ガソリンスタンドでの洗車、どんな時利用する?
ガソリンスタンドでの洗車は、どのようなタイミングで利用したらよいのでしょうか。
必要な道具や場所がないとき
自宅で洗車するにはホースやブラシ、カーシャンプーやタオルにワックスとさまざまな道具が必要になります。また、そもそも水道設備や十分なスペースがなく、自宅での洗車が難しい方もいるでしょう。
洗車に不慣れなとき
失敗の例としては、車を洗う順序を間違えて汚れが残ってしまったり、洗車後の拭き上げ作業が不完全で水が乾いた跡(ウォータースポット)が残る場合があります。洗車において拭き上げは重要で、拭き上げのコツがつかめないと洗車後の車の美観が悪くなります。
手洗いと洗車機の特徴
ガソリンスタンドで行える洗車には、手洗いと洗車機の2種類の洗い方があります。それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。
■手洗い
手洗いはガソリンスタンドのスタッフが洗ってくれます。
手洗いを依頼したい時は、
①スタッフに洗車の依頼をする
②スタッフに車の鍵を渡す
③スタンド内の待合スペースで作業完了を待つ
の手順となります。
メリット
・仕上がりがきれい
スタッフが洗車してくれるため、隅々まできれいにしてくれます。
・車の傷つきが少ない
機械式も改良が進んでおり、かつてほど車を傷つけることはなくなってきていますが、ケアの丁寧さは人力にかないません。ガソリンスタンドのスタッフが車の状況を確かめながら磨いてくれるため、機械式よりも塗装への傷つきは少なくすみます。
・手間がかからない
30分ほど待つのが苦にならないのであれば、車を隅々まできれいにしたい時に、手洗い洗車はおすすめです。
デメリット
・機械式に比べて価格が高い
機械式は高くても1,000円ほどですが、手洗いは普通車で2,500円前後、大型車では3,000円を超える場合もあるため、人によっては使用を考える金額といえるでしょう。
・機械式よりも洗車の時間がかかる
機械式では5分ほどで洗車が終わりますが、手洗いでは終了までに約30分かかります。
ただ、汚れがひどい場合は機械式でも自分で汚れを落とす手間をかけなければいけないため、スタッフの手洗いに任せた方が結果的に早くなる可能性も。
また、スタッフ一人ひとりの技術や経験が異なるので、期待以上の仕上がりになることもあるかもしれません。
時間と料金
手洗いの場合の料金は、所要時間20分~30分で、2,000円~3,000円程度です。。時間と価格は車のサイズによっても変わり、一般的に大型車のほうが料金が高くなります。
例えば、ガソリンスタンドの宇佐美ではベンツGLクラスの車なら、洗車の参考価格が3,950円(税込)となっています。逆にワゴンRなどの軽自動車なら参考価格が2,200円(税込)と1,750円の差があります。
手洗い洗車はガソリンスタンドのスタッフが行うため、他ユーザーが多いと自分の番が回ってくるまでに時間がかかります。待ち時間を減らすためには、混雑している時間帯を避けましょう。ガソリンスタンドが混む時間帯は、一般的に朝と夕方です。
とくに、夕方は買い物に行く車と仕事帰りの車で混み合うため、どうしても待ち時間は多くなります。逆に空いている時間帯は午前中や閉店間際です。ただし、ガソリンスタンドの立地条件によっては、この例に当てはまらない場合もあるため、注意してください。
公式サイトをはじめインターネットから、洗車サービスの予約を受け付けているガソリンスタンドもあります。現地の状況がよくわからない時や忙しい時には、ぜひ活用してください。
■洗車機
利用の手順
洗車機を使う方法には、
・スタッフが機械を操作する場合
・自分で機械を操作する場合
があります。
スタッフが機械を操作する場合には、車の鍵を渡して待合室で待ちましょう。
自分で操作する場合には、機械に書いてある指示通りに進めます。基本的には、お金を入れた後、指示にしたがって車を前進させ、洗車後にまた指示にしたがって機械から出る、という流れになります。
メリット
・時間がかからない
手洗いでは30分ほどかかりますが、洗車機では5分ほどで済むため非常にお手軽です。洗った後は自分で水滴を拭く必要がありますが、それも大して時間はかかりません。
・安く済む
手洗いでは2,000円~3,000円程度かかるのに対し、洗車機では数百円で済ませることができます。
もちろん、洗うコース設定によってはさらに費用はかかりますが、高いコースを選んでも1,000円ほどで済むでしょう。
デメリット
・仕上がりが手洗いよりも粗い
昨今では洗車機も進歩して性能も上がってきましたが、やはりスタッフによる手洗いと比べると、仕上がりは粗くなりがちです。
・車に傷がつくことがある
車に使われているコーティングや、洗車前の準備(砂ぼこりなどをよく落とさない、ドアミラーやアンテナをたたまない)をせずに洗車機に入れたことなどが原因と考えられます。また、洗車機の方の不具合がある場合もあります。
・利用できない車種がある
車によってはコーティングを傷つけるおそれがあるため、洗車機が使えない場合もあります。また、スポイラーなど破損するおそれのあるパーツをつけている車は、洗車機の使用には注意が必要です。
・拭き上げが必要
拭き上げで水滴が残るとウォータースポットになったり、水垢が発生してこびりついたりします。車の外観が悪くなってしまうため、拭き上げは丁寧に行いましょう。
洗車機のタイプもさまざまあります。詳しく知りたい方には以下の記事がおすすめです。
時間と料金
洗車機の場合、300円ほどの価格設定で、所要時間も5分間程度。手洗いに比べて、時間も価格も安く済む点が洗車機のメリットですが、1回につき1台の車しか入れません。そのため、時には待ち時間が発生することもあるでしょう。
洗車機を使いたい時に待ちたくないなら、手洗いの洗車サービスを受ける時と同じように時間帯を選ぶ必要があります。 手洗いとは違って洗車機は予約サービスを受け付けていないところが多いため、より時間帯に注意した方がよいでしょう。
手洗いと洗車機はどちらのやり方がおすすめ?
手洗いと洗車機、どちらも一長一短で、時と場合に応じて使い分けるのがおすすめです。洗車をしたいと思ったときに、どちらのメリットが魅力に感じるかで選択するとよいでしょう。
手洗いを選択する時は、まず時間がある時。隙間時間の30分はそれなりに大きな時間なので、とりあえず洗車機で大まかに汚れを落として後日手洗いを依頼する方法も取れるでしょう。
その他、隅々まできれいにしたい時には、手洗いを選択した方が満足できるはずです。さらに、コーティングやパーツの関係で洗車機を使えない車の場合も手洗いを選択しましょう。
洗車機を選ぶべき時は、急いでいる時、そしてお金を節約したい時です。早くて安いことが洗車機の大きな強みなので、時間もお金も取れない時にこそ、大いに活用してください。
その他の情報
ハイブリッドなサービス
洗車機を使う洗車方法のバリエーションとして、洗車機で洗った後にスタッフが車をきれいに拭き上げてくれるサービスがあります。このサービスのメリットとデメリットは、ちょうど手洗いと洗車機の中間です。
合計15分ほどと手洗いほど時間はかからないかわりに、洗う工程は洗車機と同じです。このサービスはガソリンスタンドによって行っていないところもあります。
お得なサービス
ガソリンスタンドによっては、店内で販売しているプリペイドカードの使用など、特定の条件下で洗車割引を行っているところもあります。
他には、JAF会員専用の優待制度として、洗車サービスの割引を設けているガソリンスタンドも存在します。
価格の割引の他にも、意外とお得なサービスを行っている店舗があったりするので、ぜひ近くのガソリンスタンドのサービスやキャンペーンを調べてみてくださいね!
混雑時期
手洗い、洗車機どちらも、1年のうちでガソリンスタンドが混む時間帯があるため、注意が必要です。ゴールデンウィークやお盆、年末はとくに混雑するため、日中を避けて利用することをおすすめします。
まとめ
ガソリンスタンドでの洗車は、普段あまり使う機会がないかもしれません。そもそも車をきれいにしなければならない機会もそれほど無いかもしれません。しかし、思わぬ時に車をきれいにしたい時が来るものです。そんな時にはガソリンスタンドを頼ってください。
専門知識を持ったスタッフと専用の機械が、あなたの車をきれいにしてくれます。車がきれいになれば、きっといつもより気持ちよくドライブできますよ。
よくある質問
■ガソリンスタンドで行える洗車の種類は?
手洗いと洗車機の2種類の洗い方があります。手洗いは仕上がりがきれいで車の傷つきが少ないこと、洗車機は時間がかからず安いことが特徴です。
■ガソリンスタンドの洗車が混雑する時期は?
手洗いと洗車機のどちらも、ゴールデンウィークやお盆、年末はとくに混雑するため、混雑する時期や日中の混みやすい時間を避けて利用することをおすすめします。