ルーフキャリアとは
《画像提供:Response》INNO ウェッジ プラス 864
ルーフキャリアとは、自動車の屋根にベースキャリアと呼ばれるアタッチメントを取り付け、荷物を収納するラックを取り付けます。ルーフキャリアには、ルーフボックスとルーフラックの2つの種類があり、ルーフボックスは箱型で耐久性に優れ、悪天候でも中身が濡れません。
ルーフラックは、格子状のラックをベルトで固定するもので、箱型に比べて値段が安く、荷物の大きさに関係なく固定ができるというメリットがあります。
ルーフキャリアの選び方と適合の確認
《画像提供:Response》INNO ルーフデッキ
ルーフキャリアは、ベースキャリアと呼ばれる土台の部分と、アタッチメントで構成されます。土台となるベースキャリアは以下の3つのパーツが必要です。メーカーによって呼び名が異なる場合がありますが、必要なパーツと用途は以下をご覧ください。
パーツ | 用途 |
---|---|
フック(別名ホルダーまたはキット) | 車体に取り付けるためのパーツ |
フット(別名ステー) | バーを取り付けるためのパーツ |
バー | ボックスまたはラックを固定するためのアタッチメント |
これらは、個別で購入も可能です。しかし、車種によって適合するものとしないものがあるので事前に確認してから購入するようにしましょう。
■ベースキャリアを選ぶ
ベースキャリアとは、箱型もしくは格子状のラックを固定する土台となるものです。上記で説明したフック・フット・バーがこれにあたります。メーカーによって呼び方や商品名が異なるので注意してください。
それぞれ個別に選べますが、できれば同じメーカーで揃えると取り付けがスムーズですし、保証の面でも安心です。ベースキャリアも車種によって適合するものが異なるため、必ず車種に適合するものを選びます。
実店舗で下見をした上で、インターネットで注文するなど、必ず現物を見て適合するものを選ぶようにしましょう。
■目的に合わせたアタッチメントを選ぶ
ベースキャリアを選ぶ際に重要になってくるのが、どんな目的でルーフキャリアを使うのかという点です。アウトドアやマリンスポーツなどを楽しむ人以外にも、ルーフキャリアには大きく分けて以下の6つの用途があります。
・ルーフボックス
・ルーフラック
・サイクルキャリア
・サーフボード用キャリア
・カヌー、カヤック用キャリア
・スキー、スノボ用キャリア
それぞれの特徴やどんな荷物を載せるのに適しているのか、詳しく見ていきましょう。
ルーフボックス
ルーフボックスは箱型で、こまごまとした荷物をボックス内に収納できるため、車内を広く活用できます。また、鍵をかけられるので、車内で管理できない貴重なキャンプギアなどの収納にも重宝します。
耐久性・防水性に優れているため、雨や紫外線にも強いというメリットがありますが、車高が高くなるため、高さ制限がある駐車場では入れない場合もあるので注意が必要です。入れるものを決めていない人は、こまごまとしたものも収納できるルーフボックスがおすすめです。
ルーフラック
ルーフラックは、格子状になっている台の上に荷物を載せて紐やベルトで固定します。固定できるものなら、長さや重さなど気にする必要はありませんが、荷物がむき出しになっているため、雨で濡れて困る荷物には適していません。
また、しっかり固定しないと墜落してしまう恐れもあるため、固定の機能がしっかりしているものや取り付け、取り外しが楽なものを選ぶ必要があります。
サイクルキャリア
サイクルキャリアとは、自転車を自動車に載せるためのパーツです。サイクルキャリアは、自転車に特化したパーツで構成されているので、安全に自転車を運べます。
積む方法も、車両の上に固定する以外に、バックドアに取り付けるタイプや、車内に設置するものなど種類が豊富です。目的地でサイクリングやツーリングを楽しみたいと考えるなら、自転車用のキャリアを選びましょう。
車内に積むことも可能ですが、車内を自転車についた泥などで汚したくない方は、外部に取り付けるサイクルキャリアがおすすめです。
サイクルキャリアを取り付けた場合の注意点としては、自転車を屋根の上に載せると車高が高くなります。そのため、駐車場やトンネルなど高さ制限がある場所では通れない場所もあるため、注意が必要です。バックドアに取り付ける場合、後方の視界の確保やブレーキランプにかからないようにするなど安全面の配慮も必要になります。
サーフボード用キャリア
サーフボード用のキャリアは、サーフボードを固定して運ぶために使用します。ボックスタイプとベルトで固定するタイプがあり、ボードの長さやサイズによって選択肢が変わってきます。取り付け・取り外しが簡単で、固定してボードを安全に運べるので安心です。
オフシーズンの時にはパーツやアタッチメントがむき出しになってしまうというデメリットがあります。サーフボードを使用しない時期にも、利用できる用途が広いルーフキャリアを選ぶと年間を通して活用できます。
カヌー、カヤック用キャリア
カヌーやカヤックを運べるキャリアは、ウォータースポーツを楽しむ人にとっては、非常に便利な運搬ツールになります。本体が大きいので一人で固定するためにはカヤックを立てかけて、積み込み、固定する。という作業が必要になりますし、到着した先では取り外して下ろすという作業が待っています。
重労働のように見えますが、ワンタッチで固定できるものも数多く販売されているので、車種に合ったものを選べば難しくありません。
カヌーやカヤックなど、特定のウォータースポーツを楽しみたい人は、車体に適合するかどうかチェックした上で、専用のパーツを購入するようにしましょう。
スキー、スノボ用キャリア
スキーやスノーボード用のキャリアは、ボックスタイプならウェアやシューズなど小物一式も収納できますで車内を有効活用できます。
スキーの板は長さがあるのでフロントガラスにかからないように取り付けなければいけない点や、しっかり固定しないと大事故につながってしまう危険性もあります。これを防ぐためには、ワンタッチでロックできるものや、固定機能が高いものを選ぶようにしましょう。
また、スキーやスノーボード用のキャリアは、オフシーズンに他の荷物が載せられるように、自由度が高いパーツを選ぶと他の荷物も載せられ車内を有効活用できます。
■ルーフキャリアの適合車種の確認
ルーフキャリアは運ぶものや目的によってアタッチメントが変わってきます。ルーフキャリアの種類は豊富ですが、車種に適合するかどうかも見極めなければいけない重要なポイントです。
ルーフキャリアにはそれぞれ適合する車種が記載がされています。運びたいものを明確にし、必ず車種に合ったものを選ぶようにしましょう。
ルーフキャリアの主な人気メーカー3選(五十音順)
ここからは、ルーフキャリアを販売する人気のメーカーを紹介します。
■INNO(イノー)
《画像提供:Response》INNO ルーフボックス314
イノーはinnovation(革新)の頭文字をとった日本のキャリアメーカーです。
国産なので日本車と適合する商品を多く製品化しています。キャリア専門のメーカーなので商品のラインアップとサイズのバリエーションが豊富なため、カスタマイズも可能です。
ルーフキャリア&ルーフボックスINNO(イノー)のWEBサイトです。ルーフキャリア&ルーフボックスINNO(イノー)の製品・適合・サポート情報をご紹介しています。
■THULE(スーリー)
《画像提供:Response》トップライド568
スーリーは、キャリアメーカーの中でも高級感がある商品開発を行うラグジュアリーブランドとして人気があります。
東京都にはショールームがあり、直接商品を手に取り質感や機能を体験できます。
ショールーム所在地:東京都千代田区神田美土代町3
■Terzo(テルッツォ)
《画像提供:Response》Terzo(テルッツォ)
テルッツォは、日本車中心にカーキャリアを販売するキャリアメーカーです。
日本車の中でもとくに軽自動車や新車に適合する商品を数多く販売しています。
PIAA株式会社|キャリア&ルーフボックス製品情報 TERZO(テルッツォ)
https://www.piaa.co.jp/terzo/index.htmlPIAA株式会社のウェブサイト。キャリアブランド「TERZO(テルッツォ)」のルーフボックス、サイクルキャリア、スキー&スノーボードキャリア他キャリア製品各種をご紹介いたします。
おしゃれなルーフキャリアおすすめ10選
ここからは、おしゃれなルーフキャリアのおすすめをアマゾンの人気ランキングや口コミを元に10選紹介します。
■スタイリッシュなルーフボックス
イノーが販売するこちらの商品は、車のボディにフィットするスタイリッシュなルーフボックスです。容量は最大300L、最大積載量は50kgもの小物を搭載できます。
・外寸:182.5cm×82cm×34cm
・容量:300L
・最大積載量:50kg
■大容量のルーフボックス
こちらのルーフボックスは400Lの大容量で、左右どちらからでも開閉が可能な両開きで取り付け・取り外しも簡単なワンタッチ脱着です。蓋を閉じると自動で鍵がかかる機能もついています。
・外寸:200cm×81cm×39cm
・容量:400L
・最大積載量:50kg
■シンプルなルーフラック
空気抵抗が少ないエアロフォルムのルーフラックです。コンテナボックスの取り付けも可能で、車体になじむシンプルなデザインが注目を集めています。
・製品サイズ:118.5cm×83cm×7.5cm
■メタリックがおしゃれなルーフラック
見た目がおしゃれなシルバーのルーフラックです。長さは110cm~150cm。幅は50cm~105cmまでとラインアップが豊富で、用途に応じて選べます。
・製品サイズ(レギュラー):110cm×105cm×8.6cm
・製品サイズ(ワイドロング):150cm×95.5cm×8.6cm
・製品サイズ(ロング):150cm×50cm×8.6cm
・製品サイズ(ミドル):130cm×105cm×8.6cm
■安定性抜群のサイクルキャリア
直径80mmまでのフレームサイズに対応するサイクルキャリアです。二重のロック機能がついているので、安全かつ確実に自転車を運べます。自転車を載せていない時も目立たず車の外観を損ないません。
・製品サイズ:21cm×8.4cm×149cm
■バック部分に固定するサイクルキャリア
車体の後部に取り付けるリアドアマウント式のサイクルキャリアで、自転車を2台取り付けできます。
・サイズ:122.9cm×63.5cm×67.9cm
■取り付け簡単!サーフボードキャリア
しっかり固定でき、オフシーズンには取り外しが可能なサーフボードキャリアです。収納時には40cm/2.7kgのコンパクトサイズになります。サーフボード以外にもシーカヤックや木材など、大きなものの運搬に便利です。
・サイズ:37.2cm×18.5cm×15.4cm
■カヌーカヤック用キャリア
カヌーやカヤックの形状に合わせてしっかり固定できるキャリアです。シンプルなキャリアなので、カヌーを使わない時も車のデザインにマッチします。
・サイズ:33.6cm×18.8cm×16.2cm
・最大積載量:36kg
■スキー用キャリア
スキーやスノーボードを運べるキャリアです。アタッチメント装着後は、プッシュボタンで取り付け・取り外しができます。ロック機能も万全なので、柔らかいゴムの素材が傷をつけずに運搬できます。
・サイズ:7.1cm×86.9cm×9.9cm
■スノーボード専用キャリア
スノーボードが2セット運べる専用のキャリアです。スノーボードは2枚、スキー板は3セット積載可能。オフシーズンはルーフラックを載せて、オールシーズンで活用できます。
・サイズ:74cm×30.5cm×17.5cm
ルーフキャリアを設置して車検を通すポイント
ルーフキャリアは、装着したままだと車検に通らないのでは?と気になる人も多いです。
道路交通法では、車体の外部に取り付けられている突起物に対して規制がありますが、2016年以降に新規に登録した車両や、それ以降に受ける車検には適応されないため、取り付けたままで車検が通ります。
オプションやカスタマイズで取り付ける場合は、指定部品として販売されているものを選ぶようにしましょう。
まとめ
《画像提供:Response》INNO ルーフボックス314
ルーフキャリアには種類があり、目的によって選び方が異なります。まずは、どのような用途で使いたいのかを明確にし、車種に合ったものを選ぶようにしましょう。事前に実店舗などで下見をして、取り付けるイメージを持った上で購入するのがおすすめです。
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