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自動車ローンの審査基準や種類!審査の通るポイントまで徹底解説!

自動車ローンの審査基準や種類!審査の通るポイントまで徹底解説!

自動車を購入するとき、現金一括で支払うには大きな資金が必要です。手元の資金や生活費とのバランスから、ローンでの購入を検討される方も多いのではないでしょうか。前提として自動車ローンは借金ですので、利用するためには審査に通過する必要があります。自動車ローンを取り扱っている会社は、銀行や金融機関など。それぞれ審査の基準や手続きの流れも異なります。この記事では、自動車ローンを利用するための手続きや、審査とは?ということについて解説します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


自動車ローンの審査の種類

自動車ローンには、仮審査と本審査の2ステップで審査を行う会社と、本審査のみの会社があります。前者は銀行のローンに多く、後者は金融会社のローンに多い傾向があります。

前者の場合、自動車ローンを申し込むには、仮審査と本審査の2段階を通過する必要があります。また、仮審査に通ったからといって、本審査も必ず通るわけではありません。

具体的には、それぞれどのようなことがチェックされるのでしょうか。

仮審査について

仮審査は、ローンの本審査に通りそうか否かを申込の段階で判断するために設けられているものです。多くの場合、WEB上のフォーマットに借入希望金額・職業・年収などといった情報を入力するだけでOK。10分ほどで手続きは完了します。結果は最短で当日、長くてもおおむね2~3営業日でわかります。

なお、仮審査の結果はあくまで借入れを検討する際の目安であり、仮審査を通過しても本審査で審査が下りないことがあるので注意が必要です。

本審査について

本審査では、仮審査で入力した情報に加え、申込者の信用情報や勤務先の在籍状況などの確認、申込者が申告した内容に誤りや虚偽がないかの確認を行うとともに、申込者の返済能力が審査されます。

審査の過程では、勤務先への電話による在籍確認や、源泉徴収票・給与明細書など収入を証明する書類、また購入する自動車の見積書や契約書などの提出が求められる場合があります。

本審査では仮審査より、申込から結果が出るまでに時間がかかることが多く、早くて3営業日ほど、長くて1週間程度かかります。

自動車ローンの審査基準

自動車ローンを組むとなると、どのような基準で審査されるのか気になりますよね?

残念ながらその基準は一般向けに公開されておらず、会社によって判断の基準も異なります。ただし、おおよその傾向で審査に通りやすい人・通りにくい人を審査項目別に分類することができます。

属性

自動車ローンは借入金額にもよりますが、数年間かけて少しずつ返済するケースが少なくありません。そのため、滞りなく返済を継続するための安定した収入があることは重要な判断基準です。

職業のカテゴリーでは、正社員や公務員の評価が高い一方で、アルバイトや個人事業主、派遣社員などは収入が不安定と判断され、どうしても不利になってしまう傾向にあります。ただし、ローン会社によっては、勤続年数の長さが安定した収入の根拠として重視され、職業そのものが不利にはならないケースも。

信用度の高い職業であっても、入社したばかりや転職を繰り返したりしている場合には、審査に通りにくくなります。逆に、アルバイトや派遣社員であっても同じ職場への在籍期間が長ければ、安定した収入を確保できていると判断される場合があります。

また、利用できる年齢については、契約条件の中で指定されていることも。下限もしくは上限に近い年齢の場合、借入れできる金額が少なかったり、借入期間を長期に設定できなかったりといった制限があることがあります。

なお、家族構成について申告が求められるケースがありますが、申込者以外に安定した収入が見込める家族がいることで、審査が通りやすくなる場合があります。

現状の借入状況

今から申し込もうとしている自動車ローンの他に、住宅ローンや消費者ローンなどの借入れがある場合、それらの借入残高が審査の結果に影響します。自動車ローンの借入予定額と他社での借入残高を合計した金額が借入限度額を上回ってしまった場合、ローンを通過することはできません。借入限度額はローン会社によって基準が異なりますが、住宅ローンの残債が多く残っていたり、クレジットカードのキャッシングを利用中の場合などは要注意です。

信用情報

信用情報とは、個人の金融事故の有無について記録した情報のことです。クレジットカードやローンの3ヶ月以上にわたる長期滞納、債務整理、携帯電話やクレジットカードの強制解約などの金融事故が発生した場合、信用情報機関にその情報が記録されます。CIC(指定信用情報機関)やJICC(日本信用情報機構)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)等で情報が管理され、5~10年間保存されます。金融事故の記録がある場合、審査では大きく不利になってしまいます。

なお、各機関には情報開示の窓口がありますので、心当たりのある方は自分の信用情報について確認することも可能です。

自動車ローンの種類とメリット・デメリット

自動車ローンは大きく分けて3つの種類があります。銀行等金融機関が扱うマイカーローン、信販会社が扱うディーラーローン、自動車販売会社独自の自社ローンの3つです。

それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

金融機関(銀行など)のローン

銀行で「マイカーローン」「多目的ローン」などと呼ばれているローンです。多くの場合、無担保で自動車購入費用の貸し付けを受けられます。

メリット

後述するディーラーローンや自社ローンに比べ、金利が安いことが大きなメリットです。借入額が大きい人や借入期間が長い人ほど、金融ローンを利用する際のお得感が大きいといえます。

また、自動車本体を借入れの担保に入れる必要がないため、自動車を自分名義で購入できます。そのため、ローン返済途中であっても車を譲渡や売却することが可能です。

デメリット

後述するディーラーローンや自社ローンに比べ、審査が厳しい傾向があります。そのため、他のローンに比べ審査に時間を要したり、提出する資料が多いこともデメリットといえるでしょう。

信販会社(ディーラーなど)のローン

こちらは、自動車ディーラーで車を購入するときに紹介されるタイプのローンです。実際に貸し付けを行うのは、ジャックス、オリエントコーポレーション、セディナなどの信販会社や、トヨタファイナンス、ホンダファイナンスなど自動車会社系列のローン会社です。

メリット

審査の申込から結果が出るまでのスピードが早いことが大きなメリットです。収入証明などの書類提出が不要であることも多く、金融(銀行)ローンと比較すると審査のハードルが低い傾向にあります。自動車ディーラーがローン契約の窓口の場合もあるため、手続きも一緒にできるのも便利です。

デメリット

金融(銀行)ローンに比べ金利が高いため、借入額や借入期間が長くなると、それだけ金利がふくらみ、結果としてトータルコストが高くなる可能性があります。

また、ローンの返済が終わるまでは、車の所有権は信販会社や自動車ディーラーにあります(所有権留保)。そのため、ローンの完済前にその車を譲渡または売却することはできません。

自社ローン

自動車販売店と買い手が、直接分割払いの契約を結ぶタイプのローンです。金融ローンやディーラーローンのように、金融会社が販売店と買い手の間に入ることはありません。

メリット

金融会社のローンよりも審査のハードルが低く、ローン契約から納車までの手続きが早いことがメリットです。また、自社ローンは自動車販売会社が独自の基準でローンの審査を行うため、信用情報に事故歴がある、借入れの限度額を超えている場合などでも、審査がに通る可能性があります。

デメリット

分割払いの手数料が発生することがデメリットです。自動車販売会社は買い手に購入資金を融資するわけではないため、金利は発生しませんが、手数料が金融会社のローンにおける金利よりも高く設定されていることがあります。

また、金融会社のローンよりも、支払い回数が短く設定されていることも多く、借入額にもよりますが、月々の返済額を抑えたい人には負担に感じるケースがあります。

自動車ローンの審査を通るポイント

職業や年齢は問題ないはずなのに、いざ審査を受けたら落ちてしまった…という事態は避けたいものですよね。

審査に落ちるリスクを減らすためには、どのような準備をしておけばいいのでしょうか。

借入があれば返済する

自動車ローンの他にも、住宅ローンやカードローン、キャッシングなどの借入がある場合、それらの借入残高が審査に影響します。これは、他社からの借入れも含め、返済能力があるかどうかを判断するためです。それらの借入を完済することで、返済能力が評価され、審査が通りやすくなることがあります。

借入額を調整

年齢や職業などによっても、借入可能な上限額も変わります。収支のバランスがとれないと判断されるような金額では、審査を通過することは難しいでしょう。

そこで、あらかじめ頭金を一定額用意し、借入額を減らすことで審査を通りやすくすることができます。

信用情報(金融事故)の確認

過去にクレジットカードの滞納やローン返済の遅滞があった場合、信用情報に記録が残っているかもしれません。信用情報を管理する機関では、自己情報の開示請求を受け付けているところがあります。もし心当たりがあれば、審査の前に一度問い合わせてみましょう。

転職を避ける

自動車ローンは返済期間が数年間におよぶことも珍しくありません。そのため、安定して返済を継続できることが重視される傾向があります。正社員や公務員といった信用度が高い職種であっても、勤続年数が短いと審査で不利になる可能性があるため、少なくともローン審査前のタイミングで転職をすることは避けた方がいいでしょう。

保証人を立てる

申込者が学生やフリーターなどの場合、返済能力が低いと判断され、審査が通らないことがあります。こういった場合、保証人を立てることで審査を通過できる確率が上がります。親や配偶者など、安定した収入が見込める家族に頼む方法や、保証料を支払い、保証会社を利用する方法などがあります。

仮審査をする

自動車ローンには仮審査と本審査という2段階の審査があることはすでにお伝えしました。仮審査を行うことで、いま自分が借入れを予定している金額は収入に対して適正かどうかを確認することができます。借入可能な上限額を提示してくれる会社もあるので、審査結果を確認したうえで収支のバランスを考えて、借入額を減らしたり、購入する車を変更するなど再検討してみるのもいいかもしれません。

自動車ローンの審査から借入までの流れ

自動車ローンを申請する前には、まず借入額や返済期間を決めておきましょう。維持費や生活費等を考慮し、無理なく返済できる計画を立てることが大切です。

ローンの申し込みは、銀行のローンであれば主に専用のWEBフォームから、ディーラーローンであれば自動車ディーラーの店頭で行います。仮審査の段階ではほとんどの場合、特に用意するものはありません。

仮審査が通過すると、本審査に必要な書類等の提出が求められます。ローン会社によっては、電話等で勤務先への在籍確認が行われる場合もあります。

本審査が通過すれば、いよいよ融資となります。多くの場合、借入金は購入先の自動車販売店に振り込まれ、その後は毎月返済を行っていくという流れになります。

自動車ローンが通らないのはなぜ?

自動車ローンの審査には会社ごとに基準が設けられています。ローンの審査に落ちてしまう人にはどういった原因があるのでしょうか。

属性に問題がある場合 

正社員や公務員といった雇用形態の方であれば、安定した収入が見込めると判断され、審査では有利になります。一方、アルバイトや自営業の方は、収入の継続性が保障されにくく、どうしても不利になってしまいます。また、正規雇用であっても転職を繰り返しているなど、勤続年数が短い場合には、審査では不利になる傾向があります。

過去に返済事故がある場合

過去にクレジットカードの支払い滞納やローンの返済遅滞、返済不能に陥ったことによる代位弁済などといった「金融事故」の経歴がある方は、新たにローンを申し込む時に大きなマイナスポイントとなります。

申告内容を偽って申し込みをした場合

仮審査の段階では自己申告による情報をもとに審査が進みますが、本審査では信用情報機関への照会や勤務先への在籍確認など、申告内容を確認する作業が行われます。したがって嘘の情報を申告して本審査で発覚した場合には、審査は通過できません。一度虚偽の申告を行うと大きく信用を失うため、故意ではない記入ミスなどにも注意しましょう。

まとめ

車の購入には大きな資金が必要になります。自動車ローンは、今すぐ現金を用意するのが難しい時にサポートしてくれる心強い味方です。住宅ローン等に比べ、さまざまな属性の人に幅広く利用される機会が多いため、その種類も様々です。それぞれにメリット・デメリットがあるので、そのことを理解し自分に適したローンを選択することが大切です。

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よくある質問

車のローンは年収の何パーセント?

金融機関では、収入に対してどのくらいの借入が可能であるかは、「返済負担比率」によって審査されます。これは、年収に対して安全に返済が見込める年間の返済額を指したものです。金融機関によって上限は異なりますが、おおよそ年収の30%前後が目安とされています。

例えば年収300万円の人がローンを組む場合、
年間返済額:年収300万円×返済負担比率30%=90万円
月々返済額:90万円/12ヶ月=75,000円
およそ75,000円が月々の返済額の上限となります。
なお、収入は実際の手取り収入をもとに計算することがポイントです。

自動車ローンの審査が落ちたのはなぜ?

前述のとおり、ローンの審査が落ちる理由はいくつか考えられます。職種や年収、勤続年数などの属性が問題となる場合、過去にクレジットカードの滞納や自己破産など金融事故歴がある場合、ローン審査の申告内容に虚偽がある場合などです。また、これらに該当しない場合でも、他に住宅ローンやカードローンなどの借入がある場合、同様にローンの審査が通らないことがあります。

ローンに通るかどうか不安な方は、まずは仮審査を受け、利用できるかどうかを確認してみましょう。

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