新生スバルXVの魅力とは
XVは5月24日より販売を開始します。
新型XVは、「Fun Adventure」をコンセプトに開発したクロスオーバーSUV。都会的で洗練されたデザイン、スバルらしいSUVとしての走破性、世界トップクラスの安全性能を兼ね備えています。
スバル共通のデザインフィロソフィ「DYNAMIC×SOLID」を全面採用し、都会的で洗練機能性を感じさせるシャープで躍動感のあるキャビンまわりと、力強く機能的なロワーまわりとのコントラストによる、“スポカジ”スタイルを演出。さらに質感表現を造り込み、次世代スバルのSUVらしいデザインを目指しました。

新生SUBARU(スバル)の第一弾となる『XV』がデビューしました。
そのデザインコンセプトはXVらしさを表す“スポカジ”だという。そのXVらしさとは何なのでしょうか。そして、新型XVのデザインの特徴について、スバル商品企画本部デザイン部で、企画を担当した磯村晋さんに話を聞きました。
■「XVらしさとはアンバランスの妙」

「際立とう2020」戦略のもと、社名が新しくなり、デザインにおいても様々な取り組みがなされていると思います。これらを踏まえ、磯村さんがこの新型XVのデザインに込めた思いについて教えてください。
磯村さん(以下敬称略):スバルのクロスオーバーの歴史を振り返ると、二代目『レガシィ』の途中から『グランドワゴン』という名称でデビューし、それ以降長く販売し続けてきました。そして現在、我々のクロスオーバー戦略には3つの柱があります。ひとつは長男の『アウトバック』、次男の『フォレスター』、そして三男にあたるのがXVです。
このXVはスバルXVという名称になってからは二代目。インプレッサXVを合わせてもやっと三代目と歴史の浅いクルマにも関わらず、“XVらしさ”という言葉をお客様からもらうようになりました。
そこで、新型XVを開発する際に、このXVらしさというお客様の言葉を因数分解しました。XVらしさとはアンバランスの妙だと思います。よりタフなクルマはフォレスターがありますし、よりグランドツーリングという方向ではアウトバックがある。しかしXVらしさという言葉で考えられるのは、もっとカジュアルで街中でも普通に使え、行った先でも十分楽しめるという、両方を兼ね備えたクルマ。その唯一無二がお客様のいうスポカジらしさだと思っています。
そこで、“スポカジ”という我々のクロスオーバーの中で唯一XVが持っているこのワードを突き詰めていきました。
一方で、今回の開発コンセプトである“ファンアドベンチャー”が掲げられた時に、それがそのままデザインのテーマにもあてはまったのです。我々としては、お客様にスポカジをこれまで以上に感じてもらいながら、ワクワクドキドキ、クルマに乗ってどこかに出かけようと、気持ちを高めてもらえるデザインにしたいと考えました。XVをデザインする際、スポカジの進化、スポカジの追求という言葉を我々の中では使っていたほどです。
XV、乗り心地はこんな感じだ

外観では区別がつかないほど似ている新旧だが、いざ乗ってみると恐ろしいほどの進化を遂げていることが、すぐさまわかる。冒頭お話ししたように、旧型の2リットルが持ち込まれていたので、新型の2リットルに試乗したすぐ後に、旧型の2リットルに乗ってみた。すると、全体のボディの動きが緩いこと緩いこと。走行は1万kmを少し超えた程度のクルマなので、決してやれたものではないにもかかわらず、新車と比べるとあちらこちらがプルプルと震える。これに対して新型の方は、シャキッ、バシッと路面の凹凸や繋ぎ目を見事に一発で収束させ、極めて高い剛性感を感じさせてくれるのだ。

旧型の改良型に乗ったのはほんの2年ほど前。その時は凄くいいと思ったものだが、たった2年でその印象はガラリと変わってしまった。それを現実のものとしたのは、「スバル・グローバル・プラットフォーム」と名付けられた全く新しいプラットフォームである。すでに『インプレッサ』で実用化されたこの新プラットフォームがXVにも採用されている。前述した剛性感の高さはこれに起因するものなのだが、車内テストによれば走安性も大きく向上しており、スラローム時のロール角も小さくなり、その速度も速くなっているという。今回の試乗ではそこまでのテストはできなかったが、少なくとも剛性の高さと静粛性に関しては、顕著に良くなったことが実感できた。
新型XV、安全面はどうなの

歩行者保護エアバッグと先進運転支援システム「アイサイト(ver.3)」を全車に標準装備。
自動車アセスメント(JNCAP)にて、過去最高得点で「衝突安全性能評価大賞」を受賞するなど、卓越した安全性能を備える。加えて新プラットフォーム採用により、高い操舵応答性と操縦安定性を実現。
背の高いSUV特有のロールを少なくし、危険回避性能も大幅に向上させました。
パワーユニットは2.0リッターエンジンを直噴化すると共に、新たに1.6リッターエンジンを採用。さらにAWD制御システム「X-MODE」をXVとして初採用。
200mmの最低地上高を兼ね備え、本格SUV並みの悪路走破性を実現しました。
価格は213万8400円から273万2400円。

スバルは、日本が世界に誇る国産車メーカーです。その中でも、インプレッサXVは、今までの車よりも更に多くの高性能を取り入れ、現代にマッチしたハイスペックな車と言えるでしょう。
いかがでしたか。
スバル車の中でも人気の高い、XV。
やはり魅力あふれる一台ですね。