ホンダ 人気のコンパクトカー、フィット
■フィット基本情報
2013年に現行モデルとしてフルモデルチェンジしたホンダの人気車種フィットですが、2001年6月に発表されてから早いもので三代目となりました。
シティからロゴになりコンパクトカーとしての方向性を模索する中で、「ぴったり」や「ちょうどいい」を意味する英語が名前の由来にちなんだ開発コンセプトも動き出します。
走行性能と低燃費を両立させながらも広いラゲッジルームを備えた欲張りな要望を形にしたことで、当時のコンパクトカーのベンチマークとして、トヨタのヴィッツや日産のマーチと三つ巴の関係を築き上げました。
あれから十数年が経過した現在でも、フィットはコンパクトカーをけん引する大きな役割をしっかりと果たしています。
時代と共に環境性能が取りざたされ、フィットもまたJC08モードで最大36.4キロまで燃費性能を向上させました。
新車ハイブリッド車の車両価格で180万円が中心となる現行モデルですが、中古価格でも140万円を中心に値段は低下していないようで好調な人気を裏付けています。
■カタログ掲載燃費と実際の燃費の差は?
カタログ燃費で最大36.4キロを叩き出したフィットのハイブリッド車ですが、気になるのは実際の走行燃費ではないでしょうか。
以前は燃費も定速走行で測定されていましたが、より実際に近い状況を踏まえてという方針転換からJC08モードへと測定方法が変わりました。
しかしそんなJC08モードも、実走行より何割か増しで表記されていると指摘も増えています。
ある調査によると、JC08モードで36.4キロと表記されるハイブリッド車は、23キロだったようです。
つまりおよそカタログの6割程度という結果です。
ちなみに比較としてトヨタのプリウスでは、カタログでは最大で40.8キロですが実走行では26キロなので、やはりカタログの6割程度のようです。
この辺りは、JC08モードとの違いが指摘されていますが、フィットのリッターで23キロも走れるのは、環境性能の向上を裏付けています。
■燃費計測ユーザーの声
車に子供を乗せなくなったので2000ccミニバンから乗り換えて3ヶ月。ロングドライブが多いのだが圧倒的な燃費で航続可能距離はほぼ1000km、出発前に給油とか帰ってきたら給油とか、全く気にならなくなった。燃費計は目安で25km表示でも満タン法では23kmほど、2kmくらい差がある。27.5km表示だと満タン法25kmに届く場合もある。ハイブリット車特有の省燃費運転を習得してキビキビ走っても燃費が良くなった。
小さい車なのに前席は広い、しかし小物入れは少ない。ここは最近の軽自動車みたいにもう少し気を使って欲しいところ。フィットガソリン車と乗り比べたがハイブリットの方が静かだしパワーもある。しかしメーターはキラキラして落ち着かない。走りはコーナーでの安定がイマイチなので飛ばし過ぎはちと怖いね、安全運転で。
春 夏 秋 冬 で だいぶ燃費が違う。
やはりエアコン使わない春 秋の
燃費は満足26km/L
夏 冬は 頑張っても21km/L
満タンで830kmが記録かな!
冬でない限り実燃費30km/Lを切ることはありません。今までの最高燃費は400キロほど走って35,58km/Lです。一度満タンにすれば1000kmは確実に走ります。因みに現行プリウスも所有しております。こちらは実燃費25km/Lいけばかなりいい方です。
■フィットのストロングポイントとは?
フィットの良さは実にはっきりしています。
コンパクトボディなので、初心者でも運転しやすく、しかもしっかり4ドアなので、家族や友人とドライブする時もしっかりと使える十分な広さを備えています。
コンパクトカーにありがちな後部席の狭さや荷室の使いづらさも、フィットはその車名からしっかりとコンセプトに盛り込んで開発されています。
ボディが小さいから使い勝手が悪いのではなく、走行性能と燃費、使い勝手も高次元でバランスが取れているのです。
その辺りが、コンパクトカーのベンチマークとして、他社からも目標にされるだけのことはあるのです。
特にハイブリッド車の燃費性能と車両価格は他社からの強みで、独身でもカップルでも若いファミリーやシニアの方まで、様々な使い方にも適応する懐の広さを備えています。
趣味や仕事、家族の送り迎えなど、ちょっと荷物を運ぶ時にも車内が広いので用途を選ばないのは嬉しい限りです。
大人五人がしっかりと乗れて、荷物も載せられるし燃費も悪くないし、新車でも中古車でも値段や流通台数の多さで好みの一台が見つかるはずです。
今、人気のSUV!ヴェゼル
■ヴェゼル基本情報
2013年12月に発売されて以来、2年連続でSUVの新車販売台数1位となっているホンダの「ヴェゼル」。
そんな人気を保ち続けている車ですが、一体どんな特徴があるのでしょうか。
ヴェゼルはフィットをベースに作られた、コンパクトなSUV車です。
SUVの力強さにクーペのパーソナル感を演出した外観は、とてもスタイリッシュ。
また、フィットをベースに作られたこともあり、低燃費を実現しているのも特徴と言えます。
値段は、とても良心的です。メーカー希望小売価格で、
ガソリン車(FF)は192万円、ハイブリッド車(FF)は227万円です。
中古の相場を見てみても、ガソリン車(FF)で180万円前後、ハイブリッド車(FF)で210万円前後。
一番高い値で250万円もする中古のハイブリッド車もありますので、人気の高さが裏付けられます。
■カタログ掲載燃費と実際の燃費の差は?
低燃費が売りでもあるヴェゼルですが、その実燃費はどうなのでしょうか。
カタログ値とネットの口コミデータを比較してみます。
カタログ値によるJC08モードの数値は、ガソリン車で20.6km/l、ハイブリッド車で27.0km/lとなっています。
そして口コミによる数値は、ガソリン車で14.5km/l、ハイブリッド車で19.0km/l。
カタログ値のおおよそ7割程度になると考えて良いでしょう。
SUV車でありながら、ここまで低燃費が実現できているのも、フィットの技術を基に作られているからです。
ハイブリット車でも25lm/l超えという数値は、SUV車の中でも断トツに群を抜いています。
ガソリン車でもCVTを採用してエコな走りを実現させているあたり、ヴェゼルは低燃費に力を入れているのがよく分かります。
■燃費計測ユーザーの声
かなりスムーズで滑らかな7速DCTでハンドリングの良さやロールの少なさ等併せ楽しい車です。
18インチを履きながら十分な乗り心地があり、同乗者の居住性をしっかり確保していますし、比較的流れの良い地域で20km前後の燃費が出せており満足です。
ヴェゼルで初めてのロングドライブです。愛知県から宮城県まで往復2000キロを走りました。愛知県の市街地走行では、リッター16キロ位の燃費でした。
今回のロングドライブは、1回目は高速中心の運転で、リッター21.7キロ、2回目は市街地走行中心で、リッター22.7キロと一般道中心の方が好燃費でした。60キロを超えるとモーターのみでの走行が出来なくなるため、モーターのみでの走行が出来る一般道が燃費が良いと言うことになります。旧型のIMAハイブリッドの癖が分かっている方ならカタログ燃費を超えることも可能だと思います。
ヴェゼルが納車されて一か月その間の平均燃費20.2Kmでした。2月としては前のインサイトよりよい記録が出てビックリ。今年は道に雪がないからかもだけど、スタッドレス外したらどれくらいいくか楽しみです。
■ヴェゼルのおすすめポイントはこれ!
ヴェゼルのおすすめポイントは、2つあります。
まず1つは、ハイブリッド車のヴェゼルには走行モードが3つある点です。
ハイブリッドの走りを活かした「エコモード」、通常の「ノーマルモード」、そしてパワフルな走りを実現できる「SPORTモード」です。
省エネで走りたい時には「エコモード」、SUVならでは力強い走りを楽しみたいときには「SPORTモード」に切り替えるなどして、気分に合わせて走行スタイルを変更できるのです。
2つ目に、安全性が高く評価されている点でしょう。
予防安全性能評価において最高ランクを獲得し、新・安全性能総合評価でも5つ星がついています。
その秘密は、「ホンダセンシング」と言われる技術です。
50km/hで走行していても自動ブレーキが働くので、非常に安心で安全。
また、軽量ながら強度がある素材で出来ているボディーも、安全性が高く評価されている点の1つです。
一歩先行く発想のミニバン ステップワゴン
■ステップワゴンの基本情報
ステップワゴンの初代モデルの発売は1996年で、従来の1BOXがFR駆動を主流とする中、ボンネットエンジンのFFレイアウトという画期的なワゴン車となりました。
また、燃費のよさに加え、低床による走行安定性も高いことから発売直後から超人気車種になったわけです。
その大ヒットを受けて、他のメーカーが後追いすることになり、現在のミニバンブームの火付け役になったと言えます。
2005年にフルモデルチェンジされ、車内高を維持しつつ、低床・低重心を一歩先行く発想で実現しました。
現行モデルでは、3列目シートに床下収納方式が採用されており、シートの格納・展開が容易になるのに加え、格納時の収納スペースも大幅に広がっています。
ステップワゴンの新車の値段としては約200~300万で、中古車では2015年のベーシックモデルが約170~250万円となっています。
■カタログ掲載燃費と実際の燃費の差は?
新型ステップワゴンは、ドライバビリティに優れており、比較的にストップアンドゴーの多い市街地では、自然なレスポンスが際立っています。
また、不要なアイドリングストップが起きにくい点も特筆すべき点で、停止後に踏み足すことでアイドリングがストップします。
そして、エンジンの再起動が驚くほど早く、セルモーター音の始動が殆ど分からないほどです。
即ち、4気筒エンジンの中では、最上級のアイドリングストップ技術だと言えます。
また、新型ステップワゴンにはワクワクゲートが装備されていますが、リアゲート分割の区切りが入ってはいるものの、ルームミラー越しの後方視界の妨げにならないよう配慮されており、運転には全く支障がありません。
燃費に関しては、ステップワゴンスパーダ クールスピリット のカタログ上の値は、JC08モードでリッター15.0キロですが、市街地における実燃費は11.0キロとなっています。
■燃費計測ユーザーの声
02年のステップに乗ってます。13.7万km走りましたが今でも500km往復で15km/l、普段でも12km/l走ります。朝一走り出す前に下がったオイルを潤滑するための暖機運転に気を使っています。オイルが潤滑する前にアクセルふかしてブァーっと出発するとピストンリングとシリンダーが磨耗して、そのうちコンプレッションが下がるのでしょう。この点が大事と思っています。
スパーダの外観がとても気に入っている。
燃費も12km/L前後で、このクラスにしては良いと思う。
室内からの見晴らしもよく、デカナビがかなり便利に使える。
取り回しもすごく良いので、運転しやすい。
自分でゴソゴソいじるのも楽しい。
かなり古いですが、2代目ステップワゴンのRG1に乗っています。メーカーでは12.3km/hとなっているモデルです。
毎週千葉から静岡まで3分の2が首都高+東名高速利用で、残り3分の1が一般道、往復約400kmです。高速でも70km/h以上は出さず、首都高は60km/h以下で極力アクセルを踏まない運転で、15km/l出ています。
以前は乱暴ではないものの気にせず乗っていて、11-12km/lでしたが、十分気をつければ、燃費は変わる、と思っています。
■おすすめポイントは、充実したスペックで低価格!
ステップワゴンのおすすめのポイントとして、スペックや装備が充実していながら、他メーカーの同クラス車種よりも低価格であることが挙げられます。
エントリーグレードのGでは、車両本体価格が225万円~とクラス最安値水準になっています。
また、車内が広いので、家族で快適に乗れるのも特長の一つです。
このグレードでも、エコアシストやアイドリングストップは標準装備されており、値引き交渉もタイミングや販売店によってしやすいと言えます。
その為、フルサイズのミニバンを希望する低価格志向のユーザーにおいては、ランニングコストも考慮したうえで、ステップワゴンを選択する人が多いわけです。
また、ミニバン購入者の殆どが、カーナビを装備していますが、ホンダでは通信ナビのパイオニアのインターナビをいち早く導入しています。
ステップワゴンにもオプションで取り付けることで、通信費用無料で利用することができます。