ミッドサイズSUV「Q5」がフルモデルチェンジ
《画像提供:Response》 〈photo by Audi〉アウディ Q5 新型
アウディは、フォルクスワーゲングループの傘下に入るドイツの高級自動車ブランドです。そんなアウディが展開する「Q5」は、2008年に誕生したプレミアムミッドサイズSUVです。
通常モデルのQ5以外にも、クーペ風のボディを採用したSportback、パフォーマンスを高めたSQ5が存在します。
そんなQ5シリーズの3代目となる新型モデルが、2025年7月24日に発表されました。
《画像提供:Response》〈photo by Audi〉アウディ Q5 新型
新型Audi Q5シリーズは、新世代内燃機関のPPC(プレミアムプラットフォームコンバッション)をベースとする初めてのSUVとして、プレミアムミッドサイズSUVセグメントで新しい基準を打ち立てるモデルになるといいます。
Audi DesignのDNAを受け継ぎながらも現代的な進化を遂げ、優れた適応力と日常使いに適した実用性を組み合わせたほか、限定的な条件において完全な電動走行を可能とするMHEV plusテクノロジーをシリーズ全てのグレードに搭載し、効率的かつ強力なエンジンで、将来を見据えたプレミアムモビリティの方向性を示しています。
ボディサイズは、全長4,715mm×全幅1,900mm×全高1,655mmと、程よく迫力がありつつも日本の公道でも扱いやすいサイズ感。
エクステリアでは、より立体的で彫りの深い、エッジを減らした連続的な面構成による力強い抑揚をもったボディラインが特徴的。ヘッドランプとテールランプをつなぐショルダーラインは直線的で、力強いシルエットをつくりだし、車両をより長くみせることでダイナミックな存在感を高めています。
鋭いデザインのヘッドランプは洗練された印象を与えます。フロントのシングルフレームは幅広で高い位置にあり、縦方向の機能的なエアカーテンに挟まれ、シングルフレームの下部の大きなエアインテークには、センサー類を収めています。
リヤデザインは、高い位置にあるリヤバンパーや鋭く傾斜したリヤウィンドウにより、シャープでスポーティな印象を強化。リヤビューはミニマルなラインで構成され、滑らかな面処理とシャープなカットが調和し、先進的かつ力強い印象を与えています。
さらに、アウディとして初採用のリヤウィンドウプロジェクションライトが備わり、ブレーキ時にリヤウィンドウ上部にあるルーフスポイラーの下にグラフィックを投影することで、ブレーキライトの警告表示を強調。ブレーキライトの面積を広げ、後続車への注意を促し、安全性を高めます。
インテリアは、アウディのインテリアデザインの4つの基本特徴である「ヒューマンセントリック」「視覚的な明快さ」「デジタルステージ」「マテリアルドリブンデザイン」を踏襲しています。水平に構成されたコントロールパネルなどから、機能性と美しさが細部に至るまで融合された、明確なデザインアプローチを感じられます。ドアにかけてゆるやかな曲線を描くコントロールパネルは、高品質な素材で作られたさまざまなパートで構成されます。
曲面OLEDテクノロジーを備えた11.9インチのアウディバーチャルコックピットと、14.5インチのMMIタッチディスプレイを搭載。オプション装備の助手席専用の10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイは、アクティブプライバシーモードのシャッターテクノロジーにより、ドライバーの視線を妨げることなく、インフォテインメントシステムを自由に使用できます。
パワートレインは、Q5のSUVとSportbackでは、2.0リッター直列4気筒直噴ガソリンターボTFSIエンジンと2.0リッター直列4気筒直噴ディーゼルターボTDIエンジンの2種類を用意。
2.0リッターTFSI直噴ガソリンエンジンは、VTG(可変タービンジオメトリー)付きのターボチャージャーを装備し、部分負荷で極めて燃費効率の良い改良型燃焼プロセスを採用、最高出力150kW、最大トルク340N・mを発揮します。
一方、2.0リッターTDI直噴ディーゼルエンジンは、最高出力150kW(204ps)、最大トルク400N・mを発揮します。EA288 evo世代のこのTDIエンジンは、最適化されたシリンダープレッシャーセンサー、排気ガス制御システムTwinDosing(ツインドージング)、2本のバランスシャフトによるスムーズなエンジン回転など、燃焼技術を継承しています。
いずれのエンジンも、48V MHEV plusマイルドハイブリッドシステムを組み合わせており、駆動方式はAWD、トランスミッションは7速Sトロニックトランスミッションです。
一方、SQ5およびSQ5 Sportback では、可変タービンジオメトリー(VTG)付きターボチャージャーを装着する3.0リッターV型6気筒TFSIエンジンを搭載。最高出力270kW(367PS)、最大トルク550Nmを発揮します。
こちらも48V MHEV plusマイルドハイブリッドシステムが組み合わされ、特定の条件下では完全な電動走行を可能とします。0-0-100km/h加速は先代を大きく上回る4.5秒です。
今回、新型Audi Q5シリーズの登場とともに、その発売を記念して作られたグローバル限定モデルQ5/Q5 Sportback edition oneを発売。ダークAudi rings&ブラックスタイリングパッケージ(ミラーはボディ同色)、ライティングパッケージ、テクノロジーパッケージプロを装備するS lineをベースに、edition oneのための特別装備であるマグネシウムグレーがアクセントになるフロントエアインレットと、ディフューザートリム、2色の色分けが施された21インチブラックメタリックポリッシュトのAudi Sport製マルチスポークSデザインアルミホイールが採用されます。
《画像提供:Response》〈photo by Audi〉アウディ Q5スポーツバック 新型
カラーはデイトナグレーパールエフェクト、グレイシアホワイトメタリック、ミトスブラックメタリック、ナバーラブルーメタリックの4色を用意。インテリアカラーは、ブラック(スチールグレーステッチ)を採用しており、いずれも人気の高いパッケージを標準装備とした形です。
価格は、Q5(ガソリンエンジン搭載モデル)が760万円から、Q5(ディーゼルエンジン搭載モデル)から788万円から、Q5 Sportback(ガソリンエンジン搭載モデル)が795万円から、Q5 Sportback(ディーゼルエンジン搭載モデル)から823万円から、SQ5が1,023万円から、SQ5 Sportbackが1,058万円からです。
また、限定車の価格は、Q5 edition oneが919万円から、Q5 Sportback edition oneが954万円からです。
それぞれ、発表同日より販売がスタートしています。
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