給油で走るモーター駆動SUV。キャシュカイに続き、欧州のe-POWERラインアップを拡充
日産自動車は2026年9月16日、コンパクトクロスオーバー「キックスe-POWER」を欧州市場に初めて投入すると発表しました。英国のサンダーランド工場で生産することも決まり、欧州における電動車の選択肢に新たな1台が加わります。
注目は、2025年に導入された第3世代のe-POWERを搭載する点です。ガソリンエンジンを発電に使い、タイヤを動かすのは電動モーターだけ。充電設備に立ち寄らず、普段通りの給油で走れるハイブリッドシステムです。
モーターならではの素早い反応と滑らかな加速を楽しみながら、使い慣れた給油の手軽さも保てるのが特徴。第3世代ではパワートレインを全面的に刷新し、燃費や静粛性の向上、排出ガスの低減を図っています。小回りの利くBセグメントのクロスオーバーに、この最新システムを組み合わせます。
生産を担うサンダーランド工場では、すでに「キャシュカイe-POWER」を製造しています。今回の日産の投資額は1億7,000万ポンド。同工場で培ったハイブリッド車の生産ノウハウを活用し、英国や欧州、トルコのユーザーに向けたキックスを送り出す計画です。
サンダーランドは1986年にブルーバードの生産を始め、今年で操業40周年を迎える拠点。キックスはここで生産される10車種目となり、キャシュカイ、ジューク、リーフとともにラインアップを構成します。
今回の発表の焦点は、キックスの欧州初投入と現地生産の決定です。日本向けの発売情報とは区別して受け止めたいニュースですが、欧州でもコンパクトなSUVと最新e-POWERの組み合わせが選べるようになる点は見逃せません。今後の詳しい商品情報の発表を待ちましょう。


