トップへ戻る

車の新しい乗り方「サブスクリプション」のメリットとデメリットとは

車の新しい乗り方「サブスクリプション」のメリットとデメリットとは

ちょっと前まではあまり聞かれなかった「サブスクリプション」という言葉、最近よく耳にしませんか。スマホのサービスなどだけでなく、車の所有方法にまで広まってきているサブスクリプション(サブスク)。これまでの所有形態と比べてどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。CMや広告でよく見る車のサブスクが気になっていた方は必見です。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


さまざまな業種で広がるサブスク… まずサブスクって何?

トヨタ RAV4

トヨタ RAV4

ここ数年で一気に聞くようになった言葉「サブスクリプション」、略してサブスク。

Subscriptionという言葉は、もともと書類への署名などを示す意味があったそうですし、雑誌の定期購読契約のことを指したりもしますが、最近特に増えている用例は「定額の利用料金を支払う間、ソフトウェアなどのサービスを使用できる」というサービスを示す使い方でしょう。

お金を払ってサービスを使用できる、という点では、商品を定価で購入することと同じような気がしてしまいますが、サブスクリプションのポイントはその商品を提供するサービスを買っており、商品自体を買っているわけではないこと。

そのため、利用料金を支払っている間のみその商品が利用でき、支払いをやめたり、別途契約期間のあるものでは契約期間が過ぎると、その商品が利用できなくなるという点が異なります。

サブスクリプション方式はコンピューター用ソフトウェアの提供形式として主流になってきており、具体的にサブスクリプション方式での提供がメインになっている例としては、さまざまなプロフェッショナルが利用しているアドビ社のソフトウェアが挙げられるでしょう。

アドビ社のサービスを例に取ってみると、そのサブスクリプション利用料金は、対象のソフトウェアを定価で支払う相当額とは比べものにならないほど安く設定されています。とはいえ長期間使うと損なんじゃないの?と思うところですが、アドビ社の場合は、利用料を支払っている間は常に最新のソフトウェアが利用できるようになっているのがポイント。

数年単位で代替わりするソフトウェアを定価で買い直すことを考えれば、サブスクリプション方式のほうが気軽に利用できるといえます。

車のサブスクには、どんなメリット・デメリットがあるの?

KINTO ONE 新型ハリアー

KINTO ONE 新型ハリアー

デジタル系商品の提供形式として発展してきたサブスクリプションが、最近自動車業界でも使われるようになってきています。CMなどでもよく見かけるKINTOなど、「車のサブスク」をうたうサービスが各社から登場してきており話題ですよね。

車のサブスクは、利用料を支払うことで車に乗ることができるサービスで、数年単位での長期契約が原則となるなど細かな違いはありますが、ご紹介してきたソフトウェアや配信サービスと同様ともいえるかもしれません。

車といえば、普段のお買い物の中でもかなり高額なもののひとつですので、それがサブスクによって安く手に入るならとても嬉しいのですが、最近急に騒がれるようになったこともあって、ほんとにお得なの?と気になっている方もいらっしゃるかと思います。

そこでまずは、車のサブスクリプションサービスのメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

車にかかるお金をシンプル化・一定化できる

まず最もわかりやすいメリットは、車に関連するコストをサブスク利用料のみに一定化できるというシンプルさでしょう。

車を購入する際は車両価格のみが必要なのではなく、諸々の税金や保険料などのさまざまな諸費用も負担しなくてはなりません。また購入した後も、メンテナンス費用、毎年の自動車税、数年に一回の車検費用と、突然に大型の出費を求められる場合もしばしば。

車のサブスクサービスの利用料金には、車両の支払い分だけでなく諸費用やメンテ費用、車検代なども丸ごと含まれているので、車関連の出費をシンプルにまとめてしまうことができますね。

ネット上で全て完了するなど、スマートな手続き

特にコロナ禍のいま注目されているメリットが、ネット上で手続きを完結させることができるという点かもしれません。

主要な車のサブスクサービスでは、ネット上のみ、または郵送されてくる書類に記入するだけなど、実店舗に行かなくても契約が完了できるものが多くなっています。

カーディーラーを訪問してピカピカの新車を見ながら商談、という昔ながらの車選びも楽しい体験ではありますが、人との接触機会をなるべく減らしたい現代、ネット上だけで手続きが完結するほうがスマートな体験でしょう。

ディーラーのセールスさんとの会話が苦手…という方にもおすすめですね。

割安に乗り換えできるプランも

車のサブスクは、3年や5年といった車検を区切りとした長期契約が基本になっています。

その数年の契約期間の中で、ご結婚やお子様が増えたなど、さまざまなライフイベントでお乗りの車が生活にマッチしなくなってしまうこともあるかもしれませんよね。

車を一括で買っている場合なら好きなように下取りに出して別の車を購入したりもできますが、長期契約が基本のサブスクでは、契約期間中の途中解約には違約金が発生する場合もあります。

しかし、サブスクサービスによっては、契約期間内であっても割安な金額負担のみで今お乗りの車を返却し、別の車に乗り換える契約に組み替えられるものもあります。

また環境の変化だけでなく、新しく登場したあの車にどうしても乗りたい!なんていう場面でも契約変更ができるものもあるので、移り気な方なら、そのような柔軟な変更ができるサービスを選択しておくのがおすすめかもしれません。

デメリット

最終は車を要返却、追加で費用負担の可能性

車のサブスクは、3年や5年といった契約期間の終了後はその車を返却するのが基本的な流れになっています。そしてその間に支払う利用料金は、新車価格からその契約期間終了時に予想される残価を引いた金額に、先ほどご紹介した諸費用分を足したものとなっている場合が一般的です。

残価分が先に決められている分、契約終了時にはその残価分の価値が車に残っているという前提での支払い額となっているので、車の返却時に、走行距離があまりに多すぎたり、ぶつけてしまってへこみがある、室内が汚れているなど査定を下げるようなマイナスポイントがあまりに多いと、残価との差額を支払う必要が出てくる場合もあります。

一般的なサブスクサービスなら、契約期間終了後でもまるで新車級の輝きでないといけない!といったような理不尽な要求はないものの、普段の愛車との付き合い方に、若干の緊張感が残ってしまうかもしれませんね。

支払い総額で見れば割高になる場合もある

車種などにもよりますが、サブスクの利用料は、月々の負担額だけを見るとそこまで衝撃的に割安という印象が薄いかもしれません。しかし、費用がかさみがちな車検代や税金まで含まれて月々定額と考えれば、突発的な大出費がない分安定していますし、長期的に見ればお得なのかも?と思ってしまいそうになります。

しかし、たとえば新車を一括で購入した場合なら、購入当初の負担額は段違いに大きいものの車両代を月々支払うことはありませんし、3年や5年経った後でも乗り続けることもできますし、下取りに出すことだってできます。その場合、人気車種ならもしかするとかなり高い価格で処分できてしまうかもしれず、支払い総額で見れば安上がりになる可能性もあります。

頭金やメンテ代などで支払い金額の変動がない点はサブスクの魅力ではありますが、総額で見た場合のお得度でいえば、あまり強みがあるサービスとは言いにくいかもしれません。

基本は長期契約、途中解約は違約金発生の場合も

先ほどご紹介したような、契約期間途中で乗り換えを認めるようなサービスはあまり多くなく、認めていないサービスでは違約金が発生してしまいます。

交通事故や盗難に遭ってしまったとき、利用者が海外転勤するときなど、特例的に契約の途中解約が認められる場合もあるようではありますが、基本的にはハードルは高めですね。

おおよそのサービスでは最短で3年の契約期間となっている場合が多いのですが、車は長年じっくり乗りたいから全然問題ないよ、という方もいれば、半年くらい経てば飽きて別の車が気になっちゃうかも、という方もいらっしゃることでしょう。

サブスクを利用される際には、ご自身のカーライフをどのように組み立てていくか、前もって考えておく必要がありそうですね。

こんな人はサブスクが向いてるかも!

新車に気持ちよく乗りたいけど、5月には税金、たまにかかるメンテ代、数年後には車検費用と、車にまつわる金額って変動するのが怖いしイヤ!とお思いの方なら、定額の利用料でカーライフの負担をまとめてしまえるサブスクを利用すれば、日々の管理もしやすくなるかもしれませんね。

頭金なしでピカピカの新車に気軽に乗れてしまうという点も嬉しいポイントで、それでいて月々の支払額も低めに抑えられているので、車以外にも様々なことを楽しみたい!と思っている方にも、サブスクがおすすめできそうです。

また、サブスク利用料には任意保険料までコミコミの場合もあり、特に保険料が恐ろしいほど高くなりがちな10代〜20代の方ではご自分で契約される場合よりもかなりお得に車に乗れる場合もありそうです。

話題の車のサブスクサービスをご紹介!KINTO、ClickMobi

KINTO ONE(キントワン)|トヨタ、レクサス

KINTO ロゴ

KINTO ロゴ

トヨタからレクサスまで、幅広い車種が対象となっているのがKINTO ONE(キント ワン)。CMや広告でもよく見かけるので、名前は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

ちょっと不思議な名前は、西遊記に登場する「筋斗雲」のように、必要な時にすぐに現れてすぐ移動できる便利なサービス、という意味合いとのことです。

トヨタ車なら契約期間中の乗り換えに柔軟に対応してくれる「のりかえGO」サービスが用意されている点はKINTO ONEのポイントですし、何よりラインナップが豊富なトヨタ・レクサス車が選べるだけに、あらゆるシーンにぴったりハマる車選びができる点が強みです。

KINTO専用の特別仕様車が用意されていたり、スポーツカーやモデリスタエアロを装着した車も選べるなど、積極的に利用したくなるユニークな施策が豊富な点もKINTO ONEの特徴で、今後も目が離せませんね。

KINTO詳細はこちら

NISSAN ClickMobi(クリックモビ)|日産

NISSAN ClickMobi

NISSAN ClickMobi

ナビ・ドラレコ・ETC付きの状態でのラインナップという点が非常に特徴的なのが、日産のサブスクサービス、ClickMobi。

人気の日産車が多数ラインナップされている上、ドラレコのような人気オプションが最初からついているというのはわかりやすいですよね。意外とディーラーオプションでは高価だったりもしますので、うれしいポイントです。

e-POWER専用車のノートやキックスは対象車種としてラインナップされているものの、日産ならではの電気自動車 リーフが対象になっていないという意外な点も見受けられます。今年発売予定とされている電動SUV、アリアが今後含まれるかどうかも気になりますね。

Honda マンスリーオーナー|ホンダ

Honda マンスリーオーナー

Honda マンスリーオーナー

ご紹介してきた2サービスとは異なり、なんと最短利用期間1ヶ月でも返却可能という、月極定額利用ができる点が特徴的なホンダのサブスクサービス、マンスリーオーナー。

ドラレコ込みという点もうれしいのですが、なんといってもその契約期間の柔軟さは大きなポイントですね。こちらは新車ではなく中古車をベースとしたサービスとなっていますが、用意されている車両には現行仕様も見られますし、幅広いホンダ車がラインナップされています。

まだまだサービス拡大中ということもあって、地域によってはサービス取扱店舗が少ない場合も多い点は注意が必要ですが、とりあえず車のサブスクを体験してみたい、という場合にはもってこいのサービスとなっていますね。

まとめ

トヨタ GRヤリス

トヨタ GRヤリス

車のサブスクについてご紹介してきました。

あらゆる分野で物事が所有から利用へと転換が進む現代。車という大きな買い物を後悔しないためにも、サブスクがご自分のカーライフにぴったりかどうか、しっかり検討してみてください。

関連する投稿


ホンダ新型「フリード」初公開!人気のコンパクトミニバンが8年ぶりの全面刷新で2024年6月発売へ

ホンダ新型「フリード」初公開!人気のコンパクトミニバンが8年ぶりの全面刷新で2024年6月発売へ

ホンダは、2024年5月9日、3代目となる新型「FREED(フリード)」を2024年6月に発売すると発表。同時に、同車に関する情報を、特設サイトにて先行公開しました。


トヨタ新型「GRヤリス」発表!走行性能高めた特別仕様車も

トヨタ新型「GRヤリス」発表!走行性能高めた特別仕様車も

トヨタは、東京オートサロン2024にて初公開した“進化版”となる新型「GRヤリス」を、2024年4月8日に発売しました。さらに同車をベースとした特別仕様車「GRヤリス RZ“High performance・Sébastien Ogier Edition」および「GRヤリス RZ“High performance・Kalle Rovanperä Edition」も抽選申込受付も3月21日に開始しています。


ホンダ新型「ヴェゼル」発表! 内外装、パワートレインなど大幅改良

ホンダ新型「ヴェゼル」発表! 内外装、パワートレインなど大幅改良

ホンダは2024年4月25日、コンパクトSUVの「ヴェゼル」の新たなマイナーチェンジモデルを発表。実際の発売は、同年4月26日から行っています。


ホンダ新型「N-VAN」発表! タフでお洒落な「STYLE+ NATURE」も登場

ホンダ新型「N-VAN」発表! タフでお洒落な「STYLE+ NATURE」も登場

ホンダは2024年4月19日、軽商用バン「N-VAN」の一部改良モデルを発表、同日発売しました。また、同時にNシリーズ誕生10周年を機にスタートした新ブランド「N STYLE+(エヌ スタイルプラス)」より、特別仕様車「STYLE+ NATURE(スタイルプラス ネイチャー)」を発売しました。


トヨタ新型「カローラ」発表!スポーティな「ACTIVE SPORT」を新設定

トヨタ新型「カローラ」発表!スポーティな「ACTIVE SPORT」を新設定

トヨタは2024年4月2日、セダンの「カローラ」、ステーションワゴンの「カローラ ツーリング」、5ドアハッチバックの「カローラ スポーツ」の一部改良モデルを発表。カローラ、カローラ ツーリングには特別仕様車も設定し、同日に発売しました。


最新の投稿


ロールス・ロイス新型「カリナン」公開!V12搭載の最高級SUVが進化

ロールス・ロイス新型「カリナン」公開!V12搭載の最高級SUVが進化

ロールス・ロイスは、2024年5月7日(現地時間)、SUV「カリナン」の新たなマイナーチェンジモデル「カリナン・シリーズ II」を発表しました。同時に、ロールス・ロイスの革新的なオルターエゴ(alter ego)を表現するというブラック・バッジも発表されました。


【新車販売台数ランキング】1位がついに変動!日本で最も売れてる“普通車”は何になった?新型「ヴェゼル」も大健闘の4月のランキング

【新車販売台数ランキング】1位がついに変動!日本で最も売れてる“普通車”は何になった?新型「ヴェゼル」も大健闘の4月のランキング

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2024年4月の新車販売台数ランキングによると、1月から首位をキープしていたトヨタ「カローラ」がここに来てトヨタ「ヤリス」に逆転されたほか、3月では3位につけるなど好調だった日産「ノート」が6位に転落。更に、トヨタ「アルファード」、ホンダ「ヴェゼル」も一気に順位を上げるなど、入れ替えの激しい展開となりました。


【軽自動車販売台数ランキング】日本イチ売れてる軽自動車は何?ダイハツ車も勢いを取り戻した!? 2024年4月に売れた車とは

【軽自動車販売台数ランキング】日本イチ売れてる軽自動車は何?ダイハツ車も勢いを取り戻した!? 2024年4月に売れた車とは

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2024年4月新車販売台数ランキングによると、1月にダイハツの不正問題による出荷停止の影響で「タント」「ミラ」「ムーブ」などのダイハツ車が一気に順位を落とし、ランキングに大きな影響を与えていましたが、出荷再開により、ミラに加えてタントが順位を取り戻しつつあります。また、上位陣に変化はありませんが、前年同月比の数値がかなり厳しい状況が続いています。


ホンダ新型「フリード」初公開!人気のコンパクトミニバンが8年ぶりの全面刷新で2024年6月発売へ

ホンダ新型「フリード」初公開!人気のコンパクトミニバンが8年ぶりの全面刷新で2024年6月発売へ

ホンダは、2024年5月9日、3代目となる新型「FREED(フリード)」を2024年6月に発売すると発表。同時に、同車に関する情報を、特設サイトにて先行公開しました。


【2024年版】原付バイク(50cc以下)新車・中古車の人気おすすめ車種を紹介!

【2024年版】原付バイク(50cc以下)新車・中古車の人気おすすめ車種を紹介!

値段が手頃で維持費が安く、取り回しも楽で日常の足として重宝する「原付一種」と呼ばれる排気量50cc以下の原付バイク。日本国内だけでもホンダ・ヤマハ・スズキから、デザインや機能などさまざまなモデルの原付バイクが数多く販売されているので、どれを選べばいいか悩む方も多いでしょう。そこで本記事では、現在新車で購入できるモデルをはじめ、中古でもおすすめできる50cc以下の原付バイクを一挙紹介します。この記事を参考に、ぜひ自分にマッチした原付バイクを見つけてくださいね。


ブログ 始め方 | 新車情報 | 原付 おすすめ | 自動車税 | ブログ 始め方 | 副業 | 光回線 おすすめ |
ポケットWi-Fi おすすめ | WiMAX おすすめ | VPN おすすめ | オンライン英会話 おすすめ |
オンライン英会話 安い | オンライン英会話 初心者 | 英会話アプリ | 格安SIM | フリーランスエージェント |
ファクタリング 即日 | ファクタリング 非対面 | 年賀状 安い