2022年のシルバーウィークはいつから?
2022年シルバーウィークのカレンダー
もともとシルバーウィークは、祝日と週休2日制をつなげて、三連休以上の休日を増やそうという「ハッピーマンデー制度」の導入をきっかけに、2009年に9月下旬の5連休ができ、そちらが秋の大型連休として取り上げられ、定着しました。
実はこれまで5連休になったのは、2009年と2015年の2年だけ。今年2022年は正確にはシルバーウィークとは呼びませんが、二週間連続の三連休で、間の平日にお休みを取れば最大9連休にできる日程です。
【渋滞予測】2022年シルバーウィークの渋滞ピークは?
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆期間の1日あたりの交通量の推移を見ると、徐々に増えています。直前のお盆期間ではコロナ禍前の2019年と比べて89%ほどまで回復しています。
期間 | (1) 期間中の交通量 | (2) 集計日数 | 平均日交通量 (1)/(2) |
---|---|---|---|
2021~2022年 年末年始 | 281,600台 | 8日 | 35,200台/日 |
2022年ゴールデンウィーク期間 | 431,200台 | 11日 | 39,200台/日 |
2022年 お盆期間 | 464,200台 | 11日 | 42,200台/日 |
7月からお盆時期が含まれる8月にかけては、感染者数が増加していましたが、8月下旬から新規陽性者数は減少傾向です。
県民割が9月末まで延長されたことをふまえると、2022年のシルバーウィークの交通量はコロナ禍前まで戻ることも考えられます。
ゴールデンウィークが同じく飛び石の三連休で、比較的似たような傾向になることをふまえると、今年2022年のシルバーウィークの渋滞は、下り線は後半の三連休の初日にあたる23日に、上り線は同三連休の最終日にあたる25日がピークなることが予想されます。
【参考】2022年ゴールデンウィーク 高速道路の日別・方向別の交通量
県民割が延長!都民割も再開!旅行者も増える?
7月から8月にかけて新型コロナウイルス感染者数が増加傾向にありましたが、3年ぶりに行動制限のないお盆休みとなり、帰省や旅行を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。
感染者数の増加に伴って、全国を対象にした観光需要喚起策「全国旅行支援」は延期になりましたが、6月末まで実施を予定していた「県民割」(地域ブロック割)を9月末まで延長。東京都民向けの都民割も9月1日から再開されるなど、お盆期間以上に観光需要喚起策が実施されるシルバーウィークについては、旅行需要が盛り上がり、人の移動がさらに増えることが予想されます。
なお「全国旅行支援」については、感染状況の改善が確認できれば速やかに実施すると発表されていますが、時期はシルバーウィーク明けになりそうです。
高速道路の渋滞を回避する方法
人の移動の増加にあわせて高速道路の交通量も多くなることが予測されます。渋滞をうまく回避するポイントも紹介します。
■渋滞しやすい時間や箇所を避けた計画を立てる
高速道路の渋滞は、長い上り坂やトンネル、ICやJCTの合流地点など、車の速度が落ちやすい場所に交通量が集中することで発生します。渋滞にはまらない方法は、このような渋滞の発生しやすい場所や時間帯を避けることです。
高速道路を利用する際には、出発時間を調整するなど、交通量が増えやすい時間帯を避けたり、渋滞しやすい箇所を避けたドライブ計画を立てるようにしましょう。
■最新情報を常にチェックしておく
渋滞の起こりやすい箇所や時間帯は過去の傾向などから予測できますが、交通状況は常に変化しているため、必ずしもその通りになることはありません。
また、交通量の増加数と交通事故の発生数は比例しており、シルバーウィークや三連休など普段より交通量が増える時期には事故が起こりやすく、思いもよらないところで渋滞が発生し、足止めされることもあるでしょう。
事前に立てたドライブ計画と最新の交通情報を照らし合わせ、状況に合わせた最適なルート計画を立てていくのがよいでしょう。
■迂回ルートを事前に確認しておく
最新の交通情報をもとに最適なルート計画を立てるには、事前に2~3パターンの迂回ルートを確認しておくのがよいでしょう。
ルートの選択肢が多いほど、交通情報に変化があったときに迅速に迂回の判断ができます。高速道路を使わずに大きく迂回したほうが目的地に早く着けるケースもありますので、高速道路を降りて目的地に向かう方法も事前に確認しておきましょう。
まとめ
2022年シルバーウィークの渋滞予測を紹介しました。
3年ぶりに行動制限がなかったお盆休みでしたが、帰省や旅行を楽しんだ方、新型コロナウイルス感染者数が拡大していたことで外出を控えられた方、それぞれであったかと思います。
9月に入り新規感染者数は徐々に減少傾向で、国内旅行においては県民割の延長や都民割の再開、海外旅行においては、7日より海外から日本に入国する際の陰性証明書を条件付きで免除するなど、観光需要喚起策も推し進められています。
日常が戻ってきている傾向にはあるものの、コロナ禍は完全に収束したとはいえませんので、移動中や外出先では十分な感染防止は引き続き心がけ、大型連休の旅行や外出を楽しんでください。
よくある質問
■2022年のシルバーウィークはいつから?
2022年のシルバーウィークは、9月17日(土)から敬老の日の9月19日(月)までの三連休と、秋分の日の9月21日(金)から9月23日(日)の三連休です。二週間連続の三連休で、間の平日にお休みを取れば最大9連休になります。
■シルバーウィークは全国旅行支援の対象になる?
政府が「Go To トラベル」に代わる観光需要喚起策「全国旅行支援」を早ければ月内に開始する方向で調整に入りました。9月13日時点では「9月下旬の3連休明けから開始」という案が出ており、シルバーウィークは対象外となりそうです。