三菱デリカD:5とはどんな車?
■三菱デリカD:5の主な特徴
初代のデリカD:5が登場したのは、10年前の2007年1月のことだ。その後、何回かのマイナージェンジが繰り返されたが、2012年12月には、待望のクリーンディーゼル車がラインナップに追加された。
三菱デリカD:5は、乗用車のようなマイルドなテイストの乗り心地を持つミニバンだが、スペースギアと同様に、雪道や未舗装道路などの悪路もしっかりと走れる車である。キャンピングカーショー2017では、サン・オートグループの西尾張三菱自動車販売がデリカD:5をベースとしたキャンピングカーを出店し話題になった。
■厳ついイメージのエクステリア
デリカD:5には、肋骨のような構造の「リブボーンフレーム」が採用されていて、アンダーボディーには大型のクロスメンバーを採用しボディ全体の剛性を飛躍的に向上させています。
そのため、衝突安全性が高く、高速走行時や悪路走行時なその操縦安定性が高くなっています。アプローチアングルやデパーチャーアングルもたっぷりと取られているので、雪道の深いわだちなども安心して走れます。
ボディカラーは、8種類用意されていますので、あらゆる年代層の人々を満足させてくれます。
デリカD:5には、肋骨のような構造の「リブボーンフレーム」が採用されていて、アンダーボディーには大型のクロスメンバーを採用しボディ全体の剛性を飛躍的に向上させている。
そのため、衝突安全性が高く、高速走行時や悪路走行時なその操縦安定性が高くなっている。アプローチアングルやデパーチャーアングルもたっぷりと取られているため、雪道の深いわだちなども安心して走れる。
ボディカラーは、8種類用意されているため、あらゆる年代層の人々を満足させてくれそうだ。
■三菱デリカD:5の優れたエンジンシステム
デリカD:5には、クリーンディーゼルエンジンが搭載されているモデルが存在する。このエンジンは、低回転域では粘り強く、高回転までスムーズに回る頼もしいエンジンだ。低圧縮比を実現することでシリンダー内の圧力と温度を低減したことで、アルミシリンダーブロックやアルミロアケースが採用できるようになり軽量化にも成功している。
燃料を超高圧にしてコモンレールへ送るコモンレール式燃料噴射システムを採用していて理想的な燃焼を実現し不完全燃焼によるPMの発生を抑制している。DPFというフィルターを搭載しているため、DPFクリーニング処理を走行中に行い、PMの排出を大幅に低減しているのだ。
■燃費はどうなの?
デリカD:5のガソリン車では、2.0リットルのMIVEC SOHC 16VALVEエンジンが搭載されている。吸入空気量をスロットルバルブだけではなく、吸気バルブのリフト変化によっても調整するシステムとなっていて、JC08モードにて、13.0km/Lという低燃費を実現している。
高い燃費性能を維持しながらも、最高出力は150馬力で、最大トルクは191N・mを実現していて、高出力と太いトルクとなっていて、またブレーキペダルを踏んで停車している間はアイドリングをストップする、オートストップ&ゴーという機能が搭載されていることも低燃費に貢献している。
三菱デリカD:5 の広々とした車内!!
■ビジネスクラス級のシート
デリカD:5は3列シートを搭載していて、最大乗車定員は7~8名だ。運転席・助手席シートヒーターも用意され、一、二人でも快適にドライブできる。シートベルトのバックルの根元近くにHiとLoの切り替えスイッチが設けられ、シートクッションとシートバックを短時間で暖めることが可能。
ベージュ内装であれば、全席のシートクッション、シートバックが撥水・撥油の汚れプロテクト加工シートがついてくる。ソースやケチャップをこぼしてしまっても、汚れも落としやすく、シミもつきずらくなっているのだ。
■シートアレンジも楽に、自由に!!
様々なシートアレンジが出来るようにデザインされている。3列使用の8名乗車、2列使用の5名乗車、1列使用2名乗車+最大ラゲッジルームの基本パターンと、2・3列目の左右どちらかを畳んで空いたスペースにサーフボードやスノーボードなど長尺物を載せる変則パターンが可能だ。
フラットシートレイアウトに関しても当然考えてあり、2・3列目をフラットに倒してのびのびと眠れる車中泊向きのレイアウトも、1列目だけをフラットにしてヘッドレストを外しリクライニングチェアを2つ並べたようなレイアウトも自在に使い分けられる。シートの周囲には、ポケットやコンソールボックスなど便利な各種収納スペースが多数設けられている。
■スライドドアは大きく開く優れもの!
デリカD:5の2・3列目シートへのアクセス口は、1BOXミニバンならではのスライドドアである。
左右どちらとも、キーレスオペレーションキーからのリモコン操作で開閉可能なワンタッチ電動スライドドアだ。ドアロックを解錠してからのワンタッチスイッチ長押しで自動で開閉が可能。雨の日や荷物の多い時や狭い駐車場での家族の乗り降りを助けてくれるとても便利な装備だ。邪魔なヒンジドアもなくまっすぐ2列目シートに乗り込めるため、介助が必要な高齢者の方に肩を貸して乗せるといったこともし易そうだ。
■快適性能がとにかくすごい
デリカD:5の室内の快適性能は申し分ないものだ。インパネロアやフロアコンソール後方など床を照らす間接照明が用意されている。このリラックスルームイルミネーションは、ベージュ内装を選択すると上品な白色LED、ブラック内装では落ち着いた青色LEDで、移動時間をくつろいだひとときに変える。
寒い冬のためにはスタートアップヒーターが用意されていて、エンジンをかけた直後の水温がまだ低い時でも暖房が効くように、ユニット内にPTCヒーターを採用している。また電動スライドドアを開けたボディ側には、低い位置にチャイルドグリップが設けられ、小さな子供やお年寄りの安全な乗降をアシストしているのだ。
三菱デリカD:5の安全面について
■衝突安全機能がしっかりついてくる
デリカD:5では、肋骨を思わせるような環状骨格構造である「リブボーンフレーム」を採用している。アンダーボディーには大型のクロスメンバーを採用することで、ボディの剛性が飛躍的に向上しているので、高速走行時や悪路での操縦安全性を確保するとともに高い衝突安全性を確保している。
衝突試験などを繰り返し、衝突安全性を高めた三菱自動車独自の衝突安全強化ボディであるRISEを採用しているため、オフセット、側面、後面の全方向への衝突安全性が保証されている。また、車内の運転者と同乗者を守るために、SRSエアバッグも採用されている。
■搭乗者のことをよく考えた造りの安全装備
デリカD:5には様々な安全装備が搭載されている。ACLが搭載されているため、ターンシグナルに連動して35Wのハロゲンランプのコーナーリングランプが進行方向を照らしてくれる。ステアリングにも連動して進行方向を照らすため夜間でも安全視界が確保できるのだ。
小さな子供を乗せる場合には、ISO FIX規格のチャイルドシート固定方式を採用しているため、チャイルドシートをしたままシートスライドも行える。補助確認装置として、デルタウインドウとサイドアンダーミラーが装着されているため、死角になりがちな左側下方の視界を確保できるのだ。
■運転支援もすごい!
デリカD:5には、雪道や悪路などどんな道でも安全に走るために、三菱自動車独自のテクノロジーであるAWC思想を導入している。これは、パリダカールラリーやWRCラリーなどに参加した三菱自動車が培ってきた4WD技術を中心とした様々な技術が投入されているのだ。電子制御にて4輪をコントロールすることで「意のままの操縦性」と「卓越した安定性」を実現している。
常に最適な変速比を自動的に選択するINVECSが搭載されていて、滑らかな加速が楽しめる。サスペンションは、フロントにはマクファーソンストラット式、リアにはトレーリングアーム式マルチリンクサスペンションを採用し、高い操縦安定性を得ている。
■バリエーションとそれらの価格
デリカD:5のラインナップとしては、ガソリン車とクリーンディーゼル車の2種類があり、それぞれ2WDと4WDのラインナップが存在する。最もリーズナブルなグレードは、ガソリン車のMタイプ、2WDモデルとなり、安くて2,408,000円で購入ができる。
クリーンディーゼル車の最もリーズナブルなグレードは、D-Power packageとなり、3,526,200円から購入ができ、最も高級なグレードであるデリカD:5 ROADESTの特別仕様車”ROYAL TOURING”で価格は4,298,400円だ。ちなみにこのモデルは本革シートとなり7インチのWVGAの大型ナビゲーションがついてくる。