2023年ゴールデンウィーク(GW)の交通量と渋滞回数は?
2023年ゴールデンウィーク(GW)の交通量と渋滞回数は?
5月8日のNEXCO東日本/NEXCO中日本/NEXCO西日本/本州四国連絡高速道路の発表では、2023年4月28日(金)から5月7日(日)の10日間で、平均日交通量は42,000台。こちらは昨対比で106%、コロナ禍以前の2019年との対比では81%という結果でした。
ゴールデンウィーク(GW):高速道路の交通量
令和5年実績 (①) |
令和4年実績 (②) |
対比①/② | 参考 | ||||||||
令和元年実績 (③) |
対比①/③ | ||||||||||
平均日交通量(全車) | 42,000台/日 | 39,500台/日 | 106% | 52,100台/日 | 81% | ||||||
(小型車) | (大型車) | 35,800 | 6,200 | 33,700 | 5,800 | 106% | 107% | 45,500 | 6,600 | 79% | 94% |
最大日交通量 | 58,800台/日 | 53,500台/日 | 110% | 60,600台/日 | 97% |
また、10km以上の渋滞回数は285回で昨年と同程度、コロナ禍以前の2019年との対比では51%となりました。
ゴールデンウィーク(GW):高速道路の渋滞回数
令和5年実績 (①) |
令和4年実績 (②) |
対比①/② | 参考 | ||
令和元年実績 (③) |
対比①/③ | ||||
10km以上の渋滞 | 285回 | 284回 | 100% | 557回 | 51% |
うち30km以上の渋滞 | 20回 | 27回 | 74% | 51回 | 39% |
マスク着用ルールも緩和され、3年ぶりの行動規制のないゴールデンウィーク(GW)。期間中の報道でも高速道路の混雑や渋滞発生の情報が大きく取り上げられ、交通量もコロナ禍以前まで戻るかと思われましたが、結果は昨年よりやや増えたものの、コロナ禍以前には及ばず。
しかしながら、平均日交通量はゴールデンウィーク(GW)の前の連休である年末年始より大きく増えており、移動の回復も見て取れます。
全国の高速道路の主な区間(代表40区間)における交通量推移
期間 | (1) 期間中の交通量 | (2) 集計日数 | (3) 平均日交通量(1)/(2) | コロナ禍以前(2019年)との平均日交通量対比 |
2023年 ゴールデンウィーク期間 | 420,000台 | 10日 | 42,000台/日 | 81% |
2022~2023年 年末年始 | 281,600台 | 8日 | 35,200台/日 | 90% |
2022年 お盆期間 | 295,400台 | 7日 | 42,200台/日 | 89% |
2023年 ゴールデンウィーク期間 | 431,200台 | 11日 | 39,200台/日 | 77% |
移動手段の分散?新幹線の利用は前年比140%と大きく増加
移動手段の分散?新幹線の利用は前年比140%と大きく増加
今年のゴールデンウィーク(GW)の交通量がコロナ禍以前に及ばなかった理由として、「移動手段の分散」にも要因がありそうです。
同日JR各車より発表されたゴールデンウィーク(GW)期間の新幹線の利用状況では、前年比140%、コロナ禍以前の2018年の対比で91%と、こちらもコロナ禍以前には及ばないものの、前年より大きく利用が増えました。
参照:JR東日本発表 ゴールデンウィーク期間のご利用状況
新型コロナウイルス感染拡大で、三密を避け、車で移動したいという需要が増えていましたが、行動制限が大きく緩和され、新幹線を利用した移動が大きく伸びたことにより、高速道路の利用が抑えられたのかもしれません。
まとめ
まとめ
感染者数はまだ減少はしていませんが、5月8日から新型コロナウイルスも5類に移行され、コロナ禍以前の日常が戻ってきていることを感じます。
次回の大型連休は8月のお盆期間。コロナ禍以前の交通量にも戻ってきそうです。