わずか2年でフルモデルチェンジ
《画像提供:Response》〈写真提供:三菱自動車〉三菱 デリカミニ 新型
三菱の“唯一無二”なスライドドアを持つ“SUVミニバン”「デリカシリーズ」。そんなデリカの名称を冠した軽スーパーハイトワゴンが「デリカミニ」です。
「eKスペース」にSUV要素をもたせた「eKクロス スペース」のビッグマイナーチェンジモデルのような位置づけとして、2023年に登場。「Reliable & Active Super Height Wagon(頼れるアクティブな軽スーパーハイトワゴン)」をコンセプトに開発されましたモデルです。
走破性についても、安定性と快適性を高める大径タイヤと専用ショックアブソーバー装備するほか、安心感を高めるグリップコントロールとヒルディセントコントロールも採用され、軽スーパーハイトワゴンながら、砂利道など未舗装路など多少の悪路に対する安心感が高められました。
そんなデリカミニが、2025年9月18日、わずか2年でフルモデルチェンジ。2代目となった新型モデルが正式発表されました。
《画像提供:Response》〈写真提供:三菱自動車〉三菱 デリカミニ 新型
新型デリカミニは、ドライバーを冒険に誘う「進化したアクティブで頼れる相棒」というコンセプトを踏襲。エクステリア、インテリア、走行性能、安全性能、運転のしやすさ、使い勝手など全方位で進化させています。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,785-1,815mm。ホイールベースは2,495mmで、最低地上高は150-160mmです。
エクステリアでは、半円形LEDポジションランプを大型化し、凛々しくやんちゃな瞳でいっそう親しみやすいフロントフェイスが特徴的。力強さと安心感を表現するダイナミックシールドもしっかり継承しています。
アッパーグリルにはレーダーを内蔵してセンサー機能を向上させた新デザインに。ダイナミックシールドはフロントバンパーと一体化させボディ同色とし、より洗練された力強さを表現しています。
フロントバンパー及びテールゲートガーニッシュには、立体感のある「DELICA」ロゴを配することにより存在感を向上。よりワイドなデザインの前後スキッドプレートを採用するとともに、前後フェンダー及びボディ下部をブラックとすることで、アウトドアでの走行性能の高さをアピールします。
先代モデルと比較し、Aピラーの角度を立てることで、スクエアでワイドなスタイリングとすると同時に、広々とした快適な室内空間を実現。また、しっかりと幅があり骨太な印象を与えるDピラーにより、安心感を演出しています。
《画像提供:Response》〈写真提供:三菱自動車〉三菱 デリカミニ 新型
リヤのLEDコンビネーションランプは、視認性を高めたブロックモチーフを高い位置に配置。4WD車の15インチアルミホイールは、トレッキングシューズの靴底をモチーフにして悪路走行性能の高さをイメージさせた幅広な5本スポークとしています。
2WD車の14インチアルミホイールは、実際のサイズ以上に見えるシャープでスクエアなデザインです。
カラーは2トーン6色、モノトーン9色の計15色展開。キャンプギアと調和する「サンドベージュパール」と、アウトドアになじむ「デニムブルーパール」の2色が新たな新色です。
《画像提供:Response》〈写真提供:三菱自動車〉三菱 デリカミニ 新型
インテリアでは、クルマでのお出かけが楽しくなるギア感を随所に表現。上級グレードではグランピングコテージの家具をイメージさせる上質なベージュ、標準グレードではベーシックなブラックを内装基調色としています。
上級グレードのシートは、素材や色調に統一感を持たせ、非日常的な空間を演出。リヤシートはソファーのように足元まで厚みをもたせ、よりくつろげるデザインになっています。標準グレードのシートには、カラーミックスを施した表皮を使用しています。
フロントシートを後ろに倒した時とリヤシートを前に倒したときの段差を約30%減らし、従来型よりもフラットな設計になっています。
インパネ中央から運転席にかけて、12.3インチのGoogle 搭載インフォテイメントシステムと7インチの液晶メーターを一体化した「モノリスディスプレイ」を採用し、先進的な印象としています。
《画像提供:Response》〈写真提供:三菱自動車〉三菱 デリカミニ 新型
Aピラーの位置と角度が見直されたことにより、室内長は従来比+115mmを実現しています。
パワートレインは、最高出力52馬力を発揮する660cc直列3気筒エンジンと、これにターボを加え最高出力64馬力としたターボモデルの2種類を用意。
このエンジンは、従来型よりエンジン部品のフリクション低減を実現しています。また組み合わされるCVTは、変速プログラムを改良。これらによりエンジンの動力性能と環境性能を両立させています。
駆動方式は、非ターボモデル、ターボモデルともにFF、4WDの設定があります。
また、「アウトランダーPHEV」等に採用されているモードごとにエンジンレスポンスやASCなどの制御を専用にチューニングしたドライブモードを軽自動車として初搭載。路面状況をみながらドライバーが5つのドライブモード(POWER/ECO/NORMAL/ GRAVEL/SNOW)を選択・設定することが可能。
ドライブモードを変更すると、ディスプレイに「デリカミニ」らしい、遊び心あふれる専用グラフィックが表示されます。
《画像提供:Response》〈写真提供:三菱自動車〉三菱 デリカミニ 新型
雪道など滑りやすい路面で片側の駆動輪が空転した場合、スリップした駆動輪をブレーキ制御し、グリップしている駆動輪の駆動力を確保することで発進をサポートする「グリップコントロール」も搭載。また、軽スーパーハイトワゴン唯一となる、急な下り坂でブレーキ操作をせずに一定速度でスリップを防いで安全に降坂する「ヒルディセントコントロール」も継続採用しています。
ショックアブソーバーは、一般道はもとより高速道路から未舗装路まで、あらゆる路面状況でも上質な乗り心地を実現するProsmooth(プロスムース、カヤバ製)を初採用。4WD車では専用チューニングに加え、フロントでは高剛性のスタビライザーとベアリングを採用、リヤではブッシュの配置変更などサスペンションを改良し、安定感を高めています。
先進安全装備では、運転支援機能「三菱 e-Assist」を搭載。これに軽自動車で初となる後側方衝突防止支援システムを採用しました。また、三菱自動車の軽自動車初となる後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)と後退時交差車両検知警報システムも新たに追加しています。
衝突被害軽減ブレーキシステムには、広角・高性能カメラとフロント/フロントサイドに搭載したレーダーで、交差点の歩行者や対向/交差車両を検知し、衝突を回避する交差点アシスト機能を採用しています。
このほか、3Dマルチアラウンドモニターを三菱自動車として初採用し、車両の前後左右4つのカメラにより、車両の周囲を前後左右8つの視点から立体的に確認が可能となったほか、フロントカメラの映像を広角で映し出し、運転席からの死角も見えるようサポートするノーズパノラマビューや、車両前方フロアが透けて見えるような映像のフロントアンダーフロアビューなども実現しています。
また、軽自動車で唯一「接近時アンロック」、「降車時オートロック」も同時採用。電動スライドドアのハンズフリー機能や予約ロック機能と合わせて、両手が塞がった状態でも、快適でスムーズな乗り降りが可能です。
今回、新たにGoogleも搭載。12.3インチディスプレイのインフォテイメントシステムで、Google アシスタントを使った音声操作、常に最新の地図情報やリアルタイムの交通情報を取得するGoogle マップや、Google Playでのアプリのダウンロードが可能となる快適なドライブを10年間無料で利用することができます。
グレード展開は、基本装備で比較的安価な価格設定とした「G」グレードから、最新のインフォテイメントや運転支援技術、安心・安全で便利な機能装備を充実させた「DELIMARU Package」グレードまで幅広いラインアップとしています。
価格は、非ターボモデルが196万4,600円から281万7,100円、ターボモデルが204万2,700円から290万7,300円。実際の発売は2025年10月29日からの予定です。
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