「中国のための中国」戦略。独自アーキテクチャとAI搭載の全長5mセダン
《画像提供:Response》〈Photo by VW〉VWの新型EVセダン『ID. UNYX 09』(北京モーターショー2026)
フォルクスワーゲングループは、北京モーターショー2026のメディアナイトにおいて、フル電動セダンの新型モデル「ID. UNYX 09」を世界初公開しました。
この車両は、フォルクスワーゲンとJACの合弁会社である「フォルクスワーゲンAnhui」が、現地の新興EVメーカーであるシャオペン(XPENG)と共同開発した中国市場向けの専用モデルです。「中国のための中国」という戦略のもと、通常よりも大幅に短い24ヶ月というスピードで開発されました。
エクステリアは全長約5mという堂々たるサイズのセダンスタイルを採用しています。搭載されるバッテリーは82kWhと95kWhの2種類のLFP(リン酸鉄リチウム)仕様が用意されており、大型ボディの余裕を活かした実用的な航続距離の確保が図られています。
《画像提供:Response》〈Photo by VW〉VWの新型EVセダン『ID. UNYX 09』(北京モーターショー2026)
技術面では、中国の消費者の嗜好に合わせた独自開発が目立ちます。高度な「レベル2」相当の先進運転支援システム(ADAS)に加え、高性能コンピューティングや直感的なAIアシスタントを搭載。
また、フォルクスワーゲンが掲げる「Agentic AI for all」というロードマップに基づき、新たに開発されたスケーラブルな「中国電子アーキテクチャ(CEA)」を基盤として採用しました。これにより、知能運転機能とコックピット機能が全車種共通の単一OSへと統合され、よりシームレスなデジタル体験を提供します。
フォルクスワーゲンが中国特有の競争環境へスピーディに対応するため、現地メーカーのノウハウを柔軟に取り入れた象徴的なモデルとなっています。


