セキュリティを高めた三菱 新型「デリカミニ」誕生
《画像提供:Response》《写真撮影 宮崎壮人》 三菱 デリカミニ 新型(左)と従来型(右)のフロントマスク
三菱には、同車が展開する唯一無二なスライドドアを持つ“SUVミニバン”「デリカシリーズ」がありますが、そんなデリカの名称を冠した軽スーパーハイトワゴンが「デリカミニ」です。
「eKスペース」にSUV要素をもたせたモデルとして、2019年に誕生した「eKクロス スペース」の実質的後継モデルとして、2023年に誕生。「Reliable & Active Super Height Wagon(頼れるアクティブな軽スーパーハイトワゴン)」をコンセプトに開発されました。
2025年8月22日、そんなデリカミニの全面刷新を遂げ2代目となった新型モデルを初公開。デリカミニ登場からわずか2年で2代目が誕生したことになります。
《画像提供:Response》《写真提供 三菱自動車》 三菱 デリカミニ 新型
新型デリカミニはドライバーを冒険に誘う「進化したアクティブで頼れる相棒」というコンセプトを踏襲し、エクステリア、インテリア、走行性能、安全性能、運転のしやすさ、使い勝手など全方位で進化させています。
エクステリアでは、フロントフェイスには、大型化した半円形LEDポジションランプを採用し、親しみやすく力強い表情を演出。ダイナミックシールドはボディ同色とし一体化することで、洗練された力強さを表現しています。
フロントバンパーとテールゲートには立体感のある「DELICA」ロゴを配し、存在感を強調しています。また、前後スキッドプレートや、フェンダー/ボディ下部をブラックにすることで、走行性能の高さをアピールします。
《画像提供:Response》《写真提供 三菱自動車》 三菱 デリカミニ 新型
また、Aピラーの角度を立てることで室内空間を広げ、スクエアでワイドなスタイリングと骨太なDピラーにより、広さと安心感を両立。カラーは、新たに「サンドベージュパール」と「デニムブルーパール」の2色を追加設定しています。
インテリアは、機能的で高品質なデザインとし、上級グレードでは、グランピングコテージの家具をイメージさせる上質なベージュを、標準グレードでは、ベーシックなブラックを内装基調色としています。
《画像提供:Response》《写真提供 三菱自動車》 三菱 デリカミニ 新型
さらに多彩なシートアレンジで、大きな荷物を積む際やアウトドアでの使い勝手を向上。インパネ中央から運転席にかけて、12.3インチのGoogle搭載インフォテイメントシステムと7インチの液晶メーターを一体化したモノリスディスプレイを採用し、視認性と操作性も高めました。
Aピラーの位置と角度も見直されており、室内長は従来比+115mmを実現。さらに、ピラー自体を細くすることで前方視界を大きく改善しながら、開放感を高めています。
パワートレインについては、詳細は公開されていませんが、マイルドハイブリッドが廃される様子。また、新型デリカミニには、軽自動車として初めてエンジンレスポンスやASCなどの制御を専用チューニングするドライブモードを搭載されることが明らかになっています。
ドライブモードは路面状況に応じて、「POWER」「NORMAL」「ECO」「GRAVEL」「SNOW」の5つのモードから選択可能。モード切り替え時には、ディスプレイにデリカミニらしい遊び心あふれる専用グラフィックが表示され、遊び心あふれる演出しが行われます。
ショックアブソーバーには、一般道はもとより高速道路から未舗装路まで、あらゆる路面状況でも上質な乗り心地を実現するProsmooth(プロスムース、カヤバ製)を初採用。
4WD車では専用チューニングに加え、フロントは高剛性のスタビライザーとベアリングを採用したほか、リヤはブッシュの配置変更などサスペンションを改良し、安定感を高めています。
《画像提供:Response》《写真提供 三菱自動車》 三菱 デリカミニ 新型
先進安全装備では、運転支援機能「三菱 e-Assist」に、軽自動車で初となる後側方衝突防止支援システムの機能を採用。また、三菱の軽自動車初となる後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)と後退時交差車両検知警報システムも新たに追加しています。
さらに、衝突被害軽減ブレーキシステムに、広角・高性能カメラと前面両サイドに搭載したレーダーで、交差点の歩行者や対向/交差車両を検知し、衝突を回避する交差点アシスト機能を採用しています。
このほか、3Dマルチアラウンドモニターを三菱自動車として初採用し、車両の前後左右4つのカメラにより、車両の周囲を8つの視点から立体的に確認が可能となったほか、フロントカメラの映像を広角で映し出し、運転席からの死角も見えるようサポートするノーズパノラマビューや、車両前方フロアが透けて見えるような映像のフロントアンダーフロアビューなども実現しました。
軽自動車で唯一「接近時アンロック」、「降車時オートロック」も同時採用。電動スライドドアのハンズフリー機能や予約ロック機能と合わせて、荷物を持もつなど両手が塞がった状態でも、快適でスムーズな乗り降りが可能です。
今回、新たにGoogleも搭載。12.3インチディスプレイのインフォテイメントシステムで、Google アシスタントを使った音声操作、常に最新の地図情報やリアルタイムの交通情報を取得するGoogle マップや、Google Playでのアプリのダウンロードが可能となる快適なドライブを10年間無料で利用可能です。
また、Google アシスタントを使った、音声による自然な会話で、温度調整などの車両機能やルート案内、音楽の再生、通話などさまざまな操作をハンズフリーで行うことが可能となりました。
価格は、約195万円から約295万円。発表と同日より予約受付がスタートしており、実際の発売は2025年秋となる予定です。
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