トップへ戻る

日本の自動車メーカーが海外で販売しているピックアップトラック

日本の自動車メーカーが海外で販売しているピックアップトラック

日本の自動車メーカーが海外専売モデルとして販売している車種は数多く存在しています。その中でもその傾向が強いのはピックアップトラックであることに異論はないでしょう。今回は海外で発売されているピックアップトラックについてご紹介しています。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


国内よりも海外で人気が高い?ピックアップトラックとは

ボディ中心にキャビン(乗員スペース)を構え、フロントにボンネット、リアに荷台が配置されたトラックはピックアップトラックと呼ばれています。

日本ではあまり見かけないタイプのトラックです。その理由の一つとして、日本国内ではピックアップトラックよりキャビン下部にエンジンが搭載されているキャブオーバータイプのトラックの普及が挙げられます。

荷室をピックアップトラックより広く確保できることがキャブオーバータイプのトラックのメリットです。

2020年8月現在、日本国内のディーラーで販売されているピックアップトラックはトヨタのハイラックスのみとなっています。

ピックアップトラックにはどんな種類のものがある?

海外専売のピックアップトラックも大きく分けて2種類に分けることができます。

1つはSUV寄りに仕上げられたラグジュアリーよりのモデルで、もう1つは実用性が重視された「働くクルマ仕様」のモデルです。

基本的にボディサイズは大きいです。それに合わせて5.8L V型8気筒エンジンのようなパワフルなものが積まれていたり、小型のタイプですと3.0L 直列4気筒エンジンというものもあります。

日本の車メーカーが海外で販売するピックアップトラック

それでは、海外で発売されている日本の自動車メーカーのピックアップトラックを見ていきましょう。

トヨタのピックアップトラック

タコマ

トヨタ 新型タコマ(デトロイトモーターショー15)

トヨタ タコマ(デトロイトモーターショー15)

北米市場で発売されているトヨタのミドルサイズピックアップトラックになります。

パワートレインに3.5L V型6気筒エンジンと6ATのトランスミッションが組み合わされた1台です。次に紹介するタンドラと比べてボディサイズが小さく、比較的扱いやすいといえるピックアップトラックとなっています。

タコマ スペック・価格
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高(mm)) 5,392 × 1,890 x 1,793
ホイールベース(mm) 3,235

荷台寸法(長さ × 幅 × 高さ(mm))

1,537 × 1,054 ×485
エンジンスペック 種類:3.5L V型6気筒エンジン
最高出力:284PS /5,200rpm
最大トルク:359N・m/4,600rpm
新車価格 SR:$32,415〜
TRD Off-Road:$37,280〜
Limited:$41,980〜
※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)
※インチ表記をメトリックに、フィード・ポンドをニュートン・メートルに換算。

タンドラ

タンドラ

先ほど紹介したタコマより一回り大きいピックアップトラックのタンドラは、5.8L V型8気筒エンジンが搭載されています。

見ての通り見た目もエンジンもパワフルな1台となっており、最高出力は385PS、最大トルクは545.4N・mと、広大なアメリカの土地にマッチしたピックアップトラックです。

タンドラ スペック・価格
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高(mm)) 5,814 × 2,029 × 1,925〜1,930
ホイールベース(mm) 3,701
荷室寸法(長さ × 幅 × 深さ、mm) 1,694 × 1,687 × 564
エンジンスペック 種類:5.8L V型8気筒エンジン 最高出力:385PS/5,600rpm
最大トルク:545.4N・m/3,600rpm
新車価格 SR5:$37,970〜
Limited:$42,390〜
Platinum:$48,895〜
※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)
※インチ表記をメトリックに、フィード・ポンドをニュートン・メートルに換算。

日産のピックアップトラック

タイタン/タイタンXD

タイタン

日産から発売されているピックアップトラックです。

最高出力400馬力に最大トルク560N・mを超えるパワフルな5.6L V型8気筒エンジンの他、トランスミッションには9速ATが採用されています。

温度調節機能付きリモートエンジンスタートシステムで社内への乗り込みも快適に。2層タイプのパノラマサンルーフも装備に用意されています。

TITANとTITAN XDという2つのモデルに大きく分けられます。パワートレインは同じですが、ボディサイズや荷室寸法などで差別化が図られているのもポイントです。総じてXDのほうが大きく・高くなっています。

タイタン スペック・価格
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高(mm)) 【TITAN】
5,794 × 2,050 × 1,920
【TITAN XD】
6,182 × 2,050 × 2,004
ホイールベース(mm) 【TITAN】
3,551
【TITAN XD】3,851
荷室寸法(長さ × 幅 × 高さ、mm) 【TITAN】
1,702 x 1,621 x 528
【XD】
1,999 × 1,621 x 528
エンジンスペック 種類:5.6L V型8気筒ガソリンエンジン
最高出力:404PS/5,800rpm
最大トルク:561.7N・m/rpm
新車価格 【TITAN】
King Cab S:$36,190〜
Crew Cab S:$38,890〜
King Cab SV:$39,990〜
Crew Cab SV:$42,310〜
King Cab PRO-4X:$47,590〜
Crew Cab PRO-4X:$49,790〜
Crew Cab SL:$53,990〜
Crew Cab Platinum Reserve:$55,490〜
【TITAN XD】
Crew Cab S:$44,580〜
Crew Cab SV:$48,290〜
Crew Cab PRO-4X:$53,980〜
Crew Cab SL:$58,490〜
Crew Cab Platinum Reserve:$61,690〜
※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)
※インチ表記をメトリックに、フィード・ポンドをニュートン・メートルに換算。

フロンティア

フロンティア

北米市場、欧米やアフリカなどでも発売されているピックアップトラックがフロンティアです。地域によってはナバラやハードボディなどの名称で呼ばれています。

先ほど紹介したタイタンと比べてボディサイズや荷室が小さいです。ですので、仮にもし日本に逆輸入してナンバーを取るのであれば、フロンティアのほうが国内道路を走りやすいかもしれません。

ボディサイズに比例するようにエンジンは3.8L V型6気筒と小さくなっています。それでも300馬力を超える最高出力を備えており、パワフルな走りを期待できるでしょう。トランスミッションはこちらも9ATです。

フロントにはVモーショングリルが採用され、日産らしいデザインとなっています。

フロンティア スペック・価格
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高(mm)) 5,220 × 1,849 × 1,877
ホイールベース(mm) 3,198
荷室寸法(長さ × 幅 × 高さ、mm) 1,511 x 1,560 x 457
エンジンスペック 種類:3.8L V型6気筒ガソリンエンジン 最高出力:313PS/6,400rpm
最大トルク:382.2N・m/4,400rpm
新車価格 King Cab S:$26,790〜
Kibg Cab SV:$27,670〜
Crew Cab S:$27,900〜
Crew Cab SV:$28,800〜
Crew Cab Midnight Edition:$30,790〜
Crew Cab Long Bed SV:$32,410〜
Crew Cab PRO-4X:$37,490〜
※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)

ホンダのピックアップトラック

リッジライン

リッジライン

ホンダから発売されている唯一のピックアップトラックです。都会でも映えそうな洗練されたスタイリングが印象的な1台となっています。FFベースで四輪独立懸架仕様となっているのもちょっと変わっているところといえるでしょう。

ボディサイズはピックアップトラックの中では中堅くらいのサイズ感です。パワートレインは3.5L V型6気筒エンジンで最高出力280馬力と、これまで紹介したピックアップトラックの中では低い部類になります。

荷台に採用されているデュアルアクションテールゲートは上下方向にも横方にも開けることができるようになっています。荷室下部に収納スペースが設けられた施錠付きインベッドトランクでさらなる積載性能を発揮。日常使いにも便利です。

リッジライン スペック・価格
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高(mm)) 5,334 × 1,996 × 1,783
ホイールベース(mm) 3,180
荷室寸法(長さ × 幅、(mm)) 2,108 × 1,524
エンジンスペック 種類:3.5L V型6気筒ガソリンエンジン 最高出力:283PS/6,000rpm
最大トルク:356.3N・m/4,700rpm
新車価格 Sport:$33,900〜
RTL:$36,670〜
RTL-E:$42,020〜
Black Edition:$43,520〜
※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)
※インチ表記をメトリックに、フィード・ポンドをニュートン・メートルに換算。

三菱のピックアップトラック

トライトン

トライトン

三菱が世界150カ国に展開しているピックアップトラックです。シングルキャブ、ダブルキャブ、クラブキャブの3種類が展開されています。

写真を見てわかるようにこれまで紹介したピックアップトラックと同じ系統の見た目ではありますが、何といってもトライトンではトランスミッションがMTとATの両方が用意されている点に注目です。販売地域でのMT仕様の需要の多さをうかがわせます。

先進の予防安全・運転支援技術が採用されているので日頃の運転も安心。シフト操作を楽しみながら先進安全技術で安全なカーライフを送ることができそうです。

トライトン スペック・価格
ボディサイズ(全幅 × 全高(mm)) 1815 × 1775
ホイールベース(mm) 3,000
エンジンスペック 種類:2.4L ガソリンエンジン、2.4L ディーゼルエンジン
【ガソリン車】 最高出力:94kW/5,250rpm
最大トルク:194N・m/4,000rpm
【ディーゼル車】 最高出力:133kW/3,500rpm
最大トルク:430Nm/2,500rpm
新車価格 SINGLE CAB:$24,990〜$34,240
DOUBLE CAB:$35,990〜$54,990 CLUB CAB:$36,240〜$41,240
※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)

マツダのピックアップトラック

BT-50

2020年後半からオーストラリアで販売開始予定の新型BT-50

マツダから発売されている唯一のピックアップトラックであるBT-50は、シングルキャブ、フリースタイルキャブ、そしてデュアルキャブの3種類のボディタイプから選ぶことができます。

エンジンは2.2L 直列4気筒ディーゼルと3.2L 5気筒ディーゼルエンジンの2種類です。

BT-50 スペック・価格
ボディサイズ(全長 × 全高(mm)) 5,170 ×1,804
新車価格 562,000THB~1,090,000THB(バーツ)
※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)

いすゞのピックアップトラック

ディーマックス

ディーマックス

いすゞが海外展開しているピックアップトラックのうちの1つです。スタイリッシュなデザインでありながらも、ボディの所々に各種プロテクターを採用することで未舗装路走行時の傷防止対策を施すといった実用性を兼ねた仕様となっています。

シャープな顔つきを演出するうBi-LEDプロジェクターランプとシグネチャーランプの組み合わせや、グラマラスなボディシェイプの組み合わせも印象的です。

ボディ形状はシングルキャブ、スペースキャブ、クルーキャブの3種類となっています。

D-MAX スペック・価格
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高(mm)) 5,265〜5325 × 1,870 × 1785〜1,810
ホイールベース(mm) 3,125
エンジンスペック 種類:3.0L 直列4気筒ディーゼルエンジン
最高出力:140kW/3,600rpm
最大トルク:456N・m/1,600 - 2,600rpm
※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)

まとめ

トヨタ ハイラックス

トヨタ ハイラックス

日本国内ではほとんど見かけないタイプのクルマということもあって異国感漂うところが印象的です。日本と海外のトラックに対する考え方の違いも、少し垣間見えます。

国内の正規ディーラーで新車で手に入るハイラックスは、国内でピックアップトラックに乗りたいユーザーにとって最も手の届きやすい1台です。

気になる方はディーラーに一度足を運んでみてもよいかもしれませんね。

関連する投稿


三菱新型「トライトン」日本導入!2024年2月発売で12年ぶりの復活へ

三菱新型「トライトン」日本導入!2024年2月発売で12年ぶりの復活へ

三菱は、2023年7月26日に、タイ・バンコクで、フルモデルチェンジを果たした1トンピックアップトラック新型「トライトン」を12年ぶりに日本に導入することとし、2024年2月15日(木)より販売すると発表しました。


トヨタ新型「ハイラックス」発表!新ホワイト設定&パノラミックビューモニターを追加

トヨタ新型「ハイラックス」発表!新ホワイト設定&パノラミックビューモニターを追加

トヨタは、2023年9月28日、ピックアップトラック「ハイラックス」にパノラミックビューモニターと新たな外装色が設定した一部改良モデルを発表、発売しました。


三菱 新型トライトンが世界初公開!9年ぶりのフルモデルチェンジで日本導入へ

三菱 新型トライトンが世界初公開!9年ぶりのフルモデルチェンジで日本導入へ

三菱は2023年7月26日に、タイ・バンコクで、フルモデルチェンジを果たした1トンピックアップトラック新型「トライトン」を発表しました。同車は、2024年初頭に日本にも導入される見込みです。


【2023年】ピックアップトラックの特徴と人気中古車おすすめ6選

【2023年】ピックアップトラックの特徴と人気中古車おすすめ6選

ピックアップトラックは、見た目がおしゃれでかっこよく、荷台がついているのでマウンテンバイクなどの大きなものを運ぶのにも適しています。そんな利点を生かして、アウトドアやレジャーを好む人から注目を集めています。ここでは、ピックアップトラックのメリットとデメリット、そして中古で買えるおすすめの車種を紹介します。


ピックアップトラックはどんな車種?人気車種から魅力を一気に紹介

ピックアップトラックはどんな車種?人気車種から魅力を一気に紹介

日本では珍しいピックアップトラックですが、アウトドアのブームでキャンプを楽しむ方が増えて見かけることも多くなりました。大きな体躯で走る姿は豪快でかっこいいですよね。今回はピックアップトラックの人気車種から使用シーンまでを紹介します。


最新の投稿


【2024年版】原付バイク(50cc以下)新車・中古車の人気おすすめ車種を紹介!

【2024年版】原付バイク(50cc以下)新車・中古車の人気おすすめ車種を紹介!

値段が手頃で維持費が安く、取り回しも楽で日常の足として重宝する「原付一種」と呼ばれる排気量50cc以下の原付バイク。日本国内だけでもホンダ・ヤマハ・スズキから、デザインや機能などさまざまなモデルの原付バイクが数多く販売されているので、どれを選べばいいか悩む方も多いでしょう。そこで本記事では、現在新車で購入できるモデルをはじめ、中古でもおすすめできる50cc以下の原付バイクを一挙紹介します。この記事を参考に、ぜひ自分にマッチした原付バイクを見つけてくださいね。


メルセデス・ベンツ新型「GLA」発表!1,000万円超えのハイパフォーマンスモデルも

メルセデス・ベンツ新型「GLA」発表!1,000万円超えのハイパフォーマンスモデルも

メルセデス・ベンツは、2024年3月28日、都市型SUV「GLA」の「GLA 180」に新型エンジンを採用、BSG 48V電気システムを組み合わせた新たなモデルと、ハイパフォーマンスモデルとなる「GLA 45 S 4MATIC+」を発表。同日発売しました。


トヨタ新型「GRヤリス」発表!走行性能高めた特別仕様車も

トヨタ新型「GRヤリス」発表!走行性能高めた特別仕様車も

トヨタは、東京オートサロン2024にて初公開した“進化版”となる新型「GRヤリス」を、2024年4月8日に発売しました。さらに同車をベースとした特別仕様車「GRヤリス RZ“High performance・Sébastien Ogier Edition」および「GRヤリス RZ“High performance・Kalle Rovanperä Edition」も抽選申込受付も3月21日に開始しています。


高速道路を降りずに温泉でリフレッシュ!全国のハイウェイ温泉一覧

高速道路を降りずに温泉でリフレッシュ!全国のハイウェイ温泉一覧

高速道路を降りずに温泉に入れる「ハイウェイ温泉」をご存じですか?長距離ドライブ時の休憩として温泉に入ってちょっと一息入れるには最適な施設です。この記事では、全国のハイウェイ温泉を紹介します。


GWは長野でクラシックカー!ノスタルジックカーフェスティバル2024開催概要

GWは長野でクラシックカー!ノスタルジックカーフェスティバル2024開催概要

毎年ゴールデンウィーク(GW)の時期に開催されている、日本最大級の屋内型ノスタルジックカーイベント「Gulf ながのノスタルジックカーフェスティバル」が2024年も開催されます。そこで今回は、開催概要や予定されているイベント情報をまとめました。


ブログ 始め方 新車情報 原付 おすすめ 自動車税 新型iphone 予約 iphone15 予約 楽天モバイル 評判 wimax au回線 副業 年賀状 安い