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トヨタ スポーツカーおすすめ10選!歴史から新車・中古車価格、特徴まで徹底解説!

トヨタ スポーツカーおすすめ10選!歴史から新車・中古車価格、特徴まで徹底解説!

みなさんは、現在のトヨタ車でスポーツカーといえば何を思い浮かべるでしょうか?主力はやはり「86」と「スープラ」、レクサスでは「RC」や「LC」あたりが思い浮かぶのではないでしょうか?新車として購入できるスポーツカーは多くなく、各メーカーともSUVを軸としてミニバンやステーションワゴンのラインアップに力をいれています。しかし、車好きな方にとってはやはりスポーツカーは外せません。そこで、今や日本代表メーカーといっても過言ではないトヨタのスポーツカーの歴史、トヨタ車が世に放つモータースポーツの意志を受け継いだ車両を紹介します。

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トヨタ スポーツカーの歴史とは?

《画像提供:Response》〈撮影:内田千鶴子〉トヨタ スポーツカーの歴史とは?

トヨタにおけるスポーツカーの歴史は、1965年にまでさかのぼります。

トヨタが世に初めて送り込んだスポーツカーは当時の大衆車であった「パブリカ」のエンジン、シャーシをベースに開発されたトヨタ スポーツ800(ヨタハチ)が始まりです。この車は馬力が45psと現代の車からすると非力なエンジン出力ではあったものの、ボディ重量が580Kgと軽量であったことから、レースにおいて大活躍しました。

1967年には、モータースポーツファンなら一度は耳にしたことがある「トヨタ2000GT」が登場。この車両は、トヨタ自動車とヤマハ発動機の共同開発によって誕生したトヨタ初の本格スポーツカーです。エンジンは、直列6気筒DOHC 1,988ccエンジンを搭載、足回りには4輪ダブルウィッシュボーンが装着された他、4輪ディスクブレーキやマグネシウムホイール、リトラクタブルヘッドランプなど日本初の技術が多く装備された贅沢仕様。価格も当時で238万円(現在の価値だと2,000万円ほど)と超がつくほどの高級スポーツカーでした。製造台数は337台と、かなり希少な車両です。

その後、1970年に「セリカ」が誕生、1980年には80年代を代表する元祖ハイソカー「ソアラ」や「スープラ」などが、時代と共に誕生しました。

1990年以降も、スポーツセダンとして登場した「アルテッツァ」や「MR-S」など、こちらも名だたる名車が誕生しています。

しかし、2000年代に入ると、ミニバンやSUVが人気を博し、環境を意識した車づくりが世の中に広がった影響もあり、スポーツカーの需要は低下。2006年にはセリカ7代目を最後に、スポーツカーモデルの生産を終了しました。

それでも、トヨタはモータースポーツファンの期待に応えるかのごとく、2012年に「86」を発表。まさに現代に蘇った伝説のスポーツカーとして、多くのファンを魅了しました。

ここからトヨタは、スポーツカーというよりはスポーツカーの醍醐味である「操る喜びを日常的に実感できる」をコンセプトとした「GR」シリーズを多くの車両に設定しています。GRは「Gazoo Racing」を略称した名称であり、3シリーズを展開しています。

上位から「GAMN」「GR」「GRスポーツ」に分けられ、特に「GRMN」はエンジン、シャーシなどがチューニングされ、ベース車両とは全くの別物に近いスペックを持つ車両であると同時に、生産台数も限定されていることから入手が難しい車両でもあります。

「GR」や「GRスポーツ」は、カタログモデルとして購入できる上に、GRMNほどではなくともボディ剛性やサスペンションなどのチューニングはしっかりされているため、GRのコンセプトである「操る喜び」は十分に感じられるモデルです。

また、内外装も専用パーツが装着されるといった差別化も図られており、見た目にも満足できる仕上がりとなっています。

現在ラインアップされている車両も、トヨタの歴代スポーツカーが培ってきた多くの技術が生かされています。時代と共に様々な技術が生まれ、客層に好まれるスタイリングへ意匠を変え、進化を続ける中、「走る楽しさ」や「走る喜び」はスポーツカーが誕生した時から変わらず、その意志は現代へと受け継がれてきていると感じます。

トヨタ スポーツカーおすすめ10選!

《画像提供:Response》〈写真撮影:嶽宮三郎〉トヨタ スポーツカーおすすめ10選!

ここからは、トヨタが手掛けたスポーツカー(スポーツモデル)を10選ご紹介!

ピュアスポーツカーからコンパクトカーのGRスポーツモデル、さらにはSUVのGRスポーツモデルなど、幅広いラインアップがある中でオススメ車両をピックアップ!気になるスペック、価格、おすすめポイントなどを一挙に紹介します。

トヨタ GR 86

《画像提供:Response》〈写真撮影:雪岡直樹〉トヨタ GR 86

まずはこの車!「GR86」を紹介します。

GR86は2021年10月28日に発売されました。2012年に発売された86の後継モデルで、このタイミングで「86」から「GR86」へと名称が変更されました。
このGR86も先代と同じく「SUBARU」と共同開発され、SUBARUでは「BRZ」として販売しています。

エンジンは2.0Lから2.4Lへ拡大され、出力/トルクは235ps/250N・m、代モデルに対し35ps/45N・mパワーアップしました。気になる走りの面では、FR車両なだけあってコーナーにおけるノーズの入り込み、シャープな動きはまさに「スポーツカーに乗っている」感覚をダイレクトに味わうことができます。

GR86のグレードは、上位から「RZ」「SZ」「RC」の3グレードで、「RZ」と「SZ」はAT・MTを選択可能、「RC」はMTのみの取り扱いとなっています。
エントリーモデルである「RC」に関しては、ほぼ素の状態の車両で、購入後に自分好みの86にカスタマイズしたい方におすすめです。

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【GR 86】スペック表
RZ SZ RC
トランスミッション 6速AT 6速MT 6速AT 6速MT 6速MT
車両重量 1,290kg 1,270kg 1,280kg 1,260kg 1,260kg
燃費(WLTCモード) 11.7km/L 11.9km/L 11.8km/L 12.0km/L 12.0km/L
エンジン型式 FA24
総排気量 2.387L
エンジン種類 水平対向4気筒
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
(エンジン性能を十分に発揮できないが、無鉛レギュラーガソリンも使用可)
最大出力 173Kw(235ps)/7,000rpm
最大トルク 250N・m(25.5kgf・m)/3,700rpm
燃料タンク容量 50L
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,265mm×1,775mm×1,280mm
ホイールベース 2,575mm
新車価格
(消費税抜)
3,192,727円 3,044,545円 2,908,182円 2,760,000円 2,544,545円
中古車市場相場 300万円~599万円
(2022年10月現在 トヨタ公式サイト/レスポンスより)

GR86は、受注受付終了とのことで、納期未定です。(※2022年10月トヨタ公式HP確認時点)

トヨタ GR ヤリス

《画像提供:Response》〈photo by Toyota〉トヨタ GR ヤリス(欧州仕様)

GR ヤリスは、ヤリスをスポーティに仕立てた車、といった見方もできますが、ベース車両はヤリスではあるものの、トヨタが本格的にこだわって造り上げたスポーツカーなのはスペックを見れば歴然です。

まず、GR ヤリスの開発責任者ですが、なんと豊田章男社長自らが指揮を執っています。このことからも、GR ヤリスへのこだわりが感じられますね。

エンジンは、1.6L直列3気筒ターボと1.5L直列3気筒の2種類。前者に関しては最大出力272ps、最大トルク370N・mとパワフルなエンジンを搭載しています。4WDシステムも通常ヤリスに設定されるものとは異なり、「GR-FOUR」と呼ばれる専用開発された4WDシステムとなっています。

また、GR ヤリス専用のバンパーやホイールの他、ドア数も空力特性を考え通常ヤリスが5ドアに対し3ドアとなっているのも大きな特徴です。

グレード構成は、「RZ High performance」「RZ」「RS」で、High performanceグレードで装着されるBBS製鍛造ホイールは、車好きの方にとっては、かなりの魅力ポイントでしょう。

GR ヤリスを選ぶのであれば、この車の醍醐味であるスポーツ走行を堪能するためにも、MTにはなりますが、「RZ」以上のグレードがやはりおすすめです。とはいえ、もちろん「RS」もGR ヤリスなので、スポーティな走りが十分に感じられる車両です。

「RS」は、ATなので多くのユーザーに選んでもらいやすく、さらにパドルシフトも備わっていることから、ミッション感覚で楽しめる機能がついています。

トヨタが本気で作り上げたスポーツカーをぜひ堪能していただきたい1台です。

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【GR ヤリス】スペック表
グレード RZ High performance RZ RS
トランスミッション iMT(6速マニュアル) Direct Shift-CVT(ギヤ機構付自動無段変速機)
車両重量 1,280kg 1,130kg
燃費(WLTCモード) 13.6km/L 18.2km/L
エンジン型式 G16E-GTS M15A-FKS
総排気量 1.618L 1.490L
エンジン種類 直列3気筒インタークーラーターボ 直列3気筒
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン 無鉛レギュラーガソリン
最大出力 200Kw(272ps)/6,500rpm 88Kw(120ps)/6,600rpm
最大トルク 370N・m(37.7kgf・m)/3,000-4,600rpm 145N・m(14.8kgf・m)/4,800-5,200rpm
燃料タンク容量 50L
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 3,995mm×1,805mm×1,455mm
ホイールベース 2,560mm
新車価格
(消費税抜)
4,145,455円 3,600,000円 2,409,091円
中古車市場相場 245万円~685万円
(2022年10月現在 トヨタ公式サイト/レスポンスより)

GR ヤリスの納期も未定の状況です。(※2022年10月トヨタ公式HP確認時点)

中古も新車が納車されないことで、価格がかなり高騰しています。オプションが多く付いている車、低走行、状態の良い車は新車以上の価格になることも多く、納期を気にされない方は新車購入の検討も視野にいれておきましょう。

トヨタ GR スープラ

《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ GRスープラ 一部改良モデル(欧州仕様 プロトタイプ)

スープラは、2002年に販売が終了し、その後17年の時を経て2019年に「GR スープラ」として生まれ変わりました。車名の前についた「GR」は、トヨタのスポーツカー開発チームでもある「GAZOO Racing」の頭文字です。

車名の前にGRがついている意味はそれだけではなく、「GAZOO Racing Companyが一から車造りを担当した」という意味が込められています。ちなみに、車両名称はこれまで通り「スープラ」で、GR スープラはあくまで商品名です。他の車両においても、GAZOO Racing主導で開発した車は、車両名称にGRを冠しています。になります。

現行のGR スープラは、BMW社とトヨタの共同開発によって誕生した車両で、BMWがエンジンやプラットフォームを担当、エクステリアやインテリアデザインをトヨタが担当しています。

そのため、BMW Z4と基本性能はほぼ同じですが、オープンカーか否かでパッと違いが見分けられます。GR スープラのルーフは通常のハウジングとなっている分、剛性もあるのでスポーツカーとしての走りはGR スープラに軍配が上がるでしょう。

GR スープラは3つのグレードがあり、上位から「RZ」「SZ-R」「SZ」で、RZは3L直列6気筒エンジン、SZ-R、SZは2L直列4気筒エンジンとなっています。

RZは、3L直6なだけあってかなりパワフルで、高回転の伸びも気持ちの良いエンジンではありますが、2L直4は素の状態で重量バランスが前後50:50に配分されておりバランスの良い重量でダウンヒル走行なども楽しめ、どちらも甲乙つけがたいエンジンです。

外装も前後共にLEDを採用したライトシステムを装着、スポーツカーの象徴でもある「ロングノーズ&ショートデッキ」ボディで、最新技術を取り入れた現代版スポーツカーです。

本格サーキット走行までできるGR スープラは、スポーツカーファン待望の1台であることは間違いないでしょう。

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【GR スープラ】スペック表
グレード RZ RZ SZ-R SZ
トランスミッション 6速マニュアル 8速スポーツオートマチック
車両重量 1,520kg 1,530kg 1,460kg 1,410kg
燃費(WLTCモード) 11.0km/L 12.1km/L 14.0km/L 14.5km/L
エンジン型式 B58B30B B48B20B
総排気量 2.997L 1.998L
エンジン種類 直列6気筒 直列4気筒
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
最大出力 285Kw(387ps)/5,800rpm 190Kw(258ps)5,000rpm 145Kw(197ps)/4,500rpm
最大トルク 500N・m(51.0kgf・m)/1,800-5,000rpm 400N・m(40.8kgf・m)/1,550-4,400rpm 320N・m(32.7kgf・m)/1,450-4,200rpm
燃料タンク容量 52L
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,380mm×1,865mm×1,295mm
ホイールベース 2,470mm
新車価格
(消費税抜)
6,648,182円 6,648,182円 5,466,364円 4,540,909円
中古車市場相場 435万円~1,298万円
(2022年10月現在 トヨタ公式サイト/レスポンスより)

GR スープラの納期ですが、コロナ禍前では2ヶ月〜半年程度でしたが、確認時点では、他車両と同じく納期未定の状況です。(※2022年10月トヨタ公式HP確認時点)

中古車市場をチェックしてみると、とんでもない金額の車両が!一番高額なものはTOMSコンプリートカーで車両価格1,298万円、他に〇〇エディションや〇〇th記念モデルなども900万円近くの価格でした。

通常のカタロググレードの「RZ」を見てみると、認定中古車・走行2.7万kmで新車価格同等くらいとなっていますので、中古車を狙うのもありでしょう。

トヨタ コペン GR SPORT

《画像提供:Response》〈画像:トヨタ自動車〉トヨタ コペン GRスポーツ

コペン GR SPORTは、ダイハツの軽オープンカーであるコペンをベースに、トヨタのGAZOO Racingによってチューニングされた車両です。

ベース車両のコペンはダイハツで、コペンGR SPORTはトヨタ?と迷いそうですが、この車両はダイハツ・トヨタどちらの販売店でも購入可能です。ダイハツのOEM車ではあるものの、GR部門が監修した車両ということで、GRを冠しています。

コペンとコペンGR SPORTでは、こんなに?と驚くほどエクステリアが異なっています。フロントグリルやバンパー形状はもちろん、リヤのコンビネーションランプまで変更され、エクステリアのほとんどに手を加えられています。しかも、純正でBBSの鍛造製ホイールが装着されています。さらに、シートはレカロ、ハンドルはMOMOと、まさに至れり尽くせりの豪華装備で、こだわり抜かれた仕様です。

ボディにも手が加えられており、各部にメンバーブレースでの補強によりボディ剛性を向上、サスペンションもGR SPORT専用サスペンションとなっています。SPORTの名が付くことで硬めの乗り心地かと思いきや、硬くもなければ柔らかくもなく、ノーマルコペンより上質な乗り味となっていることからも、その優秀さが伺えます。

ラインアップは、AT車とMT車の2種。コペンGR SPORTのMT車はトルクも太く、クラッチ操作に気を遣わず乗りこなせるとのことなので、この機会にMT車に乗ってみるのもいいかもしれませんね。

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【コペン GR SPORT】スペック表
グレード GR SPORT
トランスミッション CVT(自動無段変速機) 5速マニュアル
車両重量 870kg 850kg
燃費(WLTCモード) 19.2km/L 18.6km/L
エンジン型式 KF型
総排気量 0.658L
エンジン種類 直列3気筒
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
最大出力 47Kw(64ps)/6,400rpm
最大トルク 92N・m(9.4kgf・m)/3,200rpm
燃料タンク容量 30L
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 3,395mm×1,475mm×1,280mm
ホイールベース 2,230mm
新車価格
(消費税抜)
2,165,636円 2,215,636円
中古車市場相場 79.9万円~399.9万円
(2022年10月現在 トヨタ公式サイト/カーセンサーnetより)

コペンGR SPORTの納期ですが、注文から3ヶ月程度とのこと。納期未定車が多い中で目途が立っていると安心ですね。(※2022年10月トヨタ公式HP確認時点)

コペンGR SPORTは、軽スポーツカーに加えオープンモデルです。国産車において新車としてラインアップしているオープンカーは、レクサス「LC コンバーチブル」、マツダ「ロードスター」、そして「コペン GR SPORT」となっています。軽自動車なのでサイズもコンパクト、セカンドカーや趣味の車としてもってこいの車両です。運転しやすい車なので、ぜひ手にして軽スポーツカーを満喫してみてはいかがでしょうか?

トヨタ プリウス PHV GR SPORT

《画像提供:Response》〈撮影:工藤貴宏〉プリウスPHV GRスポーツ

プラグインハイブリッド車であるプリウス PHVに、エコカーにGR SPORTモデルが登場しました。期待が膨らむところではありますが、プリウス PHV GR SPORTと、通常モデルであるプリウス PHVの基本スペックは同じです。

では、どこが違うのかというと、主にエクステリアやインテリアのデザイン、そしてボディ補強がベース車両との違いです。

エクステリアに関してはフロント、リヤ共にGR SPORT専用のバンパーで、各所にGR SPORTバッジが装着されています。インテリアでは専用のスポーツシートやアルミペダルへ変更され、GR表示されたタコメーターの設置など、通常のプリウスPHVにはない設定となっています。

走行性能においては、プリウスPHV GR SPORTに軍配が上がります。その理由として、フロントからリヤまでのメンバーブレースによる補強、サスペンションも専用設計されており、車高がベースモデルに比べて13mmローダウンしたことで、車両重心が下がりコーナーでのロールが抑えられます。エンジン+モーターで走行するプリウスPHVですが、さらに走行性能向上装備がしてあることで、エコカーながら十分スポーティな走りを味わえそうです。

一点残念な箇所は、プリウスPHVにはオプション設定となっている天井のソーラーパネルが装備できないということ。しかし、悩ましい部分ではありますが、燃費が37.2Km /Lあるため、それ以上を求めない人であれば、GR SPORTを選択するのもありでしょう。

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【プリウス PHV GR SPORT】スペック表
グレード S “GR SPORT”
トランスミッション 電気式無段変速機
車両重量 1,550kg
燃費(WLTCモード) 30.3km/L
EV走行換算距離 60km
エンジン型式 2ZR-FXE
総排気量 1.797L
エンジン種類 水冷直列4気筒DOHC
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
最大出力 72Kw(98ps)/5,200rpm
最大トルク 142N・m(14.5kgf・m)/3,600rpm
モーター最大出力 53Kw(72ps)/23Kw(31ps)
モーター最大トルク 163N・m(16.6kgf・m)/40N・m(4.1kgf・m)
燃料タンク容量 43L
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,685mm×1,760mm×1,470mm
ホイールベース 2,700mm
新車価格
(消費税抜)
3,492,727円
中古車市場相場 148.9万円~450万円
(2022年10月現在 トヨタ公式サイト/カーセンサーnetより)

プリウスPHV GR SPORTの納期ですが、単体で納期時期が発表されていないのでベースグレードの情報になりますが、納期未定です。この車両も注文後すぐに手元へ…とはいかないようです。
(※2022年10月トヨタ公式HP確認時点)

中古車相場はそこまで高騰しているわけではないようなので、どうしてもという方は状態の良い中古車を狙うのもありですね。

トヨタ C-HR GR SPORT

《画像提供:Response》〈画像:トヨタ自動車〉トヨタ C-HR S GRスポーツ(ブラック×ホワイトパールクリスタルシャイン)

CH-R GR SPORTは、ベースグレードであるCH-Rに、パワートレイン以外のチューニングを施した車両です。また、エクステリアでは専用のフロントバンパーや19インチアルミホイールを装着、インテリアにもスポーツシートや本革巻きハンドルといった装備がされています。

他に、センターブレースによるボディ補強、サスペンションのチューニングにより、コンパクトとはいえ決して車高が低くないSUVでもブレずにコーナーに侵入でき、走りの性能が良くなっていると実感できるでしょう。

こだわりをもって選定されたタイヤは、ヨコハマの「アドバン フレア」。GR SPORTモデルとしては初採用のタイヤですが、開発陣の満場一致で決定したほど、この車両での性能が圧倒的だったといいます。CH-R GR SPORTは、ハイブリッド車とガソリン車を用意、ガソリン車では2WD、4WDに加え6速マニュアル車を選べます。

燃費性能は、ハイブリッド車が25km/L(JC08モードで29km/L)でガソリン車は15km/L前後と、かなり差があります。しかし、ハイブリッド車とガソリン車の4WDで価格差が13.2万円なので、ガソリン車にこだわらないのであれば、ハイブリッド車を選択するのもよいかもしれません。

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【CH-R GR SPORT】スペック表
エンジン種別 ハイブリッド車 ガソリン車 2WD ガソリン車 4WD
グレード S“GR SPORT” S-T“GR SPORT”
トランスミッション 電気式無段変速機 Super CVT-i
「7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付」
iMT
「6速マニュアル」
Super CVT-i
「7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付」
車両重量 1,450kg 1,410kg 1,400kg 1,480kg
燃費(WLTCモード) 25.0km/L 14.9km/L 15.4km/L 14.3km/L
エンジン型式 2ZR-FXE 8NR-FTS
総排気量 1.797L 1.196L
エンジン種類 直列4気筒 直列4気筒インタークーラー付ターボ
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
最大出力 72Kw(98ps)/5,200rpm 85Kw(116ps)/5,200-5,600rpm
最大トルク 142N・m(14.5kgf・m)/3,600rpm 185N・m(18.9kgf・m)/1,500-4,000rpm
モーター最大出力 53Kw(72ps) -
モーター最大トルク 163N・m(16.6kgf・m) -
燃料タンク容量 43L 50L
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,390mm×1,795mm×1,550mm
ホイールベース 2,640mm
新車価格
(消費税抜)
2,859,091円 2,559,091円 2,529,091円 2,739,091円
中古車市場相場 145万円~409万円
(2022年10月現在 トヨタ公式サイト/カーセンサーnetより)

ちなみに、CH-Rも現在納期は未定で、確認時点でのトヨタホームページではガソリン車は約半年、ハイブリッド車は要問い合わせとなっています。(※2022年10月トヨタ公式HP確認時点)

中古車ですが、ハイブリッドが半数以上、もしくはそれ以上を占めています。かなり台数も多いので、良質な中古車に出合える可能性も高いでしょう。

トヨタ ハイラックス GR SPORT

《画像提供:Response》〈photo by Toyota〉トヨタ・ハイラックス 改良新型の「GR SPORT」(欧州仕様)

新車で購入できる国産唯一のピックアップトラックであるトヨタ ハイラックスに、GR SPORTグレードが追加されました。他のGR SPORT勢よりもベースグレードと比較した際、大きく見た目が変わらず、シンプルな差別化がされているといった印象です。

GR SPORT仕様はイケイケな見た目が多いので、ハイラックスGR SPORTは、スッキリした外観がお好みの方からすると好印象なのではないでしょうか。

もともと、迫力のあるハイラックスですが、GR SPORTで一番の注目はフェンダーです。ベースグレードはボディラインに沿うようなフェンダーですが、GR SPORTでは専用のオーバーフェンダーを装着。これにより、車幅が45mm大きくなって1,900mmになり、正面から見るとかなり迫力のあるボディになりました。

また、インテリアは運転席がパワーシートとなり、ディスプレイオーディオが装備、さらにハンドルはパドルシフト付になるなど、ベースグレードと比較すると豪華な仕様となっているのも嬉しいところです。

逆に、残念なポイントもあり、ひとつ目はカラーが黒か白の2色のみのところ。2つ目は、テレビが見られないことです。標準装備されているディスプレイオーディオには、TVチューナーを搭載していないので、ハイラックスGR SPORTでテレビの視聴はできません。ただ、社外品で視聴できるようになるキットが出ているようなので、どうしてもGR SPORTでテレビを見たい方は、取り扱っている業者を探してみましょう。

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【ハイラックス GR SPORT】スペック表
グレード GR SPORT
トランスミッション スーパーインテリジェント6速オートマチック(6 Super ECT)
車両重量 2,110kg
燃費(WLTCモード) 11.7km/L
エンジン型式 2GD-FTV
総排気量 2.393L
エンジン種類 直列4気筒
使用燃料 軽油
最大出力 110Kw(150ps)/3,400rpm
最大トルク 400N・m(40.8kgf・m)/1,600-2,000rpm
燃料タンク容量 80L
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 5,320mm×1,900mm×1,840mm
ホイールベース 3,085mm
新車価格
(消費税抜)
3,920,000円
中古車市場相場 421万円~677.5万円
(2022年10月現在 トヨタ公式サイト/カーセンサーnetより)

ハイラックスGR SPORTですが、現在はベースグレードであるハイラックスは納期未定で、長納期であることが予想されます。(※2022年10月トヨタ公式HP確認時点)

中古車は、社外品を含め色々なカスタムがしてある車両が高めのようです。新車価格+オプション+諸経費を考慮すると、決して高すぎるわけではないので、新車がすぐに手に入らない以上、新古車含む中古からピックアップするのも賢い選択といえるでしょう。

トヨタ ランドクルーザー GR SPORT

《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ ランドクルーザー 「GRスポーツ」

「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」、このフレーズを耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。14年ぶりにフルモデルチェンジをしたランドクルーザーに、GR SPORTグレードが追加されました。

GR SPORTの名こそついていますが、スポーツカーのようなチューニングではなく、オフロード性能を高めた走破性を意識したチューニングがされたモデルとなっています。

通常グレードとの大きな違いとして、エクステリアのデザインが違うのはもちろんですが、オフロード向けとしてバンパー高さがベース車両よりも高めにデザインされ、悪路走行時のクリアランスを確保するなど、オフロード走行を意識された意匠となっているのも特徴です。

最大のポイントは、デフロックが前後標準装備となっていること。ベースグレードではセンターデフのみで、リアデフロックはオプションですが、GR SPORTはこれらが標準装備となっているのは、オフロードを走る人にとっては嬉しい装備ですね。

また、「E-KDSS」(エレクトリック キネティック ダイナミック サスペンション システム)が、GR SPORT専用装備となっているのもポイントです。

従来のKDSSサスペンションは、舗装路といった私たちが普段使用する環境ではスタビライザーを作動さえ走行が安定するよう制御、悪路などではスタビライザーを作動させないことで、サスペンションの伸びしろを増やし、走破していく機能です。そこに電子制御を加えることで、例えば、舗装路などの段差等の入力を感知し、スタビライザーをキャンセルすることで、足回りをゆったり動かせるようになります。

グレードは2種類で、「ガソリン」か「ディーゼル」を選択できます。オフロードをメインに走る方は、トルクが大きいディーゼルがおすすめです。
ちなみにディーゼルは5人乗り、ガソリン車は7人乗りとなっているので乗車人数を気にする方は注意してください。

ラグジュアリー感のあるベースグレードも良いですが、タフ顔なランドクルーザーGR SPORTも存在感は負けていません。どちらを買おうか悩む事自体が贅沢な悩みではありますが、どちらも伝統あるランドクルーザーであることは間違いないでしょう。

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【ランドクルーザー GR SPORT】スペック表
グレード GR SPORT ディーゼル GR SPORT ガソリン
乗車人数 5人乗り 7人乗り
トランスミッション Direct Shift-10AT(電子制御10速オートマチック)
車両重量 2,560kg 2,520kg
燃費(WLTCモード) 9.7km/L 7.9km/L
エンジン型式 F33A-FTV F35A-FTS
総排気量 3.345L 3.444L
エンジン種類 V型6気筒インタークーラー付ツインターボ
使用燃料 軽油 無鉛プレミアムガソリン
最大出力 227Kw(309ps)/4,000rpm 305Kw(415ps)/5,200rpm
最大トルク 700N・m(71.4kgf・m)/1,600-2,600rpm 650N・m(66.3kgf・m)/2,000-3,600rpm
燃料タンク容量 80L
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,965mm×1,990mm×1,925mm
ホイールベース 2,850mm
新車価格
(消費税抜)
7,272,727円 7,000,000円
中古車市場相場 1,550万円~1,650万円
(2022年10月現在 トヨタ公式サイト/カーセンサーnetより)

ランドクルーザーGR SPORTは、現在受注停止中で、注文すらできない状況です。(※2022年10月トヨタ公式HP確認時点)

受注停止前においても想定を超える受注台数であったころから納期が4年以上と言われていました。そのため、中古車もプレミアム価格で手の届きにくい価格になっています。
手に入れられた方はランドクルーザーGR SPORTに限らず、ランクルは人気ゆえに盗難率も非常に高い車両なので、社外セキュリティやハンドルロック、タイヤロックなどの防犯対策をしっかり行いましょう。

トヨタ アルテッツァ SXE10

《画像提供:Response》トヨタ アルテッツァ

アルテッツァは、1998年〜2005年にかけて販売されていたFRミドルスポーツセダンです。
グレードは、まずATかMTがあり、その中で「ベースグレード」「Zエディション」「Lエディション」といった構成です。

他にも特別仕様車などもあったため複雑なグレード構成ではありますが、レクサスのようなグレード構成に近いかもしれません。それぞれ、Zエディションは内外装がスポーティにデザインされ、Lエディションは本革パワーシートやスーパーライブサウンドシステムなどの豪華装備が設定されたグレードとなっています。

前述でもあげたように、スポーツセダンということで、FR駆動にMT車が用意され、車好きな方向けの車両である印象です。乗車人数も5名確保されており、スポーツカー好きなお父さんにとっては、ぜひとも選択したい1台だったのではないでしょうか。

肝心の走りはというと、アルテッツァに搭載されているミッションは繊細で、エンジン回転が適正なタイミングでのシフトチェンジは、ギアの入り方が気持ち良いくらいだそう。

また、高回転に入ってからの速度の伸びも気持ちがよく、「回る」ではなく「伸びる」ことがスポーツエンジンの良さでもあります。そのためには、高回転で走行する必要があるので、普段使いだとなかなかその良さに気づけませんね。

アルテッツァは走りはもちろん、内外装ともに高級感があり、普段乗りでも十分この車の良さを味わうことができる車両といえます。

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【アルテッツァ SXE-10】スペック表 ※各ベースグレードのみ
グレード RS200 SXE-10
トランスミッション 6速マニュアル 5 Ssuper ECT
車両重量 1,350kg 1,340kg
燃費(WLTCモード) 11.4km/L 11.0km/L
エンジン型式 3S-GE
総排気量 1.998L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
最大出力 154Kw(210ps)/7,600rpm 147Kw(200ps)/7,000rpm
最大トルク 216N・m(22.0kgf・m)/6,400rpm 216N・m(22.0kgf・m)/4,800rpm
燃料タンク容量 60L
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,400mm×1,725mm×1,410mm
ホイールベース 2,670mm
新車価格
(消費税抜)
2,425,500円 2,446,500円
中古車市場相場 16万円~294万円(1998年~2005年モデル)
(2022年10月現在 トヨタ公式サイト/カーセンサーnetより)

スペック表からわかるように、7,000回転まで回すと最高出力が発揮されるということで、かなり踏み込みが必要ですが、その分楽しめそうな車ともいえますね。

中古車しか手に入れる手段のないアルテッツァですが、やはり走ってなんぼの車なだけあって、どれも走行距離がそこそこいっています。購入する際は状態をしっかり確認するようにしてください。

トヨタ セリカ GT-FOUR

《画像提供:Response》《photo by Toyota》トヨタ・セリカ北米仕様(1990年型)

伝説の名車とよばれるセリカ GT-FOURは1986年に登場し1999年に終了となったモデルです。
この車両は、スポーツ4WDであり、トヨタはGT-FOURが終了してからGR ヤリスが発売されるまでの約20年間、スポーツ4WDは不在でした。そのため、GR ヤリスの起源となった車両といわれています。

セリカ GT-FOURは、第二世代モデル(ST185型)において、WRC参戦のホモロゲーションを取得するため、パワートレインは、インタークーラー付ターボを搭載した直列4気筒エンジンとし、225ps/6,000rpmの出力を出すチューニングがされました。さらに、GT-FOUR最大の特徴であるフルタイム4WDシステムを組み合わせたことで、1990年に日本車初のワールドチャンピオンに輝きました。

続いて、その後継モデルとなるST205型モデルが投入されましたが、1995年にターボチャージャーの吸気系に不正改造が発覚。これをきっかけに、トヨタはWRCの舞台から降りることとなってしまいました。

不運にもWRCにおいて結果を残せなかったST205型ですが、スペックとしては申し分なく、エンジンは先代型を熟成させた3S-GTE型直列4気筒です。セラミックツインターボを搭載することで、255ps/6,000rpmの最高出力を実現しました。ブレーキ性能も強化されており、フロントには対向4ポット、リヤは対向2ポットを採用。また、高速時のコーナリング性能を安定させるためのスポーツABSを設定、もちろん4輪駆動システムも搭載しています。

GT-FOUR ST205型は、発売当時WRC仕様の限定車が販売されましたが、短時間のうちに完売してしまったほど人気のスポーツカーでした。GR ヤリスがGT-FOURを意識して開発されているので、その意志は今も根強く残っているのでしょう。

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【セリカ GT-FOUR】スペック表
グレード GT-FOUR
トランスミッション 5速マニュアル
車両重量 1,390kg
燃費(WLTCモード) 10.6km/L
エンジン型式 3S-GTE
総排気量 1.998L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
最大出力 255Kw(188ps)/6,000rpm
最大トルク 31.0N・m(304kgf・m)/4,000rpm
燃料タンク容量 68L
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,200mm×1,750mm×1,305mm
ホイールベース 2,535mm
新車価格
(消費税抜)
3,302,000円
中古車市場相場 118万円~470万円
(2022年10月現在 トヨタ公式サイト/グーネットカーセンサーnetより)

確認時点での最高値は、最終型で走行3万キロほどで470万円。年式としては1999年なので、20年以上前の車両で500万円近くの価格がつくのは、この車がいかに人気かということがわかります。
古い車なので故障リスクはありますが、WRCを駆け抜けた車両を今この時代だからこそ体感してみるのはいかがでしょうか。

まとめ

昭和の名車〜現代のスポーツモデルまでを紹介しました。
現在では、スポーツカーだけでなくSUVにもスポーツ性能を求めるようになりました。また、スポーツ=走りだとすれば、オフロード走行を徹底的に高め、あらゆる道を走破できるモデルもまたスポーツカーと言っても良いのかもしれません。

現在のGRシリーズは、トヨタが長年培ってきた技術を磨きあげた結果、最高のパフォーマンスを発揮しています。車の電気化が進み、走りを楽しむものというよりどこかへ出かけるための移動手段として意識されつつありますが、こうしたモデルを多くの方に手にしてもらうことで、運転の楽しさを再認識してもらいたいなと思います。

ぜひ、スポーツカーの良さやスポーティな走行の快感を、一人でも多くの方に体感してもらえることを期待しています。

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