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洗車機で車に傷がつく?傷を防ぐ方法と、ついた場合の対処法

洗車機で車に傷がつく?傷を防ぐ方法と、ついた場合の対処法

愛車の洗車をする際に、洗車機を使ったことはありますか?洗車機は傷がつく、なんていう噂もあったり…どの洗車機を選べばいいのか悩んでいませんか?そこで洗車機を利用する際には、どのように洗車機を選択すればよいのか、今回は洗車機を使うにあたって知っておきたい情報を紹介します。さまざまな洗車機の種類についての説明と、使用するにあたって注意しておきたい点などについても紹介しますので、洗車機を利用する前にぜひご一読ください。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


洗車機は車に傷がつくの?

洗車機は車に傷がつくの?

洗車機は車に傷がつくの?

昨今、ガソリンスタンドや洗車場に設置されている洗車機の9割は、やわらかいウレタン素材や不織布のブラシが使用されています。

かつては、細くてやや固いブラシを使用する洗車機ばかりでしたが、今はどの洗車機のブラシも車の塗装よりやわらかい素材のものが使われています。そのため、以前の固いブラシが主流だったころに比べれば、車体に傷はつきにくくなりました。

洗車機で車に傷がつく原因は?

洗車機で車に傷がつく原因は?

洗車機で車に傷がつく原因は?

自動洗車機で傷がつきやすいのは、車に細かい砂やホコリなどの汚れが付着している状態です。車についた細かい石や砂汚れが、洗車機のブラシによって擦れて傷ができてしまうことも。

ブラシの素材や性能も理由のひとつです。ナイロンブラシは硬い素材でブラシ自体の洗浄機能がなく、車体がダメージを受け、前の車の汚れがブラシに残っているとさらに傷が着きやすくなります。

また、塗装のワックスやコーティング層に洗車機のブラシが当たることで、跡としてローリングキズと呼ばれる輪状の傷が残ることがあります。

予洗いはマスト!愛車の汚れが洗車時の傷の原因に

予洗いはマスト!

予洗いはマスト!

ブラシやスポンジで本洗する前に水で入念に予洗いをするだけで、ボディーにかかる負担が軽減します。

ボディーに着いたホコリや砂利などを予洗いでしっかりと洗い流すことで、スポンジやブラシで異物を車体に擦りつけてしまうことを防げます。予洗いだけでは傷がつく可能性がゼロになるとはいえませんが、予洗いをすれば、ある程度の傷は防ぐことができるでしょう。

本洗で傷を防ぐための予洗いですが、予洗い中にスポンジを使う場合は、うっかり地面に落としてしまったりしてスポンジが汚れた場合には、そのまま作業を続けると傷がついてしまう可能性があるので、スポンジの汚れをしっかり洗い流してから使いましょう。

前に洗車した車の異物や汚れ

前に洗車した車がひどく汚れていると、その汚れがブラシに残ったままになり、次に洗車する車が傷つくことがあります。

洗車機には洗車終了後に、空回しをして洗車中の汚れや異物を除去する機能がありますが、それでも落ちない汚れも存在します。多少の汚れであれば落ちるため、その後の洗車への影響はありませんが、洗車前に泥や汚れを予洗いでしっかり落としても、前の車の洗車中にブラシが巻き込んだ異物などによって、車に傷がつく可能性もあることを覚えておきましょう。

洗車機の種類とそれぞれの特徴

洗車機の使い方

洗車機の使い方

洗車機には門型やドライブスルー型などいくつか種類があり、ブラシにも種類があります。ここからは洗車機とブラシの種類を紹介します。

門型洗車機(全自動洗車機)

ガソリンスタンドや自動車整備工場、カーディーラーなどに設置されているオーソドックスな洗車機です。

車を指定の位置に停車し、洗車機が自動で前後に動いて洗車するスタイルです。洗車前に前進で洗車機に入れて停めて、洗車後はバックで出すため、運転技術に自信がない人は気をつけましょう。

ドライブスルー型洗車機

セルフサービス式のガソリンスタンドに設置されていることが多く、車を停めて洗うまでは門型洗車機と同じです。

洗車後そのまま前進して車を出すタイプで、乗車したままファストフードを購入するようなイメージから、ドライブスルー型洗車機といわれています。

車に乗ったまま洗車をするので洗車後はすぐに発車できますが、洗車中は車内で待機するので、大きな音や暗闇、閉所が苦手な人には不向きでもあります。

高圧洗車機

高圧洗車機

高圧洗車機

高圧洗車機は自分で洗車を行うタイプの洗車機で、主にコイン洗車場に設置されているタイプです。

水を専用のホースから高圧噴射して洗車します。ホースを自分で動かしながら隅々まで洗車できるため、掃除が好きな人や自分で洗車をしたい方にはぴったり。車の一部分についたしつこい汚れを重点的に洗いたい時にもおすすめです。

ブラシの種類

車を洗うブラシの種類によっても洗車機能の違いがあり、ブラシによって、傷のつきにくいもの、つきやすいものが存在します。

スポンジブラシ

スポンジブラシは、スポンジ素材のブラシです。やわらかい素材なので、他のブラシと比べて傷がつきにくいにもかかわらず、汚れ落ち効果は十分です。 そのため、現在では多数の洗車機で使用されています。

布ブラシ

その名の通り、布でできたブラシです。スポンジブラシ同様、優しい素材なので傷がつきにくく、布ブラシも多くの洗車機で使用されています。

ナイロンブラシ

ナイロン素材のブラシは、傷がつきやすいのが弱点です。そのため、今では使用されている洗車機が少なくなっています。

ノンブラシ

ノンブラシは、ブラシを使わず水の力を利用する方法です。高圧で噴射する水で車についた汚れを洗い流すため、車に傷をつけない究極のブラシといえるでしょう。

愛車に傷をつけないために

愛車に傷をつけないために

愛車に傷をつけないために

大切な愛車を傷つけないためには、洗車機に限らず手洗い洗車であっても、予洗いや、ブラシの選別、店選びなどさまざまな方法を選ぶ必要があります。愛車に傷をつけないため、洗車機前にできる防止策をいくつか紹介します。

予洗いをしてから洗車機を使う

洗車機を使って車が傷つくのは、主に砂やゴミ、塩分など細かい粒子の汚れが車についていて、それをブラシが擦ってしまうためです。

そのため、事前に予洗いしたり高圧洗浄機を使ったりして粒子をしっかり洗い流しておくことで、傷がつきにくくなります。予洗い時も、汚れがついたスポンジをそのまま使用するのではなく、事前にスポンジの汚れを落としてから行いましょう。

洗車機のブラシの材質をチェックする

ひと昔前は、固いブラシを使用する洗車機が多かったのですが、現在では少なくなっています。現在、ガソリンスタンドや洗車場に設置されている洗車機は、やわらかいスポンジブラシや布ブラシが使われていることがほとんどです。

ブラシは進化しているとはいえ、傷がつきやすい昔の洗車機がまだ現役で稼働していることもあるため、ブラシの材質をチェックすることも大切です。

汚れのひどい車の後は避ける

前の車に、砂やほこり等の汚れが多く付着していると、ブラシに汚れが多く残ったままになってしまいます。そのままの状態で洗車機に入ってしまうと、その汚れとともにブラシで車体を擦りあげることになるため、汚れのひどい車の洗車した直後は、避けた方がいいでしょう。

コーティングをして塗装への影響を防ぐ

洗車機のブラシによる傷は、減らすことはできても完全にゼロにはできません。

傷への予防策として、車の塗装面の傷を防ぎたい、保護したいという場合はコーティング皮膜を形成しておくのがおすすめです。コーティングすることによって、本来の塗装面への傷を防ぐことができます。

コーティングにかかる費用はどれくらい?

コーティングには3種類があり、それぞれ費用や効果が違います。

ワックスコーティングの費用は、600円〜700円ほどで効果は1〜2週間あります。撥水コーティングの費用は、1,000円程度から設定されているところが多く、効果は3〜4週間です。ガラスコーティングの費用は、2,000円程度から設定されているところが多く、効果は1ヶ月半〜2ヶ月半で1番長持ちします。

洗車日を選ぶ

天気によって洗車の仕上がりも変わってくるので、洗車をする日の天気のチェックも重要なポイントです。

晴れた日の方が洗車日和と思われがちですが、炎天下などは車体の水滴によってウォータースポットができてしまうことも。夏の暑い日などの拭き上げは屋根がある場所がおすすめです。

風の強い日なども、砂埃が舞い車体に付着し傷つける可能性があるので避けましょう。穏やかな天候の日が洗車する日としてベストです。

意外と重要な拭き上げ

意外と重要な拭き上げ

意外と重要な拭き上げ

洗車後、雑に拭き上げを行った場合、車に水滴が付着したままの状態になり水アカやシミの原因になります。

塗装面に汚れを残したくない場合は、水滴が蒸発する前に拭き取ることが大切です。拭き上げをせず、濡れている状態で走行した場合、走行中にホコリなどの汚れが付着してしまったり、残った水分が下回りのサビの原因になってしまうことも。しっかり拭き上げ作業を行い、汚れや下回りへのダメージも最小限に抑えましょう。

洗車機の使い方

ガソリンスタンドやコイン洗車場にある自動セルフ洗車機は、やり方を覚えてしまえば、出先で時間が空いた時など、思い立った時にサッと使えます。

基本的な使い方は以下の手順です。
1.洗車ゲートまで車で行く。
2.ゲート横などに設置してある、操作パネルで洗車コースを選ぶ。
3.洗車機の指示通りに車を停め、機械洗車を行う。
4.洗車後、拭き上げ場に移動して拭き上げを行う。

洗車機の前に停車

まずは、洗車機の前に車を停め、以下の手順で進めましょう。
1.注文操作後、停止バーが上がるので、電光表示の指示通りに指定場所まで、スピードを出さずに車を動かします。
2.半ドアやウィンドウの閉め忘れがないか確認し、エンジンを停止します。
3.洗車スタート。終わる(電光掲示板の表記が変わる)まで車内で待機します。

この時の注意点は、車を動かしたり車外に出たりしないことです。仮に、なんらかのトラブルにより洗車機が途中で止まったとしても、車外に出てはいけません。異常があればスタッフが対応してくれるので、スタッフの到着を待ちましょう。

洗車コースを選択し、料金を支払う

セルフ洗車機の待機場所にあるのは、コイン駐車場と似ている停止線&バーと注文機(精算機)です。

支払い方法は以下です。
1.「水洗い洗車」「ワックス洗車」「下廻り洗浄」など、希望するメニュー・追加オプションのボタンを押します。
2.指定された料金を投入して、スタートボタンを押します。

注文後に車種や付属品の有無を申告するボタンを押すなど、洗車機によって多少の違いがあります。慣れない方やはじめて使う洗車機の場合は、使い方がわからないこともあるはず。そんな時は、注文機周辺に設置されているインターホンなどでスタッフを呼び出すと、メニュー・オプションの説明や操作方法を教えてくれます。

水洗い洗車

・洗車機のノズルから水が大量に噴射される。
・機種によってはさまざまな種類の回転ブラシで車のボディをきれいにする。
・高圧送風機「ブロアー」で水分を乾かす。
・所要時間は3~5分
・300円程度。
・油脂系の汚れには向かない。

シャンプー洗車

・水のみでなく親油性界面活性剤(カーシャンプー)を使用する。
・油脂系の汚れもある程度落とせる。
・所要時間は3~5分
・300~500円程度。
・仕上げブローあり。

ワックス洗車

・ワックス洗車は、シャンプー洗車でボディに付いた油脂性を含む汚れを取り除いた後に行います。油と水の性質を利用した油性の洗車機専用ワックス剤を全体に振りかける。
・ボディーの汚れ防止や光沢を出す効果がある。
・1週間~10日程度効果が持続。
・所要時間2~3分程度。
・700〜1,000円程度
・半練り上の手掛けワックスなどと比べると、ボディ保護効果の持続時間・光沢が劣る傾向。
・何度も繰り返すと、ボディに塗布された被膜が厚くなり、汚れの再付着を予防し、光沢も出る。

撥水洗車

※シャンプー洗車の後に行います。
・ワックス剤より撥水性・耐汚性・光沢ともに優れた、シリコン樹脂系のコーティング剤をボディに塗布する。
・店舗や洗車機メーカーによって名称や効果の持続時間が異なる。
・所要時間は長くて10分程度。
・1,200〜1,500円程度。
・洗車後の天候や車体の管理状態により、3〜4週間効果が持続。
・駐車状況によってはウォータースポットができる原因になることもあり。

なお、撥水洗車もワックス洗車と同様、繰り返しの施工で「重ね塗り効果」が期待できます。

ポリマーコート洗車

・コーティング剤にも使われるツヤや撥水効果のある被膜。
・汚れ等をボディーに染み込ませない。
・洗車後にはボディーがすべすべになるなど、撥水効果がわかりやすい。

ガラスコート洗車

※ガラスコート洗車は撥水洗車後に行います。
・ガラス系分子のコーティング剤を塗布する。
・現時点で撥水性・耐候性・防汚性・光沢すべてにおいてベストの洗車メニュー。
・2,000円以上。
・ワックス剤やシリコン樹脂系のコーティング剤より硬度が高い。
・美しい鏡のような輝き&ボディの保護効果が数ヶ月持続する。
・新車状態を長くキープしたい方におすすめ。

残念ながら、ガラスコーティングコースを備えているセルフ洗車機は多くありません。ワックス・撥水コースと同様、効果の持続時間は施工後の取り扱い方により異なります。

洗車

まずは、洗車機前の操作パネルの前まで車を近づけ、好きなコースを選んで、精算を済ませます。
オプションがある場合、必要に応じ、選択してください。ミラーを畳み、アンテナを収納するなど確認が大切です。以下でその手順を説明します。

1.洗車機のスタートボタンを押します。
2.半ドアやウィンドウの閉め忘れがないか確認し停車。
3.危険を回避するために、サイドブレーキをかけ、エンジンを切ります。

拭き上げ場へ移動して拭き上げ

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