カワサキ、エストレヤ も生産終了…ファイナルエディション発売へ
カワサキモータースジャパンは、トラディショナルシングル『エストレヤ』の生産終了を発表、ファイナルエディションを6月1日より発売します。
■2017年モデルは3月15日から発売されていた…
カワサキモータースジャパンは、トラディショナルシングル『エストレヤ』の2017年モデルを3月15日から発売していました。
エストレヤの特徴、それはバフ研磨を施したエンジンにクロームメッキが輝くキャブトンマフラー、フューエルタンクにあしらわれた立体エンブレム。
上質なパーツがふんだんに盛り込まれたクラシカルで美しいスタイリングが話題でしたね。
2017年モデルはカラー&グラフィックの変更のみ。
キャンディカリビアンブルー×パールクリスタルホワイトとキャンディバーントオレンジ×パールクリスタルホワイトのツートンカラー2色の設定で、車両価格は53万6760円でした。
■改めて振り返る、エストレヤの魅力
カワサキ エストレヤ(2014年モデル)
エストレヤは走りもしっかりマニアックで、日常的に使うことにスポーツ性を見出すことができる。その意味で、バイクの原点を思わせるのである。
魅力の一つが、片側40度という大きいハンドル切れ角である。それはオフロードバイクに近く、今のオンロードバイクとしては破格の大きさである。
続々と生産終了を発表!ホンダ「モンキー」ヤマハ「V-MAX」スズキ「アドレスV125」
2017年9月から継続生産車両にも適用される新排ガス規制を目前に二輪各メーカーは続々と生産終了を発表しました。
ホンダ『モンキー』、ヤマハ『V-MAX』、スズキ『アドレスV125』など、長年ファンに親しまれてきた名車がラインアップから消え続けています。
■惜しまれながらも生産終了!ホンダ、モンキー
ホンダ モンキー
ホンダは原付50CCバイク『モンキー』の生産を2017年8月末での終了を決定しました。
ホンダモーターサイクルジャパンの加藤千明社長は「モンキーは初代『モンキー Z50M』を1967年に発売して以来、今年で50周年を迎える。愛らしいデザインや定評あるエンジンなどで半世紀にわたり皆様からご支持を頂いたモンキーも、『モンキー・50周年アニバーサリー』と『モンキー・50周年スペシャル』をもって、残念ながら生産を終了する予定」と述べていました。
ホンダの原付50ccバイク「モンキー」が2017年8月末に生産終了することが明らかになりました。こちらの記事では生産終了に至った経緯や、過去のモデルからモンキーの歴史を振ると共に今後のモンキー復活の可能性についてもまとめます。
■ヤマハのロングセラー、V-MAXも…
バイクファンに根強い人気のあるヤマハ『VMAX』も、2017年8月をもって生産終了が決まっています。
公式サイトによれば、生産予定台数は120台とありますが、状況によっては120台生産できない場合もあるそう。ファンにとっては、じつに惜しまれるニュースです。
筋肉隆々なマッチョな車体に、怒濤の加速性能を発揮するV型4気筒エンジンを搭載するVMAX。
その初代は、北米向け輸出車として1985年に誕生し、それまでのカテゴリーに収まらないマッスルな車体デザインとライドフィールは世界中のバイクファンに注目を集め、ヨーロッパや日本でも販売しました。
ヤマハは「VMAXは至宝であり財産」とし、「ヤマハのモノ創りの精神である人機官能の象徴」ともコメント。
後継機種についてはまだ何も情報はないのが現状です。
■スズキ・アドレスV125も…今後はアドレス110か?
スズキ・アドレスV125SS
スズキは、新型原付二種スクーター『アドレス110』を2015年の3月19日に発売しました。
価格は20万5200円。同社は、『アドレスV125』をラインアップしています。
アドレスV125と、アドレス110の違いは何なのでしょうか。
■アドレスV125、アドレス110の違いとは
アドレス110
アドレスV125は“通勤快速スクーター”として定着しています。
原付一種(50cc以下)並みのボディサイズに加え、最高出力9.9psの124ccエンジンがクラス以上の機動性をもたらす。そして、上級グレードの「アドレスV125S」、グリップヒーターとシートヒーターを標準装備する「V125Sリミテッド」、アルミタンデムステップやリアスポイラーを装備し、スポーティイメージを高めた「V125SS」と、豊富なラインアップも魅力です。
一方アドレス110は、最高出力9.1psの新開発の112cc「SEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)」エンジンを搭載。WTMCモード51.2km/リットルという燃費性能を獲得しています。
また、グローバルを視野に入れ、高い走破製を実現する14インチタイヤやメットインスペースをはじめとした収納性、トップケースの取り付けが考慮されたリアキャリアなど、使い勝手を考慮した点が大きな特徴と言われています。
1月21日に行なわれた記者説明会で、アドレス110チーフエンジニア(CE)の太刀川充氏は「アドレス110は、“走りと燃費性能”、“求めやすい価格と充実装備”、“フレーム剛性の適正化と軽量化”、“スタイルと収納”をバランスさせたモデル」と説明する。
続けて「これまでのアドレス同様に、日常の移動手段としての使い勝手を考慮し、様々なユーザーの役に立てる。グローバルモデルとして日本をはじめアセアン地域、欧州など世界のユーザーの生活に溶け込むモデルとなってほしい」(太刀川CE)とアドレス110への思いを語った。
今後のカワサキ、エストレヤに続くラインナップは?
カワサキもすでに『W800』『ZRX1200』『Dトラッカー』『KLX250』の生産終了を発表。
今回はクラシカルで美しいスタイリングが好評だったエストレヤが生産終了となります。
W800
トラディショナルな美しさとロングストロークのバーチカルツインエンジンによる味わい深いライディングフィールが魅力のW800。
カワサキ ZRX1200 DAEG
トラディショナルなスタイルと味わい深いライディングフィールが特徴の大型ネイキッドモデル。今もなお、根強い人気を誇るカワサキ ZRX1200 DAEG。
D-トラッカーX
前後タイヤを17インチのオンロードタイプに換装し、スタイリッシュな外観と扱いやすい車体特性がウリだったD-トラッカーX。
カワサキ KLX250
1993年にデビューしたデュアルパーパスのロングセラーモデル。
パワフルな水冷DOHC単気筒エンジンとしなやかな足回りで、ビギナーからベテランまで気軽にオフロードを楽しめる、KLX250。
■エストレヤ、ファイナルエディションを見逃すな!!!
エストレヤ、ファイナルエディションは、「650RS:W3-A」をイメージにグラフィックに専用エンブレムとデカールを配し、シックなデザインを演出しました。
フューエルタンクの「Final Eiditon」ロゴは水転写デカールで光沢のある美しい仕上がりを実現。
さらに特別なシートデザイン、FRフェンダーとフォークカバーにクロームメッキを採用するなど、ファイナルエディションに相応しい1台となっていますよ。車両価格は57万5640円です。