スズキSX4 Sクロス概要・走行性能
■概要・特徴
スズキSX4 Sクロスはパリモーターショー16において初の大幅改良を実施。いちばん目立つ点は、その精悍で洗練された表情。
グリルを格子状の縦ラインのメッキにした他、知的な雰囲気のLEDヘッドライト、アクティブな走りにも耐えられるバンパー、重厚感を感じさせるバンパーなど、外観フロントのデザインを一新したフェイスリフトモデルとなっています。
もちろん変わったのは見える部分だけではありません。特に安全面ではレーダー付きのブレーキサポートや、アダプティブクルーズコントロールが装備されました。
■デザイン・ボディカラー
スズキSX4 Sクロスには、ダイナミックなクロスオーバースタイルにふさわしい、充実のボディ5色を用意。
明るくアクティブな雰囲気のクリスタルライムメタリックをはじめ、重厚で秘めた力を感じさせるコスミックブラックパールメタリック、エレガントで清潔感のあるクールホワイトパール、知的で深い輝きを放つブーストブルーパールメタリック3、大人の落ち着きを醸し出すギャラクティックグレーメタリックなど、選ばれるユーザーの感性や価値観をしっかりと考えた、充実のラインナップとなっています。
■燃費性能
1.6L DOHC VVTエンジンが搭載されているスズキSX4 Sクロス。
燃料消費率が18.2 km/L(2WD車)または17.2 km/L(4WD車)のJC08モードや、最高出力86kW<117PS>/6,000rpm、最大トルク151N・m<15.4kg・m>/4,400rpmなどの数値が、パワフルな加速とハイレベルな燃費性能を物語ります。
そして変速比幅のワイドな副変速機構付CVTが、低速域での力強い加速と高速域での優れた燃費性能との優良バランスを実現。さらに高性能サスペンションが、スマートかつ安定した走りを約束します。
■四輪制御システム
スズキSX4 Sクロスは、「電子制御4WDシステム」「4モード走行切替機能」「車両運動協調制御システム」の3つの先進技術から構成される、新世代四輪制御システム「ALLGRIP」を採用。
特に「4モード走行切替機能」については、路面や環境など様々なシチュエーションに合わせて、4つのモードを自由かつ柔軟に選択しながら、快適で安定した走りを楽しめます。例えば、通常走行であればAUTOモードで、また、加速やコーナーリングの多い状況ならSPORTモード。
さらに、雪道やアイスバーンではSNOWモード、悪路でスタックした時の緊急脱出にはLOCKモードなど、きめ細かいシステムが快適で安定した走りをサポートします。
スズキSX4 Sクロス車内空間・快適性能
■快適性能
スズキSX4 Sクロスにはドライバーの快適な運転をサポートする、様々な機能や装備を豊富にそろえています。
まずクルーズコントロールシステムにより、走行中でもワンプッシュで一定速度(約45~100km/h)を自動的にキープ。高速道路や長時間走行の際にはドライバーの負担を軽減します。また、快適な室内温度を維持できるフルオートエアコンを備えているので、運転席と助手席それぞれ別々に温度設定が可能。
さらに4WDタイプではリヤヒーターダクトも搭載しており、後部シートまでムラなくスピーディに温風を送ることができます。
■ラゲッジスペース
スズキSX4 Sクロスの広々とした室内空間は、単に快適な乗車を約束するだけでなく収納性も抜群です。リヤシートを立てた状態であれば、420Lもの大容量スペースを確保。たくさんの荷物をたっぷりと積み込める嬉しい収納性です。
また柔軟で多彩なシートアレンジが可能なので、複雑な形状の荷物や大きめの荷物であっても楽々収納。例えば、リヤシートの背もたれを倒してラゲッジボードを上段にセッティング。フラットスペースを造ることで、自転車など大きく複雑な形状の荷物でもスムーズに積み込めます。さらに、ラゲッジフロアに4ヵ所あるラゲッジフックを利用して固定すれば完璧です。
■インテリア
パッケージングの徹底した効率化により、広々とした室内空間を実現したスズキSX4 Sクロス。例えば、後部シートと前部シートとの間隔に余裕を持たせ、前席シートバックを特殊な形状に加工することで、ワイドで快適な後部スペースを生み出しています。
さらに、リヤシートリクライニングの角度調整が可能なので、長時間でもリラックスした姿勢で過ごすことができます。この他にも上下・前後に調整が可能なステアリングをはじめ、シートスライドやシートリフターなど細かい調整機能によって、ドライバーのスケールやニーズにピッタリのドライビングポジションを設定できます。
■搭乗人数・シート
5人乗りのスズキSX4 Sクロスは、乗る人だれもが快適に過ごせるワイドな室内空間。シート周りもその快適さを支える、充実の機能を備えています。
まず、運転席と助手席には座面だけでなく背面まで温めてくれる、2段階の温度調節機能の付いたシートヒーターを採用。また、運転席と助手席の足元にある間接照明の柔らかい光で、夜間のドライブでも室内の雰囲気を優しく包み込み、乗車する方に安らぎと癒しを与えます。
さらに、夜間の利用にも便利な照明付きバニティーミラーを運転席と助手席それぞれに装備しているので、どのようなシチュエーションでも抜群の利便性を発揮します。
スズキSX4 Sクロス装備・安全性
■予防安全性能
スズキSX4Sクロスは、事故を事前に防ぐために予防安全性能にも力を入れています。
ヒルホールドコントロールと呼ばれる坂道発進時での後退を防ぐための機能は、坂道発進時のブレーキからアクセルに踏みかえる瞬間、最大2秒間の間一時的かつ自動的にブレーキが作動します。このことで、坂道でも非常に安心して落ち着いた発進をすることが可能です。
またESPと呼ばれるスタビリティコントロールも装備し、コーナリング時の横滑りを防止します。自動防眩式ルームミラーは後続車のベッドライトの明るさを検地して自動的に鏡面の反射率を制御し、眩しさをやわらげます。
■衝突安全性能
"¥スズキSX4Sクロスは衝突時の安全性も考えられた設計です。軽量衝撃吸収ボディーTECTは衝突の際の衝撃を効率よく吸収、分散してくれるので、一箇所に大きな力が加わることがありません。高張力鋼板を多用することで強度をあげ、安全性を向上しつつ軽量化も実現させています。
万が一歩行者と接触した際、歩行者への衝撃がすこしでも軽減されるように歩行者傷害軽減ボディーを採用しています。ボンネットやパンパーなど様々な場所で衝撃を吸収します。
さらに運転席・助手席SRSエアバッグで、ドライバーや同乗者の安全もしっかり守ります。
【ユーロNCAP】スズキ SX4 Sクロス が最高評価の5つ星 | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2013/10/24/209226.htmlスズキは10月23日、欧州で販売している新型『SX4 Sクロス』が、ユーロNCAPの安全性能総合評価において、最高の評価となる5つ星を獲得したと発表した。
■試乗記
スズキSX4Sクロスの乗り心地は、タフな性能を持ちながらもごく普通に走っている時には、乗用車とは変わりが無いほどの静かさであるといいます。
その走りは地面を舐めるようにスムーズであり滑らかであるそうです。さらに滑らかでありながらもしっかり感も楽しめることで乗用車+SUVという組み合わせが非常に上手く機能していると感じるそうです。
4つのモードそれぞれが非常に優れ、特に「スポーツ」のモードでは、高く保たれたエンジンの回転数と同時にトルクの前後配分も行われることから、山道などワイディングな道の走行に優秀であるそうです。
■バリエーション・価格
スズキSX4Sクロスは2WD・CVTと4WD・CVTのグレード2つを用意しています。
色のバリエーションも豊富で独創的なクリスタルライムメタリック(ZUS)、大人の魅力のコスミックブラックパールメタリック(ZCE)、キレのある格好良さのクールホワイトパール(ZNL)、快活なブーストブルーパールメタリック3(ZUM)と乗る人にあわせてそれぞれの表情を選べます。
価格は2WD・CVTで2,041,200円となり、4WD・CVTでは2,257,200円です。