中型バイクとは
中型バイクとは、日本における排気量250cc以上400cc以下のバイクを指し、普通自動二輪免許(中型免許)で運転できる車両区分です。一般的には高速道路の走行が許可され、十分な加速性能と安定感をもちながらも、大型バイクに比べて車体が軽く扱いやすいという特徴があります。
中型バイクの大きな魅力は、趣味性と実用性のバランス。250ccモデルは車検がないため維持費が抑えられ、400ccモデルは力強い走行でツーリングや長距離移動にも適しているため、日常の通勤通学から休日のアウトドアライフまで幅広く活躍します。
また、国内メーカーではホンダやヤマハを中心に、中型クラスに特化した人気シリーズが複数展開されており、初心者ライダーのファーストバイクとしても高く評価されています。
中型バイクは自由な移動手段であると同時に、自分らしさを表現する乗り物でもあります。走行性能・デザイン・カスタム・燃費といった要素を比較しながら、自分の価値観に合った一台を選ぶことが、理想のバイクライフへの第一歩となるでしょう。
中型バイクの種類
中型バイクには、ライディングスタイルや用途に応じてさまざまなタイプが存在します。自分がどのようなバイクライフを送りたいのかを明確にすることで、最適なタイプを選びやすくなります。
ここでは代表的なジャンルとして、アメリカン(クルーザー)、ネイキッド、スーパースポーツ、オフロード、トラッカー、ビッグスクーターの6種類を紹介します。
これらは外観のデザインだけでなく、エンジン特性や乗車姿勢、走行性が大きく異なり、街乗りや長距離ツーリング、スポーツ走行など目的によって適したモデルが変わります。自分がどのようなバイクライフを送りたいのかを明確にすることで、最適なタイプを選びやすくなるでしょう。
■アメリカン(クルーザー)
アメリカンバイク、またはクルーザータイプは、ロー&ロングと呼ばれる低いシート高と長めのホイールベースが特徴で、ゆったりとした乗車姿勢で走ることができるスタイルです。足を前に投げ出すようなポジションでリラックスして走行できるため、長距離ツーリングに向いており、風を感じながらゆったりとした時間を楽しみたいライダーに人気があります。
特に中型バイクのアメリカンでは、400ccクラスが最も定番で、ドラッグスターやレブルなどのモデルが代表的です。Vツインエンジンを搭載したモデルが多く、鼓動感のある走りと重厚なサウンドが魅力で、走り出した瞬間からバイクとの一体感を強く感じられます。
また、アメリカンバイクはカスタムの自由度が非常に高く、自分好みに外観や性能を変えられる点も大きな魅力。ハンドルやマフラー、シート、バックレストなど、豊富なカスタムパーツが用意されているため、世界に一台だけのバイクに仕上げる楽しさを味わうことができます。
特に中型クラスは車体重量が大型バイクより軽く、取り回しがしやすいため、アメリカンスタイルを気軽に楽しみたいライダーに適しています。
一方で、アメリカンバイクは車体が長く、低速時の小回りが苦手な傾向があります。街中の渋滞や狭い路地での取り回しには慣れが必要です。しかし、高速道路や幹線道路では抜群の安定感を発揮し、直進性能に優れているため、道中を快適に移動できます。
燃費面も比較的良好で、ゆったりとした走行スタイルであればガソリンの消費を抑えながら長距離を走り続けることができるので、見た目のインパクトとゆとりのある乗り心地を求めるライダーには、アメリカンタイプが最適な選択肢といえるでしょう。
■ネイキッド
《画像提供:Response》《写真撮影 真弓悟史》MTの頂点にいるヤマハMT-10 SP(右)とスポーツCBの頂点にいるホンダCB1000R(左)
ネイキッドタイプの中型バイクは、”万能型バイク”とも呼ばれ、多くのライダーから支持されている人気ジャンルです。
カウルと呼ばれる外装でエンジンを覆わないデザインが特徴で、エンジンやフレームの構造がむき出しになっていることから”ネイキッド(裸)”と名付けられています。乗車姿勢は自然で前傾になりすぎず、長時間の運転でも疲れにくいため、街乗りや通勤はもちろん、ツーリングからスポーツ走行まで幅広く対応できます。
特に中型クラスでは、400ccのパワフルなモデルから、初心者でも扱いやすい250ccモデルまで豊富にラインアップされており、どのモデルも安定性と扱いやすさのバランスが優れています。
ネイキッドは、車体の軽さとハンドリングの良さにより、走行中の取り回しがしやすく、バイクに不慣れな初心者ライダーでも安心して操縦できる点も人気のポイント。
さらに、ネイキッドタイプは構造がシンプルであるため、カスタムパーツが多く、自分好みに外観や性能を変更する楽しみも広がります。マフラーやハンドル、ウインカーやミラーなど、パーツ交換が容易で、費用を抑えながら個性を表現できるのも魅力です。
燃費面でも優秀なモデルが多く、維持費を抑えつつ「バイクに乗る楽しさ」を存分に味わいたい方に向いています。
走行性能、デザイン、カスタム性のすべてにおいて高いバランスを持つネイキッドタイプは、中型バイクの定番として多くのユーザーに選ばれているジャンルといえるでしょう。
■スーパースポーツ
《画像提供:Response》《写真撮影 安藤貴史》BMW M1000RR(東京モーターサイクルショー2023)
スーパースポーツタイプの中型バイクは、レーシングマシンをベースに開発された高性能モデルで、スピードやコーナリング性能を最大限に追求していることが特徴です。
フルカウルと呼ばれる空気抵抗を抑える外装をまとい、鋭いデザインと前傾姿勢のライディングポジションが採用されており、走りそのものを楽しみたいスポーツ志向のライダーに絶大な人気を誇っています。
高回転型のエンジンを搭載し、加速性能は軽量な車体と相まって非常に優れており、高速道路での追い越しやワインディングロードでのスポーツ走行で、圧倒的な爽快感を味わうことができます。特に中型クラスでは、YZF-R25やCBR250RRなど、日本のメーカーが提供する人気モデルが多く、最新の電子制御技術やABSなど、安全性能にも優れています。
スーパースポーツの魅力は「操る楽しさ」。ライダーの体重移動に応じてバイクが素直に反応し、コーナーでは地面に吸い付くような安定感を実感できます。
また、サーキット走行にも対応しており、スポーツライディングの技術を磨きたい方や、自分の限界に挑戦したいライダーにとって最適なジャンルです。
一方で、前傾姿勢が強いため長時間の走行では体への負担が大きく、街乗りや通勤用途では疲れを感じやすい点も。また、スポーツ性能を重視しているため、燃費は他のジャンルと比べてやや劣る場合があり、維持費もやや高くなる傾向があります。
しかし、それを差し引いても余りある魅力があることから、「走るためにバイクに乗る」という明確な目的を持つライダーには最適な選択肢といえるでしょう。
■オフロード
《画像提供:Response》《写真提供:本田技研工業》ホンダ CRF250L(スウィフトグレー
オフロードタイプの中型バイクは、舗装されていない未開拓の山道や砂利道、泥道など、一般道路では味わえない環境で自由に走行できることを目的に設計されています。
他のジャンルと比較してサスペンションのストロークが長く、凹凸の激しい路面でも衝撃をしっかり吸収できる構造を持っています。
また、車体が軽量に作られているため、低速での扱いやすさが抜群で、ライダーの技術がダイレクトに走りに反映されるという楽しさがあります。フロントタイヤが大径で、オフロード専用のブロックタイヤを装備している車種も多く、不整地でのグリップ力と安定性を高めている点が特徴です。
見た目は細身の車体に高いマフラー位置とアップライトなライディングポジションを採用しており、自然の中で自由に走り回る冒険心をくすぐるデザインとなっています。
オフロードバイクは、普段の街乗りでも軽快な操作性を発揮し、渋滞時のすり抜けや狭い路地での走行でもストレスを感じにくいメリットがあります。特に中型クラスのオフロードモデルはパワーが程よく、トルクを活かして低速から力強く走ることができるため、初心者でも扱いやすいという魅力があります。
また、転倒してもダメージを受けにくい設計になっているモデルが多く、スリムなボディは転倒時の修理リスクが小さい点も安心材料のひとつです。燃費性能も良好で、維持費が抑えられるため、趣味と実用の両方で楽しむライダーに人気です。
自然と一体になりながら自由な走行を楽しみたい方にとって、オフロードバイクは中型クラスの中でも特に魅力のあるジャンルといえるでしょう。
■トラッカー
《画像提供:Response》スズキ・グラストラッカービッグボーイ
トラッカータイプの中型バイクは、元々アメリカのダートトラックレースで使用されていた競技用バイクをベースに開発されたジャンルで、スリムで軽快なスタイルと、ストリートでの走行に最適な乗り味を兼ね備えています。
アップライトなライディングポジションと広いハンドルバーにより、車体のコントロール性が高く、街中での取り回しや細かい操作がしやすい点が大きな特徴です。
基本的にカウルを持たず、シンプルなフレームと細身のシルエットが強調されたデザインは、バイク本来の機能美を感じさせ、カスタムベースとしても非常に人気があります。
タイヤはオンロード寄りのものが採用され、舗装路でのグリップ性能が高いため、街乗りやちょっとしたワインディングでも軽快に走ることができます。
トラッカーバイクの魅力は、その「自由度の高さ」と「遊べる感覚」。車体が軽く足つきが良いため、バイクに不慣れなライダーでも安心して扱うことができ、またフラットシートと低い重心設計により、ちょっとしたスタンディングやリーンアウト走行も楽しめます。
ダートでの走行はもちろん、都市の狭い道路でも軽快に走れるため、通勤や普段の移動手段としても使いやすい存在。さらに、カスタム文化と相性がよく、マフラーやタンク、ヘッドライトの変更だけで印象が大きく変わるため、自分好みのデザインに仕上げたいライダーに人気があります。特に中型クラスではパワーと軽快性のバランスが良く、エンジンの鼓動感を味わいながら街を軽やかに走るスタイルは、多くのライダーに憧れを抱かせるポイントです。
自由なスタイルでバイクを楽しみたい、日常の中に遊びを取り入れたいという方には、トラッカータイプの中型バイクがぴったりの選択肢といえるでしょう。
■ビッグスクーター
ビッグスクータータイプの中型バイクは、ゆったりとした乗車姿勢と高い収納力、そしてオートマチックトランスミッションによる手軽な操作性が特徴で、「快適性」を最優先に考えたいライダーから支持を得ています。
スクーターというと小型の街乗り用バイクをイメージする方も多いですが、中型クラスのビッグスクーターは排気量250cc以上のエンジンを搭載し、高速道路の走行も可能。車体は大型で風防効果のあるフロントカウルを備え、足元のスペースも広く、長時間のツーリングでも疲れにくい設計となっています。
ビッグスクーターの魅力は、何といっても「誰でも簡単に乗れる快適さ」。クラッチ操作やシフトチェンジが不要なAT仕様のため、バイク初心者でも直感的に運転でき、混雑した都市部の走行でもストレスを感じにくいのが特徴です。
また、ロー&ロングなスタイルの車体は安定感が高く、低速でもフラつきにくいため、安全面でも高く評価されています。近年ではABSやトラクションコントロールなどの電子制御が搭載されたモデルも多く、雨の日や滑りやすい路面でも安心して乗ることができます。さらに、ビッグスクーターはカスタムの自由度も高く、LEDランプやマフラー、シートカバーなど外観を自分らしくアレンジできる楽しさも人気の理由です。
快適なライディング環境と実用性の高さ、そして高速道路での安定走行能力を兼ね備えたビッグスクーターは、中型バイクの中でも非常に完成度の高いジャンルです。
中型バイクおすすめ人気車種9選!
中型バイクはジャンルやデザインの幅が広く、自分に合った1台を見つけることができれば、ライフスタイルや趣味の充実度は大きく変わります。
しかし選択肢が多いからこそ、「どの車種を選べば後悔しないのか」「初心者でも安心して乗れるのはどれか」「長距離ツーリングに強いモデルは?」といった悩みを抱える方も少なくありません。
ここからは、日本国内で特に人気が高く、性能・デザイン・燃費・維持費などの総合バランスに優れたおすすめの中型バイクを9車種厳選して紹介します。
■ヤマハ SR400
《画像提供:Response》《写真撮影 佐藤 旅宇》ヤマハSRメンテナンス/カスタムショップ「ナインゲート」
ヤマハ SR400は、発売から40年以上愛され続けるロングセラーモデルで、「バイクらしいバイク」として多くのライダーの心を掴んできました。
空冷単気筒エンジンならではの鼓動感と独特の振動は、現代の水冷エンジンでは得られないアナログな魅力を持ち、ライダーとバイクが一体になる感覚を味わうことができます。
特にSR400の特徴的なポイントであるキックスタートは、エンジンをかける所作そのものが儀式のような楽しさを提供し、乗る前から所有する喜びを実感させてくれます。
シンプルな構造も魅力で、自分で整備やカスタムを楽しみたい方には理想的な一台です。
| ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 2,085mm×750mm×1,110mm |
|---|---|
| ホイールベース | 1,410mm |
| シート高 | 790mm |
| 最大乗車定員 | 2名 |
| 車両重量 | 175kg |
| 燃費 | WMTCモード:29.7km/L |
| エンジン種類 | 空冷4ストローク・単気筒SOHC2バルブ ガソリン 399cc |
| エンジン最高出力 | 18kW(24ps)/6,500rpm |
| エンジン最大トルク | 28N・m(2.9kgf・m)/3,000rpm |
| トランスミッション | 常時噛合式5速・リターン式 |
| 新車価格 | 680,000円(消費税抜) ※販売終了モデルのため参考価格 |
■ヤマハ YZF-R25
《画像提供:Response》《写真提供 ヤマハ発動機》ヤマハ YZF-R25 ABS WGP 60th アニバーサリー
ヤマハ YZF-R25は、「毎日乗れるスーパースポーツ」をコンセプトに開発された250ccクラスの中型バイクで、高いスポーツ性能と扱いやすさを両立したモデルとして非常に高い評価を得ています。
レーサーレプリカのようなフルカウルデザインは空力性能に優れており、風の抵抗を効果的に抑えることで高速走行時の安定感を高めています。
シャープなLEDヘッドランプやアグレッシブなフロントフェイスは、所有する喜びを満たすデザイン性を持ち、停車中でも存在感を放つスタイルが魅力の一台です。
| ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 2,090mm×730mm×1,140mm |
|---|---|
| ホイールベース | 1,380mm |
| シート高 | 780mm |
| 最大乗車定員 | 2名 |
| 車両重量 | 169kg |
| 燃費 | WMTCモード:25.8km/L (クラス3・1名乗車時) |
| エンジン種類 | 直列2気筒水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ ガソリン 249cc |
| エンジン最高出力 | 26kW(35ps)/12,000rpm |
| エンジン最大トルク | 23N・m(2.3kgf・m)/10,000rpm |
| トランスミッション | 常時噛合式6速・リターン式 |
| 新車価格 | 628,000円(消費税抜) |
■ヤマハ TW200
《画像提供:Response》reproducible【東京ショー2001 MC出品車】余裕の走りを獲得したヤマハ『TW225』
ヤマハ TW200は、一度見たら忘れられない独特のスタイルで人気を博した中型バイクで、極太のリアタイヤとコンパクトな車体が特徴。特に1990年代から2000年代にかけて若者を中心に大ヒットし、現在でも中古市場で高い人気を誇っています。
TW200の魅力は、見た目のインパクトだけでなく、軽量な車体と扱いやすいエンジン特性にあります。
空冷単気筒エンジンは低速域でトルクがあり、街乗りやちょっとしたオフロード走行でも力強い走りを発揮します。足つき性も非常に良く、小柄な方や女性ライダーでも安心して乗れる点が魅力な一台です。
| ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 2,090mm×830mm×1,110mm |
|---|---|
| ホイールベース | 1,330mm |
| シート高 | 790mm |
| 最大乗車定員 | 2名 |
| 車両重量 | 128kg |
| 燃費 | 49.0km/L 国交省届出(60km/h走行時) |
| エンジン種類 | 4サイクル・空冷・SOHC・2バルブ ガソリン 196cc |
| エンジン最高出力 | 12kW(16ps)/8,000rpm |
| エンジン最大トルク | 15N・m(1.52kgf・m)/7,000rpm |
| トランスミッション | リターン式・5段変速 |
| 新車価格 | 299,091円(消費税抜) ※販売終了モデルのため参考価格 |
■ヤマハ ドラッグスター400
《画像提供:Response》《画像 ヤマハ発動機》XVS400ドラッグスター(2016年)
ヤマハ ドラッグスター400は、日本の中型バイク市場において「アメリカンスタイルの象徴」ともいえる存在で、発売以来長く愛され続けてきた人気モデルです。
ロー&ロングと呼ばれる低いシート高と長いホイールベースのデザインは、まさに本場アメリカのクルーザースタイルを彷彿とさせ、ゆったりとした乗車姿勢で風を感じながら走ることができます。
その外観は重厚感と存在感にあふれ、メッキパーツを多用した豪華な仕上がりは、所有する喜びを満たしてくれる魅力の一つ。特に400ccクラスでありながら大型バイクに匹敵するボリューム感を持つため、「迫力のあるバイクに乗りたいが大型免許はまだ持っていない」というライダーに最適な一台です。
| ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 2,340mm×840mm×1,065mm |
|---|---|
| ホイールベース | 1,610mm |
| シート高 | 660mm |
| 最大乗車定員 | 2名 |
| 車両重量 | 234kg |
| 燃費 | 39.0km/L 国交省届出(60km/h走行時) |
| エンジン種類 | 空冷4ストローク・V型2気筒SOHC2バルブ ガソリン 399cc |
| エンジン最高出力 | 22kW(30ps)/7,500rpm |
| エンジン最大トルク | 31N・m(3.2kgf・m)/6,250rpm |
| トランスミッション | 常時噛合式5速・リターン式 |
| 新車価格 | 710,836円(消費税抜) ※販売終了モデルのため参考価格 |
■ヤマハ XMAX
《画像提供:Response》《写真提供 ヤマハ発動機》ヤマハ XMAX ABS 2021年モデル(グレー)
ヤマハ XMAXは、ビッグスクーターの中でも特にスポーティな走行性能と高い快適性を両立したモデルとして注目の中型バイク。
250ccクラスながら、まるで大型バイクのような存在感と高級感を備えており、都市部の日常利用から長距離ツーリングまで幅広いシーンで活躍します。
特徴的なのは、スポーツ走行を意識した鋭いデザインと、スクーターとは思えない優れたコーナリング性能。軽快なハンドリングと高い剛性を持つフレームにより、カーブの多い山道でも安定した走りを実現し、「スクーターでも走りを楽しみたい」というライダーの期待に応えてくれます。
| ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 2,185mm×775mm×1,415mm |
|---|---|
| ホイールベース | 1,540mm |
| シート高 | 795mm |
| 最大乗車定員 | 2名 |
| 車両重量 | 179kg |
| 燃費 | WMTCモード:33.8km/L (クラス2・1名乗車時) |
| エンジン種類 | 水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ・単気筒 ガソリン 249cc |
| エンジン最高出力 | 17kW(23ps)/7,000rpm |
| エンジン最大トルク | 24N・m(2.4kgf・m)/5,500rpm |
| トランスミッション | Vベルト式無段変速・オートマチック |
| 新車価格 | 595,000円(消費税抜) |
■ホンダ レブル250
《画像提供:Response》《写真提供 本田技研工業》ホンダ レブル250(パールスモーキーグレー)
ホンダ レブル250は、その“圧倒的な扱いやすさ”と“スタイリッシュなデザイン”が魅力の一台です。
シート高がとても低く設計されているため、足つき性が抜群に良く、小柄な方や女性ライダーでも安心して乗ることができます。
また、アメリカンスタイルをベースにしたミニマムなデザインは、無駄を削ぎ落としたシンプルで美しいフォルムが特徴で、「バイクに乗る喜び」と「所有する満足感」を同時に満たしてくれます。
| ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 2,205mm×820mm×1,090mm |
|---|---|
| ホイールベース | 1,490mm |
| シート高 | 690mm |
| 最大乗車定員 | 2名 |
| 車両重量 | 171kg |
| 燃費 | WMTCモード:33.7km/L (クラス2-2・1名乗車時) |
| エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 ガソリン 249cc |
| エンジン最高出力 | 19kW(26ps)/9,500rpm |
| エンジン最大トルク | 22N・m(2.2kgf・m)/6,500rpm |
| トランスミッション | 常時噛合式6段リターン |
| 新車価格 | 555,000円(消費税抜) |
■ホンダ CBR250RR
《画像提供:Response》《写真提供:本田技研工業》ホンダ CBR250RR
ホンダ CBR250RRは、「250ccの頂点を目指すマシン」というコンセプトのもとで開発された高性能スーパースポーツモデルであり、中型クラスとは思えないほどの圧倒的な走行性能と先進技術を搭載した一台です。
鋭くエッジの効いた外観デザインは、まるで大型スーパースポーツのような存在感。LEDを全面採用したヘッドランプとウインカーは視認性に優れ、夜間の走行でも安心して走れるうえ、フロントマスクの迫力を強調するデザイン性も兼ね備えています。
| ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 2,065mm×725mm×1,110mm |
|---|---|
| ホイールベース | 1,390mm |
| シート高 | 790mm |
| 最大乗車定員 | 2名 |
| 車両重量 | 168kg |
| 燃費 | WMTCモード:27.4km/L (クラス3-2・1名乗車時) |
| エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒 ガソリン 249cc |
| エンジン最高出力 | 31kW(42ps)/13,500rpm |
| エンジン最大トルク | 25N・m(2.5kgf・m)/10,750rpm |
| トランスミッション | 常時噛合式6段リターン |
| 新車価格 | 790,000円(消費税抜) |
■ホンダ CB400
《画像提供:Response》《画像:本田技研工業》ホンダ CB400スーパーフォア(マットベータシルバーメタリック)
ホンダ CB400は、日本の中型バイクのなかで「永遠の定番モデル」として知られ、多くのライダーから圧倒的な支持を受け続けている名車の一つ。特に「CB400 SUPER FOUR」シリーズは、教習所の教習車としても採用されており、その扱いやすさと安定感は公的なお墨付きといえる存在です。
ネイキッドバイクの王道ともいえるデザインは、無駄のない端正なスタイルと、力強さを感じさせるタンク形状が魅力であり、時代が変わっても古さを感じさせない普遍的な美しさを持っています。
CB400は「初めてのバイクとして選ばれ、その後も長く乗り続けたい」と思わせる魅力を持った、中型ネイキッドバイクの完成形ともいえるモデルです。
| ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 2,080mm×745mm×1,080mm |
|---|---|
| ホイールベース | 1,410mm |
| シート高 | 755mm |
| 最大乗車定員 | 2名 |
| 車両重量 | 201kg |
| 燃費 | WMTCモード:21.2km/L (クラス3-2・1名乗車時) |
| エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒 ガソリン 399cc |
| エンジン最高出力 | 41kW(56ps)/11,000rpm |
| エンジン最大トルク | 39N・m(4.0kgf・m)/9,500rpm |
| トランスミッション | 常時噛合式6段リターン |
| 新車価格 | 804,000円(消費税抜) |
■ホンダ フォルツァ
《画像提供:Response》《写真提供:本田技研工業》ホンダ フォルツァ(パールスモーキーグレー)
ホンダ フォルツァは、中型ビッグスクーターの中でも「高級感」「機能性」「走行性能」のすべてを高いレベルで兼ね備えたプレミアムモデルとして人気を博しています。
フォルツァの魅力は、まるで四輪車のような快適性と、スポーツバイク顔負けの走行性能を両立している点。ボディは洗練されたエッジの効いたデザインで、高級感漂う外観が特徴的です。
街中での存在感は抜群で、停車中であってもオーナーの所有欲を満たしてくれる特別なプレミアム感を持っている一台です。
| ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 2,145mm×750mm×1,360mm |
|---|---|
| ホイールベース | 1,510mm |
| シート高 | 780mm |
| 最大乗車定員 | 2名 |
| 車両重量 | 186kg |
| 燃費 | WMTCモード:32.0km/L (クラス2-2・1名乗車時) |
| エンジン種類 | 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒 ガソリン 249cc |
| エンジン最高出力 | 17kW(23ps)/7,750rpm |
| エンジン最大トルク | 24N・m(2.4kgf・m)/6,250rpm |
| トランスミッション | 無段変速式(Vマチック) |
| 新車価格 | 629,000円(消費税抜) |
まとめ
中型バイクは、趣味としての深い魅力と日常での実用性を兼ね備えた排気量クラスです。
250ccクラスは車検が不要で維持費が低く、400ccクラスは高速道路での余裕ある走行と力強いトルクが魅力で、自分のライフスタイルや目的に応じて最適な選択ができます。
「風を感じながら自由に走りたい」「通勤もツーリングも快適にこなしたい」「スポーツ走行で自分の限界に挑戦したい」など、あらゆるニーズに対応できるのが中型バイク最大の魅力です。
バイク選びは性能だけでなく、「自分がどんなバイクライフを送りたいのか」「どんな瞬間に心が動くのか」を基準に選ぶことが大切です。
自分の価値観に合った一台を見つけることで、バイクとの時間は移動手段を超えて、人生を豊かにする体験へと変わります。ぜひこの記事で紹介した情報を参考に、あなたにとって最高の中型バイクを選んでください。
よくある質問
■高速道路は何ccから乗れる?
高速道路では、排気量125cc超のバイクが走行できます。原付や小型限定二輪などの排気量125cc以下のバイクは走行できません。免許の種類は「普通二輪免許」、いわゆる中型免許以上で走行が可能です。125cc以下のバイクで高速道路に進入した場合は、通行禁止違反が適用され、違反点数2点、反則金6,000円(50cc以下は5,000円)が科せられます。
■中型二輪免許は何日で取れる?
普通自動車免許を所有している人は学科試験が免除され技能教習のみとなるため、最短で約7日〜10日ほどで卒業が可能です。一方、免許を持っていない場合は学科と技能の両方を受講する必要があり、最短でも2週間前後、通常は1ヶ月程度を見込む人が一般的です。


