中央を貫くセントラルスパインで4つの空間を構成。新生ジャガーの世界観を先取り
《画像提供:Response》〈Photo by Jaguar〉ジャガー「Type 01」
JLRは2026年8月12日(現地時間)、ジャガーの新型ラグジュアリー4ドアGT「Type 01(タイプゼロワン)」のインテリアを初公開しました。
Type 01は、新生ジャガーの第1弾となる市販モデルです。ブランドのデザイン哲学「Copy Nothing」を掲げ、これまでのジャガー像をそのまま延長するのではなく、電動化時代のラグジュアリーGTとして新しい世界観を打ち出します。
今回公開されたインテリアで最も目を引くのが、キャビン全長にわたって伸びる「セントラルスパイン」です。ダッシュボードから後席へ一直線に流れるような構造により、室内を4つの独立した空間に分ける大胆なレイアウトを採用しました。コンセプトカーで示されたビジョンを、市販車のインテリアへ落とし込んだ形です。
《画像提供:Response》〈Photo by Jaguar〉ジャガー「Type 01」
ドライバーまわりは、GTらしい低いシートポジションを軸に設計されています。包み込まれるような着座感と、前方へ伸びていく水平基調の造形により、安心感と高揚感を両立させたといいます。単に豪華に見せるだけでなく、走るための空間であることを明確に示している点が印象的です。
素材の見せ方にも、新しいジャガーらしさが込められました。インテリアパレットは、天然石のトラバーチンが持つ落ち着いた美しさから着想を得た同系色で構成。セントラルスパインやドア上部にはブラスを思わせる仕上げが施され、キャビン各所にはジャガーを象徴する「リーパー」が刻まれています。
《画像提供:Response》〈Photo by Jaguar〉ジャガー「Type 01」
一方で、操作系はミニマルです。スリムなダッシュボードには新しいインフォテインメントシステムが統合され、必要な機能を直感的に扱えるよう設計されています。過度に画面を主張させるのではなく、造形や素材の美しさを前面に出すあたりに、新生ジャガーの狙いが見えてきます。
Type 01のプロトタイプは、米国で開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスにおいて、特徴的な新しいラッピングをまとって公開される予定です。そして正式な世界初公開は、2026年10月6日にニューヨークで行われます。
現時点で明らかにされたのは、あくまでインテリアを中心としたデザインの一部です。それでも、ジャガーが従来のラグジュアリー像から大きく踏み出そうとしていることは十分に伝わってきます。新生ジャガー初の市販EVがどのような姿で登場するのか、今後の追加情報を待ちましょう。


