5人乗りのタフな車体に外部給電も。フィリピン、豪州へ販売地域を拡大
《画像提供:Response》《写真提供 日産自動車》 日産「フロンティア プロ/ナバラ プロ」
日産自動車は2026年10月8日、「フロンティア プロ/ナバラ プロ」のグローバル市場への投入計画を発表しました。2026年10月にメキシコで販売を開始し、フィリピンや中東、中南米、オセアニアへと展開する新世代ピックアップです。
これまで中国での発表やフィリピンでの公開を経てきたモデルですが、今回は各地域の販売時期が具体化しました。中国の合弁会社・鄭州日産が設計、開発、生産を担当し、日産として初めて中国開発・生産車をグローバル市場へ輸出する取り組みとなります。
先行するメキシコ向け「フロンティア プロ PHEV」は、1.5リッターターボと電動モーター、容量20kWhのバッテリーを組み合わせます。システム最高出力は350馬力、最大トルクは660N・m。日産公表の航続距離はEV走行で最大75km、エンジンと組み合わせた総航続距離で約1,000kmとされています。
《画像提供:Response》《写真提供 日産自動車》 日産「フロンティア プロ/ナバラ プロ」
電動化しても、ピックアップとしての実用性はしっかり確保。メキシコ仕様はリアデフロック付き4WDと232mmの最低地上高を備え、最大3.5トンの牽引能力、最大815kgの積載能力を持ちます。PHEVには外部機器へ電力を供給できるV2Lも採用され、作業現場やアウトドアで電気を使えるのも特徴です。
全長は5,494mm、全幅1,960mm、全高1,945mm。3,300mmのホイールベースを持つ5人乗りで、後席ドアは最大90度まで開きます。荷台の使い勝手だけでなく、家族や仲間を乗せる場面も考えられた設計です。
《画像提供:Response》《写真提供 日産自動車》 日産「フロンティア プロ/ナバラ プロ」
インテリアには14.6インチのセンターディスプレイとデジタルメーターを配置。メキシコ向けの上級「プラチナム」では、マッサージ機能付き運転席、FOCAL製オーディオ、電動サイドステップなども備え、タフな外観と快適装備を両立しています。
メキシコでの予定価格は96万9,900ペソから。その後は2026年11月にフィリピン、年末までに中東と中南米のほかの市場へ展開し、オーストラリアとニュージーランドでは2027年に「ナバラ プロ」として投入予定です。
パワートレインは市場ごとに選び分けられ、中東は内燃機関仕様、中南米・アジア・オセアニアはPHEVが中心となる計画。今回の発表は日本向けの発売案内ではなく、海外での販売展開を具体化したものです。


