拭き上げ場へ移動して拭き上げ
洗車終了後は、拭き上げ場に移動して拭き上げです。以下を参考にしてください。
1.電光掲示板が「停止・待機」ではなく、「前進・GO」と表示されるのを確認します。
2.安全確認を怠らず、徐行しながら拭き上げ場へ進みます。
洗車機からの退場車線上に車を一時停止して、拭き上げ作業するのはNGです。次のユーザーの妨げになるほか、追突事故が発生する恐れもあるので、非常に危険です。指定された場所以外での停車、拭き上げ作業はやめましょう。
ほとんどの拭き上げ場には、直射日光を避ける屋根と拭き上げ用のタオル、ゴミ箱・マット洗い機が設置されています。洗車機を使用者であれば基本的に無料で使用できるので、拭き上げと同時に車内もある程度きれいにすることができます。
拭き上げ用タオルは、用途に応じボディ用・ステップ用・足回り用といった具合に分別されています。しかし、それぞれの使用枚数が制限されているケースもあります。他のユーザーのため、こうしたルールやマナーは守りましょう。
ちなみに、拭き上げは水が流れる方向である「上から下に拭くこと」が基本で、効率よく作業できます。水分が乾くと水アカやウォータースポットの原因となるので要注意。水分が乾く前にいち早く拭き取るようにしてください。
また、有料で強力な室内用掃除機も併設されていることもありますので、こちらの利用もおすすめです。3分100円のように「時間制」に設定されていますので、利用の際は他のユーザーも利用することも考え、手早く済ませるようにしましょう。
もし洗車機で傷がついてしまったら?
どんなに気を配っていても、自動洗車機で傷ができることもあります。残念ながら深い傷は消せませんが、浅い傷であればコンパウンドでカバーできます。
コンパウンドを傷部分に塗りこんでみてください。それでも消えない場合は、自動車修理店などでの修理をおすすめします。
■コンパウンドで傷を消す
コンパウンドは、研磨粒子を含んだ液体やペーストの「磨き剤」です。スポンジやクロスを使用して磨くことで、車体の傷を目立たなくできます。
コンパウンドの使い方
コンパウンドは誤った使い方をしてしまうと、傷を深くしたり新たに傷をつけてしまうこともあります。使い方を理解してから使用しましょう。
コンパウンドの使い方は以下です。
1.洗車して汚れを落としておく。
2.コンパウンドを少量スポンジにとる。
3.傷とその周りを磨く。
4.きれいな布で拭く。
5.コンパウンドの細かさを調整しながら2から4を繰り返す。
砂や埃が残っているとボディに傷をつける原因になるので要注意。しっかりと汚れを落としてきれいな状態からスタートしましょう。
コンパウンドは、まず研磨力の弱い超極細から、「弱→中→強→中→弱」と使うのがポイントです。磨き方は塗装面の厚さに合わせ、磨きすぎないように注意しながら進めましょう。傷が見えなくなるまで、根気よく2から4を繰り返します。
まとめ
まとめ
はじめての洗車機は不安なものですが、そんな方でも、ガソリンスタンドは利用した経験がありますよね?ガソリンスタンドには、ベテランのスタッフ、適切な訓練を受けたスタッフが常駐しています。困ったら、迷わず声をかけてみましょう。
今回は、代表的なセルフ洗車機の洗車メニューとその効果、コース選びのポイントについて解説しました。最近の洗車機には下部洗浄やタイヤ洗浄、高圧ジェット洗浄など、用途に合わせて活用してみてください。
洗車場やガソリンスタンドによって機種はもちろん、価格設定やカーシャンプー・コーティング剤の成分・効能などが微妙に違います。色々なセルフ洗車機とメニューを試し、大事な愛車にピッタリのメンテナンスを見つけてみましょう。