小さな2人乗りEVが復活。35.7kWhバッテリーと最小回転直径6.95mを目標に開発
《画像提供:Response》〈Photo by Smart〉スマート #2を予告するストリートアート(オーストラリア・メルボルン)
スマートは、全電動2シーターの新型「スマート #2」を予告しました。都市に特化した小さなボディーで支持された「スマート フォーツー」の系譜を受け継ぐモデルで、同年10月のパリモーターショーにて世界初公開される予定です。
今回スマートが選んだ予告の舞台は、自動車ショーではなく世界6都市の街角でした。ベルリン、パリ、上海、香港、ブエノスアイレス、メルボルンに車体を描いた壁画を展開し、市街地を走るための新型EVをストリートアートとして表現しています。
《画像提供:Response》〈Photo by Smart〉スマート #2を予告するストリートアート(アルゼンチン・ブエノスアイレス)
車両のデザインを担当したのは、メルセデス・ベンツのグローバルデザインチームです。豊かなボリュームと柔らかく彫刻的な面構成により、歴代フォーツーの親しみやすいキャラクターを現代的に再構築。超小型の2人乗りという基本形を守りながら、プレミアムEVとしての質感も追求しています。
《画像提供:Response》〈Photo by Smart〉スマート #2を予告するストリートアート(上海)
技術面では、超小型EV専用に開発された「ECA」プラットフォームを採用します。短いオーバーハングと「四隅にタイヤを配置する」歴代モデルの考え方を受け継ぎ、目標とする最小回転直径は6.95m。狭い路地や限られた駐車スペースで扱いやすい機動性を狙います。
バッテリー容量は目標値で35.7kWh、航続距離はWLTPモードで約300kmを想定。急速充電では10%から80%まで20分未満を目標としており、街なかだけでなく郊外への移動にも対応できる実用性が与えられます。これらは欧州での認証前の数値で、正式な仕様ではありません。
室内については、コンセプトモデルで左右一体型のベンチシートやS字形のダッシュボードを提案。限られた車体寸法を弱点にせず、2人が心地よく過ごせる開放的な空間へ変える考え方が示されています。
SUVを中心にラインアップを広げてきた現在のスマートにとって、#2はブランドの原点へ立ち返る一台です。市販モデルのデザインや最終的な航続距離など、その全容が明かされる2026年10月の世界初公開を待ちましょう。


