ミウラから続くSVの系譜を継承。空力、足回り、ブレーキまで徹底強化
《画像提供:Response》〈photo by Lamborghini〉ランボルギーニ レヴエルト SV
ランボルギーニは2026年8月14日、V12ハイブリッドスーパースポーツ「レヴエルト」のさらなる高性能仕様となる新型「レヴエルト SV」を発表しました。
SVは、ランボルギーニにおいて「Super Veloce(スーパーヴェローチェ)」を意味する特別な称号です。その歴史は1971年の「ミウラ SV」までさかのぼり、以降も「ディアブロ」「ムルシエラゴ」「アヴェンタドール」など、ブランドを象徴するV12モデルに受け継がれてきました。
今回登場したレヴエルト SVは、その伝統を電動化時代へ引き継ぐ最新モデルです。生産台数は、ランボルギーニ創業年の1963年にちなんだ世界限定1,963台。標準のレヴエルトをベースに、パワートレイン、空力、シャシー、ブレーキ、タイヤまで手を入れ、よりサーキット志向のキャラクターへと磨き上げられています。
《画像提供:Response》〈photo by Lamborghini〉ランボルギーニ レヴエルト SV
パワートレインは、6.5リッター自然吸気V12エンジンに3基の電気モーターを組み合わせるハイブリッドシステムです。V12単体で825cvを発生し、システム最高出力は標準車比で50cv高い1,065cvに到達。最大システムトルクは1,425N・mに達します。
性能値も強烈です。0-100km/h加速は2.4秒、0-200km/h加速は6.7秒、最高速度は345km/h超。パワーウェイトレシオは1.66kg/cvとされ、ランボルギーニはレヴエルト SVを「サンタアガタ・ボロニェーゼで製造された中で最強、最速のモデル」と位置づけています。
走行性能を支えるため、バッテリーも高性能化されました。容量7.3kWhのリチウムイオンバッテリーにより、サーキット走行時の出力持続性を標準のレヴエルトに対して最大4倍まで高めたといいます。瞬間的な速さだけでなく、ハードに走り続けた時の再現性まで意識したアップデートです。
空力も大きく見直されています。専用フロントバンパーやアンダーボディ、固定式リアウイング、リアのガーニーフラップなどにより、総ダウンフォースは標準車比で80%増加。ダウンフォースとドラッグの効率も60%向上し、高速域での安定性とコーナリング性能を引き上げました。
《画像提供:Response》〈photo by Lamborghini〉ランボルギーニ レヴエルト SV
足回りには、GT3レーシング技術に由来する手動調整式ダンパーを採用。さらに、新世代の「CCM-R Plus」カーボンセラミックブレーキ、専用開発のブリヂストン ポテンザ Race R、そして5段階のトラクション制御を備える新モード「Pilota」も用意されます。ドライバーが路面やタイヤ状態に合わせて、より細かくクルマを仕立てられる構成です。
インテリアは「Feel Like a Pilot」の思想をさらに先鋭化しました。カーボンシェル構造のスポーツシートを標準装備し、オプションでモノコックカーボンファイバー製レーシングシートも選択可能。カーボンファイバー製ドアパネルや専用グラフィック、赤いPilotaモードセレクターなどが、SVらしい緊張感を高めています。
《画像提供:Response》〈photo by Lamborghini〉ランボルギーニ レヴエルト SV
なお、レヴエルト SVはドイツのホッケンハイムリンクで1分41秒6を記録し、同コースにおける量産車最速ラップを達成したと発表されています。
V12の官能性に電動化技術を重ね、SVらしい軽量化と空力性能を突き詰めたレヴエルト SV。単なる上位グレードではなく、ランボルギーニのV12フラッグシップが到達した新しい頂点といえそうです。


