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 SUVとはそもそもどんな車?意味から定義まで【徹底解説】

SUVとはそもそもどんな車?意味から定義まで【徹底解説】

日本で今人気を誇っている車のジャンルといえば、ミニバンとSUVですよね。その中でもとりわけ人気を博しているのが「SUV」ではないでしょうか。普段使いもできて、レジャーなどにも大活躍な「SUV」。今回はSUVについて徹底解剖し、さまざまなSUVについて調査していきます。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


SUVとは?

SUVとは、「Sport Utillity Vehcle」(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の頭文字をとって略称されたクルマになります。

日本語に訳すと、「スポーツ用多目的車」となりますが、本当に幅広い解釈になりますよね。これだけではいまいちわからないという方も多いのではないでしょうか。

SUVの過去の歴史をさかのぼってみても、SUVと呼ばれるクルマに関しては、アウトドアやキャンプに使用したり、スポーツ道具を運んだり、日常では子供の送迎や、買い物、通勤などさまざまなシーンで幅広く活躍できるというクルマであることに違いありません。

日本で「SUV」という言葉が一般的に使用され始めたのは、みなさんいつ頃からかご存知ですか。
なんと、それは「平成」に入ってからなんです。

現在は、街乗りSUVが増えており、またの名を「クロスオーバーSUV」や「都会派SUV」とも呼ばれたりしています。

現在、SUVとは何かと一言でいっても様々な種類や意味があるのがわかりました。では、そもそもSUVに定義はあるのでしょうか。

次に、SUVの定義についても深堀していきます。

SUVに定義はあるのか?

SUVの略称や意味などをくわしく見てきましたが、実はSUVにははっきりとした定義は用意されていません。

キャンプ・スキー・スノーボード・釣り・サーフィンなどアウトドアに使用するにはとても便利なクルマです。

レジャーにも使用できて、街乗りや送迎にも便利で何でも使用できるオールマイティなクルマってイメージが強いですよね。

ではそんな便利なSUVに定義がないことがわかりましたが、SUVにはいろいろな種類があることがわかってきました。

次に、SUVの種類にはどんなものがあるのかについて詳しく調べていきます。

SUVの種類

日本ではSUVにこれといった定義はなく、乗用車をベースにしたクロスオーバーSUVや、高級SUVなど幅広い意味でSUVとして使われるようになりました。

デザインやサイズにも特に決まりはなく、そのメーカーのブランドやコンセプトによって判断されることがほとんどとなっています。

その中でも日本国内で分類されるサイズ毎のSUVや種類について詳しく見て行きましょう。

軽SUV

スズキ ジムニー

軽自動車の排気量が660cc以下のクルマになります。車体が軽量で燃費、税金など維持費の面でも魅力的。軽自動車の中でもSUVは人気を集めている車種です。

コンパクトなのに、意外と室内を広く使用できるのも魅力の一つです。

■軽SUV人気車種
スズキ ジムニー、スペーシアギア、ハスラー
ダイハツ タフト

■価格帯:136~187万円(2020年6月現在)

コンパクトSUV

トヨタ ライズ

排気量が1000㏄以上~1500㏄前後ぐらいの車体が小さいモデルになります。近年人気があるジャンルのクロスオーバーSUVもこのサイズが多くなっています。

乗用車としての普段使いも小回りも効いて抜群。ファミリー層に人気のあるモデルです。

■コンパクトSUV人気車種:トヨタ ライズ、ダイハツ ロッキー、ホンダ ヴェゼル

■価格帯:167~361万円(2020年6月現在)

ミドルサイズSUV

トヨタ・ハリアー新型

コンパクトSUVよりも大きく、安定した走行性能を実現しているモデルになっています。このサイズではクロスオーバー系のモデルが多くなっています。

■ミドルサイズSUV人気車種:トヨタ ハリアー、トヨタ RAV4、日産 エクストレイル、マツダ CX-5

■価格帯:265~504万円(2020年6月現在)

ラージサイズSUV

レクサスLX

レクサスLX

高い悪路性能を兼ね備えている、サイズも大きいクルマや、高級車路線を狙ったモデルも多く存在しています。

■ビックサイズSUV人気車種:トヨタ ランドクルーザー、マツダ CX-8、レクサス LX

■価格帯:294~1191万円(2020年6月現在)

クロスオーバーSUVとは?

トヨタ C-HR

クロスオーバーSUVとはCUV(Crossover Utillity Vehicle)という頭文字の略字で自動車のカテゴリーの一つに分類されます。

また「街乗りSUV」とも呼ばれています。自動車のカテゴリとしては比較的新しいジャンルになります。趣味と実用性を両立したジャンルとして1990年代に確率されました。その後爆発的にヒットし、現在ではSUVの主流となっています。

バリエーションも豊富で高級車から軽自動車まで多岐にわたって世界中の自動車メーカーがクロスオーバーSUVを製造販売しています。

■クロスオーバーSUV人気車種:トヨタ ハリアー、C-HR

クロカン(クロスカントリー)とは?

トヨタ ランドクルーザ-

クロカンとは、クロスカントリーの略になります。塗装されていない道(オフロード)などを指し、クロカンとは岩場は砂地など、普通の乗用車ではいけないような場所を進んでいける本格的な四輪駆動車を意味しています。

クロスオーバーSUVがモノコック構造のボディなのに対し、クロカンは耐久性重視で屈強なラダーフレームを使用しているのが特徴です。

■クロカン人気車種:トヨタ ランドクルーザー、スズキ ジムニー

SUVの歴史の中で「RV車」と呼ばれていた時期も?

SUVの名称が一般的になる前、実はRVと呼ばれるのが一般的でした。1980年代のバブル景気頃に大流行していたウィンタースポーツのスキーでアウトドアブームを巻き起こします。その時期にRVという分類の車が新たに人気になりました。

RVとは(Rrecreations Vehicle)の頭文字をとったクルマで、元々アメリカではキャンピングカーのことを指していましたが、日本では休暇や楽しみのためのクルマという意味合いで呼ばれました。

この頃、三菱 パジェロ、日産 テラノ、トヨタ ハイラックスサーフなどの、現在でいう「クロカンSUV」が日本国内で大変流行しました。

RV車は、現在の日本では、クロカンSUVやクロスオーバーSUVに限らず、レジャーに適したクルマの総称として使われています。

RV車と呼ばれ始める前の四輪駆動車は、主にジープと呼ばれるものが主流でした。「ジープ」とはウィリス社が商標登録した車名で、元々はジャンルを表す言葉ではないんです。

SUVやRVという言葉が存在しなかった時代に、タイヤが大きく地上最低高が高い四輪駆動車は全て一つにまとめられ「ジープ」とも呼ばれていました。

それぞれSUVの種類を見てきましたが、本当にさまざまな種類があることがわかりました。そんな使い勝手のいいSUVですが、使用していると、メリットやデメリットもあるのがわかります。

次にメリットやデメリットについて詳しく見て行きましょう。

SUVのメリット・デメリット

SUVのメリット

SUVのメリットと考えられるのは、以下のような点があげられます。

・最低地上高が高くなっているので、悪路走行時などにボディの下部を擦る心配が少ない
・視界が高い位置にあるので、視認性も向上し、運転もしやすい
・ボディが大きくとても魅力的
・シートアレンジも自由にでき、積載性も高くなっている

SUVのデメリット

次にデメリットを見て行きましょう。

・立体駐車場の高さ制限に引っかかる可能性がある
・車体が重く頑丈につくられているため、燃費が悪くなる
保険料が比較的高くなる傾向も

メリットやデメリットを詳しく見て来ましたが、使い勝手は優れていますが、車高が高いのがネックになり、立体駐車場などに入りにくいなどのデメリットもありました。

日本国内ではSUVのジャンルはとても人気があり、魅力的な車種であることに違いありません。ぜひ、ご自身に合ったステキなSUVを選んでくださいね。

SUV車を選ぶポイント

SUVは近年、各メーカーがしのぎを削り、たいへん多くの新車が登場するジャンルです。その中でも、本格オフロードを主眼にしたSUVから都市走行にも柔軟に対応するSUVまで幅広く、SUVを選ぶというだけではどれを購入しようか迷ってしまうことも多いかもしれません。

そこで今回は、SUVを選ぶ3つのポイントと、それぞれの選び方でおすすめの車をご紹介します。

価格、維持費、燃費で選ぶ

SUVを選ぶ1つ目のポイントは、「価格、維持費、燃費」で選ぶことです。気に入った車でも、予算オーバーでは買えませんし、ランニングコストが高ければ十分に楽しめませんよね。

では、「価格、維持費、燃費」を考慮したときにおすすめのSUVを3車種、ご紹介します。

トヨタ RAV4

《画像提供:Response》トヨタ RAV4 Adventure(アドベンチャー)

最初に紹介するのは「トヨタ RAV4」です。発売開始からまもなく30年の歴史を迎える、トヨタを代表するクロスオーバーSUV。現行の5代目は、2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しており、トヨタが新しく開発した4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を搭載し、安定性と走破性が向上しました。

価格は、もっともリーズナブルなモデルの「X 2WD」で、新車本体価格が税抜252万1,819円と、手の届きやすい設定になっています。ハイブリッドシステムを搭載したモデルの「HYBRID X E-Four」だと、新車本体価格が税抜329万7,273円で300万円をオーバーしますが、維持費や燃費が魅力的。「HYBRID X E-Four」の燃費は20.6km/L(WLTCモード)なので、もしガソリン150円、月1,000kmの走行で計算すると、月々のガソリン代は7,000円程と経済的です。

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マツダ CX-3

《画像提供:Response》マツダ CX-3 SKYACTIV-D 1.8

次に紹介するのは「マツダ CX-3」。マツダが現在販売しているSUVでもっともコンパクトな車種です。流麗なプロポーションと気品ある佇まいはクロスオーバーSUVとしての魅力を存分に感じさせ、コンパクトなボディが都市走行に十分な力を発揮します。「XD」「XD Touring」「XD Super Edgy」では、新開発のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV‐D 1.8」が搭載されており、力強いトルクと高燃費を達成しています。

価格は、もっともリーズナブルなモデルの「15S」で、新車本体価格が税抜175万とたいへん魅力的。前述のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV‐D 1.8」を搭載した「XD」で、新車本体価格が税抜210万6,364円です。

この「XD」の燃費が20.0km/L(WLTCモード燃費)と高水準なのに加え、使用燃料が軽油なのも魅力のひとつ。もし軽油代130円、月1,000kmの走行で計算すると、月々の燃料費は6,500円程です。

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スズキ ジムニー

《画像提供:Response》ジムニー(AT車)新型

次に紹介するのは「スズキ ジムニー」。1970年に発売を開始し、50年以上の歴史があります。高い走破性と軽SUVならではの使い勝手で、唯一無二の存在感を放ち続けており、現在の新車納期は86カ月〜1年といわれるほどの人気をほこります。

価格がもっともリーズナブルな「XG 4WD・5MT」は、新車本体価格が税抜141万4,000万と、昨今の軽自動車にしてはお得感のある価格設定です。そして魅力なのは、軽自動車であるメリットを活かした、自動車税や車検、任意保険の安さです。軽自動車税は年間10,800円で、車検も部品交換などがなければ4万〜5万円と普通車に比べてかなり安く抑えられます。

燃費は「XG 4WD・5MT」で16.6km/L(WLTCモード燃費)と及第点。もしガソリン代150円、月1,000kmの走行で計算すると、月々の燃料費は9,000円程です。

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用途で選ぶ

SUVを選ぶ2つ目のポイントは、「用途」で選ぶことです。ひと口にSUVといっても得意とする分野が違っているので、どのような場面で活躍してほしいのかを考えると選びやすくなるでしょう。

では、「用途」を考慮したときにおすすめのSUVを3車種、ご紹介します。

トヨタ ランドクルーザー

《画像提供:Response》トヨタ ランドクルーザー ZX

アウトドアを重視して選ぶなら、おすすめは「トヨタ ランドクルーザー」です。本格クロスカントリー車で、この車で走れない道は他の車でも走れないとされるほどの実力を持っています。

ハイパワーなエンジンに、最新トランスミッションを組み合わせて、圧倒的な悪路走破性を実現しており、路面状況に応じてトラクションやブレーキを自動制御してくれるシステムも採用されているので、アウトドアに最適です。

価格は、新車本体価格が税抜463万6,364円(GX 3.5L ガソリン)〜727万2,728円(GR SPORT 3.3L ディーゼル)です。

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ホンダ ヴェゼル

《画像提供:Response》ホンダ ヴェゼル 新型(PLaY)

街乗りを重視して選ぶなら、おすすめは「ホンダ ヴェゼル」です。2021年に2代目へフルモデルチェンジし、高級感を増した内外装になりました。

コンパクトなボディとスタイリッシュな外観を持ち、取り回しのしやすさは街乗りにピッタリ。インテリアは水平基調のモダンなデザインでまとめられており、日常使いにも飽きのこないスッキリとした印象を与えます。

価格は、新車本体価格が税抜207万2,000円円(G ガソリン)〜299万9,000円(e:HEV PLaY ハイブリッド)です。

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フォルクスワーゲン T-Cross

《画像提供:Response》VW Tクロス

ファミリーでの使用を重視するなら、おすすめは「フォルクスワーゲン T-Cross」です。「日本自動車輸入組合(JAIA) 2021年1〜12月モデル別新車登録台数」によると、T-Crossは輸入車で2021年にもっとも多く登録されたSUV。

欧州車らしい使い勝手の良さと、オシャレでポップなデザインや色づかいは、奥さまや子どもたちにも人気が出そう。室内空間も申し分なく、後席は140mm前後スライド機能がついており、アレンジも自在です。

価格は、新車本体価格が税抜276万6,364円(TSI Active)〜337万910円(TSI R-Line )です。

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リセールバリューが高い車を選ぶ

SUVを選ぶ3つ目のポイントは、「リセールバリュー」を考えて選ぶことです。ライフスタイルや家族構成が変わると、車の選び方も変わるもの。車を売るときのことを考えて選ぶのも大切です。

では、「リセールバリュー」を考慮したときにおすすめのSUVを3車種、ご紹介します。

なお今回の算出は、新車価格と3年後の買取相場を比較したリセールバリューとなっています。グレードや走行距離などの違いにより変わってきますから、あくまで参考という認識でご覧ください。

トヨタ ランドクルーザー プラド

《画像提供:Response》トヨタ ランドクルーザープラド TZ-G

トヨタ ランドクルーザー プラドは、オフロードの走破性に加え、オンロードの走行性能も追求した、トヨタの本格SUVです。前述のトヨタ ランドクルーザーの小型モデルですが、ボディサイズは「全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,835mm〜1,850mm」と、エルグランドクラスの大きさで、5名乗りと7名乗りが選べます。

TXモデルで比較すると、リセールバリューは75%ほどとかなり優秀。いくつかの中古車査定サイトが出している、リセールバリューランキングで上位に位置しています。ランドクルーザー プラド(TX 2.7L ガソリン 5人乗り)の新車本体価格は、税抜334万1,819円ですから、そのまま75%を当てはめると3年後でも250万円前後で売れる計算です。

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トヨタ ハリアー

《画像提供:Response》トヨタ ハリアー 新型

トヨタ ハリアーは、流麗で美しいデザインを特徴とした、都会的な雰囲気を醸し出すSUVです。高級セダンのようでありながら、SUVのような使い勝手も兼ね備え、完成度の高さを感じます。

リセールバリューは73%で、やはり中古車査定サイトのリセールバリューランキングで上位。ハリアー(S ハイブリッド 2WD)の新車本体価格は税抜325万4,546円ですから、そのまま73%を当てはめると3年後でも235万円前後で売れる計算です。

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ポルシェ マカン

《画像提供:Response》〈photo by Porsche〉ポルシェ・マカン 改良新型

ポルシェ マカンは、兄弟車のポルシェ カイエンよりも一回り小さいSUVで、インドネシア語の虎を意味する言葉から来ています。いかにもポルシェらしいスポーティーで精錬された外観と、走りを堪能できるコックピット、統一されたデザイン性が魅力となっています。

マカンGTSで比較すると、リセールバリューは65%ほど。外車がリセールバリューで低くなる傾向を考えると、りっぱな数字です。マカンGTSの新車本体価格は税抜1122万7,273円ですから、そのまま65%を当てはめると3年後でも730万円前後で売れる計算です。

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まとめ

本記事では、SUV全体でどのような意味があるのか。種類、車種、性能やブランドなどコンセプト、そもそもSUVと呼ばれる前の「RV」についても調べてきました。

SUV一言で、ここまで多様なニーズが存在するということもわかりました。ぜひ、ご自身のライフスタイルや家族構成、車種のこだわりポイントなど。

ご自身に合ったSUV車を選んでみてくださいね。

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