燃費の良いコンパクトカー5選!
燃費が良いコンパクトカー5つご紹介していきます。ハイブリッドなら燃費が良いものですが、近年注目されているディーゼルエンジンを搭載したモデルも含めています。
■【トヨタ アクア】ベーシックな1台
トヨタ アクア S スタイルブラック
トヨタのアクアは、2011年に登場したハイブリッドを搭載したコンパクトカーです。スタイリッシュなデザインとコンパクトながらも十分に広い車内空間を兼ね備えているので、軽快に走行できるハイブリッドカーです。
燃費性能に大変優れており、エンジンとモーターを組み合わせるだけでなく、稼働効率を最適化させることでクラストップレベルの低燃費を実現しています。WLTCモード燃費は、最高で29.8km/Lにもなります。
ハイブリッドカーでも走り方によって燃費は大きく変わりますが、エコな運転を心がけることで、低燃費になることが期待できます。特にアクアの場合には、車体が5ナンバーサイズに抑えられたものです。コンパクトな車体でフットワークが軽いことも好燃費であることに影響しています。
アクア
低重心なために、安定した走行性になることも特徴です。ハンドルを切ったときやコーナーを曲がるときも揺れが小さくなっており、乗り心地の硬さを感じにくなっています。一般的にコンパクトカーは揺れがダイレクトに伝わって不快感を与えます。しかしアクアはコンパクトカーの中でも優れた乗り心地です。
EVモードを選択すると、モーターのみで走行できます。ハイブリッドカーで音が静かなこともアクアの魅力でしょう。
さらにアクアはカラーバリエーションが豊富です。ベーシックなカラーから、カラフルなカラーまで好みの色を選択できます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,050mm×1,695mm×1,455mm | |
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ホイールベース | 2,550mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,090kg | |
燃費 | WLTCモード:27.2km/L | |
エンジン種類 | 1.5L直列4気筒エンジン | |
最高出力 | 54kW(74PS) /4,800rpm | |
最大トルク | 111N・m (11.3kgf・m) /3,600~4,400 rpm | |
電動機種類 | 交流同期電動機(永久磁石式同期型モーター) | |
最高出力 | 45kW(61PS) /-rpm | |
最大トルク | 169N・m (17.2kgf・m) /-rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動方式 | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
■【ホンダ フィット】複数のボディタイプから選択可能
フィット(e:HEV LUXE)
フィットはホンダから発売されている人気のコンパクトカーです。2020年2月に新型フィットが発売されており、フルモデルチェンジによってこれまでのグレード構成とは大きく異なったり、新しいハイブリッドシステムが搭載されていることが特徴です。
パワーユニットは、1.3Lのガソリンエンジン、1.5Lハイブリッドのe:HEVから選べます。またそれぞれにBASIC(ベーシック)、HOME(ホーム)、NESS(ネス)、CROSSTAR(クロスター)、LUXE(リュクス)という5つのタイプが設定されています。
ハイブリッドとガソリンからパワーユニットを選べるのですが、現行モデルはe:HEVとなり日産の「e-POWER」と同じようにモーターが駆動力になっているシリーズ式ハイブリッドが特徴です。
しかしe-POWERと異なるのは、高負荷時にはエンジンと駆動輪が直結される仕組みです。これにより、モーターが不得意としていた高速域でのデメリットが改善されます。
低速域ではモーターの力だけで走行することができ、低燃費に寄与しています。
ホンダ フィットハイブリッド(NESS)
そんなフィットの中でも、SUVテイストのクロスターは、3ナンバー登録で少し大きめのボディになってはしまいますが、コンパクトカーとSUVの中間のようなモデルで、SUVと燃費のコンパクトカーで悩んでいる方にちょうどよい選択肢です。
現行モデルのフィットはインパネが水平基調になっており、すっきりとしたフロントビューなことも特徴です。フロントピラーも細いものになっており、交差点での右左折時でも歩行者の確認などがしやすくなっています。
燃費が良いコンパクトカーで、街中での取り回しを重視するなら、現行モデルのフィットはおすすめの1台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,995mm×1,695mm×1,515mm | |
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ホイールベース | 2,530mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,180kg | |
燃費 | WLTCモード:29.4km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置 | |
最高出力 | 72kW(98PS) /5,600-6,400rpm | |
最大トルク | 127N・m (13.0kgf・m) /4,500-5,000rpm | |
電動機種類 | 交流同期電動機 | |
最高出力 | 80kW(109PS) /3,500-8,000rpm | |
最大トルク | 253N・m (25.8kgf・m) /0-3,000rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動方式 | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
(2020年10月現在 ホンダ公式サイトより)
■【スズキ スイフト】走りも楽しみたいなら!
スズキ スイフト
スズキが発売しているスイフトは誰でも運転しやすいコンパクトサイズで、実用性が高いハッチバックというコンパクトカーのお手本のようなモデルです。他のコンパクトカーと似たような魅力も備えているのですが、スイフトならではの魅力もあります。
スイフトは現行モデルから新プラットフォームである「HEARTECT(ハーテクト)」を採用しており、車両が高剛性化するだけでなく、軽量化まで実現しています。軽量化されることで、軽快な走りをも実現しているのです。
またスイフトの特徴として、欧州仕立ての鍛えられた足回りがあります。スピード域の高い欧州の高速道路やワインディングで走りこんで開発されているので、余裕のある操縦性があります。
スズキ スイフト ハイブリッドRS
ハイブリッドSZの場合には、伝達効率の優れたセミオートマチックトランスミッションの5AGSを採用。通常のCVTよりも効率が良いという特徴がある反面、変速ショックが多いことが欠点でした。しかしモーターでアシストできるハイブリッドなら変色ショックを少なくすることができ、快適な走行性能を実現することとなりました。
スイフトはハイブリッドSZなら、WLTCモード:23.0km/Lという低燃費ですが、実はベーシックなガソリンモデルでも燃費は良く、2WDとCVTの仕様ならWLTCモード:20.0km/Lです。ハイブリッドでなくても実用性があり、好燃費であることはスイフトの魅力でしょう。
ストロングハイブリッド、マイルドハイブリッド、ガソリンエンジンと3種類の中から選択できますが、ベーシックなガソリンでも燃費が良いのでコスパに優れています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,845mm×1,695mm×1,500mm | |
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ホイールベース | 2,450mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 900kg | |
燃費 | WLTCモード:21.0km/L | |
エンジン種類 | 1.2L水冷直列4気筒 | |
最高出力 | 67kW(91PS) /6,000rpm | |
最大トルク | 118N・m (12.0kg・m) /4,400rpm | |
電動機種類 | 直流同期電動機 | |
最高出力 | 2.3kW(3.1PS) /1,000rpm | |
最大トルク | 50N・m (5.1kg・m) /100rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動方式 | |
トランスミッション | 自動無段変速機 |
(2020年10月現在 スズキ公式サイトより)
■【トヨタ ヤリス】高級感のある1台
ヤリス
トヨタの主力コンパクトカーであるヤリスは、ヴィッツの名前で販売されてきましたが、フルモデルチェンジを機に海外名であったヤリスに変わっています。
名前が変更されただけでなく、トヨタの新世代アーキテクチャ「TNGA」の中でも最も新しいGA-Bプラットフォームを採用しています。特に燃費性能が優れているのが特徴で、ハイブリッドモデルならWLTCモード:30.2〜36.0km/Lという低燃費です。
カタログ値が優れているだけでなく、実燃費にも優れており、e燃費の2020年10月の燃費ランキングでは、29.99km/Lにもなっています。
トヨタ GRヤリス
ヤリスは特に車を操る楽しさをアピールしているのが特徴です。走る、曲がる、止まるといった車の操作の基本を楽しめるモデルです。ヤリスはエントリーカーですが、モータースポーツでも活躍しています。世界ラリー選手権(WRC)でも活躍しており、モータースポーツの素材としても利用されているモデルです。
GRが専用にチューニングしたGRヤリスも設定されるなど、スポーティなグレードも販売されているので、走りにもこだわりたい方にもおすすめ。
ハイブリッドモデルの中では190万円からの価格帯になっているので、コンパクトカーとしては高めの価格帯です。しかし燃費が非常に優れていることから、価格が高くなったとしても長距離に乗ることが多い方ならピッタリのモデルとなるでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,940mm×1,695mm×1,500mm | |
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ホイールベース | 2,550mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,090kg | |
燃費 | WLTCモード:35.4km/L | |
エンジン種類 | 1.5L直列3気筒エンジン | |
最高出力 | 67kW(91PS) /5,500rpm | |
最大トルク | 120N・m (12.2kgf・m) /3,800-4,800rpm | |
電動機種類 | 交流同期電動機 | |
最高出力 | 59kW(80PS) /-rpm | |
最大トルク | 141N・m (14.4kgf・m) /-rpm | |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
■【マツダ マツダ2】上質で優れたデザイン
MAZDA2
空間を重視したコンパクトカーとは異なり、マツダ2はドライバーズカーとして運転の楽しさを追求しているモデルです。他のコンパクトカーでは、燃費性能を向上させるのにハイブリッドを搭載していますが、マツダ2はガソリン車の他にディーゼル車を設定しています。
マツダは特にディーゼル車のラインナップが多いですが、マツダ2にももちろんマツダが研究を重ねて、燃費性能を向上させたクリーンディーゼルエンジンを搭載しており、上質な乗り心地と燃費性能の両立が実現しました。
他のコンパクトカーと比較したときに、トップクラスのデザイン性を持っている車といえます。存在感のあるボディフォルムがあり、さらにエレガントさとスポーティさを兼ね備えています。
MAZDA2
ドライバーのために調整されているコックピット周り、カラーバリエーションが豊富なシートなどもドライバーが心地よくドライビング出来る環境です。ダッシュボードにはマツダコネクトのナビゲーションシステムが搭載されており、近代的な雰囲気もあります。
低燃費が魅力のディーゼル車の車両価格は190万円以上からです。少し価格は高めになっていますが、長距離を移動することが多いなら、ディーゼルエンジンのトルクを活かした走りで疲労を軽減できるでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,065mm×1,695mm×1,500mm | |
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ホイールベース | 2,570mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,150kg | |
燃費 | WLTCモード:21.6km/L | |
エンジン種類 | 1.5L直列4気筒直噴ディーゼルターボ | |
最高出力 | 77kW(105PS) /4,000rpm | |
最大トルク | 250N・m (25.5kgf・m) /1,500-2,500rpm | |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | 6EC-AT |
まとめ
コンパクトカーには、燃費が良いハイブリッドカーの選択肢が豊富ですし、特徴となる点も分かれています。燃費の良さだけでなく、どんなポイントを重視するかによってもぴったりとなるモデルは異なるでしょう。
ぜひ本記事を参考にして、自分に合う車選びをしてください。