーツモードAT |
新車価格 | 4,069,000円(消費税抜) |
■レクサス LX
《画像提供:Response》《写真提供 トヨタ自動車》レクサス LX
LXは、トヨタの高級車ブランドであるレクサスのラインアップの中で、最も大型かつ力強いSUVモデルで、ベースであるランドクルーザー300よりも、さらにごつくいかついデザインが特徴です。
タフな外観デザイン
大胆なフロントグリルと力強いボディラインで、マッスルカーのような存在感を持っています。角ばったフォルムとシャープなデザイン要素が、ごつさを際立たせています。
オフロード性能
ランドクルーザーをベースに開発され、その遺伝子を受け継いでいます。4WDシステムや高い地上高、優れたトラクションコントロールなどの機能を備えており、オフロードでの走行にも対応しています。
パワフルなエンジン
LXには、高出力なエンジンが搭載されています。V6ターボエンジンの力強いトルクと加速性能は、ごつさを体感させてくれることでしょう。
高級なインテリア
室内は、上質な素材と高級感あふれる装飾でしつらえられています。豪華なレザーシートや木目調のトリム、最新の快適性やエンターテイメントシステムなどが備わっており、高級感とごつさを両立させています。
室内は、上質な素材と高級感あふれる装飾でしつらえられています。豪華なレザーシートや木目調のトリム、最新の快適性やエンターテイメントシステムなどが備わっており、高級感とごつさを両立させています。
安全性と先進技術
衝突回避支援、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニターなど、最新の安全運転支援システムを装備。機能があり、安全性を高める一方で、ドライバーの負担を軽減してくれます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,100mm×1,990mm×1,885mm |
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ホイールベース | 2,850mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 2,550kg |
燃費 | WLTCモード:8.0km/L |
エンジン種類 | V型6気筒インタークーラー付ツインターボ ガソリン 3,444cc |
エンジン最高出力 | 305kW(415ps)/5,200rpm |
エンジン最大トルク | 650N・m(66.3kgf・m)/2,000-3,600rpm |
駆動方式 | 4輪駆動 |
トランスミッション | Direct Shift-10AT(電子制御10速オートマチック) |
新車価格 | 11,363,636円(消費税抜) |
【外車】室内が広くてごつい車5選
ここからは、ごつい外車を5車種ピックアップしてその特徴やスペックなどを紹介します。
室内が広くてごつい車は日本車に比べ輸入車の方が多いイメージを多く持つことでしょう。特に元々軍用車として採用されていた車を民生用に生産された車や本格的な悪路走破性を持つ大型SUV、フルサイズラグジュアリーSUVやラグジュアリーミニバンなどごつい車がラインナップされています。今回は数あるごつい輸入車の中から5車種をピックアップしてその特徴やスペックなどを紹介します。
■メルセデス・ベンツ Gクラス
《画像提供:Response》メルセデスAMG G63(2018年)
メルセデス・ベンツのGクラス(Geländewagen)は元々、1970年代の初めにドイツ連邦軍からの要望に応えて開発された軍用車両にさかのぼります。当初、Gクラスは軍事目的での使用を想定して、頑丈な構造と高いオフロード性能が要求され、その要求に応えるかたちで、堅牢でオフロードに適した車両を設計・製造することになったのです。
1979年に初代のGクラスが市販され、当初は軍や農業などの業務用途向けに提供されました。しかし、その堅牢性とオフロード能力、魅力的なデザインが一般の顧客の関心を引き、市場での需要が高まりました。
その後、Gクラスはラグジュアリーな要素を取り入れつつも、そのオフロード性能や頑丈さを保持したまま、一般の顧客向けのSUVとして展開されるようになりました。現在のGクラスは、軍事用途から民生市場へと進化した結果として、そのルーツを持っています。
角ばったエクステリアデザイン
直線的な角ばったデザインに丸いヘッドランプが特徴です。角ばったシルエットが金庫や装甲車を彷彿とさせ、ごつさや頑丈さを強調してます。
優れたオフロード性能
メルセデス・ベンツのオフロード性能の集大成ともいえるモデルで、最大渡河水深はて700mmまでOK。電子制御で4輪に適宜パワーを伝えることにより、悪路を走波できる高いオフロード性能を持ち合わせています。
ラグジュアリーなインテリア
高級感と快適性も重視されており、レザーシートや木目トリムと質感の高い内装となってます。大型液晶ディスプレイやアンビエントライトなど、レトロでごつい外観でありながら、内装はラグジュアリーにまとめられているのは、さすがメルセデス・ベンツです。
安全性と先進技術
メルセデス・ベンツの最新の安全技術を搭載し、衝突回避支援システム、アクティブレーンキープアシスト、ブラインドスポットモニターなどの先進的な安全装備が備わっており、安全性を向上させています。
先進的なテクノロジー
標準装備される先進安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」(ブラインドスポットアシスト/アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック/レーンキーピングアシスト/歩行者検知機能付アクティブブレーキアシスト)に、「リアクロストラフィックアラート」が加わりました。これは、並列駐車スペースからバックで出る際に、後ろを横切るクルマを検知してドライバーに注意を促すとともに、必要に応じて自動でブレーキを作動させるシステム(0~10km/h)で、さらなる安全性の向上が図られており、ごつい車を初めて運転する方でも安心です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,660mm×1,930mm×1,975mm |
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ホイールベース | 2,890mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 2,490kg |
燃費 | WLTCモード:9.7km/L |
エンジン種類 | 直列6気筒DOHCICターボ ディーゼル 2,924cc |
エンジン最高出力 | 243kW(330ps)/3,600-4,200rpm |
エンジン最大トルク | 700N・m(71.4kgf・m)/1,200-3,200rpm |
駆動方式 | フルタイム4WD |
トランスミッション | 9AT |
新車価格 | 11,718,182円(消費税抜) |
■メルセデス・ベンツ Vクラス
《画像提供:Response》メルセデスベンツVクラス改良新型
メルセデス・ベンツVクラスは、マルチパーパスビークル(MPV)として知られる大型乗用車で、多目的な用途に対応するために設計されています。
Vクラスのルーツは、1980年代初頭にさかのぼります。当時、メルセデス・ベンツは旅客車と商用車の両方のニーズを満たす、多目的な車両の開発を目指していました。その結果、商用車のVitoをベースに乗用バージョンとして1996年に初代のVクラスが登場しました。
初代Vクラスは、広々とした室内空間と快適な乗り心地を特徴としており、大きなスライドドアや多数のシート配置オプションにより、乗客や貨物の柔軟な配置が可能でした。そのため、家族やビジネス利用など、様々な用途に適した車両として人気を博しました。
現在のVクラスは、初代の特徴を受け継ぎながら、より洗練されたデザインと最新のテクノロジーを装備。最新モデルでは、メルセデス・ベンツの最新のデザイン言語に基づいた外観や内装が採用されており、高級感とモダンな雰囲気を演出しています。
さらに、快適性や安全性も向上し、快適なシート、高品質な素材、先進的な運転支援システムなどが備わっており、乗客の快適さと安全性を重視しています。デザインこそ尖っているわけではないですが、誰もが知るメルセデス・ベンツという高級車メーカーのブランド力と、外車ならではの堂々たるボディサイズが静かにごつさを表現しています。
室内空間と柔軟なシート配置
Vクラスは、広々とした室内空間を提供してくれます。乗客や荷物のために十分なスペースがあり、快適な移動や長時間のドライブに適しています。また、シート配置を柔軟に変更でき、2列目と3列目のシートを畳んだり、向きを変えたりすることが可能です。
上質な内装と快適性
Vクラスの内装は、高級感と快適性に満ち、高品質な素材、豪華なナッパレザーシート、木目調トリムなどが使用されており、上品な雰囲気を醸し出しています。
多彩なオプションとカスタマイズ
Vクラスは、多くのオプションやカスタマイズが可能です。カラーオプション、インテリアトリムの選択、アクセサリーの追加など、個々の好みやニーズに合わせて車両をカスタマイズすることができます。
またブラバスやマンソリー等のアフターメーカーも充実しており、あなただけのオンリーワンのごついVクラスを手に入れられます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,905mm×1,930mm×1,930mm |
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ホイールベース | 3,200mm |
最大乗車定員 | 7名 |
車両重量 | 2,370kg |
燃費 | WLTCモード:13.2km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ディーゼル 1,949cc |
エンジン最高出力 | 120kW(163ps)/3,800-4,400rpm |
エンジン最大トルク | 380N・m(-kgf・m)/1,600-2,400rpm |
駆動方式 | 後輪駆動 |
トランスミッション | 電子制御9速AT |
新車価格 | 8,418,182円(消費税抜) |
■キャデラック エスカレード
《画像提供:Response》《写真提供 ゼネラルモーターズ・ジャパン》キャデラック エスカレード
フルサイズSUVの大きいボディが特徴のエスカレードは、アイアンマンのような力強いフロントフェイスがかっこよく、ごつさが強調されています。
エンジンは6.2LのV8エンジンで3列シート7人乗りですが、フル乗車でもグイグイと引っ張っていくトルクとパワーを持ち合わせています。
湾曲型のOLEDディスプレイにAKG製オーディオシステムと、最新のテクノロジーが惜しみなく投入されていてゴージャスです。
ミュージックビデオや芸能人の愛車に選ばれるなど、最高峰ならではのカッコよさを感じられます。これぞアメリカ!を体感できるキャデラックの最高傑作であり、ごつい車の象徴と言っても過言ではありません。圧倒的な存在感を求める方にはおすすめの一台といえるでしょう。
堂々たる大きなボディサイズ
大型SUVとしてデザインされたエスカレードは、その大きなボディサイズがごつさを際立たせます。全長5,400mm、全幅は2,000mmを超えており全体的に大きく、存在感のある外観です。
パワフルなエンジン
アメ車の御家芸ともいえるV8OHVエンジンは400馬力を超え、その優れた加速力とパワーとトルクと共に猛々しいV8サウンドを轟かせて走る姿は、誰もが目を引くごつさを強調させます。
豪華で快適な内装
エスカレードの室内は、高級感と快適性に満ちています。豪華なレザーシート、木目調のトリム、最新のテクノロジーが備わっており、上質な乗り心地を提供してくれます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,400mm×2,065mm×1,930mm |
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ホイールベース | 3,060mm |
最大乗車定員 | 7名 |
車両重量 | 2,740kg |
燃費 | - |
エンジン種類 | V型8気筒 OHV ガソリン 6,156cc |
エンジン最高出力 | 306kW(416ps)/5,800rpm |
エンジン最大トルク | 624N・m(63.6kgf・m)/4,000rpm |
駆動方式 | セレクタブル 4WD |
トランスミッション | 10速AT |
新車価格 | 15,818,182円(消費税抜) |
■ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン
《画像提供:Response》ジープ・ルビコン 20th アニバーサリーコンセプト
1941年を軍用小型4輪自動車として開発されたジープ。その軍用車を起源とするジープの歴史を、現代に色濃く継承しているのがジープ ラングラーです。
6世代目は従来の2ドアモデルに加え、5ドア5人乗りモデルの「ジープ ラングラー アンリミテッド」をラインアップ。その中でも最強のオフロード性能を誇り、悪路において強い駆動力を必要とする場面で有効な「ロックトラックフルタイム4×4システム」を装備した2L 直列4気筒ターボエンジンを搭載しているのが「ルビコン」です。
岩場や凹凸のある急勾配路を、極低速で地を踏みしめるように進む場面で威力を発揮します。必要に応じて任意で後輪のみ、または前後輪両方のディファレンシャルを直結状態にできる前後輪ディファレンシャルロックを装備しています。
さらに、フロントのスタビライザーを任意に解除することで、悪路においてフロントアクスルをより柔軟にストロークさせられる「電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステム」も装備。
まさに、道なき場所を走り抜けられる最強の走行性能を誇ります。
専用の17インチアルミホイール、ダークグレーのアクセント入りフロントグリルや、ブラック仕様のハードトップおよびフェンダーフレア、フロントフェンダーのRUBICONデカールなど、本格オフローダーであることを強調し、差別化を図っています。
インテリアには、専用のレザーシートや、レッドカラーのインストルメントパネル、サブバックなどが取り付け可能なフロントシートバックアタッチメントを装備し、実用面でも本物としての価値を発揮します。
オフロード能力
なんといってもジープのごつさは、オフロードでの優れた走破性能でしょう。強化されたサスペンション、四輪駆動システム、ロック式の前後デフ(デファレンシャルロック)などが装備され、難しいテリトリーや厳しい地形でも頼りになる性能を発揮します。
頑丈なボディとフレーム
堅牢なボディとフレーム構造を持つルビコンは、過酷なオフロード環境での衝撃に耐えることができます。
アウトドア向けの装備や充実のアフターパーツ
ルビコンは、アウトドア愛好家や冒険心旺盛なドライバーをターゲットにしており、キャンプや登山などのアクティビティに適した装備が多く備わっています。例えば、ルーフラック、ヒルディセントコントロール(下り坂時の速度制御)、脱着可能なフロントボディパネルなどがあります。
その人気故、アフターパーツも充実しており、様々な部品を選んで自分だけの一台をカスタムすることができます。オーバーフェンダーやリフトアップ、タイヤのサイズアップをすることで、よりごつさが強調されます。
アイコニックなデザイン
ジープ ラングラーは、そのアイコニックなデザインが特徴的です。セブンスロットグリルや丸いヘッドランプ、直線的なデザインは、他の車種とは一線を画す存在感を持っています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,870mm×1,895mm×1,855mm |
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ホイールベース | 3,010mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 2,030kg |
燃費 | WLTCモード:9.4km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 DOHCターボ ガソリン 1,995cc |
エンジン最高出力 | 200kW(272ps)/5,250rpm |
エンジン最大トルク | 400N・m(40.8kgf・m)/3,000rpm |
駆動方式 | 後2輪・4輪駆動・オンデマンド方式4輪駆動(選択式) |
トランスミッション | 電子制御式8速オートマチック |
新車価格 | 8,227,273円(消費税抜) |
■ランドローバー ディフェンダー130
《画像提供:Response》ランドローバー・ディフェンダー130 V8
世界唯一の4×4専門メーカーであるランドローバー。中でも最もオフロード性能を追求したスパルタンモデルがディフェンダーで、そのルーツは、1948年のアムステルダムモーターショーで初めて発表された第一号ランドローバーです。
強靭なラダーフレームのシャーシとアルミニウムのボディを採用し、そのタフさから各国の軍用車両や警察車両、消防車両などに多数採用されています。
ディフェンダーはホイールベースのサイズによって数字が取り決められており、90インチのナインティー、110インチのワンテン、130インチのワンサーティを展開。今回は、ディフェンダーの中で一番デカくてごつい130を紹介します。
日本国内では2022年にラインアップに加えられた130は、3L 直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジン(MHEV)を搭載しています。2:3:3レイアウトの3列目シートを採用し、大人8人が快適に乗れる広々とした室内空間を実現。
また、スライディングパノラミックルーフと3列目の頭上に2つ目のサンルーフを標準装備しているのも、開放感・特別感があります。5mを超える車体だからこそ、ディフェンダーで唯一の8人乗りを実現しており、その堂々たるボディと本格クロカン性能がごつさを象徴しています。
オフロード走破性
ランドローバー ディフェンダーは、オフロード走破性に優れた車両として知られています。ディフェンダー130は、長いホイールベースと高い地上高を持ち、厳しいオフロード環境でも優れた走破性を発揮。悪路や未舗装道路、雪道など、多様なテリトリーで頼りになる性能を持っています。
頑丈なボディとフレーム
ディフェンダー130は、堅牢なボディとフレーム構造を持っています。これは、オフロード環境での耐久性と衝撃吸収能力を向上させる重要な要素です。長期間の使用にも耐える頑丈な設計が、ディフェンダーのごついイメージを形成しています。
トルクフルなディーゼルエンジン
ディフェンダー130には、パワフルな直列6気筒のディーゼルエンジンが搭載されています。高出力とトルクは、重い車体を持ちながらも優れた走行性能を提供。荒削りなエンジン音もごつさを演出してくれます。
大容量の荷室
ディフェンダー130は、長いホイールベースによって、広々とした荷室を備えています。これにより、多くの荷物や機材を積載することができ、アウトドア活動や遠距離の旅行に適しています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,275mm×1,995mm×1,970mm |
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ホイールベース | 3,020mm |
最大乗車定員 | 8名 |
車両重量 | 2,540kg |
燃費 | WLTCモード:9.9km/L |
エンジン種類 | 直列6気筒 ディーゼル 2,993cc |
エンジン最高出力 | 221kW(300ps)/4,000rpm |
エンジン最大トルク | 650N・m(-kgf・m)/1,500-2,500rpm |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 8速オートマチック |
新車価格 | 9,663,636円(消費税抜) |
まとめ
《画像提供:Response》メルセデスベンツVクラス 改良新型の「エクスクルーシブ」
ごつい車は、大型で頑丈なボディ、オフロード能力、パワフルなエンジン、豪華な内装と快適性、そして目を引く外観デザインなど、多くの特徴が組み合わさっています。
これらの特徴を備えたごつい車は、オフロード走行やキャンプ、登山、冒険旅行など、さまざまなアウトドアアクティビティにおいて威力を発揮するだけでなく、都市部でも存在感を放ち、他の車とは一線を画する存在です。
ごつい車の世界に足を踏み入れると、新たな冒険の扉が開かれます。自然の壮大さや困難に立ち向かう喜びを感じながら、ごつい車とともに自分自身の限界に挑戦しましょう。
今の自分から一歩踏み出したい方、自信を付けたい方にもおすすめです。
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よくある質問
■普通免許で乗れる1番大きい車は?
フォードスーパーデューティー
フォードのピックアップトラックで、2列シート6人乗りの後ろに荷台スペースがあります。ボディサイズは、全長は6,761mm×全幅2,032mm×全高2,083mmと規格外の大きさです。
車重は3t近くあるので、積載量によっては2017年移行に免許を取得された新免許の区分だと、運転不可になることもあり、注意が必要です。
■アメ車はなぜでかいのか?
アメリカは広大な国土を持ち、広い道路網が整備されています。そのため、より大きく、広々とした車を所有するようになりました。アメリカでは、大きなサイズやパワフルなエンジンを持つ車が豊かさや力強さを象徴する要素とされ、個人のステータスやアメリカの自由なライフスタイルを表現する一環として捉えられています。